【御池岳】やっと行くことが出来た御池岳〜鈴北岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 901m
- 下り
- 917m
コースタイム
-10:10ボタンブチ-10:25奥の平-11:00御池岳頂上(大休憩)11:30
-11:55日本庭園(真ノ池)-12:05鈴北岳12:15-12:45鞍掛峠-13:15鞍掛峠登山口-13:30駐車場
天候 | 曇り時々小雨のち晴れ 稜線では風速10m以上の風(吹き飛ばされそうでした) 気温は7℃位(冬に逆戻り 寒かったです) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7:30時点で満車状態 ○鞍掛トンネルの手前にも駐車場あり こちらの駐車場は大きい |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山ポスト:コグルミ谷登山口: 鞍掛峠登山口 両方にある。 ○コグルミ谷登山口〜6合目: 谷沿いに進む道。道は踏み跡もありわかりやすい。 石灰岩の滑りやすい岩が多いので転倒注意。 ○5合目〜山頂: 登山道:崩落の為迂回路を通る。6合目から8合目までは気持ちのい い尾根道。8合目から御池岳頂上までは雪解けの影響かドロドロの滑りやすい登山 道。 ○御池岳頂上からボタンブチ・奥の平: 晴れていれば気持ちのいい稜線歩き。しか し、ガスが出ると迷い易くなるので慎重に。 ○御池岳頂上から鈴北岳: 素晴らしいコース。しかし、ここもガスの日は迷いやす くなることは必然。 ○鈴北岳〜鞍掛峠: わかりやすい1本道。鉄塔の下をくぐれば鞍掛峠はすぐそこ。 ○温泉: 下山後は阿下喜(あげき)温泉がお薦め。単純アルカリ泉。500円 |
写真
感想
寒冷渦の影響かこの2・3日風が強く肌寒い。それでも天気予報ではお天気マーク。
この時期を逃がすと鈴鹿北部には天敵の「山蛭」が登場するので、今週は絶好の山行日和。鈴鹿の最北部に出発。
高速を降りると「藤原岳」の山頂に雲がかかっている。でも、風が強そうなのですぐ晴れるだろうと思いながら目的のコグルミ谷の登山口に。風も強まり小雨も降っている。
駐車所に着くと既に満車状態。ほとんどの人は出発しているようだが、中にはお天気の回復を待って車で待機している人もちらほら。10分位で雨は上がり、あとは晴れることを願い登山口に。
森林帯から始まるこのコースでは風はほとんど感じられない。15分位歩くとすっぽり森の中に包まれる。谷沿いの滑りやすい石の上を歩くコースだが、道は分かりやすく気持ちがいい。谷の傾斜が強くなると、道は反対側の山覆を巻くようになる。
何年か前の大雨の影響で従来の道は崩壊しているので迂回路を登る。
急な斜面を登ると「カタクリ峠」に到着する。ここは休憩にはもってこいの場所。
ここからは、森林の中の尾根道がしばらく続く。8合目からはいよいよ頂上まで最後の登り。雪解けの影響かドロドロの滑りやすい急登が続く。この時期はやはりスパッツを着けた方がいいようだ。やがてカレンフェルト(柱状石灰岩)のごつごつした岩が出てくると御池岳山頂とボタンブチとの分岐に着く。気になる天気は回復どころか強風とおまけにガスまで出てきている。気温もかなり下がっている。まるで冬に逆戻りしたようだ。
まずは山頂に向かうが周りは真っ白で何も見えない。ここはテーブルランドと呼ばれ、ガスが出ると迷いやすい。
次に、ボタンブチに向かう。たまたま同じ方向に向かっていた男性と「迷いやすいですね。同行者がいると心強いです。」なんて会話をしながら慎重に歩く。
ボタンブチの断崖は当然見ることはできなかった。
せっかくなので奥の平まで行きましょうと、二人で足を延ばす。
強風は止まないが、ガスは少し薄れてきた。奥の平から御池岳に戻り、同行の男性は「今日は危ないのでコグルミをピストンします。」と言って下山して行った。
小生は時間も早いし、寒いので熱いコーヒーでも飲んで今後の行程を考えようと湯を沸かす。それにしても寒い。まさかのダウンベストまで着用する。
軽い食事と熱いコーヒーを飲んで、もう一度山頂に向かうと、鈴北岳方面からどんどん人が登ってくる。状況を聞くと、こちらよりガスは薄く、危険ではないようだ。危険なら引き返せばいい。
ぬかるんだ急坂を慎重に下りると広々とした谷に出る。少し進むと素晴らしい景色が訪れる。カレンフェルト特有の白い石灰岩と深い緑の苔や新緑、そして所々に口をあけているドリーネと池。まるで原始の森に来たような世界が広がる。
ガスと相まって幻想的ですらある。ここまで来た甲斐があった。
鈴北岳に到着すると風は強いが晴れ間も出てきた。あとは鞍掛峠まで慎重に下りるだけ。大きな鉄塔の下を通過すると間もなく鞍掛峠。そこから10分ほど下ると鞍掛の登山口に到着。林道を15分位歩くと朝の駐車場に。
強風と寒さとガスだったが、鈴鹿の最北部は素晴らしい景色がてんこ盛りだった。
次こそは本当に天気のいい日にリベンジだ。
追記:今日のもう一つの目的は「亡くなったNさん」に合掌をすることだった。
2月12日、たまたま同じ日、同じ山域で遊んでいたNさんが遭難した。
実はあの日以来、この山域に行くことを避けていた。
御家族のことを思うと脳天気にこの山域で遊べるはずがない。
4月28日、彼は発見され御家族のもとに戻った。さぞかし無念だったろう。
とにかく山仲間として手を合わせたかった。
ほんとうにお花の名前が知りたいですか?
そんなに・・別に・・どっちでも?とゆう感じがしますが?
5−ヤマブキ
6−ニリンソウ
11−カタクリ
13−スミレ
14−ムシカリ(オオカメノキ)
17−トリカブトの葉 赤い花は判別不能
間違っていたらすみません。
カレンフェルトがウルトラマンの怪獣エレキングにみえるのは私だけでしょうか?
miya162さん ありがとうございます。
花に全く興味がなかったのですが、最近、山を登っているとついつい小さな花が目にとまります。
この季節はいろんな花が咲いていて何か癒されます。
やっぱ、名前くらい知っていた方がいいですよね。
スミレすらわからないのでは少し恥ずかしいです。
ありがとうございます。これからは図鑑片手に登ろうかと思います。
カレンフェルト=エレキング よく理解できます。
お互いウルトラマン世代ですね。
(多分 私の方が若干年上だと思いますが
こちらからもお邪魔します
niiaiです。
16枚目の写真ですが、S鹿山岳会の方々ではないでしょうか?
ボタンブチの西側へ少し行ったところ(絶壁)で遺品捜索をされてました。
ほんと、頭が下がる思いです。
今夏は息子さんと「北アルプス」ですか
楽しみですね
うらやましいです。
家族一緒で過ごす、または過ごせる時間のありがたさを
あらためて感じる今日この頃です
↑オヤジ化?
おはようございます。
仰る通り三重の山岳会の方たちです。以前御在所の藤内小屋でもお見かけしたのですが、当日はヘルメット持参で多分、Nさんの発見場所のゴロ谷へ降りられるのだろうと思っていました。2月からすっとですから本当に頭が下がります。
この夏は息子と甥子を連れて奥穂に行こうかと計画しているのですが、その前にトレーニングしないと置いてきぼりになりそうです。
鈴鹿山系のお山達・・・いつか行ってみたい山の夢が少しずつ近づいてきました
いつ行けるかはさておき
遠征する体力もついて,ヒル君のいない時期に行ってみたいです
話は変わり,やっと行けたお山
実は私も伊吹は,お隣のおじ様が数年前に登山中に倒れられた場所。。。
ドライブウェイを利用したり,5合目迄しか行けなかったんですが
今回,多分ココだろう場所に,やっと行くことが出来ました
生前,今度一緒にお山に行こうと言って下さっていましたが夢かなわず
今回,何処か近くで見守っていてくれていたように思います
今の家に越してきてから,本当によくしてくださったので
今年になって体力もついてきたので,やっと訪れることが出来
おじさんの生前最後の場所に「ありがとう
これからも縁のある山を大切にして,何回も登ってみようと思いました
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