西は尾根なら大丈夫だった＠ブナノ丸北尾根-菰釣山-鳥屋ノ丸北尾根
トプ・ガバチョ
体力度について
- GPS
- 07:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 916m
- 下り
- 926m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:00
| 天候 | 曇り一時晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
ブナノ丸北尾根（仮）は取り付き地点からの登りがキツい勾配のために疲れます。いきなりの急登ですから、ふくらはぎの筋肉が痛くなりますが、それを過ぎて尾根の肩に乗ると大分楽な勾配の歩きやすい尾根道になります。二つの名前の付いたピークがありますが、後ろ側の高野山では左にルートが折れているので、要注意です。何しろ山には思えないような幅広の平らな山頂なので、進むべき方向が分かりづらいです。その後、スカイバレーキャンプ場から始まる尾根道と合流しますが、そこに至る直下が一番勾配が厳しいところで、根っこを掴んでの直登になりましたが、つづら折れするように登る踏み跡があるようです。 スカイバレーキャンプ場からの尾根道は勾配もキツくなく歩きやすいです。ただし、左側に前から崩れかけたところがあって、トラロープが注意のために張られていますが、この前の大雨でできたものではないです。 菰釣山から鳥屋ノ丸までの甲相国境国境尾根も大雨の影響は皆無でした。この感じなら他の区間も問題なさそうです。 鳥屋ノ丸から北側の尾根も台風・大雨の影響はありませんでしたが、ここは下りでは支尾根が大変多く、進みたい方向を見定めるのが面倒です。鳥屋の沢上流部に出るルートや、もう少し下流の鳥屋沢キャンプ場に出る場合は右側の支尾根を選ぶ必要がありますが、頼朝の豪弓ルートに出る場合は直進かちょっと右方向を意識した感じで進む必要があります。左にも尾根がありますが、そっちを下ると最後に難義しそうです。尾根が緩んだら「ヤノウ山遊歩道」と書かれた立て板道標が現れますが、そのまま尾根をまっすぐ進み、次の道標が立っているベンチのある鞍部から北側に整備されたルートを下れば鳥屋沢の下流の橋の脇にある頼朝の豪弓ルートの入口に出られます。 |
| その他周辺情報 | 菰釣山登山道入り口がある西沢林道は、途中で三ヶ瀬川西沢が氾濫したようで、ごろた石が大量に流れ出て、道と川が同化してしまい、車では通行できません。 |
写真
朝5時15分に家を出て、宮ケ瀬に向かいます。国道246号の厚木に入るところで大山を見ると、前日の雨雲は掛かっておらず、予報通り晴れてくれそうです。
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宮ヶ瀬から県道64号で青野原方面に抜けようと思いましたら、三角山の方で土砂崩れがあって通行止めになったままでした。規模が大きくなかったので、10日経ったら大丈夫かと思ってましたが、甘かったです。
国道412号に出てから道志みちにはいりましたが、バカンス村方面の迂回路が現地の人以外通行規制されて進めず、もっと北を大回りする羽目になって、大分遅れてしまいました。まずは鳥屋沢の「頼朝の豪弓」登山口近くに自転車をくくり付けておきます。
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そのまま国道を戻る形で道志の森に進み、手前のラビットキャンプ場近くにある廃林道に軽トラを止めいよいよ登山開始です。もう8時40分になってしまいました。
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林道を進むと、雄の鹿が興味深そうにこちらを見ていて、右の尾根に取り付いてもしばらく付かず離れず先を行ってはこちらを見ていましたが、あまりに遅く歩いているためか、飽きてそのうちどこかに走り去ってしまいました。
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甲相国境尾根に出てきました。この道標の真裏から出てきます。時間はまだ11時ちょっと。ちょっとお腹が減ってますが、昼食は菰釣山で取ることにしました。
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山頂には11時40分頃に到着。3時間ほどの登りでした。今回持って行ったフィルムカメラはトプコン・スーパーDMで、レンズは28�弌�58�弌�100�个鮖�って行きましたが、100�个脇泙蟠�で使う機会がなかったです。
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それにしても、昼食を取っていても全く天気は好転せず、せっかくの見晴らしポイントながら、富士山は御覧の通り。5合目どころか裾野も見えるかどうかです。
やっと樅ノ木沢ノ頭に到着しましたが、ここはまだ1306mのピークではないです。ヤマレコもその他の地図もこの先のピークを樅ノ木沢ノ頭としていますが、実際はこのように手前の1300mに満たない突起に道標兼山名標柱が立っています。
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先に最も高くなったところがありますが、そこが1306mのピークで、松田警察署の地図ではしっかりと「鳥屋ノ丸」と記載されています。樅ノ木沢ノ頭は一つ東側のピークです。
振り返って撮っていますが、この大きな朽ち木の下のところも支尾根に注意です。去年登りで使った時に、一度三角点のある尾根にトラバースして寄ってからこの尾根に戻った時見覚えのあるところを下ってしまい、途中でミスコースに気付きました。戻ってマーキングしておきました。
この尾根の肩は要注意で、結構急な斜面になっていて、方向は真っ直ぐなんですが、微妙に右側の方が勾配が緩めで、そちらに足が自然に向いてしまいます。下の方で涸れ沢が見えてくると、そちらではないことに気付きます。
すると去年はなかった立て板が。前にセンタービレッジキャンプ場のご主人が、矢頭山だけではなく、矢崎までの周回コースを遊歩道として整備するとおっしゃっていましたが、これがそれになるんでしょう。
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せっかくだから西沢林道を進んで菰釣山登山道入口をチェックしに行きますが、チェーンゲートまで2/3ほどの地点で道は川と同化して進めなくなっていました。
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本来は川幅の狭い沢なんですが、まるで一級河川の河川敷のような状態ですね。ここに道があったとは思えない状態です。菰釣山登山道も沢沿いの道ですから、かなりひどい状態なんじゃないかなと思われます。
せっかくだから帰りがてら神ノ川林道の土砂崩れ現場に進んで、全く手付かずなのを確認してから県道を戻ろうとしたら、こんな状態で進めませんで、Uターンして入ってきたところから国道に抜けました。
迂回路は最初から渋滞していましたが、県道517号に入ったところから動かず渋滞になり、かなり抜けるのに時間が掛かりました。帰宅したのは8時過ぎ。山以上に疲れがどっと押し寄せてきました。
感想
連休最終日は晴れ予報だったので、裏丹沢西側を歩いてきました。この前の台風2連発と記録的大雨で、神ノ川林道が完全にダメになってしまったのを見て、果たして道志の方はどうなんだろうと言うことで、甲相国境国境尾根も少し絡めてコース設定しましたが、大棚ノ頭から三国山までの丹沢最西端は後日と言うことで、今回は菰釣山をメインにしました。
登りルートは道志の森に近いラビットキャンプ場の近くにある廃林道のところから始まるブナノ丸北尾根（仮）を使い、甲相国境国境尾根に出たら菰釣山まで往復し、そのまま国境尾根を西にしばらく進んで鳥屋ノ丸（ヤマレコやその他のマップでは樅ノ木沢ノ頭と記されています）から鳥屋ノ丸北尾根（仮）を使って下山し、鳥屋沢からは自転車で道志の森に戻る作戦です。
朝5時15分頃家を出て、順調に宮ヶ瀬まで進みますが、県道64号は10日前に来た時と同じくまだ閉鎖されていて国道413号に出られないままでした。仕方ないので前と同じく一旦国道412号に出てから大回りして道志みちに入ります。青野原-青根間はまだまだ復旧に時間が掛かり、そのすぐ北側の迂回路の県道も閉鎖されていますから、今回ももう一段北側のバカンス村経由での迂回路になると思っていたら、そちらも交通整理の人が立っていて通行止めだと言われました。先週通ったのに何でなのかを聞くと、その道沿いの集落の住民からの要請で、土日祝日は地元の車以外通行禁止にしたそうです。確かに道志みちの土日は早朝から車やバイクが途切れることなくやってきて、それが細い抜け道にどっと入り込むと迷惑なのは分かります。でも、その集落の意見がまかり通るなら、ずっと車・バイクだらけだったのを我慢し続けてきた道志村の住民はどうなのよとなりますよね。難しい問題でしょうが、ちょっと納得はいかないです。で、どのように道志村に抜けるのかを問うと、一旦県道64号と国道413号が交差する変形四差路まで戻り、北に折れる県道517号を使って牧馬（まきめ）峠を越え、篠原のT字分岐を西に折れて（東のプレジャーフォレスト方面は通行止め）県道76号に出て、道志ダム経由で青根に出ると言うかなりの大回りしかないそうです。これのためにかなり時間をロスし、登山開始は8時40分になってしまいました。
まずは下山ポイントの鳥屋沢の「頼朝の豪弓」ルート入口近くに自転車をくくり付けておきます。その後で道志みちを戻って道志の森に近いところにある廃林道に軽トラを止めて、いよいよ出発です。
最初のブナノ丸の北尾根は、入口からしばらく急登を余儀なくされますが、それが終わると歩きやすい勾配の尾根が続きます。台風・大雨の影響は全くなく、去年に歩いた時と全然変わりませんでした。新たに倒れた木も見かけませんで、どうやら裏丹沢西部の尾根は国境尾根がいい防風林と言うか防風尾根になってくれたようで、穏やかそのものでした。このルートはスカイバレーキャンプ場から登る尾根と合流する直前でかなり勾配の厳しい個所がありますが、上に立ってみると直登せずにもう少し楽に登れる踏み跡があるようです。マーキングもあります。
ブナノ丸に出て、甲相国境尾根を東に向かいますが、ここも天災には見舞われなかったようで、以前と全く同じ雰囲気でした。ただ、晴れの予報ながらほとんど曇っていて、菰釣山からの富士山は拝めませんでした。
菰釣山のベンチで昼食を取ってから国境尾根を西に向かい、ブナノ丸-油沢ノ頭-樅ノ木沢ノ頭と縦走して、鳥屋ノ丸から北側の尾根を下ります。なお、ヤマレコやその他の地図で樅ノ木沢ノ頭（1306m）となっているのは、実は国土地理院のP1306より東側の小ピークみたいな雰囲気のコブで、そこに東海自然歩道の道標兼山名標柱があります。そこから一旦少し下ってから、長めに登ったところにある細長いピークがP1306mで、これは松田警察署の地図によると鳥屋ノ丸と言うれっきとした名前が付いています。そこで問題なのは、例えば現地で道標を見て「樅ノ木沢ノ頭で滑落した人がいます」と連絡したら、職員が地図を見て鳥屋ノ丸で捜査を始めるとかになるなんてことが起きることも考えられますから、ここは早いところ修正した方が良いと思いますね。
それはともかく、鳥屋ノ丸の北尾根は支尾根分岐が多くて下りでは読図が必須で、GPSで自分の位置をとらえることが重要です。ここも去年一度歩いたことがあるルートで、その時は登りでしたから問題なかったのですが、今回は下りでしたから注意していたのに2度ルートミスしちゃいました。それでもこちらのルートも全く問題なく歩けますから、裏丹沢西部は少なくとも尾根道に関しては概ね問題なさそうです。
自転車で道志の森に戻ったのが午後3時半で、時間に余裕があったので、そのまま西沢林道を進んで菰釣山登山口がどうなっているのかチェックしに向かうと、林道はゲートのしばらく手前で消失していました。道は三ヶ瀬川西沢と同化して、川幅がまるで1級河川みたいに広くなっていて、車ではもうそれ以上進めない状態になっていました。徒歩ならもちろん行けるでしょうが、この分だと登山道も沢沿いにありますから、結構崩れていそうですね。
その後、先週と同じく神ノ川林道をまた進んで、奥の方での土砂崩れが全く手付かずなのを確認しつつ、戻って国道413号と並行する青根の県道を使って東に進みますが、こちらも石屋さんの先で路面が流れ出たゴツ石だらけで走れませんでした。
帰りも牧馬峠からですが、県道76号は片側交互通行の信号区間が4か所あって渋滞していて、県道517号も狭い道で大柄な車がすり抜けできなくなりがちで、前半区間で大渋滞を引き起こしていました。平日でないと道志方面に行くのは困難になってしまいましたが、1日も早く道志みちが通れるようになることを願います。
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尾根は大丈夫のようですが、沢沿いのダメージが大きいようですね。道志みちは国も関与して復旧するようですが、神ノ川林道などの林道関係は遅れそうですね。丹沢バリルートの季節到来ですが、アクセスが限られて残念ですね。しかし立派な牡鹿と遭遇されてましたね。うらやましい。
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