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Yamareco

記録ID: 2043569
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

笊ヶ岳日帰り

2019年09月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
09:34
距離
25.0km
登り
3,430m
下り
3,431m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:37
休憩
0:55
合計
9:32
6:31
37
7:08
7:11
37
7:48
8:02
21
8:23
8:26
41
9:07
9:10
47
9:57
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64
11:01
11:05
36
11:41
11:49
40
12:29
12:34
51
13:25
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30
13:57
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32
14:29
14:30
18
14:48
14:57
32
15:29
15:32
31
16:03
老平駐車場
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
老平(おいだいら)駐車場
コース状況/
危険箇所等
広河原までの区間に数ヵ所小崩落地あり(通過可能)
タケ沢の吊り橋は年内架け替え工事予定(早川町役場HPより)
その他周辺情報 ヴィラ雨畑 すず里の湯(日帰り入浴550円)
http://villa-amehata.info/
5年前の夏、車の助手席に食料を忘れて敗退した苦い思い出と決着をつけるため、再び老平へやってきた。
2019年09月28日 06:29撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 6:29
5年前の夏、車の助手席に食料を忘れて敗退した苦い思い出と決着をつけるため、再び老平へやってきた。
事前に下調べをしていない自分が悪いのだが、この看板には焦らされた。吊り橋が落ちていたら広河原に入れない。
2019年09月28日 06:31撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 6:31
事前に下調べをしていない自分が悪いのだが、この看板には焦らされた。吊り橋が落ちていたら広河原に入れない。
未踏の地に挑む緊張感とは別の類の緊張感を覚えながら、林道を歩いて登山口を目指す。
2019年09月28日 06:43撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 6:43
未踏の地に挑む緊張感とは別の類の緊張感を覚えながら、林道を歩いて登山口を目指す。
遥か遠くに布引山の稜線を望む。辺りが暗くなる前にここへ戻って来れるだろうか。
2019年09月28日 06:44撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 6:44
遥か遠くに布引山の稜線を望む。辺りが暗くなる前にここへ戻って来れるだろうか。
吊り橋の改修(HPには架け替えとあった)工事は今年の8月から12月までの間に行われるようだ。橋がすでに落とされていないことを願う。
2019年09月28日 06:54撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 6:54
吊り橋の改修(HPには架け替えとあった)工事は今年の8月から12月までの間に行われるようだ。橋がすでに落とされていないことを願う。
廃屋の傍らにある山王信仰の石碑。ここでいう山王山とは比叡山を指すのだろう。
2019年09月28日 07:00撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:00
廃屋の傍らにある山王信仰の石碑。ここでいう山王山とは比叡山を指すのだろう。
沢沿いの道はところどころで崩落している。この崩落は古いもので通過は容易い。
2019年09月28日 07:02撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:02
沢沿いの道はところどころで崩落している。この崩落は古いもので通過は容易い。
ここの橋は新しめでしっかりしていた。吊り橋の工事用に整備したのかも知れない。
2019年09月28日 07:07撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:07
ここの橋は新しめでしっかりしていた。吊り橋の工事用に整備したのかも知れない。
よかった。タケ沢の吊り橋の架橋を確認。見た感じも渡った感じも依然とあまり変わっていない気がした。
2019年09月28日 07:11撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:11
よかった。タケ沢の吊り橋の架橋を確認。見た感じも渡った感じも依然とあまり変わっていない気がした。
この崩落は以前は無かったと思う。写真の「赤破線」のようにいったん下って梯子に手をかけて通過。
2019年09月28日 07:14撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:14
この崩落は以前は無かったと思う。写真の「赤破線」のようにいったん下って梯子に手をかけて通過。
大崩落。これも比較的新しい部類だと思われる。手前の斜面を越えた先が少し嫌らしい。いったんガレ場を下ってからロープで道に上がるルートで通過した。
2019年09月28日 07:21撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:21
大崩落。これも比較的新しい部類だと思われる。手前の斜面を越えた先が少し嫌らしい。いったんガレ場を下ってからロープで道に上がるルートで通過した。
後半部分が右に傾いた橋。左側の橋げたは安定しているので、写真の「赤破線」のルートで通過。
2019年09月28日 07:30撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:30
後半部分が右に傾いた橋。左側の橋げたは安定しているので、写真の「赤破線」のルートで通過。
無事に広河原に到着した。この地点の標高は約900メートルなので、ここから約1,700メートルを登らねばならない。
2019年09月28日 07:41撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:41
無事に広河原に到着した。この地点の標高は約900メートルなので、ここから約1,700メートルを登らねばならない。
この日の水量はあまり多くなかったが、岩の表面がツルツル滑るので飛び石での渡渉は危険と判断。あらかじめ用意してきたサワーサンダルに履き替えて「赤破線」のルートで渡渉した。
2019年09月28日 07:49撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:49
この日の水量はあまり多くなかったが、岩の表面がツルツル滑るので飛び石での渡渉は危険と判断。あらかじめ用意してきたサワーサンダルに履き替えて「赤破線」のルートで渡渉した。
履き替えと渡渉に10分ほどを要したが、無事に渡渉成功。いよいよ本格的な登りが始まる。
2019年09月28日 07:59撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 7:59
履き替えと渡渉に10分ほどを要したが、無事に渡渉成功。いよいよ本格的な登りが始まる。
立派なキノコ。湿気が多いから育ちがいいのかな。
2019年09月28日 08:07撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 8:07
立派なキノコ。湿気が多いから育ちがいいのかな。
急なジグザグの山道をひと登りすると、山の神が鎮座している尾根に乗った。束の間、勾配が緩む。
2019年09月28日 08:26撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 8:26
急なジグザグの山道をひと登りすると、山の神が鎮座している尾根に乗った。束の間、勾配が緩む。
この先も急勾配の斜面が延々と続く。目印のテープを見落とさないように注意。
2019年09月28日 08:40撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 8:40
この先も急勾配の斜面が延々と続く。目印のテープを見落とさないように注意。
かつて林業が盛んだった頃を偲ばせる、無数のワイヤー。
2019年09月28日 08:47撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 8:47
かつて林業が盛んだった頃を偲ばせる、無数のワイヤー。
搬器(?)の残骸のプレートには「築地索道工業」の文字が。
2019年09月28日 08:48撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 8:48
搬器(?)の残骸のプレートには「築地索道工業」の文字が。
大型の機械なども放置されていた。この場所から伐出された木材はどのようにして里まで運び出されたのだろうか。
2019年09月28日 08:49撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 8:49
大型の機械なども放置されていた。この場所から伐出された木材はどのようにして里まで運び出されたのだろうか。
尾根が広くなってきたが、踏み跡は明瞭なので迷うことはなさそう。
2019年09月28日 09:04撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 9:04
尾根が広くなってきたが、踏み跡は明瞭なので迷うことはなさそう。
ひたすら急登が続く。この辺りでようやく標高が2,000メートルを超える。
2019年09月28日 09:47撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 9:47
ひたすら急登が続く。この辺りでようやく標高が2,000メートルを超える。
桧横手山に到着。標高は2,021メートル。展望のない地味な山頂だった。ピークを踏んだので、ここから少しの間下り坂になる。
2019年09月28日 09:57撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 9:57
桧横手山に到着。標高は2,021メートル。展望のない地味な山頂だった。ピークを踏んだので、ここから少しの間下り坂になる。
長い長い急登をこなしていくと、突然視界が開ける。ここまでくれば布引山の山頂は近い。
2019年09月28日 10:49撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 10:49
長い長い急登をこなしていくと、突然視界が開ける。ここまでくれば布引山の山頂は近い。
この一帯は足元がガレ場で切れ落ちているので、慎重に歩を進める。早朝は晴れ間もあった空はどんよりと曇り、時折小雨がパラつくようになってしまった。
2019年09月28日 10:56撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 10:56
この一帯は足元がガレ場で切れ落ちているので、慎重に歩を進める。早朝は晴れ間もあった空はどんよりと曇り、時折小雨がパラつくようになってしまった。
布引山に到着。標高は2,584メートルなので、桧横手山から一気に500メートル以上登ってきたことになる。正直、この区間が一番キツかった。
2019年09月28日 11:02撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 11:02
布引山に到着。標高は2,584メートルなので、桧横手山から一気に500メートル以上登ってきたことになる。正直、この区間が一番キツかった。
予定の時間を少々オーバーしていたので、ここからは小走りで進む。ついに笊ヶ岳の双耳峰が眼前に迫ってきた。
2019年09月28日 11:23撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 11:23
予定の時間を少々オーバーしていたので、ここからは小走りで進む。ついに笊ヶ岳の双耳峰が眼前に迫ってきた。
笊ヶ岳に到着。標高は2,629メートル。5年越しのリベンジ達成の瞬間。
2019年09月28日 11:47撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/28 11:47
笊ヶ岳に到着。標高は2,629メートル。5年越しのリベンジ達成の瞬間。
東側。小笊のピークの向こう側には富士山が見えるはずだが、今日は生憎の天気なので望むべくもない。
2019年09月28日 11:47撮影 by  iPhone XR, Apple
9/28 11:47
東側。小笊のピークの向こう側には富士山が見えるはずだが、今日は生憎の天気なので望むべくもない。
西側。南アルプスの山々を遠望。広範囲に雲がかかってしまってちょっと残念。
2019年09月28日 11:48撮影 by  iPhone XR, Apple
9/28 11:48
西側。南アルプスの山々を遠望。広範囲に雲がかかってしまってちょっと残念。
帰路も布引山まではハイペースで戻り、山頂近くの草地で小休止して昼食をとった。
2019年09月28日 12:39撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 12:39
帰路も布引山まではハイペースで戻り、山頂近くの草地で小休止して昼食をとった。
ガレ場の下り。往路よりもさらに慎重に。
2019年09月28日 12:40撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 12:40
ガレ場の下り。往路よりもさらに慎重に。
この木のこの部分だけ、なぜか紅葉が始まっていた。
2019年09月28日 13:22撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
9/28 13:22
この木のこの部分だけ、なぜか紅葉が始まっていた。
大蛇だ!(違)
2019年09月28日 13:48撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 13:48
大蛇だ!(違)
山の神まで戻ってきた。もうひと踏ん張り。
2019年09月28日 14:29撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 14:29
山の神まで戻ってきた。もうひと踏ん張り。
広河原に戻ってきた。復路の渡渉ルートは「赤破線」のとおり。
2019年09月28日 14:51撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 14:51
広河原に戻ってきた。復路の渡渉ルートは「赤破線」のとおり。
陽が落ちる前に老平まで戻ってくることができた。5年前、凡ミスで敗退した日に登った七面山が遠くに見えた。
2019年09月28日 16:02撮影 by  NIKON 1 S2, NIKON CORPORATION
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9/28 16:02
陽が落ちる前に老平まで戻ってくることができた。5年前、凡ミスで敗退した日に登った七面山が遠くに見えた。
長丁場で疲れたので、老平の集落を出てすぐのところにある「すず里の湯」で温泉に浸かってリフレッシュすることにした。
2019年09月28日 16:22撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/28 16:22
長丁場で疲れたので、老平の集落を出てすぐのところにある「すず里の湯」で温泉に浸かってリフレッシュすることにした。
振り返ると、夕暮れ間近の布引山の稜線がくっきりと浮かび上がっていた。
2019年09月28日 16:23撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/28 16:23
振り返ると、夕暮れ間近の布引山の稜線がくっきりと浮かび上がっていた。

装備

備考 サワーサンダル(モンベル)

感想

前回の敗退から5年も空けてしまったが、今回ようやくリベンジを果たすことができた。なぜこれほど長い間放っておいたのかというと、明確な理由はないのだが、気力と体力と時期などのタイミングが合わなかったというのが近いかなと思う。また、今回一番反省しなければならないのは、タケ沢の吊り橋架け替え工事の件を知らずに現地に向かったこと。吊り橋が落ちていたらまたしても敗退の憂き目を見たことだろう。

登山道に関しては、タケ沢の吊り橋を渡った先にところどころ小崩落はあるものの、個人的には通行可能なレベルと感じた。広河原の渡渉はツルツル(加えてヌルヌル)の岩を飛び石で渡るのは危険。素直に靴を脱いでサンダルに履き替えて渡るのが無難と思う。広河原から先は急登ばかりで正直うんざりするが、特に桧横手山から布引山までの急坂は疲れた足には厳しかった。布引山から笊ヶ岳までの往復は勾配も緩めで歩きやすい。笊ヶ岳山頂からの景色は雄大で素晴らしかった。

5年前の敗退の記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-502778.html
敗退した日に登った七面山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-502820.html

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