兵庫県宍粟市 峰越峠〜天児屋川源流〜三国平+クリンソウ群生地
- GPS
- 02:30
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 247m
- 下り
- 235m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回はymgoroさんの2018年6月14日のレコを参考にしました。峰越(みそぎ)峠から江浪峠<写真17>までは大半が沢沿いで、歩きやすいほうを選んで頻繁に渡渉します。水深は浅いのですが、沢の中の浮石には要注意です。また、一部、足元にぬかるみやちょろちょろ流れがあります。道はあったりなかったりですが、ヤブコギはありません。 これ以外はわかりやすいきれいな道です。江浪峠<写真17>から三県境<写真19>までは、もう少し北上すれば道があったようですが、石仏の裏からまばらなササの間を適当に歩き、途中で道に合流しました。 去年の豪雨の後ですが、峰越(みそぎ)峠から江浪峠<写真17>までの沢沿いは予想ほどは荒れておらず、たまに新しそうな丸太を3本ほど束ねた橋やピンクテープ、切られた木や黄色いビニールテープがありました。ymgoroさんの2018年6月14日のときとは状況が変わったようで、全くそのとおりに歩くのは無理と判断、たまにルートを記入した地形図のコピーやGPSを見ながらルートファインディングしました。 峰越(みそぎ)峠から少し草が茂った溝状に掘れた細道を沢に向かって下りました。地形図の破線の道まで下ったほうがよかったようですが、きれいな細道を東に進み、標高1000m辺りで引き返し沢に下りました。標高985m辺りで地形図の破線の道に合流するまでは、切られた木や防獣ネットが転がっており、少し歩きにくかったのですが、黄色いビニールテープを探して辿っていくと道に合流できました。ここからはたまに丸太を束ねた橋などがあり、道らしく感じられました。 標高920m辺り(ヤブデマリ<写真03>撮影地点のすぐ南辺り)でGPSを持った連れは渡渉してさらに南下しようとしましたが、声をかけると引き返してきました。ヤブデマリ<写真03>撮影後、渡渉して沢の東で地形図の破線の道に出合うと、広く緩やかで多少ぬかるみかけた道がしばらく続きました。 標高940m滑滝<写真05>撮影地点には、沢の東側に白っぽい廃車がありました。ここからymgoroさんのログよりもかなり西に逸れてしまいましたが、歩きにくくはありませんでした。標高955m辺りで渡渉し沢の東側に出るとまた広い道がありました。 標高990m小滝<写真11>撮影地点で沢の東側に渡渉しようとした連れが浮石で転倒、登山靴の片方が水没しました。結局、沢の東側は枝が邪魔で歩けず、西に戻り少し北上すると丸太を束ねた橋とピンクテープがありました。そこからはまた広い道がしばらく続きました。 途切れ途切れに続く広い道から逸れたのは標高1040m辺りだったかもしれません。樹林帯に入りましたが、どこでも歩けるような感じでかえってわかりにくかったです。標高1050mを過ぎるとちょろちょろ流れに沿って歩きました。 標高1070mで不意に開けた草地に出ました。ここからは水もほとんどなくなり、天児屋川源流碑<写真16>からは細道を辿って標高1100mできれいな道に出合いT字路を右折、江浪峠<写真17>まですぐでした。 |
その他周辺情報 | ちくさ高原キャンプ場の北にラドンの泉があります。宍粟市の名水の一つで20ℓ100円で持ち帰りできます。三角屋根の大きな建物ですが、看板が小さいので気づきにくいかもしれません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
この日は天候が不安定な予報だったこともあり、展望が効く稜線歩きをあきらめ、純粋に自然の中に浸ってこの時期の風物詩を楽しむことにしました。6月に入りましたが、標高が1,000m前後の沢沿いや森林帯の道が多いので、幸い、暑さに伴う疲れを感じることはありませんでした。
出発点としたのは岡山県と兵庫県の境にある峰越(みそぎ)峠です。ここから千種(ちくさ)川の支流である天児屋(てんごや)川に向けて地形図上の東に延びている沢沿いの道を進みました。
天児屋川沿いに地形図上は道があるはずでしたが、源流碑<写真16>までは道があったりなかったりです。また、渡渉を何回も強いられますので、地図アプリやGPSナビに頼らないルートファインディングが必要です。
今回は去年の豪雨前のymgoroさんのレコを参考にしましたが、沢から少し逸れた道や新たに作られたような丸太橋などもあり、全く同じようには歩けませんでした。道は所々不明瞭でしたが、木に黄色いビニールテープが何か所か巻いてあったので、テープを手掛かりに、適当に歩きやすいほうを選んで渡渉を繰り返し、天児屋川源流碑まで何とか辿り着くことができました。
源流碑から江浪峠までは歩きやすく、すぐに着きました。ここからすべて尾根上の歩きやすい道となり、高度差もあまりなく、快適に歩くことができました。
ただし、三国平(みくにだいら)から東尾根はハードなヤブですので、天児屋山へ登るのは避け、三国平で折り返しました。
植物は全体的に水辺、湿地や日陰でよく育つものが見られました。野鳥や蝶などの動物も沢沿いに多くいました。今回はあまり人に知られていないコースでしたが、6月上旬の風物詩を十分に楽しむことができました。
峰越峠に戻ってきた後は、ちくさ湿原に移動し、クリンソウを見に行きました。
花が下の方から階層(段)になって次々と咲き、その姿がお寺の屋根の先端についている九輪に似ているところからクリンソウ(九輪草)の名前が付きました。サクラソウに似ていてとても美しく可憐なので、ほぼ毎年、見に行くのが楽しみの一つになっています。
ちくさ湿原は日本最大級のクリンソウ群生地ですが、昨年の西日本集中豪雨の影響で、北側のおたふく沼と「毘沙門天」エリアが復旧工事のため、立ち入り禁止となっていました。今回は初めて6月に入ってから訪問したためか、フタリシズカなど今まで気づかなかった花も見られ、短時間でも充実した山行となりました。
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