子連れ:大菩薩嶺(上日川峠〜大菩薩峠〜大菩薩嶺〜丸川峠〜大菩薩の湯)
- GPS
- 25:39
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 487m
- 下り
- 1,239m
コースタイム
〜大菩薩嶺11:40(お昼ごはん休憩)〜丸川峠14:10(丸川荘泊まり)
【20日】丸川峠7:10〜大菩薩の湯10:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大菩薩の湯から塩山駅までバス(大人300円、子ども150円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
上日川峠から大菩薩嶺までは 非常に幅も広く歩きやすい登山道です。 危険箇所なし。 大菩薩嶺から丸川峠までの下山ルートは、 登りよりも勾配はあり急坂ですが危険箇所は ありません。 丸川峠から裂石までは前半はかなり急坂があり、 岩などの段差もありますが、危険ではありません。 子供は段差に時間がかかりましたが、危険はない。 |
写真
感想
丹沢・奥多摩など電車とバスで行ける山を中心に行動範囲を広げてきましたが、今回は奥秩父エリア大菩薩嶺(2057m)に行ってきました。
登山開始の拠点となる駅は中央線:甲斐大和駅もしくは塩山駅です。
これらの駅までの所要時間は奥多摩に行くよりも30分ほど余計にかかりますが、駅から出ているバスを使えばかなり標高の高いところまで(上日川峠1570m)連れて行ってくれるので、かなりお手軽に2000m級の登山が味わえます。
前回の雲取山は大雨に雷に雹(ひょう)が降る、かなり厳しい登山だったので。今回は一日の行動時間を短くして山小屋泊まりを楽しむ計画としました。
出発はまず甲斐大和駅からバスで上日川峠まで行きます。
所要時間は40分ほどです。バスに乗り切れなかった場合は臨時のバスも出すようなので乗る事ができなる事は無いようです。
【登山道の様子】
上日川峠(ロッジ長兵衛脇)から登山開始です。登山道は大菩薩峠まで非常に整備されており、小学生でも余裕で登れるピクニックコースとなっています。
大菩薩峠までは危険な個所はほとんどありません。
大菩薩峠から大菩薩嶺までの間に一か所だけ岩場をよじ登るような所がありますが、足場もしっかりしているし岩の下も崖などでは無いので恐怖感もありません。
ゆっくり行けば登山初心者でも問題ありません。
大菩薩嶺までは登山開始から約3時間で到着。途中でブランコに乗ったり、賽の河原で石を積んだりしながらの登山ですので、素直に登れば2時間ちょっとで頂上に着けると思います。
大菩薩嶺の頂上は木に囲まれているので展望は望めません。
その手前の雷岩あたりがお昼休憩には良さそうです。
さて我々は頂上から丸川峠方面に下ります。丸川峠までは今までの林道のような登山道とは異なり普通の登山道が続きます。丸川荘へは頂上から約2時間かかりました。(子連れののんびりコースタイムです。)
二日目に下山ルートとして使った、丸川峠〜裂石のルートはかなり急坂が続くので
登山初心者の方が登りで使うにはちょっとしんどいかもしれません。
【丸川荘】
昔ながらのいかにも山小屋らしい山小屋です。
小屋番の只木さんはとても人柄の良い方で子供たちにも気さくに声を掛けてくれて、子供たちはすぐに山小屋大好きになってしまいました。
小さな小屋ですので、小屋番さん、同泊のお客さんとの距離も近く非常に親しみやすい小屋だと感じました。
【丸川荘のトイレ】
小屋のトイレは手作り風のいわゆる昔ながらの趣ですが、バイオ式のトイレとなっていてバクテリアの機能がうまく働いていて臭いの少ないトイレになっていました。子供たちもここのトイレは怖がらずに使っていました。皆さんも是非チップを払って使ってください。
【小便とラーメン汁と鹿】
あと只木さんとのお話で、トイレと鹿の話をしてくれました。
小便をトイレ以外の場所ですると、小便をした後を鹿が掘り返して舐めるそうです。あとラーメンの汁なども捨てるとそこを掘るそうです。
なので貴重な木や植物付近に小便やラーメン汁を捨てると根が荒らされて、見過ごすことのできない程の被害が出ているそうです。
そんな話をしていたら、小屋脇のベンチ下に直径50cm深さ15cmほどの新しく掘られた穴を発見。どうやら昨日休んでいった登山者がラーメンの残り汁を捨てていったようで、それを昨晩鹿が掘り返した様です。
小便はできるだけトイレでするように。
ラーメンの汁は捨てない。皆さん心がけましょう。
【丸川荘の丸鍋】
某工場長様のブログで話題の丸鍋。知ってる人は知っている。
知らない人はなんじゃそりゃ?な話ですが、
我が家もお泊り登山の数回の経験から登山中の食事についてノウハウができてきました。我が家はアルファ米を使っているのですが、最終的にやっぱりおいしいのは白米であること。アルファ米シリーズには五目ごはん、赤飯もありますがやっぱり白い御飯が一番人気です。
ただこのアルファ米はかなり割高です。しかも震災の影響による防災意識の高まりから通販では品薄の状態が続いています。(尾西食品 白飯2食用など売ってない。)
その為に我が家も今後の炊飯に関して検討していた所、我が家の登山計画、登山用品、など登山全般の情報入手先としてとても参考にさせてもらっている某工場長様のブログでタイムリーな話題がありました。
大菩薩の丸川荘に炊飯に優れた丸鍋が格安で販売中とのこと。
大菩薩嶺は前から気になっていたエリアなので、鍋購入を兼ねてというより鍋を買いに行こう!となったわけです。
この鍋品薄で私が電話予約した段階でのこり1個。鍋予約と宿予約をして出発したわけです。
この鍋さっそく丸川荘に泊まった時に使いましたが、初めての炊飯ながら失敗無くしかも焦げ付きもなく今後我が家のお泊りキャンプの主役になりそうです。
今は丸鍋の在庫はなく次回入荷待ちとのことですので、次回入荷の際はぜひ皆さん丸川荘にお泊りなり、休憩でおいしいコーヒーを飲みに行くなりして、鍋を買いにいきましょう。
【丸川荘常連のおじ様に感謝】
小屋でも下山の際にも子供たちとたくさんお付き合いくださり、ありがとうございました。子供たちも今回の山登りでは友達ができたととても喜んでました。
小屋番の只木さん直伝の木彫り作品大切に使わせてもらいます。また山でお会いできる日を楽しみにしています。
【まとめ】
奥秩父エリア初登山となった大菩薩嶺ですが、手軽にバスで標高が稼げてしかも稜線の景色は最高。登山道の危険箇所も無いのでファミリー登山にはとても良い山でした。テント場は2か所あるので夏の時期にテントを持ってきても良さそうです。
このエリアはいろいろなルートが取れるので、次回は違うルートでチャレンジしてみたいと思います。
2012.5.21ニコラス
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