東天狗岳 黒百合ヒュッテでテント泊
- GPS
- 28:16
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,048m
コースタイム
- 山行
- 2:42
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 2:49
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 3:35
- 合計
- 9:03
天候 | 1日目 雪(15時位まで) 後 曇 2日目 晴 (稜線は風速15〜18m位で許容範囲) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もし要所で対向車が来て超低速になっていたら、登れずにスタックした可能性は高いです。 ※FF車は平地(下り)は比較的強いですが、後ろ荷重となる急勾配の登りは大の苦手、雪道では簡単に空転します FFは(路面状況により)スタッドレス+チェーンがマスト、スタッドレスだけではタイミングが悪いとスタック→事故につながります。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
2連休前に待望の南岸低気圧、冬将軍再来。
(暖冬とはいえ)山間部では新雪が積もり気温も厳冬期にカムバック!今シーズン最後かもしれない冬山が楽しめるということで、八ヶ岳・天狗岳の黒百合ヒュッテでテント泊をしてきました。
初日は、遅い出発で黒百合ヒュッテまででしたが、(山は)ずっと雪が降っていて常時12本爪アイゼンでいい感じ。気温も低めで積雪量も必要十分、遅れてやって来た最後の?厳冬期気分を十分に満喫できました。
黒百合ヒュッテに到着後、冷えた体を温めつつラーメンをいただいていると30分ほどでちょうど良く雪も止み順調にテントを設営することができました。新雪が積もっている関係で雪質もパウダー系でやわらかめ、理想的でした。ヒュッテ前にそれなりに雪が積もったためしばらくテント場での雪不足はないでしょう。
テント内の気温は、深夜・早朝はマイナス10度程で厳冬期相当。冬山らしい充実した雪山テント泊でした。
※この日はテント泊は私一人だけで貸切状態(小屋泊の人はある程度いました)
装備さえしっかりしていれば、(テント内)マイナス10度程度は恐れるにたりません、要はマット。私は銀マット(2mm厚)とインフレーターマット(硬めの2.5cm厚)とエアマット(6.3cm厚<R値5.7>)で放射冷却をシャットアウト。
他はテントシューズ・リミットマイナス18度の寝袋・寝袋カバー(だけ)で寝る分には全く寒くなく、持っていったダウンパーカ・ダウンパンツ・カイロは(寝るには)不要なお荷物でした(^・^)
※寒さ耐性は人それぞれ、体調にも左右されますのであくまでも参考です
2日目については、幾つか誤算が重なり登頂は東天狗岳だけにとどまりました。
黒百合ヒュッテに小屋泊した(と思われる)4人と私が天狗岳登山隊?の先頭グループ。(なんとなく登山道がわかるレベルの)ノートレースの道を進むかたちで、程なく3人(組)が体調不良により離脱。途中から私がトレースをつけていく1番手になっていました。
最初は意気揚々で順調だったのですが、某(雪深い)フカフカの急斜面で立ち往生。あと3〜5m位登れれば先に進めるのですが(ラッセル)技術不足で全く上にあがれません(×_×)
なお、迂闊にもワカンをテントに置いてきて持ってこなかったため万事休す、ワカンがあれば登れていたと思われます。後続の方にラッセルを変わってもらいましたがこの方は雪山初心者でやはり上に行けませんでした。
ここで技術も道具も無い2人が粘っていてもらちがあきません、停滞で凍傷になっては堪りません。
私は潔く諦めてUターン。心機一転再出発、展望が期待できる中山(展望台)へ進路変更しました。ですが・・・中山峠まで戻ったところで新たな登山者に出会います。聞けば地元の人で天狗岳には何度も登っている(天狗岳のベテランの)方。私が登れなかったフカフカの急斜面もこの方ならば難なく登っていくでしょう。
という訳で再び心機一転再出発。この(天狗岳のベテランの)方に了承をいただきトレースをたどってやっぱり天狗岳へ向かうこととしました。
付けて頂いたトレースのおかげで、先程登れなかったフカフカ急斜面も難なく通過。その後もトレースのおかげで登りやすく森林限界を超えたことでザクザクとアイゼンが効く道ばかり。順調に東天狗岳に登頂することが出来ました。
でもでも、2度の進路変更・登り返しで心身共に疲労困ぱい・いっぱいいっぱい(>o<)西天狗岳は目の前で丁度あのベテラン登山者が(西天狗岳から)戻ってきているところでトレースもバッチリでしたが向かう気力がありませんでした!
これまでに微風の時に2度程、西天狗岳に登っています。この日は(天狗岳としては通常の風速の日で)風速15〜18m位、個人的に両足の靴づれも発生していて無理する価値を全く感じません→そのままUターンでした。
この後も四苦八苦。中山峠経由で黒百合ヒュッテに戻る予定でしたが道を間違えて池の方面へ。戻るのも面倒でそのまま下までいったところで立ち往生。ノートレースでズボズボの地面、登山道も目視困難→苦渋のUターン!
心身共に疲労した状態で、今日何度目なの?という登り返しとなりました(>_<)
当初の予定では、この後黒百合ヒュッテ(テント)で軽く腹ごしらえをして中山(展望台)へ行き絶景を堪能するはずでしたが時間が押してしまい気力もきれてしまったため東天狗岳だけで打ち止めとなりました(>_<)
登山に関しては予定通りにいきませんでしたが、今シーズン最後と思われる冬季テント泊と、程よい積雪の厳冬期風雪山ハイキングを十二分に満喫することが出来ました。後は残雪期の北アルプス辺でテント泊ができれば大満足といったところです。
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