ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2060594
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

兵庫県宍粟市 松の木公園〜鍋ヶ谷渓谷〜船木山〜後山〜板馬見渓谷

2019年10月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:56
距離
21.0km
登り
1,121m
下り
1,119m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
0:39
合計
7:55
8:47
55
松の木公園駐車場
9:42
9:45
50
魚町公園
10:35
10:37
32
西河内公民館
11:09
11:16
34
元鍋ヶ森神社
11:50
11:56
6
東屋&幅広滝
12:02
12:02
41
鍋ヶ谷林道入口
12:43
12:55
49
船木山登山口
13:44
13:44
1
稜線合流点
13:45
13:46
20
船木山
14:06
14:12
10
後山
14:22
14:22
10
一般&行者コース分岐(西側分岐)
14:32
14:32
10
上乢&笛石山分岐(1253m峰)
14:42
14:42
28
笛石山&おごしき山分岐
15:10
15:10
16
一般&行者コース分岐(東側分岐)
15:26
15:26
25
平成之大馬鹿門(おごしき山)&一般コース分岐
15:51
15:52
8
不動の滝
16:00
16:01
41
後山登山口
16:42
松の木公園駐車場
渓谷美や石彫、旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離21km、歩行時間7時間20分、歩行数35,600歩、消費カロリー3,880Kcal
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 松の木公園の駐車場<写真01>に自動車を停めました。10台程駐車可能です。また、魚町(ようまち)公園<写真12>にも十数台分の駐車場があります。
 なお、後山登山口<写真62>の駐車場手前には落石や倒木があり、自動車は通行不可能です。
コース状況/
危険箇所等
 松の木公園<写真01>から西河内公民館<写真24>を経て鍋ヶ谷林道入口まで、および、後山登山口<写真62>から松の木公園まではアスファルトやコンクリート道です。
 台風の翌日でしたが、雨の影響はあまりなかったようで、渓谷が少し増水している程度でした。道は多少滑りやすい箇所がありますが、気を付ければ大丈夫です。
 風は強かったらしく、船木山登山道に少し倒木がありましたが、通行に支障はありません。むしろ、後山登山口<写真62>の登山案内図や不動明王ののぼりなどが倒れているほうが気になりました。
 後山<写真46〜49>から板馬見(いたばみ)渓谷に下る道は、石小屋<写真57>を中心に石がゴロゴロしてわかりにくい箇所がありますが、ピンクテープや道標をよく見れば大きく外れることはありません。濡れていると崩れやすい細道や渡渉点(通常水深1〜3cm程度)があるので、雨天や大雨後は避けた方がいいでしょう。

 鍋ヶ谷林道入口から船木山登山口<写真42>、船木山<写真43,44>を経て後山<写真46〜49>までは、一部に倒木がありますが、道ははっきりして歩きやすいです。
 鍋ヶ谷林道入口から船木山登山口<写真42>までは砂利道です。登山口手前に小さな木の枝などが散乱している以外は、とてもきれいになっていました。路肩に石が転がっているのは以前からです。
 船木山登山口<写真42>からは、最初だけ石埋まり道です。滑りやすい粘土道にはステップが切ってあります。標高1200m辺りからシダやササの間の細道になりますが、足元は見えます。
 倒木はすぐにまたいでよけられます。唯一、標高1230m辺りのだけは巻きましたが、前方に道が見えているので迷うことはないでしょう。標高1270〜1275mは濡れると上りでも滑りやすく、倒木で道の一部が崩れています。今回は問題なく通行できました。
 稜線に出て船木山<写真43,44>から後山<写真46〜49>までは、一部に石埋まりや濡れていると少し滑りやすい箇所がありますが、歩きやすいです。

 後山<写真46〜49>から後山登山口<写真62>を経て松の木公園<写真01>までは、一部、石がゴロゴロしてわかりにくい箇所、濡れていると崩れやすい幅30cm程の細道、渡渉点(通常水深1〜3cm程度)があります。
 後山<写真46〜49>から標高1260mの一般&行者コース分岐(西側分岐)を経て標高1253m峰の上乢(かみだわ)&笛石山分岐までは、ササの間の細道で足元は見えます。倒木はまたいですぐによけられます。
 標高1253m峰の上乢(かみだわ)&笛石山分岐から標高1165m辺りの笛石山&おごしき山分岐(東寄りから北寄りに進路を変える地点)を経て、標高965m辺りの一般&行者コース分岐(東側分岐)までは、最初は歩きやすいのですが、そのうちに濡れていると崩れやすい細道になります。かなり細かくジグザグしているので、ピンクテープを見つけても無理にそちらへ直行せず、足元をよく見ればコースアウトしません。
 標高965m辺りの一般&行者コース分岐(東側分岐)から標高900m辺りの平成之大馬鹿門(おごしき山)&一般コース分岐を経て石小屋<写真57>を過ぎるまでは、石がゴロゴロしてわかりにくい箇所が続きます。ピンクテープや道標をよく見ながら石の上を歩き、あまり沢に下りすぎなければ大丈夫です。標高930〜920m辺りでピンクテープが少し下る方向に続いているのに無視してしまい、途中で崩れやすい所を無理に下りました。標高910m辺りで土石流の跡らしき「石の沢」のような所を横断すると、いったん土道が復活しました。石小屋<写真57>の前後はまた石がゴロゴロしていますが、さほどわかりにくくはありません。
 石小屋<写真57>から松の木公園<写真01>までは、次第に石が少なくなり、歩きやすくなります。後山登山口<写真62>からはコンクリート道で、一部、落石や倒木で自動車は無理ですが、歩くのに支障はありません。標高630mでは常に水が道を横断していますが、水深はごく浅く、今回も靴底が濡れる程度ですみました。
その他周辺情報  今回のルート上に何か所か名水があります。また、松の木公園から南下すると、「エーガイヤちくさ ふれあいサロン」があります。温泉は火曜定休、レストランは月・火定休です。
01行者霊水
スタート地点の松の木公園にあります。500m奥地の地下26mから湧出するまろやかな自然水で、40ℓ100円で取水できます。
01行者霊水
スタート地点の松の木公園にあります。500m奥地の地下26mから湧出するまろやかな自然水で、40ℓ100円で取水できます。
02ススキ群生&千種川
川のほとりで揺れるススキと流水の音が風流でした。強風に揺れるさまを動画に撮りました。
02ススキ群生&千種川
川のほとりで揺れるススキと流水の音が風流でした。強風に揺れるさまを動画に撮りました。
03ヨメナ
ノコンギクに似ていますが、葉にはほとんど毛がなく、裏が少しザラつく程度です。この日に見られた花は千種川沿いのキク科の花が圧倒的でした。
03ヨメナ
ノコンギクに似ていますが、葉にはほとんど毛がなく、裏が少しザラつく程度です。この日に見られた花は千種川沿いのキク科の花が圧倒的でした。
04松の木公園越しに
      笛石山北東尾根
千種川沿いを北上して振り返ると見られるシーンです。中央の木造三角屋根の建物は、ステンドグラスがきれいなトイレです。
04松の木公園越しに
      笛石山北東尾根
千種川沿いを北上して振り返ると見られるシーンです。中央の木造三角屋根の建物は、ステンドグラスがきれいなトイレです。
05千種川沿い大岩
牧歌的な風景と清流に似つかわしくない大岩が見えたので、河原に下りてみました。
05千種川沿い大岩
牧歌的な風景と清流に似つかわしくない大岩が見えたので、河原に下りてみました。
06千種川
大岩<写真05>の上から動画も撮りました。これから名水の宝庫、千種川の渓谷美が次々と現れます!(^^)!
06千種川
大岩<写真05>の上から動画も撮りました。これから名水の宝庫、千種川の渓谷美が次々と現れます!(^^)!
07カワガラス
カラスではなくスズメの仲間です。千種川で腰を上下に振りながら岩の上を移動する姿がよく見られます。動画を撮り始めると飛び去ってしまいました。
1
07カワガラス
カラスではなくスズメの仲間です。千種川で腰を上下に振りながら岩の上を移動する姿がよく見られます。動画を撮り始めると飛び去ってしまいました。
08名水こうち広場
名峰三室山の伏流水を地下75mから汲み上げた自然水が30ℓ100円で取水(ただし3分限定)できます。
08名水こうち広場
名峰三室山の伏流水を地下75mから汲み上げた自然水が30ℓ100円で取水(ただし3分限定)できます。
09川そそ広場吊橋
ここから千種川(本流)沿いにちくさ高原の方に向かいます。
09川そそ広場吊橋
ここから千種川(本流)沿いにちくさ高原の方に向かいます。
10ヨメナ越しに
  石彫「そよそよと東風」
中岡慎太郎&アノ・シーベルト両氏による作品です。林立する13個の自然石は千種町の13の集落を意味し、それぞれの集落から集められたメッセージが収められているようです。
10ヨメナ越しに
  石彫「そよそよと東風」
中岡慎太郎&アノ・シーベルト両氏による作品です。林立する13個の自然石は千種町の13の集落を意味し、それぞれの集落から集められたメッセージが収められているようです。
11アケボノソウ&
 ヨコジマオオヒラタアブ♀
アケボノソウは二年草なので、次年度以降はまた新たなものが咲いているでしょう。ヨコジマオオヒラタアブは、複眼の間が少し離れているのでメスです。動画も撮りました。
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11アケボノソウ&
 ヨコジマオオヒラタアブ♀
アケボノソウは二年草なので、次年度以降はまた新たなものが咲いているでしょう。ヨコジマオオヒラタアブは、複眼の間が少し離れているのでメスです。動画も撮りました。
12魚町公園石彫
    「雪やこんこん」
田中毅氏作です。ツチノコをモチーフに背中にはうっすら雪が積もり、腹部などのコブは降っている雪を表しているようです。この向かいにはトイレと広い駐車場があります。
12魚町公園石彫
    「雪やこんこん」
田中毅氏作です。ツチノコをモチーフに背中にはうっすら雪が積もり、腹部などのコブは降っている雪を表しているようです。この向かいにはトイレと広い駐車場があります。
13ガマズミの実
小さいですが、濃紅色で華やかさがあり、人目をひく美しさがあります。このことから「私を見て」という花言葉が付けられました。
13ガマズミの実
小さいですが、濃紅色で華やかさがあり、人目をひく美しさがあります。このことから「私を見て」という花言葉が付けられました。
14空山水
近くの空山の水でしょうか、無料と書いてあったので、飲ませていただきました。
14空山水
近くの空山の水でしょうか、無料と書いてあったので、飲ませていただきました。
15シロヨメナ
名の通り、花が白く草姿がヨメナ<写真03>に似ています。
15シロヨメナ
名の通り、花が白く草姿がヨメナ<写真03>に似ています。
16シロオニタケ幼菌?
幼い時はカサの前面に角錐形のイボが見られます。成長すると、カサが開いていき最終的には円盤状の平らな形になります。似たキノコが多いです。
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16シロオニタケ幼菌?
幼い時はカサの前面に角錐形のイボが見られます。成長すると、カサが開いていき最終的には円盤状の平らな形になります。似たキノコが多いです。
17ヨシノアザミ
発見者である岡山県高梁市出身の植物学者、吉野善介博士の名に由来します。花は横から下向きに咲きます。
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17ヨシノアザミ
発見者である岡山県高梁市出身の植物学者、吉野善介博士の名に由来します。花は横から下向きに咲きます。
18イタドリの実
花は夏から秋にかけて咲きますが、秋に実が鈴なりになります。
18イタドリの実
花は夏から秋にかけて咲きますが、秋に実が鈴なりになります。
19宝篋印塔越しに
   おごしき山北東尾根
地元の人は、これを「お塚さん」と呼び、鍋ヶ森神社創建伝説の佐藤盛唯の墓であるとか、平氏の落人の墓でもあるとか伝えています。
19宝篋印塔越しに
   おごしき山北東尾根
地元の人は、これを「お塚さん」と呼び、鍋ヶ森神社創建伝説の佐藤盛唯の墓であるとか、平氏の落人の墓でもあるとか伝えています。
20八重咲きのアジサイ
まさかのアジサイでした(^^♪さすがにこれだけです。
20八重咲きのアジサイ
まさかのアジサイでした(^^♪さすがにこれだけです。
21マリーゴールド&
 サトウラギンヒョウモン♀
サトウラギンヒョウモンは、ヤマウラギンヒョウモンに似ていますが、前翅の縁にくびれがあります。吸蜜シーンを動画に撮りました。近くに鍋ヶ森神社がありますが、秋祭りで人が多かったので参拝は遠慮しました。
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21マリーゴールド&
 サトウラギンヒョウモン♀
サトウラギンヒョウモンは、ヤマウラギンヒョウモンに似ていますが、前翅の縁にくびれがあります。吸蜜シーンを動画に撮りました。近くに鍋ヶ森神社がありますが、秋祭りで人が多かったので参拝は遠慮しました。
22シュウメイギク
花が菊に似ていることから名前に「菊」とついたようですが、実はアネモネの仲間です。
22シュウメイギク
花が菊に似ていることから名前に「菊」とついたようですが、実はアネモネの仲間です。
23大馬鹿地蔵
ここから平成之大馬鹿門(空山)へのアプローチが可能です。平成之大馬鹿門はおごしき山と空山の二か所に設置されています。作者の空充秋(そら みつあき)氏の作品は、千種町にたくさんあります。
23大馬鹿地蔵
ここから平成之大馬鹿門(空山)へのアプローチが可能です。平成之大馬鹿門はおごしき山と空山の二か所に設置されています。作者の空充秋(そら みつあき)氏の作品は、千種町にたくさんあります。
24西河内公民館
小学校の廃校利用でしょうか。アンティークな公民館でした。駐車場は登山者も利用できるのかもしれませんが、この日は鍋ヶ森神社の秋祭りのためか、自動車が多かったです。
24西河内公民館
小学校の廃校利用でしょうか。アンティークな公民館でした。駐車場は登山者も利用できるのかもしれませんが、この日は鍋ヶ森神社の秋祭りのためか、自動車が多かったです。
25オオユウガギク
花の直径は4cm前後とヨメナ<写真03>やノコンギクよりも大きく、葉には毛がありません。
25オオユウガギク
花の直径は4cm前後とヨメナ<写真03>やノコンギクよりも大きく、葉には毛がありません。
26ヤブウツギ
枝が密生し、藪のようによく茂ることが名前の由来です。枝や葉に毛が多いことから、別名ケウツギとも呼ばれています。狂い咲きのようで、花は少なかったです。
26ヤブウツギ
枝が密生し、藪のようによく茂ることが名前の由来です。枝や葉に毛が多いことから、別名ケウツギとも呼ばれています。狂い咲きのようで、花は少なかったです。
27ミゾソバ
花の形からコンペイトウグサなどと呼ばれています。この写真ではそうは見えませんが、葉は両肩が張り出したような独特の形です。
27ミゾソバ
花の形からコンペイトウグサなどと呼ばれています。この写真ではそうは見えませんが、葉は両肩が張り出したような独特の形です。
28シオン
園芸品種ですが、野生化していました。葉は先端が尖って大きく、鋸歯が目立ちます。
28シオン
園芸品種ですが、野生化していました。葉は先端が尖って大きく、鋸歯が目立ちます。
29段々小滝
千種川に注ぐ鍋ヶ谷渓谷に入りました。緑もきれいだったので動画も撮りました。
29段々小滝
千種川に注ぐ鍋ヶ谷渓谷に入りました。緑もきれいだったので動画も撮りました。
30元鍋ヶ森神社鳥居
鍋ヶ森神社は雨乞いの神様として昔より信仰を集め、岡山や鳥取方面からも雨乞祈願に参詣されていたそうです。
30元鍋ヶ森神社鳥居
鍋ヶ森神社は雨乞いの神様として昔より信仰を集め、岡山や鳥取方面からも雨乞祈願に参詣されていたそうです。
31元鍋ヶ森神社鎮座地
縁結びと雨乞いの神様が祀られているようです。現在、神社はマリーゴールド<写真21>撮影地点近くにあり、ちょうど秋祭りが行われていました。
31元鍋ヶ森神社鎮座地
縁結びと雨乞いの神様が祀られているようです。現在、神社はマリーゴールド<写真21>撮影地点近くにあり、ちょうど秋祭りが行われていました。
32元鍋ヶ森神社境内小滝
神社より渓谷のほうがパワーを感じました。
32元鍋ヶ森神社境内小滝
神社より渓谷のほうがパワーを感じました。
33蛇行する滝
なかなか優雅です。昇龍のようにも見えました。
33蛇行する滝
なかなか優雅です。昇龍のようにも見えました。
34大釜の滝
自動車で通過すると気が付きませんが、鍋ヶ谷渓谷の反対側で滝の入口に名札があります。落差は15m程で今回見た滝の中ではかなり大きいほうです。動画も撮りました。
34大釜の滝
自動車で通過すると気が付きませんが、鍋ヶ谷渓谷の反対側で滝の入口に名札があります。落差は15m程で今回見た滝の中ではかなり大きいほうです。動画も撮りました。
35三筋滝
三筋に分かれるのは珍しいロケーションでした。
35三筋滝
三筋に分かれるのは珍しいロケーションでした。
36連続小滝
この渓谷ではよく見られるシーンです。動画も撮りました。
36連続小滝
この渓谷ではよく見られるシーンです。動画も撮りました。
37チカラシバ越しに小滝
少し下りてみました。渓谷を背景にすると、風流に映ります。
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37チカラシバ越しに小滝
少し下りてみました。渓谷を背景にすると、風流に映ります。
38ススキ
これぞ秋の風物詩です。背景も鮮やかです。
38ススキ
これぞ秋の風物詩です。背景も鮮やかです。
39東屋&幅広滝
こんな素敵な癒し空間が人知れず密かに存在します。側に駐車スペースもあります。東屋の前から動画を撮りました。コンクリートの遊歩道はすぐに終わりました。
39東屋&幅広滝
こんな素敵な癒し空間が人知れず密かに存在します。側に駐車スペースもあります。東屋の前から動画を撮りました。コンクリートの遊歩道はすぐに終わりました。
40モミジ&ススキ
気の早い1本が色づき始めていました。これからさらに美しい光景が見られるでしょう。
40モミジ&ススキ
気の早い1本が色づき始めていました。これからさらに美しい光景が見られるでしょう。
41鍋ヶ谷林道沿いの滝
砂利道を歩いていると、2か所ほど滝が見られます。鍋ヶ谷山の北東に延びている沢です。
41鍋ヶ谷林道沿いの滝
砂利道を歩いていると、2か所ほど滝が見られます。鍋ヶ谷山の北東に延びている沢です。
42船木山登山口
船木山<写真43,44>に北からアプローチするルートに入りました。もう少し東に進むと、鍋ヶ森神社奥の院へ向かうルートがあります。
42船木山登山口
船木山<写真43,44>に北からアプローチするルートに入りました。もう少し東に進むと、鍋ヶ森神社奥の院へ向かうルートがあります。
43船木山頂上
標高1334mで岡山県第2位、兵庫県第5位の山です。岡山県側の眺望が開けています。
43船木山頂上
標高1334mで岡山県第2位、兵庫県第5位の山です。岡山県側の眺望が開けています。
44船木山頂上より日名倉山
標高1047.1mの日名倉山には、中腹<写真右端>にベルピール自然公園があります。四角い建物はリュバンベール鐘楼です。
44船木山頂上より日名倉山
標高1047.1mの日名倉山には、中腹<写真右端>にベルピール自然公園があります。四角い建物はリュバンベール鐘楼です。
45稜線より後山
船木山から後山への稜線から後山<写真46〜49>が見えました。周辺の木々はもう色づき始めています。
45稜線より後山
船木山から後山への稜線から後山<写真46〜49>が見えました。周辺の木々はもう色づき始めています。
46後山頂上より船木山
岡山県最高峰です。標高1344.4m頂上三角点<点名:後山>があります。中央奥に船木山<写真43,44>が小さく見えています。
46後山頂上より船木山
岡山県最高峰です。標高1344.4m頂上三角点<点名:後山>があります。中央奥に船木山<写真43,44>が小さく見えています。
47後山頂上より日名倉山&
     総検行山&郷鴫山
南から南西方面には、左側に日名倉(ひなくら)山、中央手前に総検行(そうけんぎょう)山、さらにその奥に郷鴫(ごうしき)山が見えました。
47後山頂上より日名倉山&
     総検行山&郷鴫山
南から南西方面には、左側に日名倉(ひなくら)山、中央手前に総検行(そうけんぎょう)山、さらにその奥に郷鴫(ごうしき)山が見えました。
48後山頂上より三室山
北東方面に兵庫県第2位<標高1,358m>の三室山が見えました。1位<標高1,510m>の氷ノ山は霞んで見えませんでした。
48後山頂上より三室山
北東方面に兵庫県第2位<標高1,358m>の三室山が見えました。1位<標高1,510m>の氷ノ山は霞んで見えませんでした。
49後山頂上より植松山
西方面には植松山が右側に見えました。
49後山頂上より植松山
西方面には植松山が右側に見えました。
50コフキサルノコシカケ
カサの表面はココアパウダーをまぶしたようになり、広葉樹に生えます。これらはカサの直径が20〜30cm程でしたが、大きいものは数十cmになることもあります。
50コフキサルノコシカケ
カサの表面はココアパウダーをまぶしたようになり、広葉樹に生えます。これらはカサの直径が20〜30cm程でしたが、大きいものは数十cmになることもあります。
51シマヘビ
道仙寺奥の院を見下ろせるスポットですが、木々で見えにくくなっていました。ふと足元を見ると、太さ2cm程の細いシマヘビがいました。黒い縞模様がかなり薄いので、顔を近づけて覗き込んでいると、完全にフリーズしてしまいました。ごめんなさい(>_<)
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51シマヘビ
道仙寺奥の院を見下ろせるスポットですが、木々で見えにくくなっていました。ふと足元を見ると、太さ2cm程の細いシマヘビがいました。黒い縞模様がかなり薄いので、顔を近づけて覗き込んでいると、完全にフリーズしてしまいました。ごめんなさい(>_<)
52ホウロクタケ
似たキノコは多いのですが、カサの表面に白っぽいイボ状突起ができることがよくあるのでわかりやすいです。
52ホウロクタケ
似たキノコは多いのですが、カサの表面に白っぽいイボ状突起ができることがよくあるのでわかりやすいです。
53渡渉点の滝
渡渉点といっても水深はごく浅く、またげます。動画も撮りました。
53渡渉点の滝
渡渉点といっても水深はごく浅く、またげます。動画も撮りました。
54そうめん滝
名札が立っていますが、下山時は気づきにくいかもしれません。1m程渡渉するとすぐに狭い岩の間をお行儀よく流れているのが見えます。今回は水量が多かったので、岩の間からはみ出していました。動画を撮り、しばらく進んで標高930m辺りの渡渉点の玉垂れ滝は動画だけにしました。
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54そうめん滝
名札が立っていますが、下山時は気づきにくいかもしれません。1m程渡渉するとすぐに狭い岩の間をお行儀よく流れているのが見えます。今回は水量が多かったので、岩の間からはみ出していました。動画を撮り、しばらく進んで標高930m辺りの渡渉点の玉垂れ滝は動画だけにしました。
55スギヒラタケ
白くきれいな毒キノコです。杉の倒木によく生えています。
55スギヒラタケ
白くきれいな毒キノコです。杉の倒木によく生えています。
56淵のある沢滝
いつも登山道から少しだけ下りて見下ろしてみます。水量はあまり変わらないようでした。動画も撮りました。
56淵のある沢滝
いつも登山道から少しだけ下りて見下ろしてみます。水量はあまり変わらないようでした。動画も撮りました。
57石小屋内部不動尊
天然の岩屋の内部に不動明王像があります。周辺は元々、石がゴロゴロしており、去年の豪雨でさらにひどくなったようです。
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57石小屋内部不動尊
天然の岩屋の内部に不動明王像があります。周辺は元々、石がゴロゴロしており、去年の豪雨でさらにひどくなったようです。
58金掛の行場
昔はこの岩の上から鎖が掛けてあり、それを足場に上ったり下ったりしたようです。岩屋の中央に鐘懸(かねかけ)の行者像があり、「鐘掛の行者天保四年」と表記されています。
58金掛の行場
昔はこの岩の上から鎖が掛けてあり、それを足場に上ったり下ったりしたようです。岩屋の中央に鐘懸(かねかけ)の行者像があり、「鐘掛の行者天保四年」と表記されています。
59不動の滝
木製の立派な階段を下りると不動の滝です。二筋に分かれた流れの間にある自然の祠の奥に不動明王が祀られています。今回は滝壺まで行って動画も撮りました。
59不動の滝
木製の立派な階段を下りると不動の滝です。二筋に分かれた流れの間にある自然の祠の奥に不動明王が祀られています。今回は滝壺まで行って動画も撮りました。
60垢離取場越しに
     不動明王の岩
女人禁制の結界門が未だ残る後山は大峰山を「前山」として、その後ろにある西の大峰になぞらえて「後山」といいます。手前に見えている小さな淵は、身を清める垢離(こり)取場です。その奥に見えている岩の裏側に不動明王像<写真61>があります。
60垢離取場越しに
     不動明王の岩
女人禁制の結界門が未だ残る後山は大峰山を「前山」として、その後ろにある西の大峰になぞらえて「後山」といいます。手前に見えている小さな淵は、身を清める垢離(こり)取場です。その奥に見えている岩の裏側に不動明王像<写真61>があります。
61垢離取場の不動明王
カメラを片手に動画を撮りながら岩の上に上がり、隙間をのぞくと、小さな不動明王像が祀られていました。岩に上がらなくても見えます。
61垢離取場の不動明王
カメラを片手に動画を撮りながら岩の上に上がり、隙間をのぞくと、小さな不動明王像が祀られていました。岩に上がらなくても見えます。
62後山登山口不動明王
お堂は無事でしたが、「後山・平成之大馬鹿門登山案内図」の根元が折れて倒れていたのが気になりました。ここは舗装林道の終点で後山登山口になっており、駐車場もありますが、少し下ると、落石や倒木で自動車は通行不可能な状態でした。
62後山登山口不動明王
お堂は無事でしたが、「後山・平成之大馬鹿門登山案内図」の根元が折れて倒れていたのが気になりました。ここは舗装林道の終点で後山登山口になっており、駐車場もありますが、少し下ると、落石や倒木で自動車は通行不可能な状態でした。
63なめらの行者
“なめら”というのは方言で“水などで滑りやすい”という意味でしょうか?岡山県北部にも“なめら”という言葉がついた場所があります。
63なめらの行者
“なめら”というのは方言で“水などで滑りやすい”という意味でしょうか?岡山県北部にも“なめら”という言葉がついた場所があります。
64腰痛不動尊
現在腰痛にお悩みの方々に代わってお参りしておきました(*^^*)お大事に。
64腰痛不動尊
現在腰痛にお悩みの方々に代わってお参りしておきました(*^^*)お大事に。
65鉈取淵
橋の上から鉈取(なたとり)淵を眺めました。ここで鉈を手離すと、鉈を返せなどと声が聞こえるとの伝説があります。ここが笛石山の登山口です。ここと反対側の滑滝を動画に撮りました。
65鉈取淵
橋の上から鉈取(なたとり)淵を眺めました。ここで鉈を手離すと、鉈を返せなどと声が聞こえるとの伝説があります。ここが笛石山の登山口です。ここと反対側の滑滝を動画に撮りました。
66鉈取淵より下流の滝
崩れやすい斜面を少しだけ下りてみました。一番上に鉈取(なたとり)淵の滝<写真65>が小さく写っています。動画も撮りました。
66鉈取淵より下流の滝
崩れやすい斜面を少しだけ下りてみました。一番上に鉈取(なたとり)淵の滝<写真65>が小さく写っています。動画も撮りました。
67不動明王
お堂の前の表札に「修験道場西大峰 教霊山参道」と書かれていました。提燈の明かりがともっているのは初めて見ました。
67不動明王
お堂の前の表札に「修験道場西大峰 教霊山参道」と書かれていました。提燈の明かりがともっているのは初めて見ました。
68二筋滝
落差はあまりありませんが、水量が多く、轟音がするので目に留まります。名無しなのがもったいないです。
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68二筋滝
落差はあまりありませんが、水量が多く、轟音がするので目に留まります。名無しなのがもったいないです。
69迎え行者
松の木公園<写真01>から鳥居をくぐってすぐのところにある行者像です。修験者を迎える場なのでしょう。
69迎え行者
松の木公園<写真01>から鳥居をくぐってすぐのところにある行者像です。修験者を迎える場なのでしょう。
70「馬鹿話」越しに笛石山
帰宅途中、笛石橋のたもとを通りかかると、笛石山の頂上周辺が光って見えました。笛石山頂上近くにある猫石に設置されているソーラーライトでしょうか。手前の石彫は、おごしき山&空山頂上の平成之大馬鹿門(へいせいのおおばかもん)の作者として知られる空充秋(そらみつあき)氏の「馬鹿話」(ばかのわ)です。
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70「馬鹿話」越しに笛石山
帰宅途中、笛石橋のたもとを通りかかると、笛石山の頂上周辺が光って見えました。笛石山頂上近くにある猫石に設置されているソーラーライトでしょうか。手前の石彫は、おごしき山&空山頂上の平成之大馬鹿門(へいせいのおおばかもん)の作者として知られる空充秋(そらみつあき)氏の「馬鹿話」(ばかのわ)です。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

“コースの約3分の2は渓谷沿い 水の都ちくさ!”
 今回のメインとなる後山は四方からアプローチができます。(ただし、北側はほとんどヤブですが・・・)
 風が強かったこともあり、稜線歩きを極力避け、21km近くにも及ぶ全行程中、約3分の2にあたる約14kmは、千種(ちくさ)川、鍋ヶ谷渓谷、板馬見(いたばみ)渓谷沿いを歩くことにしました。
 渓谷沿いだけでも高度差は400mほどありますが、舗装道路がほとんどで山を登ったり下ったりしている感覚がほとんどありません。時々、轟音を頼りにすぐ近くまでアプローチしてみると、目の前に広がる渓谷美を堪能できることもしばしばでした。マイナスイオン効果で心が常に癒され続け、長距離の割に精神的には楽でした。

“タタラ製鉄に貢献した修験道!?”
 千種町は、製鉄神「金屋子神」(かなやごかみ)が降臨し、日本で初めて製鉄技術が伝わったとの伝承が残っており、古代より砂鉄を利用した「タタラ製鉄」が盛んに行われました。現在把握されている千種川沿いの製鉄遺跡だけで八十五ヶ所を超えます。
 千種の山の土からとれる良質の「真砂砂鉄」から生み出された「千草鉄(ちくさはがね)」は高い品質を誇り、現岡山県瀬戸内市の長船(おさふね)の刀匠たちに珍重されました。また、砂鉄を取った後の「真砂土」はクリンソウが育つ土として最適となりました。
※クリンソウについてはこちら↓でレポート
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1471276.html
 また、千種町と岡山県美作(みまさか)市の境にある後山は西大峯(おおみね)山とも呼ばれ、古くから修験道の中心地として栄えた山の一つでもあります。
 この修験道がタタラ製鉄に大きく寄与していたという説があります。修験者は修行する山の中で発見した鉱脈に関する情報を製鉄集団に伝え、開発を促したと考えられています。
 後山に行場(修験道の修行道場)が開かれてから五十年ほど後に、後山周辺でタタラの炎が燃えはじめたようです。
 現在はタタラ製鉄は廃れていますが、鉱物への変わらぬ関心は、後山東北東のおごしき山&東南東の笛石山にある平成之大馬鹿門をはじめとする石彫群に表れています。

 今回は千種川と後山というタタラに関係深い場所を周回することで、今まで個々に見ていた史跡が時空を飛び越えて繋がった気がしました。
 地元(西河内)の方が驚くほど、歩く人がいないコースでしたが、歩くことで今まで見えなかった美観が何度も目に飛び込んできて、想定外のサプライズを楽しむことになりました。
 気が付けば行動時間は8時間近く(*_*;夕暮れに鳴く鹿の声に深まる秋を感じながら、無事に山行を終えました(*^^*)




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