北横岳
- GPS
- 03:29
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 289m
- 下り
- 286m
コースタイム
- 山行
- 2:13
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 3:30
天候 | くもりときどき雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイはJAF割引で往復1700円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
オール雪道。 |
その他周辺情報 | 小斉の湯700円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
|
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感想
新雪の北横岳へと出掛けてきました!
今年は10本ヅメアイゼンを買ったので、試しにも行きたかったし、北横岳はいつか行ってみたい雪山でした。
ロープウェイ駅に着くと、空は青空だったり雲だったりと目まぐるしく変わっています。
どうか晴れてほしいと祈りつつ、始発を見送り9時20分の二本目のロープウェイに乗り込みました。
中にはスキーヤー、スノーボーダーが多くて、登山スタイルの人は四組くらいでした。
ぐんぐんと高度を稼ぐロープウェイから見下ろすと真新しい白を冠した木々の間に、ゲレンデが走っていました。
山頂駅に着き、登山届を記入してまずは坪庭散策路から歩きます。
外に出ると、そこは一面の銀世界!思わずはしゃいで走り出したくなりました。
早速アイゼンを装着、ストックも準備します。
風がないので思ったほど寒くありませんでした。
空は青くなって日が射したかと思うと、再び白い雲に覆われたりを繰り返していました。
昨晩雪が降ったようで、雪質はさらさらのパウダースノーで、すくうと雪の結晶がわかるほどでした。
歩き出しは緩やかな散策路、足元の雪を楽しみながら歩きます。
ほどなく第一休憩所につき、カメラの三脚が並んでいるのが見えました。
みなさん、青空と雪の世界を待っているようでした。しかしながら、中々空は晴れませんでした。
第二休憩所までもすぐだったので、休まずそのまま第三休憩所まで進みます。
散策路とはいえ、登る場面もあるので暑くなってきました。風もほぼありません。
北横岳への分岐で、このあとの登りに備えて中のフリースを一枚脱ぎました。
そして歩き出したときに、一瞬空が青く山々が見えました。
「うわー」と、奇跡の瞬間を前に声をあげてしまいます。振り返ると、縞枯山を覆っていた白いガスもきれていました。
写真に夢中になり、歩みを止めてしまうわたしたち。
ところが、天気は変わりやすく空はすぐに白いけむに巻かれて見えなくなりました。
坪庭散策を終え、いよいよ道は登りにかかります。
さらさらの雪質は時に滑るので、気を付けながら足を運びます。
ジグザグに高度をあげていく道は、雪でメルヘンチックな雰囲気。
木々に、葉につもるようすがとてもかわいらしく感じられました。
しばらく登り続けると、三ツ岳との分岐があらわれます。雪景色を楽しんでいるうちに、着いてしまったという感じでした。
そこからひと登りで北横岳ヒュッテの天狗さんがわたしたちを迎えてくれます。
雪に凍えて寒そうな天狗さんの後ろには、またまたメルヘンな雪の森が広がり、日本じゃないみたいでした。
そして驚いたのが、ヒュッテの前の木製ブランコが半分くらい埋まっているではありませんか。雪の深さを感じました。
ヒュッテからは少し傾斜がきつい登りが続きます。
一ヶ所踏ん張って登るところがあり、アイゼンがあっても油断はできないと感じました。
どんどん雪深くなっていく景色に合わせて、パラパラと小雪が舞い始めたようです。
空には厚い雲がもくもくとわいていました。
そして樹林帯を抜けると、そこが北横岳南峰山頂でした。
山頂には強く冷たい風が吹き付け、標識も凍りついていました。
もちろん景色はゼロ。
急激に寒さに襲われ、手がかじかみ髪の毛も凍りつきました。
ちょうど北峰からおりてきたグループの方に写真を撮っていただき、わたしたちも次なる北峰へ。
一旦樹林帯に入るからか、風の勢いはおさまりましたが空気の冷たさはあり、雪山の厳しさを教えてくれるかのようでした。
到着した北峰も、同じく真っ白で見えるものはありません。
山頂に先にいた方に、晴れていれば蓼科山が見えると教えていただいたものの、その姿は拝めませんでした。
登頂の証拠写真だけとり、早々と下山開始です。
北横岳ヒュッテまで一気に下っていきました。
「お昼ごはんどうしよう?」という話になり、寒いから降りた方がいいかな、という意見と、食べてないから寒いのでは?という意見が出ました。
ちょうどベンチとテーブルも空いていたので、食べることにします。
わたしはお湯でスープとココアをのみ暖をとりつつ、仲間の差し入れのパンをいただきました。
ただ、食べても寒いことは寒いので、支度をしてすぐに下りることにします。
雪道の下りは楽しく、おもわず駆け足になってしまいました。
再び坪庭に戻り、次は雨池山を目指して歩きます。
その途中では、大好きな縞枯山荘の青い三角屋根も、白くぼんやり幻想的に佇んでいました。
雨池峠まで着いて、いざ雨池山の方を見てみると、トレースが全くありませんでした。
ラッセルは無理、と全員一致で引き返し、ロープウェイ駅へと向かいます。
駅に着く頃には白さはますます深くなり、雪も本格的に降り始めてしまいました。
逆にこのくらい潔く天気が悪化した方が、諦めもつくしまた来ようと思えました。
ところがロープウェイに乗り込み、下山して駐車場から空を見上げると、チラッと青空が!
さらに、帰りに温泉に寄って露天風呂から見上げると広がる青空が。。。。
山の方にはまだ、白いもやがかかっていましたが下界は晴れてきたようです。
こんな日もあるけれど、北横岳はまた必ず訪れたいお山になりました。
yukorikaiさん こんばんは
いよいよアイゼンデビューですね!自分はチェーンスパイクしか
持っていないので、アイゼンを履いている方を見ると、すごいな
あーと思っています。これで、積雪期の赤城山、谷川岳、武尊山
など…どこへでも行けそうです。この日は天候に恵まれなかった
ようですが、次はきっと晴れると思います。お疲れさまでした。
埼玉のchii
chiiさん、こんばんは(*´∀`)
お優しいコメント、ありがとうございます!
次はぜひ、晴れてほしいものです♪
おっしゃる通りに、どこへでも行きたくてアイゼンを用意しました(^^)
ということで、あとはスタッドレスタイヤがあれば完璧です(笑)。
欲望はつきません、まだまだ続きそうです(^^)
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