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Yamareco

記録ID: 1975335
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
ヨーロッパ

スイスアルプスの山旅(5)アラリンホルン登山

2019年08月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
ベルクハイル その他1人
GPS
--:--
距離
5.2km
登り
672m
下り
692m

コースタイム

日帰り
山行
3:30
休憩
0:30
合計
4:00
9:30
9:40
40
10:20
10:40
30
11:10
11:10
50
12:00
12:00
0
12:00
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
サースフェーのロープウエー乗り場から、ロープウエイ(ゴンドラ)に乗車。途中駅で「アルペンメトロ」という電車に乗り換え、10分ほど乗ると、標高 約3500mの、ミッテルアラリン駅に到着。割引で往復 15 SFだった。(正規は30SFらしい)。観光客用の始発は7時だが、ガイド付きの登山者とスキーヤーは、6時20分の始発に乗れる。
コース状況/
危険箇所等
ほとんどが緩い雪面の登高。フェーヨッホまでは傾斜緩く(一部はスキーゲレンデ)、ヨッホより先は傾斜がややきつくなるが、難しくはなかった。またクレバスはほとんど見かけなかった。朝は雪面が凍っているので、アイゼンは必要。ピッケルも使ったが、ダブルストックの人も多い。山頂直下のみ、雪がなく、ガレ場状だった。
サースフェー(Saas-Fee)第1日目(8月1日)。今日は良い天気で、到着したサースフェーでは町中からも、周りを囲む4000m級の山がまじかに見られた。谷底で、町中からはマッターホルン以外、めぼしい山が見えないツエルマットよりも、山岳リゾートとしては、むしろ素晴らしい。
2019年08月01日 21:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/1 21:03
サースフェー(Saas-Fee)第1日目(8月1日)。今日は良い天気で、到着したサースフェーでは町中からも、周りを囲む4000m級の山がまじかに見られた。谷底で、町中からはマッターホルン以外、めぼしい山が見えないツエルマットよりも、山岳リゾートとしては、むしろ素晴らしい。
サースフェーの西側にはドーム(Dom:4545m)、ティッシュホルン(Taech-horn:4491m)、レンツシュピッチェ(Lenzspitze:4294m)というミシャベル(Mischabel)山群の高山が、はるかな上にそびえていて、素晴らしい!
2019年08月01日 21:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/1 21:03
サースフェーの西側にはドーム(Dom:4545m)、ティッシュホルン(Taech-horn:4491m)、レンツシュピッチェ(Lenzspitze:4294m)というミシャベル(Mischabel)山群の高山が、はるかな上にそびえていて、素晴らしい!
南東方向は、広大なフェー(Fee)氷河が望め、その奥には、アルプフーベル(Alphubel:4206m)の特徴ある台形の雪山が見える。
2019年08月01日 21:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/1 21:03
南東方向は、広大なフェー(Fee)氷河が望め、その奥には、アルプフーベル(Alphubel:4206m)の特徴ある台形の雪山が見える。
南を望むと、今回の目標であるアラリンホルン(Allalin-horn:4027m)が、気高くそびえている。
2019年08月01日 21:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/1 21:03
南を望むと、今回の目標であるアラリンホルン(Allalin-horn:4027m)が、気高くそびえている。
アルプフーベルのズームアップ。鋭鋒ではないが、特徴ある台形の雪山で、サースフェーからの1日での登山も可能らしい。
2019年08月01日 21:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
8/1 21:03
アルプフーベルのズームアップ。鋭鋒ではないが、特徴ある台形の雪山で、サースフェーからの1日での登山も可能らしい。
サースフェーの町中の風景。ツエルマットほど俗化してなく、のんびりした雰囲気が漂い、昔のチェルマットの雰囲気に似ている。この日(8月1日)は、スイスの建国記念日、そのせいか?メインストリートには火人通りが多い。
2019年08月01日 21:04撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/1 21:04
サースフェーの町中の風景。ツエルマットほど俗化してなく、のんびりした雰囲気が漂い、昔のチェルマットの雰囲気に似ている。この日(8月1日)は、スイスの建国記念日、そのせいか?メインストリートには火人通りが多い。
いかにもアルプスの山岳リゾートっぽい風景。町中からでも、アラリンホルンなどの雪の高山が良く見え、感じが良い。
2019年08月01日 22:56撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/1 22:56
いかにもアルプスの山岳リゾートっぽい風景。町中からでも、アラリンホルンなどの雪の高山が良く見え、感じが良い。
これは、サースフェーのガイドオフィスの建物。ここで登山のことを打ち合わせする。天気の状況なども気さくに教えてくれた。明日は天気が悪いそうで、登山予定を1日延ばしてもらった。
2019年08月01日 23:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/1 23:19
これは、サースフェーのガイドオフィスの建物。ここで登山のことを打ち合わせする。天気の状況なども気さくに教えてくれた。明日は天気が悪いそうで、登山予定を1日延ばしてもらった。
(一日おいて)、8月3日。今日はアラリンホルンへの登山日。早朝から良く晴れていて、まだ日が当たってないミシャベル山群の高峰も、良く見えている。
2019年08月03日 12:51撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 12:51
(一日おいて)、8月3日。今日はアラリンホルンへの登山日。早朝から良く晴れていて、まだ日が当たってないミシャベル山群の高峰も、良く見えている。
目指すアラリンホルンあたりも、雲一つない晴天。
2019年08月03日 12:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 12:58
目指すアラリンホルンあたりも、雲一つない晴天。
始発のロープウエー(ゴンドラ)に乗って、高度を上げる。車窓からは、サースフェーを囲む高山が次々と見えてくる。(右の一番高い峰がドーム、かな?)
2019年08月03日 12:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 12:58
始発のロープウエー(ゴンドラ)に乗って、高度を上げる。車窓からは、サースフェーを囲む高山が次々と見えてくる。(右の一番高い峰がドーム、かな?)
ロープウエー(ゴンドラ)の車窓から、モルゲンロートに染まる、ミシャベル山群の山々が見えた。写真はいまいちの色合いだが、目視では、濃いオレンジ色に染まり、素晴らしいモルゲンロートだった。
2019年08月03日 13:21撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/3 13:21
ロープウエー(ゴンドラ)の車窓から、モルゲンロートに染まる、ミシャベル山群の山々が見えた。写真はいまいちの色合いだが、目視では、濃いオレンジ色に染まり、素晴らしいモルゲンロートだった。
目指すアラリンホルン山頂部も、モルゲンロートに染まっている。わくわく・・
2019年08月03日 13:27撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 13:27
目指すアラリンホルン山頂部も、モルゲンロートに染まっている。わくわく・・
この路線は、途中までがロープウエー(ゴンドラ)で、途中駅から「アルペンメトロ」という地下を走る電車に乗り換える。が、そのメトロの車両が不調とのことで、約1時間も、トンネル状の通路で待たされた。後ろにも長い人の行列。
2019年08月03日 14:08撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 14:08
この路線は、途中までがロープウエー(ゴンドラ)で、途中駅から「アルペンメトロ」という地下を走る電車に乗り換える。が、そのメトロの車両が不調とのことで、約1時間も、トンネル状の通路で待たされた。後ろにも長い人の行列。
ようやく、アルペンメトロが修理完了し、乗車すること約10分。登山開始点のミッテルアラリン(Mittel-Allalin:3457m)に到着。すぐに外に出てみると、素晴らしい展望が広がっていた。これは、北西方面のミシャベル山群(ミシャベル三山)、中央がドーム峰。
2019年08月03日 14:46撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 14:46
ようやく、アルペンメトロが修理完了し、乗車すること約10分。登山開始点のミッテルアラリン(Mittel-Allalin:3457m)に到着。すぐに外に出てみると、素晴らしい展望が広がっていた。これは、北西方面のミシャベル山群(ミシャベル三山)、中央がドーム峰。
ミッテルアラリン付近はスキー場にもなっていて、広い道が続いている。その先には目指すアラリンホルンの丸っこい山頂が見える。天気も良いし、登れそうかな?
2019年08月03日 14:46撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 14:46
ミッテルアラリン付近はスキー場にもなっていて、広い道が続いている。その先には目指すアラリンホルンの丸っこい山頂が見える。天気も良いし、登れそうかな?
これは、今回の山岳ガイド、アンジェロ氏。45歳くらい、馬力ありそうな体格だった。アンザイレンはここから。
2019年08月03日 14:47撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/3 14:47
これは、今回の山岳ガイド、アンジェロ氏。45歳くらい、馬力ありそうな体格だった。アンザイレンはここから。
さて、アラリンホルンめざし、登山開始。昨日(8月2日)が天気が悪く、サースフェーで待機していた登山者が多かったようで、今日はアラリンホルンを目指す登山者(パーティ)が多い。
2019年08月03日 15:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 15:24
さて、アラリンホルンめざし、登山開始。昨日(8月2日)が天気が悪く、サースフェーで待機していた登山者が多かったようで、今日はアラリンホルンを目指す登山者(パーティ)が多い。
眺めが良すぎるので、ついつい写真ばかり取ってしまう。遠景はミシャベル三山。手前の岩場は、良く見ると、斜めの地層が目立つ。おそらく片麻岩だろう。
2019年08月03日 15:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 15:24
眺めが良すぎるので、ついつい写真ばかり取ってしまう。遠景はミシャベル三山。手前の岩場は、良く見ると、斜めの地層が目立つ。おそらく片麻岩だろう。
あるくのはこういう感じのゆるい雪原。昨日、麓では雨だったが、このあたりでは新雪だったようで、バージンスノーが目にまぶしい。
2019年08月03日 15:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 15:24
あるくのはこういう感じのゆるい雪原。昨日、麓では雨だったが、このあたりでは新雪だったようで、バージンスノーが目にまぶしい。
サースフェーの東側の山並みも良く見える。ワイスミース(Weissmies:4023m),ポルトジジェンホルン(Portjen-horn:3567m)などではないかと思われるが、高山が多すぎて、名前が解らないのは残念。
2019年08月03日 15:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 15:24
サースフェーの東側の山並みも良く見える。ワイスミース(Weissmies:4023m),ポルトジジェンホルン(Portjen-horn:3567m)などではないかと思われるが、高山が多すぎて、名前が解らないのは残念。
地層が面白い。北傾斜で岩の層が美しい模様を描いている。たぶん片麻岩だと思うが、地中深くからこの高さまで隆起したんだな。
2019年08月03日 15:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 15:28
地層が面白い。北傾斜で岩の層が美しい模様を描いている。たぶん片麻岩だと思うが、地中深くからこの高さまで隆起したんだな。
アラリンホルン山頂部の北西面。ここから眺めると、なかなか厳しい傾斜だ。
2019年08月03日 15:35撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/3 15:35
アラリンホルン山頂部の北西面。ここから眺めると、なかなか厳しい傾斜だ。
下の氷河はフェー氷河、その向こうにいつも、ミシャベル三山が見え、あまりに美しいので、同じような写真を何枚も撮ってしまう。
2019年08月03日 15:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 15:50
下の氷河はフェー氷河、その向こうにいつも、ミシャベル三山が見え、あまりに美しいので、同じような写真を何枚も撮ってしまう。
中間点の、フェーヨッホ(Fee-joch)に到着。標高は約3800m。5分ほど休み、ここから、アラリンホルン山頂部へとアタックする。ガイドのアンジェロ氏の向こうに、目指す山頂が見えてきた。
2019年08月03日 16:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 16:17
中間点の、フェーヨッホ(Fee-joch)に到着。標高は約3800m。5分ほど休み、ここから、アラリンホルン山頂部へとアタックする。ガイドのアンジェロ氏の向こうに、目指す山頂が見えてきた。
フェーヨッホからは、アラリンホルンの西稜となり、南側の展望が開けてきた。中央の槍のような鋭い山は、リンピッシュホルン(Rimpfisch-horn:4199m)。
2019年08月03日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/3 16:28
フェーヨッホからは、アラリンホルンの西稜となり、南側の展望が開けてきた。中央の槍のような鋭い山は、リンピッシュホルン(Rimpfisch-horn:4199m)。
フェーヨッホにて。ガイドに言われて良く見ると、おお、西側にはちっちゃく、マッターホルンが見えてきた。左手奥の山は、数日前に登ったブライトホルンだ。
2019年08月03日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 16:28
フェーヨッホにて。ガイドに言われて良く見ると、おお、西側にはちっちゃく、マッターホルンが見えてきた。左手奥の山は、数日前に登ったブライトホルンだ。
フェーヨッホの風景。特に標識があるわけではないが、展望もいいし、行程のちょうど中間点なので、他のパーティも一休みしている。
2019年08月03日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 16:28
フェーヨッホの風景。特に標識があるわけではないが、展望もいいし、行程のちょうど中間点なので、他のパーティも一休みしている。
今日はほかにもたくさんの登山パーティがアラリンホルンをめざし、登高中。いかにもアルプス登山だなぁ
2019年08月03日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/3 16:28
今日はほかにもたくさんの登山パーティがアラリンホルンをめざし、登高中。いかにもアルプス登山だなぁ
フェーヨッホあたりからも、ミシャベル三山が良く見える。その手前の、白い峰はアルプフーベル(Alpfubel)。ミシャベル三山は登頂難しいそうだが、アルプフーベルは、ミッテルアラリン起点で登るパーティも結構いる、とガイドが行っていた。
2019年08月03日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 16:28
フェーヨッホあたりからも、ミシャベル三山が良く見える。その手前の、白い峰はアルプフーベル(Alpfubel)。ミシャベル三山は登頂難しいそうだが、アルプフーベルは、ミッテルアラリン起点で登るパーティも結構いる、とガイドが行っていた。
アラリンホルン山頂へと向かう、大勢の登山パーティたち。目指す山頂はあと少しか?
2019年08月03日 16:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 16:28
アラリンホルン山頂へと向かう、大勢の登山パーティたち。目指す山頂はあと少しか?
雪面を登っていくと、山頂の一角、黒い岩のピークが見えてきた。標高差であと50m程度か? 頑張れ オレ!
2019年08月03日 17:02撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
8/3 17:02
雪面を登っていくと、山頂の一角、黒い岩のピークが見えてきた。標高差であと50m程度か? 頑張れ オレ!
もうここは、アラリンホルン山頂の一角。十字架のある最高点(西端の小岩峰)へと、どのパーティも向かっている。
2019年08月03日 17:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 17:39
もうここは、アラリンホルン山頂の一角。十字架のある最高点(西端の小岩峰)へと、どのパーティも向かっている。
おう、10時20分、アラリンホルン山頂(4027m)に到着。所要時間=2:20分だった。山頂にある十字架には記念写真を撮る人で、人だかりができていた。
2019年08月03日 17:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/3 17:19
おう、10時20分、アラリンホルン山頂(4027m)に到着。所要時間=2:20分だった。山頂にある十字架には記念写真を撮る人で、人だかりができていた。
山頂にて、ガイドのアンジェロさんとの2ショットを撮ってもらった。
2019年08月03日 17:21撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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8/3 17:21
山頂にて、ガイドのアンジェロさんとの2ショットを撮ってもらった。
アラリンホルン山頂は360度の大展望が広がる。これは北側の展望。眼下に小さく、麓のサースフェーの街並み。その左側の山並みはワイスミース山群。さらに奥の方は、ベルナーオーバーラントの山やまだが、あちらは雲が多く、山岳同定は難しい。いやー雄大な風景だよ。
2019年08月03日 17:23撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 17:23
アラリンホルン山頂は360度の大展望が広がる。これは北側の展望。眼下に小さく、麓のサースフェーの街並み。その左側の山並みはワイスミース山群。さらに奥の方は、ベルナーオーバーラントの山やまだが、あちらは雲が多く、山岳同定は難しい。いやー雄大な風景だよ。
アラリンホルン山頂部は割と広く、西端に十字架のある最高点があって、東側の雪稜部は、一休みに最適。多くのパーティがここで憩っていた。
2019年08月03日 17:39撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
8/3 17:39
アラリンホルン山頂部は割と広く、西端に十字架のある最高点があって、東側の雪稜部は、一休みに最適。多くのパーティがここで憩っていた。
撮影機器:

装備

個人装備
アイゼン ピッケル(必須ではない) ハーネス(必須)
共同装備
アンザイレン用の登山用ロープ(ザイル)は ガイドが準備する。

感想

スイスアルプスの山旅(5)アラリンホルン登山。

(スイスアルプスの山旅(4)ツエルマットとその周辺。
  
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1976585.html

 からの続き)

※ 今回の山旅の最後のハイライトは、サースフェーの奥にそびえる4000m峰、アラリンホルン登山。アラリンホルンは、途中のミッテルアラリンまで、ロープウエー(ゴンドラ)と、「アルペンメトロ」と称する電車で登ることができるため、ツエルマットのブライトホルンと並び、一番容易に登れる >4000m峰、と言われる。(別名;「おばあさんの4000m峰」)

※ サースフェー(Saas-fee)に到着したのは、8月1日のPM。予定では翌8月2日に登山予定だったが、ガイドオフィスで相談すると、8月2日は天気が微妙とのこと。で、次の日の8月3日AMでの登山を打診、その場では即答は得られなかったが、夕方に連絡があり、再度ガイドオフィスに行くと、登山ガイドの手配がついた、とのこと。しかも追加料金も不要で、親切だった。

※ 登山当日は、予定通り、始発のロープウエーに乗るべく、ロープウエー駅に6時15分集合、登山ガイドと合流。ガイドはアンジェロ氏と言い、たくましい山男だ。スキー客で満員のロープウエー(ゴンドラ)で中間駅まで行き、アルペンメトロに乗り換えることになる。
・・・が、行列状態となり、人がたまる一方だ。 どうしたんだろう? アンジェロ氏が係員に聞いてわかったのは、メトロの電気系統に故障があり、修理中とのこと。結局、電車が動き出すまで、約1時間、冷たいトンネル状の通路で待たされたし、早出したのに、登山開始が遅くなった。まあしょうがないな。

※ 7:50分、ようやく終着駅のミッテルアラリン(Mitter-alallin)に到着。ここからガイドとアンザイレンして、さっそく出発する。今日は抜けるような青空で、目指すアラリンホルン山頂も意外と近い。標高差 約500mだが、同じように山頂を目指すパーティも多いし、ゆっくり目で行けば、登頂できそうだ。ウキウキして登ってゆく。数日前にブライトホルンにも登り、4000m以上を体験しているので、いきなり3500mから登山開始しても、調子は悪くない。

※ ルートは最初は、スキーゲレンデを兼ねているので、のんびり歩く。その後、フェー氷河の源頭部を詰めてゆく。昨日、麓では雨だったが、この付近では雪だったようで、新雪がまぶしい斜面を、トレースをたどりつつゆっくりと進む。

※ 登っていくと、フェーヨッホ(Fee−joch)というコルに至る。ここからの展望は素晴らしく、これまで見えなかった南側の展望、西側の展望が素晴らしい。眼前のリンピッシュホルンの鋭い岩峰は、まさに槍か剣という感じ。西には意外と遠くに、マッターホルン、そして数日前に登ったブライトホルンも見える。

※ ヨッホからは、西稜を登ってゆくが、以外と幅広い稜線、かつ岩場もなくて雪の急斜面、というだけなので、難しくはない。だんだんと山頂が近づいてくるのが嬉しい。

※ 10:20 アラリンホルン山頂(4027m)登頂。
 所要時間=2時間20分。通常タイムが約2時間なので、自分としてはまずまずだ。ここからの展望は360度。北は麓のサースフェーの町を眼下にして、北西にドームなどのミシャベル三山、北東はワイスミースが大きい。はるかにうっすらと、ユングフラウなどのベルナーオーバーラントの山々が雲間に見える。南は、手前のリンピッシュホルンが印象的。その奥にはモンテローザの峰々。西はマッターホルン、ブライトホルンなどの、ツエルマット周辺の山々。いやー素晴らしい展望だった。

※ 下りは、体調も良いので、休みをとらず、どんどんと下った。ペース良好。ミッテルアラリンに近づくと、今日はスキーヤーが多い。時間があればスキーを楽しむのも面白そうだ。12:00 ミッテルアラリン駅に無事、到着。ここでガイドのアンジェロ氏と別れる。アンジェロ氏は、これからツエルマットに移動するそうな。書き入れ時なんだろうな。自分は(今度は順調に動く)アルペンメトロとロープウエー(ゴンドラ)にて、13時ころに、麓のサースフェーに到着。

※ これで、アレッチ氷河トレッキング、ブライトホルン登山、アラリンホルン登山、という長いスイスの山旅が終わった。いずれの登山日も天気に恵まれ、なかなか良い山旅だったなあ・・・
 よーし、また来年もスイスに来るぞ!
                  (完)

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コメント

参考になりました
ご無沙汰しております、ベルクさん
実はヤマレコ開くのも久々というテイラクでして

良い旅ですね、じっくり読まさせて頂きました。
実はワタクシもスイス狙ってたのですがパートナーいなくて今年は断念しました。まぁ来年でしょうか

分からない事だらけなのでまた教えを請うかも知れませんがその時はよろしくお願い致します
2019/8/16 11:25
Re: 参考になりました
sin-kazama さん、コメントありがとうございます。

スイスアルプスは最高ですよ。お金と休暇と体力があれば、ですが・・

ぼんやりしていると私のように、「定年になって暇ができたので、さあスイスアルプスだ」、と思っても、体の衰えは隠せず、今回のようなお手軽4000m峰くらいしか行けません。

まだ私よりずいぶん、若くていらっしゃるようなので、無理にでも暇と金を捻出し、スイスアルプスに行かれたらいかがでしょうか?

ツアー形式の登山なら、「アトラストレック社」、トレッキングなら「アルパインツアーサービス社」が日本の旅行代理店としては有名です。

基本、アルプスの登山は、現地ガイドを使って登ることになってます(暗黙のルール)。あちらのガイドは国家資格を持っているハイレベルの人たちなので、客の力量さえあれば、モンブランでも、マッターホルンでも、行けますよ。
2019/8/16 13:19
プロフィール画像
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