モンブラン（グーテルート）・・下山はピオレドールのあの方とコンテで！

2019年08月12日(月) 〜 2019年08月14日(水)

• GPS: 14:49
• 距離: 18.1km
• 登り: 2,429m
• 下り: 2,494m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:04
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:04

5:45 スタート地点
7:49 テート・ルース小屋

2日目

• 山行: 7:49
• 休憩: 2:33
• 合計: 10:22

22:25 テート・ルース小屋
22:58 23:05 グラン・クーロワール
0:23 0:37 旧グーテ小屋
0:44 1:44 グーテ小屋
1:47 1:47 エギーユ・デュ・グーテ
3:22 3:23 コル・デュ・ドーム
3:37 3:58 ヴァロ小屋
4:32 4:42 ボス山稜
5:53 6:09 モンブラン
6:45 6:45 ボス山稜
7:01 7:23 ヴァロ小屋
7:37 7:37 コル・デュ・ドーム
8:40 8:40 エギーユ・デュ・グーテ
8:43 8:45 グーテ小屋
8:47 エギーユ・デュ・グーテ

3日目

• 山行: 2:43
• 休憩: 0:22
• 合計: 3:05

0:46 エギーユ・デュ・グーテ
0:47 0:48 グーテ小屋
0:54 1:04 旧グーテ小屋
1:56 2:07 グラン・クーロワール
3:51 ニー・デーグル駅

天候

1日目　曇りのち小雨
2日目　晴れ時々曇り　山頂−2℃
3日目　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機

セントレア10日10時発〜フランクフルト乗継〜ジュネーブ19時半着（サマータイムで時差7時間）〜（送迎車1時間）シャモニー泊　〜 登山初日（バス）〜 レズーシュ〜（RW ）〜ベルビュー〜（登山鉄道）〜 ニーデーグル（登山口）

＊下山・帰国は上記の逆ルート

コース状況／危険箇所等

モンブランで最も登山者が多いグーテコースは、下記の3分割で各々特徴的です

登山口のニーデーグル〜テートルース小屋は整備されたハイキングコースで、ハイカーや観光客で賑わうコース

テートルース小屋〜グーテ小屋は落石多発地帯・クーロワールの危険個所のトラバースを含む2級程度の岩稜帯・・夏の北アルプス一般ルートの岩場の感じですが、ワイヤーなど整備されていてガチ3点支持のような所はなし

グーテ小屋〜山頂はクレバスのある雪原やヤセた雪稜もある、日本のGWの北アルプスといった感じの雪山

危険個所はやはりクーロワール（常時落石の危険がある谷筋）のトラバース（写真52）で、下山時は落石コールが響いて走って引き返す恐怖の場面もありました

その他周辺情報

シャモニーは世界的なリゾート地だけに、宿・食・ハイキングなどの快適さは言うこと無し

但し、物価は日本よりやや高かった印象

写真

8/11 0:06

自宅からほぼ丸一日かけてフランス・シャモニーのホテル プリオレに到着・・サスガにオシャレ

8/11 6:02

翌未明、部屋の窓から既にアルプスの絶景

8/11 9:22

到着翌日は、高度順応と足馴らしのために標高3800mのエギーユドゥミディ展望台へ

8/11 9:44

天気はマズマズ

8/11 9:44

グランドジョラス

8/11 10:19

眺めもソコソコにバレブランシュへと下ります

8/11 10:51

クレバス危険地帯はガイドのマキシスがロープを延ばして通過

8/11 11:42

コルから小ピークへ

8/11 12:14

急坂の下りではマキシスがアイススクリューで確保

8/11 13:54

冬靴での岩場歩行も丁寧に指導してくれて有意義な高度順応＆雪訓でした

8/12 7:12

登山初日の朝食・・ハム・チーズ・パンなど美味し過ぎで、完全にカロリーオーバーの1週間でした

8/12 12:30

バス〜RW〜登山鉄道を乗り継いで登山口のニーデーグルに到着

8/12 13:11

宿泊するテートルース小屋まではハイキングコース

8/12 14:34

最後は雨に降られかけましたが何とかテートルース小屋に到着

8/12 15:10

チーズが美味しいラザニアのランチ

8/12 18:48

夕食のチキンの煮込み、ポテトなどもとても美味しかったですが、とにかく量がヘビー

8/12 19:49

ドミトリールームの様子

8/13 6:11

翌日はいよいよサミットプッシュの日

8/13 7:12

まずは危険地帯のク―ロワールを無事に越えてひたすら岩稜帯を行きます・・2級程度の岩場で難しい所はありません

8/13 7:39

グーテ小屋新館の少し手前の旧館から雪稜に乗るところ

8/13 7:42

雲海の上に上がって来て〜

8/13 7:44

大休止するグーテ小屋に到着・・サミットプッシュ後に宿泊します

8/13 8:01

建て替えられてまだ間もない新館は完全予約の超人気小屋

8/13 8:45

補給と装備調整を終えて登山再開

8/13 8:46

ほぼ同じ標高となったエギーユドゥミディを横目に

8/13 8:47

富士山頂より高いグーテ小屋

8/13 9:42

ドームドゥグーテへの登り

8/13 10:10

コルドゥグーテからボス山稜へ・・胸突き八丁が延々と続く感じに

8/13 11:08

急登を登り〜

8/13 11:32

これでもか〜

8/13 11:36

これでもか〜

8/13 11:51

とニセピークが現れます

8/13 12:34

ガイドのピエールに「5minutes」と励まされ〜

8/13 13:00

キツかったですが何とか登頂！

8/13 13:01

ピエールと・・ツアーメンバー全員（参加者3名＋ガイド2名）が喜びを爆発

8/13 13:02

展望は意外に、富士山と同様に標高で他を圧倒してしまっているので周りの山々がミニチュアのよう

8/13 13:04

しかし雲海上の青空と白い雲は鮮やか過ぎ

ドームドゥグーテへの下り・・いくつものコブを越えてきました

8/13 16:44

無事にグーテ小屋に帰着してモンブランビールで乾杯！！

8/13 19:00

夕食の白身魚も山小屋とは思えない味

8/14 6:20

翌朝

8/14 6:21

小屋の外へ出ると〜

8/14 6:44

ご来光♪

8/14 6:44

雪稜が染まります

8/14 6:47

アルプスの夜明け

8/14 6:51

パノラマで

8/14 7:44

小屋前は登る人・下る人が準備に慌ただしい

8/14 7:50

我々は絶景を横目に下山です

8/14 7:58

何とあの世界的登山家・ピオレドール受賞の天野さんとコンテで！

8/14 8:48

眼下にテートルース小屋が見えてきました

8/14 8:49

下ってきた岩稜・・槍穂の一般ルートレベルの印象

8/14 8:57

但しこのクールワールでは、落石コールが響いて引き返すニアミスも・・少々焦りましたが何とか無事通過

8/14 9:08

ガイドのマキシスとツアーメンバー・S夫妻のパーティーが通過しているところ

8/14 9:38

クーロワール監視所から高度感のスゴい眺め

8/14 9:39

シャモニー方面

8/14 10:15

アイベックスはカモシカと同じく逃げないので撮りやすい

8/14 10:49

登山口のニーデーグル駅に帰着

8/14 13:35

シャモニーに戻って観光客モードに

8/14 13:35

中央奥がモンブラン

8/14 16:26

モンブラン初登に功績があったソシュールとバルマの像

8/15 8:19

翌日の登山予備日は再びエギーユドゥミディへ

8/15 8:39

キツかったドームから山頂への稜線（写真のスカイライン）

8/15 9:17

中間駅まで下ってモンタンベールへのハイキング

8/15 9:28

赤い針峰群や〜

8/15 9:33

シャモニー針峰群を眺めながら快適トレッキング

8/15 10:00

"This is Hiking！"　といった感じでした

8/15 10:54

雲を纏うドリュー針峰が印象的

8/15 10:57

メールドグラス氷河の先には〜

8/15 10:59

三大北壁の1つとして有名なグランドジョラス

8/15 11:31

モンタンベールに到着し〜

8/15 12:06

氷河の中も歩きました

8/16 8:31

翌日もハイキングでアルプス三昧

8/16 8:44

RWプランプラッツ駅からラックブランを目指します

8/16 9:10

クドいですがこの日もモンブランにドップリ

8/16 10:57

やはりアルプスの女王様でした

8/16 12:08

美しい湖のラックブランに到着

8/16 12:12

ドリュ〜Gジョラス〜シャモニー針峰群

8/16 12:19

そしてモンブラン・・忘れ得ぬ山旅となりました

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

Optio WG-1 ペンタックス

サイバーショット DSC-WX500 SONY

AQUOS sense SH-01K docomo シャープ

感想

sht

本場アルプスの最高峰・モンブラン。

10年前に観光で行ったシャモニー・エギーユドゥミディ展望台から眺めた、他を圧倒する女王様ぶりが忘れられず、年末年始のキリマンジャロでの達成感の余韻もあって4月のアドベンチャーガイズ机上講習会後に参加を即決しました。

登頂に向けた課題には、富士山より千m以上高い標高の低酸素域を含む標高差2千5百mの登りや、毎年死者が出る落石地帯・クーロワールの通過はありますが、何といっても天候に恵まれるかどうかが成否の9割を占めそうです。

登山初日はテートルース小屋までの歩行2〜3時間なのでユックリのスタートで、シャモニー市街で朝の散歩をしていると雷鳴響く雨模様に。実際、この日がサミットプッシュだったパーティーは登頂できずだったとのことでした。

幸いに悪天候で止まっていたレズーシュからのRWはちょうど自分たちが到着した頃に再開し、その後は尻上がりの好天に。

おかげで、ボス山稜での肉体的なキツさは半端なしでしたが、ガイドのピエールのサポートもあって何とか登頂。今年の大きな目標が達成できました。

下山では、あのピオレドール受賞の世界的登山家・天野和明さんが合流され、コンテで下山するサプライズも。その後は恐縮ながらもツアーコンダクターを務めていただき、世界の山を中心に色々とお話を聞けて満足度はこの上なし。

登山後はモンタンベールやラックブランで“これがハイキングだ！”という感じの絶景トレッキングも好天下ででき、かかった費用や時間以上の満足感が得られた山旅となりました。

コメント

erikoshimura

志村です！
モンブランでご一緒させていただいた志村です！
お疲れ様でした。
連絡先を聞いた気になっていて、写真を送ろうとしたら、あっ！と気がつきました。お恥ずかしいです。
ヤマレコをされているというのを覚えていたので、初めて登録して探していました。
マックスにもらった写真もあるので、送りたいのですが、送る術がありますでしょうか。
もしなければ、天野さんからメールアドレスを教えていただこうかと思っているのですが、よろしいでしょうか？

sht

志村さん こんにちは❗️
モンブランでは色々とお世話になりありがとうございました。本当にいい思い出になりました

私のアドレスは、[email protected]です。📧
私からも写真を送らせていただきたいと存じます

ご連絡いただきありがとうございました

ps.マカロンは大好評でした👌

yougoro

きれいですね
雪景色がきれいですね氷河の中すごいですね

yougoro

きれいですね
雪景色がきれいですね氷河の中すごいですね

sht

Re: きれいですね
yougoroさん　おはようございます

コメントいただきありがとうございます。早いものでもう1年半ですね

本場アルプスはやはりサイコ〜で、また行けるようになるとよいですね