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Yamareco

記録ID: 1878753
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

兵庫県宍粟市 峰越峠〜天児屋川源流〜三国平+クリンソウ群生地

2019年06月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:30
距離
4.5km
登り
247m
下り
235m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:24
休憩
0:06
合計
2:30
12:15
29
12:44
12:44
70
地形図破線の道合流点
13:54
13:54
4
天児屋川源流碑
13:58
13:59
4
14:03
14:08
5
14:13
14:13
2
14:15
14:15
28
三県境
14:43
14:43
2
三国平登山口
14:45
ルートファインディングしながら旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離4.5km、歩行時間2時間30分、歩行数8,800歩、消費カロリー1,250Kcal
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
峰越(みそぎ)峠の以前、東屋があった所に自動車を停めました。3,4台駐車可能です。また、この少し南の路肩や長義山(なぎさん)登山口にもスペースがあります。
コース状況/
危険箇所等
 今回はymgoroさんの2018年6月14日のレコを参考にしました。峰越(みそぎ)峠から江浪峠<写真17>までは大半が沢沿いで、歩きやすいほうを選んで頻繁に渡渉します。水深は浅いのですが、沢の中の浮石には要注意です。また、一部、足元にぬかるみやちょろちょろ流れがあります。道はあったりなかったりですが、ヤブコギはありません。
 これ以外はわかりやすいきれいな道です。江浪峠<写真17>から三県境<写真19>までは、もう少し北上すれば道があったようですが、石仏の裏からまばらなササの間を適当に歩き、途中で道に合流しました。

 去年の豪雨の後ですが、峰越(みそぎ)峠から江浪峠<写真17>までの沢沿いは予想ほどは荒れておらず、たまに新しそうな丸太を3本ほど束ねた橋やピンクテープ、切られた木や黄色いビニールテープがありました。ymgoroさんの2018年6月14日のときとは状況が変わったようで、全くそのとおりに歩くのは無理と判断、たまにルートを記入した地形図のコピーやGPSを見ながらルートファインディングしました。
 峰越(みそぎ)峠から少し草が茂った溝状に掘れた細道を沢に向かって下りました。地形図の破線の道まで下ったほうがよかったようですが、きれいな細道を東に進み、標高1000m辺りで引き返し沢に下りました。標高985m辺りで地形図の破線の道に合流するまでは、切られた木や防獣ネットが転がっており、少し歩きにくかったのですが、黄色いビニールテープを探して辿っていくと道に合流できました。ここからはたまに丸太を束ねた橋などがあり、道らしく感じられました。
 標高920m辺り(ヤブデマリ<写真03>撮影地点のすぐ南辺り)でGPSを持った連れは渡渉してさらに南下しようとしましたが、声をかけると引き返してきました。ヤブデマリ<写真03>撮影後、渡渉して沢の東で地形図の破線の道に出合うと、広く緩やかで多少ぬかるみかけた道がしばらく続きました。
 標高940m滑滝<写真05>撮影地点には、沢の東側に白っぽい廃車がありました。ここからymgoroさんのログよりもかなり西に逸れてしまいましたが、歩きにくくはありませんでした。標高955m辺りで渡渉し沢の東側に出るとまた広い道がありました。
 標高990m小滝<写真11>撮影地点で沢の東側に渡渉しようとした連れが浮石で転倒、登山靴の片方が水没しました。結局、沢の東側は枝が邪魔で歩けず、西に戻り少し北上すると丸太を束ねた橋とピンクテープがありました。そこからはまた広い道がしばらく続きました。
 途切れ途切れに続く広い道から逸れたのは標高1040m辺りだったかもしれません。樹林帯に入りましたが、どこでも歩けるような感じでかえってわかりにくかったです。標高1050mを過ぎるとちょろちょろ流れに沿って歩きました。
 標高1070mで不意に開けた草地に出ました。ここからは水もほとんどなくなり、天児屋川源流碑<写真16>からは細道を辿って標高1100mできれいな道に出合いT字路を右折、江浪峠<写真17>まですぐでした。
その他周辺情報  ちくさ高原キャンプ場の北にラドンの泉があります。宍粟市の名水の一つで20ℓ100円で持ち帰りできます。三角屋根の大きな建物ですが、看板が小さいので気づきにくいかもしれません。
01タニウツギ
峰越(みそぎ)峠に咲いていました。この時季は特に周辺の舗装道路がタニウツギロードと化します。
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01タニウツギ
峰越(みそぎ)峠に咲いていました。この時季は特に周辺の舗装道路がタニウツギロードと化します。
02標高955m小滝
天児屋(てんごや)川に注ぐ沢の滝です。落差は1.5m程ですが、涼しげだったので動画も撮ってみました。
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02標高955m小滝
天児屋(てんごや)川に注ぐ沢の滝です。落差は1.5m程ですが、涼しげだったので動画も撮ってみました。
03ヤブデマリ
花びらのような装飾花がアジサイ類は4枚なのに対し5枚あり、1枚だけ小さいです。この辺りで沢沿いに北上を開始しました。
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03ヤブデマリ
花びらのような装飾花がアジサイ類は4枚なのに対し5枚あり、1枚だけ小さいです。この辺りで沢沿いに北上を開始しました。
04タニギキョウ
直径1cm程の小さな白い花で、5枚の花びらの中央に青い筋模様が入ります。この周辺にだけ咲いていました。
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04タニギキョウ
直径1cm程の小さな白い花で、5枚の花びらの中央に青い筋模様が入ります。この周辺にだけ咲いていました。
05標高940m滑滝
暑くなると、クーラー効果抜群&癒しの音が常に聞こえる沢沿いを歩くのが精神的な保養にもなります。動画も撮りました。この東側に目印となる廃車がありました。沢の東側に道があったのかもしれませんが、西に逸れて適当に歩きました。
05標高940m滑滝
暑くなると、クーラー効果抜群&癒しの音が常に聞こえる沢沿いを歩くのが精神的な保養にもなります。動画も撮りました。この東側に目印となる廃車がありました。沢の東側に道があったのかもしれませんが、西に逸れて適当に歩きました。
06ムラサキサギゴケ
標高950m辺りからしばらくは草地でした。ムラサキサギゴケはトキワソウに似ていますが、トキワソウより花が少し大きく、ほふくする茎があります。周辺に群生していました。
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06ムラサキサギゴケ
標高950m辺りからしばらくは草地でした。ムラサキサギゴケはトキワソウに似ていますが、トキワソウより花が少し大きく、ほふくする茎があります。周辺に群生していました。
07ミズタビラコ
直径3mm程の淡い水色の花の中央は白く、花序ははじめ先がくるりと巻いていますが、花が咲きはじめるとほどけて伸びます。
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07ミズタビラコ
直径3mm程の淡い水色の花の中央は白く、花序ははじめ先がくるりと巻いていますが、花が咲きはじめるとほどけて伸びます。
08サワフタギ?
おしべが糸状に長く伸びている姿が印象的です。葉の鋸歯があまり目立たないようなので、タンナサワフタギではないかもしれないと思いました。
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08サワフタギ?
おしべが糸状に長く伸びている姿が印象的です。葉の鋸歯があまり目立たないようなので、タンナサワフタギではないかもしれないと思いました。
09オククルマムグラ
クルマムグラに似ていますが、6枚の葉が放射状に広がり、先端だけがつまんだように急に尖ります。
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09オククルマムグラ
クルマムグラに似ていますが、6枚の葉が放射状に広がり、先端だけがつまんだように急に尖ります。
10標高985m小滝
落差はあまりなく穏やかな流れです。動画も撮りました。
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10標高985m小滝
落差はあまりなく穏やかな流れです。動画も撮りました。
11標高990m小滝
動画も撮りました。このような小滝が何度も現れ、渡渉を何度も強いられます。ここで連れが浮石を踏んで転び、登山靴の片方が水没(>_<)結局、沢の西側に戻ったら広い道にピンクテープがありました。
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11標高990m小滝
動画も撮りました。このような小滝が何度も現れ、渡渉を何度も強いられます。ここで連れが浮石を踏んで転び、登山靴の片方が水没(>_<)結局、沢の西側に戻ったら広い道にピンクテープがありました。
12ミソサザイ
少し遠くで鳴き声が聞こえていたので気づきました。尾羽を上下左右に振るというかわいいクセがあります。この個体は尾羽を振り回していました。動きがプリティなので動画にも撮りました(*^^*)
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12ミソサザイ
少し遠くで鳴き声が聞こえていたので気づきました。尾羽を上下左右に振るというかわいいクセがあります。この個体は尾羽を振り回していました。動きがプリティなので動画にも撮りました(*^^*)
13ツボスミレ
直径1cm程の小さな白い花に紫色の筋模様、ハート形の葉が特徴です。
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13ツボスミレ
直径1cm程の小さな白い花に紫色の筋模様、ハート形の葉が特徴です。
14ナミシャクの仲間
開張2cm程の小さな蛾で、翅の表側は白っぽく薄茶色の波模様がありました。カメラを向けると逆さまに向きを変えてしまいました。周辺は湿地で、少し南にはツボスミレ<写真13>が群生していました。
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14ナミシャクの仲間
開張2cm程の小さな蛾で、翅の表側は白っぽく薄茶色の波模様がありました。カメラを向けると逆さまに向きを変えてしまいました。周辺は湿地で、少し南にはツボスミレ<写真13>が群生していました。
15テングチョウ
天狗のように顔の先が尖っています。鼻のように見えるのは、下唇ひげ(パルピ)という部分です。成虫で越冬するので、暖地では早春から見られます。
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15テングチョウ
天狗のように顔の先が尖っています。鼻のように見えるのは、下唇ひげ(パルピ)という部分です。成虫で越冬するので、暖地では早春から見られます。
16天児屋川源流碑
まさにこのスポットで水の流れが途絶えました。
16天児屋川源流碑
まさにこのスポットで水の流れが途絶えました。
17江浪峠
兵庫県と鳥取県の県境の峠です。石仏から少し北上すると道があったようですが、石仏の背後のまばらなササヤブを歩いて道に合流しました。
17江浪峠
兵庫県と鳥取県の県境の峠です。石仏から少し北上すると道があったようですが、石仏の背後のまばらなササヤブを歩いて道に合流しました。
18三国平
昔はここが播磨(はりま)、因幡(いなば)、美作(みまさか)の国境だったのでしょうか。展望は効きませんが、開けており団体でもゆっくり休憩できます。
18三国平
昔はここが播磨(はりま)、因幡(いなば)、美作(みまさか)の国境だったのでしょうか。展望は効きませんが、開けており団体でもゆっくり休憩できます。
19三県境
兵庫県、鳥取県、岡山県の県境です。若杉峠にも道がつながっています。
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19三県境
兵庫県、鳥取県、岡山県の県境です。若杉峠にも道がつながっています。
20コブのある大木
いわゆる樹木のガンでしょうか。木が太ければ、コブもデカいです。
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20コブのある大木
いわゆる樹木のガンでしょうか。木が太ければ、コブもデカいです。
21倒木の巨大な根
上に伸びているのは根で、幹は右奥に伸びています。この倒木から新たな木が生育し、元の木はその肥やしになっていくのでしょうか。
21倒木の巨大な根
上に伸びているのは根で、幹は右奥に伸びています。この倒木から新たな木が生育し、元の木はその肥やしになっていくのでしょうか。
22枯れ木の中からこんにちは
巨大な枯れ木を真っ二つに割るように細い木が生えていました。この辺りの木はサバイバル術に長けています。
22枯れ木の中からこんにちは
巨大な枯れ木を真っ二つに割るように細い木が生えていました。この辺りの木はサバイバル術に長けています。
23ちくさ高原キャンプ場
下山後、クリンソウを見に行きました。ちくさ高原キャンプ場の敷地内に芽吹いた倒木が見えました。倒れても生き(木)てます(´・ω・`)この向かいにちくさ湿原のクリンソウ群生地があります。
23ちくさ高原キャンプ場
下山後、クリンソウを見に行きました。ちくさ高原キャンプ場の敷地内に芽吹いた倒木が見えました。倒れても生き(木)てます(´・ω・`)この向かいにちくさ湿原のクリンソウ群生地があります。
24ちくさ湿原の藤
ちくさ湿原のクリンソウ群生地の入園口でパンフレットをいただき、北方面は通行止めだったので句碑の小路を南下しました。藤が6月になってもまだきれいに咲いていました。
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24ちくさ湿原の藤
ちくさ湿原のクリンソウ群生地の入園口でパンフレットをいただき、北方面は通行止めだったので句碑の小路を南下しました。藤が6月になってもまだきれいに咲いていました。
25アキグミ
これも句碑の小路沿いです。ナツグミよりも花柄が短く、花の長さと同じくらいです。秋に熟す果実は食用となり、果実酒などに利用されます。
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25アキグミ
これも句碑の小路沿いです。ナツグミよりも花柄が短く、花の長さと同じくらいです。秋に熟す果実は食用となり、果実酒などに利用されます。
26タツナミソウの仲間
草丈10cm程、長さ2cm程の丸みを帯びた葉があります。花や萼、茎などに毛が多く、花の下唇に斑点がありません。ホクリクタツナミソウにしては小さめです。兵庫県内の内陸部に見られるコバノタツナミは花の下唇に斑点がないものが多いそうです。
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26タツナミソウの仲間
草丈10cm程、長さ2cm程の丸みを帯びた葉があります。花や萼、茎などに毛が多く、花の下唇に斑点がありません。ホクリクタツナミソウにしては小さめです。兵庫県内の内陸部に見られるコバノタツナミは花の下唇に斑点がないものが多いそうです。
27クリンソウ群生地
       「大黒天」
ここが最も密集して咲いています。動画にはタゴガエルの鳴き声も入っています。
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27クリンソウ群生地
       「大黒天」
ここが最も密集して咲いています。動画にはタゴガエルの鳴き声も入っています。
28クリンソウピンク&
    紫がかったピンク
「大黒天」内のクリンソウをズームしてみました。ちくさ湿原のクリンソウは、この2色の他、サーモンピンクもあります。
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28クリンソウピンク&
    紫がかったピンク
「大黒天」内のクリンソウをズームしてみました。ちくさ湿原のクリンソウは、この2色の他、サーモンピンクもあります。
29クリンソウ群生地
     「大黒天」の藤
下にクリンソウ、上に藤といいロケーションです。ちょろちょろと水が流れており、音にも癒されます(*^^*)
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29クリンソウ群生地
     「大黒天」の藤
下にクリンソウ、上に藤といいロケーションです。ちょろちょろと水が流れており、音にも癒されます(*^^*)
30ちくさ湿原より鍋ヶ谷山
いったん舗装道路に出て歩いていると、後山と駒の尾山の間にある鍋ヶ谷山が見えました。
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30ちくさ湿原より鍋ヶ谷山
いったん舗装道路に出て歩いていると、後山と駒の尾山の間にある鍋ヶ谷山が見えました。
31クリンソウ群生地
       「寿老人」
舗装道路からすぐの車イス用観賞スペースのデッキの上から眺めました。
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31クリンソウ群生地
       「寿老人」
舗装道路からすぐの車イス用観賞スペースのデッキの上から眺めました。
32クリンソウ&ヤブデマリ
同じく「寿老人」です。少し中に入った所です。クリンソウじゅうたんの上で咲くヤブデマリ。うまく共生しています。
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32クリンソウ&ヤブデマリ
同じく「寿老人」です。少し中に入った所です。クリンソウじゅうたんの上で咲くヤブデマリ。うまく共生しています。
33ヤブデマリ
<写真32>のヤブデマリをズームしてみました。よく見ると美しい花です。
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33ヤブデマリ
<写真32>のヤブデマリをズームしてみました。よく見ると美しい花です。
34クリンソウ群生地
       「弁才天」
上から見下ろしました。奥行きがあります。動画にも撮りました。
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34クリンソウ群生地
       「弁才天」
上から見下ろしました。奥行きがあります。動画にも撮りました。
35クリンソウ&
     フタリシズカ
「弁才天」内です。フタリシズカに囲まれるボッチなクリンソウにウケました(^_^)
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35クリンソウ&
     フタリシズカ
「弁才天」内です。フタリシズカに囲まれるボッチなクリンソウにウケました(^_^)

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 この日は天候が不安定な予報だったこともあり、展望が効く稜線歩きをあきらめ、純粋に自然の中に浸ってこの時期の風物詩を楽しむことにしました。6月に入りましたが、標高が1,000m前後の沢沿いや森林帯の道が多いので、幸い、暑さに伴う疲れを感じることはありませんでした。

 出発点としたのは岡山県と兵庫県の境にある峰越(みそぎ)峠です。ここから千種(ちくさ)川の支流である天児屋(てんごや)川に向けて地形図上の東に延びている沢沿いの道を進みました。
 天児屋川沿いに地形図上は道があるはずでしたが、源流碑<写真16>までは道があったりなかったりです。また、渡渉を何回も強いられますので、地図アプリやGPSナビに頼らないルートファインディングが必要です。
 今回は去年の豪雨前のymgoroさんのレコを参考にしましたが、沢から少し逸れた道や新たに作られたような丸太橋などもあり、全く同じようには歩けませんでした。道は所々不明瞭でしたが、木に黄色いビニールテープが何か所か巻いてあったので、テープを手掛かりに、適当に歩きやすいほうを選んで渡渉を繰り返し、天児屋川源流碑まで何とか辿り着くことができました。

 源流碑から江浪峠までは歩きやすく、すぐに着きました。ここからすべて尾根上の歩きやすい道となり、高度差もあまりなく、快適に歩くことができました。
 ただし、三国平(みくにだいら)から東尾根はハードなヤブですので、天児屋山へ登るのは避け、三国平で折り返しました。

 植物は全体的に水辺、湿地や日陰でよく育つものが見られました。野鳥や蝶などの動物も沢沿いに多くいました。今回はあまり人に知られていないコースでしたが、6月上旬の風物詩を十分に楽しむことができました。

 峰越峠に戻ってきた後は、ちくさ湿原に移動し、クリンソウを見に行きました。
 花が下の方から階層(段)になって次々と咲き、その姿がお寺の屋根の先端についている九輪に似ているところからクリンソウ(九輪草)の名前が付きました。サクラソウに似ていてとても美しく可憐なので、ほぼ毎年、見に行くのが楽しみの一つになっています。
 ちくさ湿原は日本最大級のクリンソウ群生地ですが、昨年の西日本集中豪雨の影響で、北側のおたふく沼と「毘沙門天」エリアが復旧工事のため、立ち入り禁止となっていました。今回は初めて6月に入ってから訪問したためか、フタリシズカなど今まで気づかなかった花も見られ、短時間でも充実した山行となりました。





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