記録ID: 218131
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無雪期ピークハント／縦走
奥秩父
【猛暑吹っ飛ぶ・名瀑】 グミの滝 〜 三ツドッケ〜 大平山 〜 大ネド尾根
2012年08月22日(水) [日帰り]
fuya0123
- GPS
- 11:54
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,669m
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◎ 細久保橋(6:06) → シゴー平(6:14) → 仙元林道入り口(6:16) → 三ツドッケ登山口(6:30)
→ 指導標(6:37) → 左岸沢流入(7:05) → 左岸沢流入(7:11) → 左岸沢流入(7:11) → 大岩下(7:25)
→ わさび田作業小屋(廃墟)(7:33) → 三ツドッケ分岐(7:34) → グミの滝(7:40=7:50) → 三ツドッケ分岐(7:55)
→ グミの滝上にあたる尾根基部(8:25=8:30) −−− 直登尾根へ −−− → 秩空39石杭ピーク(10:30=10:37)
→ 三ツドッケ(11:25) −−− 冷たいサイダー＆お稲荷さんと ぬか漬。 −−−
◎ 三ツドッケ(11:40) → 長沢背稜に合流(11:48) → ハナド岩(12:05) → 七跳山(12:50)
→ 大クビレ(13:16) → 大平山(13:30=13:45) → 大ネド尾根分岐(14:10) → 985m地点(意識せず)
→ −−− ルートミスにより985m地点へ戻る −−− 天目山林道に出る(17:29)
→ 細久保橋(18:00)
-- ☆★ 所要時間:12時間05分 (ルートミスによる 1時間45分のロスを含む) ★☆ --
→ 指導標(6:37) → 左岸沢流入(7:05) → 左岸沢流入(7:11) → 左岸沢流入(7:11) → 大岩下(7:25)
→ わさび田作業小屋(廃墟)(7:33) → 三ツドッケ分岐(7:34) → グミの滝(7:40=7:50) → 三ツドッケ分岐(7:55)
→ グミの滝上にあたる尾根基部(8:25=8:30) −−− 直登尾根へ −−− → 秩空39石杭ピーク(10:30=10:37)
→ 三ツドッケ(11:25) −−− 冷たいサイダー＆お稲荷さんと ぬか漬。 −−−
◎ 三ツドッケ(11:40) → 長沢背稜に合流(11:48) → ハナド岩(12:05) → 七跳山(12:50)
→ 大クビレ(13:16) → 大平山(13:30=13:45) → 大ネド尾根分岐(14:10) → 985m地点(意識せず)
→ −−− ルートミスにより985m地点へ戻る −−− 天目山林道に出る(17:29)
→ 細久保橋(18:00)
-- ☆★ 所要時間:12時間05分 (ルートミスによる 1時間45分のロスを含む) ★☆ --
| 天候 | 晴れ一時曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
「浦山ダムサイト」を通って、上流へ。 「毛附トンネル」を抜けて少し行ったら、 細久保谷(天目山林道)へ右折、 細い林道をゆっくりと「細久保橋・ゲート」終点へ。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
−−− ☆★ 全コースを通して ★☆ −−− ◎ 「長沢背陵」部分を除き、バリエーションルートです。 ◎ 長沢背陵までのルートは ”廃道扱い"となっており、したがって「グミの滝」への案内指導標はありません。 (指導標の表示は、三ツドッケ・一杯水とはなっていますが) それでも グミの滝までは、ガレ場は何カ所かあっても 道に迷うことはありません。 ◎ 「グミの滝」上部登山道からの尾根は、超バリエーションルートです。 踏み跡すら無くて 大変厳しい急登尾根です。下りでの利用は、絶対不可です。 ◎ 「大平山」からの「大ネド尾根」下降は、ルート上には赤テープがマーキングされているものの、 985m分岐地点は、地形上大きな窪地となっており、 伐採が入って一面に木材が散乱しています。 下りのコース取りに要注意です。 (私はここでコースミスをして、この地点から 東北東へ行くべきところ 東南東へ、さらに 支線尾根を南へ下ってしまい、登り返し、えらいロスでした。) �� −−− ☆★ 細久保橋 〜 旧わさび田作業小屋＆三ツドッケ登山口 〜 グミの滝まで ★☆ −−− ・「細久保橋」ゲートから 「天目山林道」をテクテクと歩き、30分足らずで「三ツドッケ登山口」に着きます。 途中から左に入る「仙元林道」では、工事が行われているようです。 ・10分足らずで、「指導標」があります。 この先から、梯子橋、丸太橋が、中小7ヶ所ほど出てきます。 何れも老朽化が著しく、山側を廻ったり、沢を渡ったりしますが、そんな危険はありません。 ・所々ガレていて、特に復路利用の場合には、注意が必要です。 ・相対的には「旧わさび田作業小屋」,「グミの滝」までは、道に迷うことなく到達出来ます。 �� −−− ☆★ グミの滝 〜 グミの滝上の尾根基部 〜 三ツドッケまで ★☆ −−− ・「右ノ沢」に架かる梯子橋は、例のごとく老朽化で渡れませんから、この沢を適当に左岸へ。問題はありません。 渡ってすぐ山腹のガレた急登です。加えてつづら折りのルートが不明瞭ですから、慎重に。 ・ようやく脱して歩きやすくなって、すぐ小さな尾根の基部に出て 尾根を巻くと、ルートが崩壊しており、 沢に降りて40〜50m遡ると、右岸側に赤テープがあり、ここを登って 山腹を行きます。 ・3番目の小さな "尾根基部"に 出ます。ここからは、先ほどの「グミの滝」が下に 木々の間から見えます。 ・ここから山腹を長沢背陵へ向け 南へ行くのですが、思案の末、この尾根を直登することにしました。 (踏み跡すら無く、大変な尾根です。) ・上に行くほど 尾根に"踏み跡"が出てきました。特に「秩空39石杭」のあるピークからは、アップダウンで 小ピークが連続し、次のピークが「三ツドッケ」かと期待し、着くとまだ。 ・特徴ある「三ツドッケ」と解るピークを見たときは、ホッとしました。 息も切れて 休むことがしばしばで、「三ツドッケ」まで 3時間近く費やしました。 �� −−− ☆★ 三ツドッケ 〜 七跳山 〜 大平山まで ★☆ −−− ・基本的には「長沢背陵」ですから ルートの問題はありませんが、「七跳山」へは、長沢背陵から 尾根へ取り付かなければならず、その位置に指導標はありませんから、地形図を見ながら 巻いて通り過ぎないよう注意が必要です。 ・「七跳山」からの「大クビレ」へのルートも、特に指導標はありません。 「大クビレ」への下降は 尾根が広く あまりはっきりしませんから、あまり尾根の南側に 寄りすぎないようにしないと うまく「大クビレ」に出られません。 ・大クビレから「大平山」へは、ルート明瞭です。 �� −−− ☆★ 大平山 〜 大ネド尾根ルート(大失敗) 〜 細久保橋まで ★☆ −−− ・今回、最大の失敗が下降に使った「大ネド尾根」でした。 ・この「大ネド尾根」は、登りで今年の3月7日に通っているものの、雪道でしたので、 何ら特徴などが掴めずに、今回下りとして利用したのです。 ・これが災いしたのと、帰路を急ぐあまり、現地での地形図との照合を疎かにし、895m地点の "伐採地"で、躊躇無く 東南東側へ下山してしまいました。 さらに、南への支線尾根へも下るという "ダブルミス"を犯してしまいました。 ・少しでも 「細久保橋」に 近い方へ降りたいという心理も働き、地形図も見ず、ただ 近づく 細久保谷の沢音が だんだん大きくなるのを楽しみに。 ・ところが、やっとのことで 下の「天目山林道」が見えたとたん 目を疑いました。 何と 林道が、細久保谷の右岸側に見えたのです。 さらに急勾配をちょっと下りましたが、とても細久保谷を渡ることなんて不可能です。 よもや林道が反対側に付いているなんて、予想地点の大ミスです。 ・一瞬、「今日は家に戻れない! 携帯が圏外! 家族が捜索願を出す！・・・」。 いろいろなことが脳裏をかすめました。 時刻は15:40をまわり、まだ陽は充分だが 夕闇は早い。 ・疲労は極度に達しており、とにかく携帯が通じるところまで 登り直さなければと、休み休みながらも ガレ場を必死に登りました。 ・ようやく携帯の通じるところまで達し、「今日は戻れない。食料は有るし、野宿をするから 心配しないように・・・」と伝える。 ・さらに、985mへ向かって伐採跡尾根を登る。 ようやく"985m地点"付近に戻った時、今日は帰れる？と確信しました。 この"窪地"でよく注意すればよかったのですが・・・。が、まだ充分な明るさで、急勾配の尾根を とにかく一生懸命下りました。 ・下の林道が見えてきました。よかった。最後の降り口はガレていて、下に小岩を落とさぬよう、 慎重にずり落ちるような格好で、林道に出ました。 疲労困憊が極度に達し、平坦な林道を歩くにも 相当ゆっくりと。 車に戻るまで また30分を費やし、18時無事「細久保橋」に着くことが出来ました。 |
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最初の梯子橋。
このような梯子橋が
6ヶ所ほどある。
何れも老朽化著しく
渡るには注意を要する
このような梯子橋が
6ヶ所ほどある。
何れも老朽化著しく
渡るには注意を要する
「グミの滝」直上から、
から、尾根を直登。
「三ツドッケ」へ向かう。
踏み跡全く無し。
急登で、息も絶え絶え。
から、尾根を直登。
「三ツドッケ」へ向かう。
踏み跡全く無し。
急登で、息も絶え絶え。
三ツドッケより主尾根を
西に向かう。
まもなく、南側の
長沢背陵と合流します。
西に向かう。
まもなく、南側の
長沢背陵と合流します。
撮影機器：
感想
◎ 帰路の「大平山」からの、「大ネド尾根」。
雪が無い時期に、もっと下りを充分に調べておくべきでした。
安易に ルートの無い尾根を下ることは、やはり禁物です。
夕刻が迫り、致命的なルートミスと解った時、"遭難"の二文字が 頭に浮かびます。
そして、登り直そうと。まず携帯が "圏外"では、話になりません。
最低限、携帯で安否を伝えたい。幸いに、木々から東側が開いている尾根に戻り、家族に伝えることが出来ました。
最初は、「今日は戻れない。しかし食料・水もあるので、心配しないように・・・」でした。
後は夕闇になる前までに、既知点からどの位下れるか？。それによっての判断です。
幸いにも、17:30に 林道へ降りることが出来ました。
◎ 家に帰って、家族から相当 "叱責"されました。
「一人で行かないように。道の無いところには、行かないように・・・」。
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Sunsan2015 さん
fuya0123さん
良かったですね、やはり体力が物を言ったって感じですが、体力が仇と成る事も有る様です。
私の場合やはり体力に劣る所為か気力もめげていく感じでした。先日の浅間山では有りませんが、痛いご指導が思い出されます。携帯繋がって良かったですね、他の遭難で今から帰ると連絡後消息不明と言うケースも拝見しました。
良かったですねの一言につきます。mitsjmax
mitsjmaxさん おはようございます。
埼玉県北は 実に久しぶりの雨で、"猛暑＆熱帯夜"から解放され、涼しい朝です。
「浅間山」でのご経験、大変でしたね。
私の場合"過信"もあって、あわや？ というところでした。
あまり人の登らない山へ 好んで行くので、時にはこうした危険な状況を、
自ら作り出してしまいます。
私より先輩ですが 殆ど同年配ですので、お互いに 家族や他人に
迷惑を掛けないように、行動しなければいけませんね。
アルプスを初め いろいろな山へ行かれている様子。
また 美しい"レコ"を 見せて下さい。
fuya0123さん、お久しぶりです。
大ネド尾根では大変だったようですね。
疲れている時、ましてルートミスに気付き慌てている時
に、沢に下ることをせずに尾根に登り返すという判断は
なかなか出来ません。
賢明なる判断だったと思います
道なき道を行くような山行には危険が潜んでいるのでお
互いに気を付けて、楽しい山行としたいですね。
yoshiさん おはようございます。
相変わらず 凄い沢登り。私にはとても出来ないので、
ただただ 敬服するばかりです。
8/16の時の、「出会いの丘」から「川又道」までは、私にも何とか行けそうです。
参考にさせて下さい。でも、藪こぎが凄そうですね。
私の8/22の「大ネド尾根」は、ほんとうに初歩的な失敗でした。
尾根分岐で しっかりと、地形図とコンパスを見なければいけませんでした。
この歳になってもまだ、反省することしきりです。
致命傷にならないよう、自重したいと思います。
沢の遡行、ほんとうに気をつけて下さい。
また、滝の素晴らしい画像を見せて下さい。
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