毛勝山
- GPS
- 11:01
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,847m
- 下り
- 1,845m
コースタイム
天候 | 曇りときどき雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
前年7月15日はピッケル、軽アイゼン必須でしたが、今回は雪上を歩く場面はなかったです。 前年は雪のためコースが不明な部分がありましたが、今回は明瞭でした。 |
写真
感想
自分がこれまで登ったお山では二番目にキツかった毛勝山。
一年前の7月21日は雪渓で動きが取れず立ち尽くす場面もあり、今回はピッケル、アイゼンを用意し準備万端の状態で6月から待機していました。
…ところが6月の週末は雨、雨、雨。。。
登山の間隔が空いた状態でいきなり毛勝山に行くのは体力的に憚られ、今月は三週間の慣らし登山を経ての、満を持しての毛勝山登山となりました。
ところが一週間前には太陽マークばかりの週間天気予報が、どこから迷い込んだのか台風が来るという有様。
前日まで逡巡しましたが、予定通り決行、ただし出発時刻は5時から6時に遅らせるという決断になりました。
というのは、午前中は雨の確率が高く、昼から良くなる予報だったので。
当日5時20分に目覚めるとまあまあの天気。
ところが10分ほどすると降り出しました。
それでもとにかく行ってみようと、雨の中東又を目指しました。
いつもは前日コンパスに登山届を出すのですが、今回は登山を迷ったこともあり、提出を忘れていました。
片貝川発電所まで行ったところでそれに気づき、電波の届くところまで戻り、登山届を提出。
しかしスマホでの提出に慣れていないということなど、もたもたしてしまい、気がついたら雨が上がってました。
東又には車が六台停まっていました。
二週間前にも同じ東又から僧ヶ岳、駒ケ岳に登ったように、ここは毛勝山だけの登山口ではありません。
それに自分たちが着いた時に毛勝でも僧ヶ岳でもない方向に歩いて行った人がいたので(沢登り?)、いろんな目的の人がここから出かけるみたいです。
イメージでは、ひたすら緩みなく急な上りが続くというものでしたが、意外にも緩む場面、少し下る場面がありました。
とは言っても、きつくて有名な毛勝山です。
大変でした。
まず歩きだしてから、いつも首からぶら下げている筈のタオルを忘れてることに気づき、最初の休憩でザックから予備のタオルを取り出しました。
私はタオルがないと嫌なのです。
ところが同行者がタオルを持っていないことに気づきました。
聞いてみると、汗は流れるものの、日焼け止めを塗っていることもあり、タオルで汗を拭おうとは思わないと言います。
彼とは登山においての価値観の違う部分が多々あります。
例えば私は冷え冷えの飲み物が欲しく、いつも凍らせてきたお茶を持っています。
アクセントとして凍らせたカルピスも持って行きます。
彼は飲み物が冷たい必要はないと言います。
しかも水で良いと。
いつもぬるい水ばかり何本も持って来ています。
私は食べ物は余り必要としてなくて、食べ物の有無より飲み物の冷え方の方が重要です。
彼は登山で食事を作って食べるのが楽しみのようです。
私は山頂、あるいは途中の目標物まで標高であと何メートル、あと何分ほどか凄く気になり、しょっちゅうスマホのGPSで確認します。
彼はそういうことは全く気にならないようです。
…まぁ当たり前ですが、人それぞれですね。
二回の休憩を挟み、1032mの三角点(ここでも休憩)、さらに二回の休憩を挟み、モモアセ山(休憩)、クワガタ池(休憩)、そして毛勝山と、計7回の休憩を挟みました。
大体45分歩いて5〜10分程度休憩していることになります。
休憩も人それぞれなんでしょうね。
全く足を止めることのない人もいるんでしょうか。
新田次郎氏は足を止めないと書いてますね。
前述の通り、ピッケル、アイゼンを用意し、戦々恐々…或いは少し楽しみにしていましたが、登山コースには雪渓はなかったです。
山頂には二時半到着。
視界は悪く、釜谷山、駒ケ岳、僧ヶ岳などの近くのお山も見えませんでした。
いつもは山頂で嬉々として火を起こし食事を作り始める同行者ですが、さすがにこの日は名にし負う毛勝山だけに、荷物の軽減化を考え個々にそのまま食べられる物を持ってきていました。
登っている時は感じませんでしたが、山頂は寒く、すぐに降りることにしました。
急斜面の角度を上りでは余り感じないものの、下りで実感することは多いですが、毛勝山の2000mから上の部分は凄く急なんだなってことを下りで感じました。
グラついた石が多く、そこに注意を払う必要もあります。
モモアセ山の近くにはニッコウキスゲが咲いていました。
二週間前に僧ヶ岳に登ったとき、宇奈月尾根から登ってこられた方が、この時期はニッコウキスゲが咲いているので、宇奈月コースは気持ちいいんですというようなことを仰っていました。
花に無関心な私は「へぇ〜ニッコウキスゲ…何だろう?」と聞いていましたが、今回同行者に教えられ、これがニッコウキスゲなんだと思いました。
残念ながらその場所は崖で、どの花も崖下方向を向いて咲いていたので花の正面からは見えませんでしたが。
登山口には19時少し前に着きました。
いつもと同様、車は一台だけ。
車外で服を全て着替えましたが、その10分程の間に足を中心に10箇所ほど虫に刺されました。
帰りの運転は疲れて大変なんじゃないかと思っていましたが、疲れではなく足の痒みで運転が大変でした。
足を掻きながら運転している最中、かもしかの赤ちゃんと出会いました。
逃げも警戒もせず、好奇心いっぱいの顔でじっと見てきました。
最初、なんだろうこの可愛い動物は?と思いました。
写真を載せましたが、ぼやけてしまい、可愛さが伝わらないと思います。
そういえば、日本にいる野生動物の割にはかもしかの赤ちゃんがどんな姿なのか知られてないですよね。
ぜひ検索して、かもしかの赤ちゃん画像を見て下さい!!
飲料は3.8L準備し、3.2L飲みました。
出会った人は全て男性。上りで1人→2人→1人→1人→2人とすれ違いました。
下りでは猿の群れと遭遇しました。
この日太陽が射したのは1時間もなかったような印象です。
他の山々が見えたのもそのくらいでした。
ところが気象庁のサイトを見てびっくり。
富山市ではこの日、日照時間が6.4時間もあったそうです。
びっくりです。下界とお山ではかなり違うんですね。
翌日は筋肉痛がなく喜んでいました。
ところが夕方になり、筋肉痛発症。
その翌日も痛かったです。
でもそれよりも虫刺されの痒みに悩まされました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する