蔵王刈田岳⇔不忘山/花漫歩
zaoluck
体力度について
- GPS
- 06:37
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,081m
- 下り
- 1,081m
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| 天候 | 晴れ後曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
チングルマは車道から歩いてすぐの所から群生しています。ハクサンチドリやイワカガミに至っては車道脇にも咲いていて、見てもあまり喜びが湧かない…。杉ヶ峰一帯はチングルマ、不忘山一帯はハクサンイチゲのお花畑と明確に分かれていました。屏風岳一帯は終わりかけのシャクナゲを除くと花に乏しい印象。 以前、深くえぐれた道で難儀した芝草平から屏風岳への登りは、割石を敷き詰めた木段になってぐんと歩きやすくなっています（だいぶ前に整備されたのかな？）。南屏風岳と不忘山の間のガレ場＆プチ岩場は健在で注意が必要ですが、ガレ場は鎖が張られています。 刈田峠から刈田岳への直登ルートは車道を5回横切るので注意。指導標は一番上の横断個所のみ壊れていました（左へ車道を辿れば間もなくレストハウス、登山道を行けば伊達公の碑の所に出ます）。なお、下寄りは笹が被さってちょっと歩きにくくなっています。 |
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感想
頼まれ仕事で山形を訪れたついでに、懐かしい蔵王を歩こうと画策した。この時期なら6年前に見事なお花畑に感動した�牴屬良塰沙魁匹�いい。雨さえ降らなければ、仮に展望が利かなくても足元の花が楽しめるだろう――。そう考えて蔵王温泉の宿を午前7時に出発した。
今回は、レンタカーで一気に標高1600mの刈田峠付近まで行ってしまう横着登山。借りた軽自動車の快適さに驚きながら坊平を過ぎ、下界の絶景を写真に収めつつ登っていくと雲の中に入った。もっとも、中は思ったより明るく、程なく晴れてくる兆候のようでありがたい。40分足らずで「お釜リフト」前の駐車場に着いた。
隣に車を止めた奥様？2人に「芝草平まではどのくらいでしょう？」と尋ねられた。こちらも6年ぶりで記憶が定かでないため、地図の受け売りで1時間半余りと答えておく。「車道歩きがいやだ」と話していたので、刈田峠にも多少の駐車スペースがある旨を伝えたら、「そこはもう満車だった」との答えだった。
1.5kmほど車道を歩く。道端に赤紫の花がたくさん咲いているので、よく見るとハクサンチドリではないか！ この後、登山道沿いにたくさん生えていたイワカガミともども、あまりに多くてありがたみが薄れてしまった。
8時過ぎ、路肩の駐車スペースにびっしり車が並んだ登山口から階段を“下って”登山開始。ほどなく植生保護のロープが張られた中にチングルマの群生が現れた。ゴゼンタチバナとイワカガミも混じっている…と書いてはいるが、現場では「チングルマ」の名が出てこず、傍らの男性に尋ねる始末（他の花の名前も片っ端から忘れていて過去の記録を見直しながら書いています）。何とも情けない。
さて、雑草よろしくあちこちに生えているイワカガミを見ながら、まず前山に登り返す。振り向けば残雪がまだチラホラ見える刈田岳が青空に映える。てっぺんに見えるのは山頂の神社だろうか。
道はところどころえぐれ、多少ぬかるみもあるが、往生するほどではない。杉ヶ峰まで登って振り返ると、刈田岳の背後に茶色の熊野岳が見え始めた。西側も開けているが、あいにく雲がかかって朝日連峰を望むことはできない。
道が下りにかかると前方に湿原が見えてくる。近づくと知らない白い花が一面に咲いている。ここも芝草平の一部なのだろうが、看板の立つ湿原はもう数分歩いた先にあった。こちらは一面がチングルマのお花畑になっていて、ベンチでハイカーが休憩がてら花を楽しんでいた。花が豊富なだけに、中高年のグループを主体に大勢のハイカーが歩いている。
さて、この先の屏風岳までの道は、6年前の記憶によると深く土がえぐれて登りにくかったのだが、石と木材で見事に整備されていた。風が止まって暑いのは仕方ない。名残のシャクナゲとツツジを愛でつつ、大した難所もなく山頂に到着した。一角からは恐らく不忘山も望めるのだろうが、雲が湧いてきて何も見えない。
一休みしながら仙台に単身赴任中という男性と言葉を交わした。前日、笹谷峠から山に入り、熊野十字路の避難小屋で一泊したとのこと。この先の不忘山の高山植物が期待できることを伝えたら、「刈田岳駐車場から仙台行きバスに乗るので、ここで引き返さなければ間に合わない」と残念そうだった。
ここから南屏風岳までの区間は展望が自慢のコースというものの、あいにくガスが出てきている。花は終わりかけのシャクナゲが目立つ程度だが、南屏風山頂近くになって初めてハクサンイチゲに出合った。その山頂を危うく西側の踏み跡に迷い込みそうになりながら通過し、不忘山域への下りに入る。
滑りやすいガレ場を鎖に頼って下り、さらに進むと白いハクサンイチゲと黄色いミヤマキンバイのコントラストが目立ち始めた。花の不忘山の記憶は間違いではなかったと一安心する。ちょっとした岩場ふうの区間を抜け、ガスの中にぼんやり見える山頂を目指して最後の急勾配をよじ登った。登山道に咲く青いミヤマオダマキの脇を過ぎれば、そこは小さな祠の建つ山頂の一角で、山名の碑の周りで思い思いに休憩するハイカーの姿が見えた。
さて、そろそろ11時だが、弁当には少し早いと思い、お握り1個の早弁で済ませて戻ることにした。すっかり雲に覆われた山頂を辞し、ハクサンイチゲのお花畑の中を引き返して行く。1800mまで登り返すので少々辛い。だんだん腹が減ってきたので、南屏風岳山頂に腰を下ろして本格的に昼にした。曇っているので体が冷えてくるが、今回は出張がてらなのでコッヘルの用意はなく、温かい物は保温水筒の紅茶だけだ。
正午に出発。行き交うハイカーはいよいよ増えて、ハイマツの中の狭い登山道では追い抜き、すれ違いで難儀する。時おり雲が切れかけて不忘山の姿が見えそうになるが、すぐに白いカーテンの陰に隠れてしまう。屏風岳に着いても状況は変わらない。整備された石段を下り、芝草平で一休み。幼稚園ぐらいの小さな子供も休憩していた。朝会った奥様たちは辿り着けただろうか。
杉ヶ峰まで戻ると心なしか雲が薄くなり、再び刈田岳が見えてきた。時間的に余裕がありそうなので、せっかくだからお釜を覗いておこうかと思う。車の音が聞こえ始め、最後のチングルマの群生に別れを告げると、間もなくエコーラインの登山口に到着した。
この先は車道を短絡しながらの直登になる。ササなどが繁茂して少々歩きにくいが、踏み跡ははっきりしている。疲れた脚に鞭打って、車に気をつけながら横断を繰り返すこと5回。標高差150m余りを登り切り、伊達公の碑が建つ刈田岳山頂に辿り着いた。幸いガスは晴れてお釜も良く見える。
観光客に混じってブラブラと下り、リフト乗り場に向かう道の途中で左に分かれる。やがてリフトが右に寄り添ってきて、前方に駐車場が見えてきた。花はたくさん見られたし、お釜にも挨拶できたし、久々の蔵王山系稜線漫歩はなかなか満足のいく首尾で閉じようとしている。後はなじみの蔵王温泉ルーセントタカミヤで500円支払い、源泉掛け流しの露天風呂で汗を流せば言うこと無しだ。
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蔵王ですね
蔵王は1回だけです。2007年の5月ＧＷに、周辺の百名山と抱き合わせで
行きました。なので刈田峠に車を停めての最短距離でのピークハントでした
ガイドブックなどを見ますと、周辺にこそ蔵王の魅力が溢れているような
ことが書かれていました
今回、そういった感じのルートのようですね
コメントありがとうございます。navecatさんも、夏からは県外遠征に励まれるのですか？
おっしゃる通り蔵王もこの辺は有名な花スポットで、お釜と樹氷ばかりが魅力の全てではありません。山形県内だと、お花畑は朝日連峰の寒江山辺りも良かったですね。ぜひ山形の山にも足を伸ばしてみてください
そちら方面は行ったことがありあません。
仕事でいけるなんて最高ですね。
花も一杯だったようでいいですね。
＋＋＋温泉。
行けないかもしれないけど、
行ってみたいところです。
いい所ですよ。東北復興応援とかなんとか理由つけて、ぜひぜひ行ってみてください
tatomoさんは6月9日に�牘祺馘仍魁匹任垢�
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