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Yamareco

記録ID: 2264026
全員に公開
山滑走
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山

2020年03月19日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:23
距離
11.5km
登り
836m
下り
835m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:26
休憩
0:55
合計
5:21
8:19
62
9:21
9:22
9
9:31
9:39
30
10:09
10:09
52
11:01
11:08
17
11:25
11:25
14
11:39
12:17
16
12:33
12:34
3
12:37
12:37
15
12:52
12:52
7
12:59
12:59
41
13:40
13:40
0
13:40
ゴール地点
天候 快晴ほぼ無風
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一昨日と昨日の新雪が、20センチから30センチ。2月24日に来た時よりも雪が多い印象。明日(20日)からは、夏山ロープウェイ運行開始なので、薬師岳までは簡単に上がれて、1時間短縮となるが、ここまで自分の足で上がるのがいいと思う。
冬季のロープウエイなくなったことで、獲得標高が増え、体力的な難易度を少しだけアップさせた。
2020年03月19日 09:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/19 9:16
一昨日と昨日の新雪が、20センチから30センチ。2月24日に来た時よりも雪が多い印象。明日(20日)からは、夏山ロープウェイ運行開始なので、薬師岳までは簡単に上がれて、1時間短縮となるが、ここまで自分の足で上がるのがいいと思う。
冬季のロープウエイなくなったことで、獲得標高が増え、体力的な難易度を少しだけアップさせた。
雪の少ないシーズンだったけど、少なくとも、この日(3月19日)ならば、烏川源頭から五葉松平までのコースを滑れたな。
時間があれば、ここを一度滑り降りてから矢筈に登り返すという選択もあったが、出てくるのが遅かったのと、午後から用事あって、矢筈から振子沢に専念する。
2020年03月19日 09:34撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
3/19 9:34
雪の少ないシーズンだったけど、少なくとも、この日(3月19日)ならば、烏川源頭から五葉松平までのコースを滑れたな。
時間があれば、ここを一度滑り降りてから矢筈に登り返すという選択もあったが、出てくるのが遅かったのと、午後から用事あって、矢筈から振子沢に専念する。
けっこう雪がつながっていて、薬師から山頂寸前のここまでスキーで快適に登高できた。超快適。
2020年03月19日 10:42撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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3/19 10:42
けっこう雪がつながっていて、薬師から山頂寸前のここまでスキーで快適に登高できた。超快適。
2月24日に悪天候の中、このあたりで引き換えしたら、GPSトラックでは「安達太良山」登頂を認識してもらえず、当たり前だけど。
2020年03月19日 10:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/19 10:48
2月24日に悪天候の中、このあたりで引き換えしたら、GPSトラックでは「安達太良山」登頂を認識してもらえず、当たり前だけど。
2020年、初登頂。エビの尻尾は少なめとなり、ポカポカ陽気で5月の2000m級の山のよう。
2020年03月19日 10:53撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
3/19 10:53
2020年、初登頂。エビの尻尾は少なめとなり、ポカポカ陽気で5月の2000m級の山のよう。
肩から下げっぱなしの一眼のレンズ曇ってた。確認しろよ、オレ。
2020年03月19日 11:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/19 11:12
肩から下げっぱなしの一眼のレンズ曇ってた。確認しろよ、オレ。
飯豊連峰の白さは、別格。
2020年03月19日 11:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/19 11:22
飯豊連峰の白さは、別格。
矢筈森。この尖峰と谷の白さがたまらない。
2020年03月19日 11:33撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/19 11:33
矢筈森。この尖峰と谷の白さがたまらない。
ノーアイゼンのツボ足で矢筈のコルに登りあげた。
2020年03月19日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/19 11:48
ノーアイゼンのツボ足で矢筈のコルに登りあげた。
このコルからの風景が、好きでたまらない。なだらかな山容の安達太良の中で、ゴツゴツした岩場の表情と切り落ちた鉄山の東側の尾根。写真はちょっと左よりに飯豊を捉える位置。
2020年03月19日 11:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/19 11:49
このコルからの風景が、好きでたまらない。なだらかな山容の安達太良の中で、ゴツゴツした岩場の表情と切り落ちた鉄山の東側の尾根。写真はちょっと左よりに飯豊を捉える位置。
カメラ類は撤収して、記録はGoPro任せ。一気に滑り降りる。
2020年03月19日 12:21撮影 by  HERO5 Session, GoPro
3/19 12:21
カメラ類は撤収して、記録はGoPro任せ。一気に滑り降りる。
微かに矢筈が見えるポイントで一度振り返る。
2020年03月19日 12:21撮影 by  HERO5 Session, GoPro
3/19 12:21
微かに矢筈が見えるポイントで一度振り返る。
振子沢は、くろがね小屋の下の登山道合流ポイントまで滑降できた。この雪の感じだと、たぶんラストチャンス。
2020年03月19日 12:24撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
3/19 12:24
振子沢は、くろがね小屋の下の登山道合流ポイントまで滑降できた。この雪の感じだと、たぶんラストチャンス。
くろがね小屋から勢至平間は、ストックの長さを140センチに伸ばして漕ぎ続ける。
くろがね小屋から勢至平間は、ストックの長さを140センチに伸ばして漕ぎ続ける。
勢至平のカラマツが見えだすと、ストックで漕がなくても進むようになった。
勢至平のカラマツが見えだすと、ストックで漕がなくても進むようになった。
馬車道の踏み跡沿いに、棒立ち状態で高度を落とせた。下り目線の右カーブは、雪が切れていて4回くらいスキー外して歩いたが、思ったよりは滑れた。
2020年03月19日 13:07撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
3/19 13:07
馬車道の踏み跡沿いに、棒立ち状態で高度を落とせた。下り目線の右カーブは、雪が切れていて4回くらいスキー外して歩いたが、思ったよりは滑れた。
この急激な気温変化は、何?
福島市で気温20度越えた日だった。
20日(春分の日)は大荒れの天気らしく、一日前に静かで、今シーズンとしては最高の積雪状態の安達太良を楽しめた。
2020年03月19日 13:41撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
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3/19 13:41
この急激な気温変化は、何?
福島市で気温20度越えた日だった。
20日(春分の日)は大荒れの天気らしく、一日前に静かで、今シーズンとしては最高の積雪状態の安達太良を楽しめた。

感想

記録的な暖冬のシーズン、安達太良山にスキー登山する人は、何人いただろうか。
この日、3月19日は春分の日の一日前の平日ながら、山に入るならばこの日しかないだろうというわけで、たまたま仕事の端境期で時間があったので迷わず入山した。

スキーシーズンも終了し、空いている駐車場ではあったが、連休前の平日で好天予想の日ということもあってか、登山者のクルマが思ったより多く、ロープウェイ運行開始直前って感じでもなかった。

一昨日と昨日の降雪で、シーズン終了のゲレンデはスキーで登れそうなほどに真っ白だったが、あだたらスキー場は、登山道以外の場所を登ると、というか登りでゲレンデに入ると注意されるので、正確に登山道表示の跡を追う。
ラッセル跡がないと、けっこう辛い重めの新雪が、くるぶしのちょい上程度。

ウエアの選択ミスり最初の30分で大汗かく。ジップアップのベースレイヤー一枚でOK。

薬師岳までの間に、下りの登山者2名とすれ違う。ソロ×2。遠くに赤いウエアのソロ先行者。どこまでも青い空。3月下旬の降雪直後の登山日和。真っ白い斜面。テンションあがるわ。

薬師の展望台から少し上がり、ブッシュ抜けたところからスキー履く。ラッセル跡が結構深く、スキーはいたほうが楽。トレースを外すとけっこう潜る重めの雪。登山口では、「スキーなんか背負って滑れるの?」だけど、大丈夫。2月よりもスキーが役に立っている。

ブッシュが切れて自由にルート選べるようになってから独自のコースで山頂まで直登。いや、マジで2月の時よりも積雪は多く、コンディションも良い。これなら、五葉松平へ滑り込むのも可能。

山頂直前の50mほどのところで雪が切れた。ノーアイゼンのシートラで山頂へ。
新雪の下に凍結層があり、場所によっては慎重に歩かないといけないが、新雪層がストップスノーなので、仮に足元滑っても滑落の危険はない感じ。

シートラのままで牛の背経由で矢筈森のコルを目指す。
この稜線の光景が、いつまでも見ていたいほどに絶景。足元の土が柔らかく溶けていて、穏やかな春山って感じ。

ツボ足のまま、割と重くて膝下ぐらいまでのラッセルに耐えて、双耳峰の矢筈森のコルに上り詰める。いつもの場所。安達太良山頂よりも、誰もいないここが好き。

シールを剥がすと、G3のグルーはベタベタと溶けていて、リムーバー持ってこなかったので、これをスクレーパー代わりのコンパスで削ぎ落とし、入念にワックス塗るのに手間取った。それでなくてもストップスノーの新雪なのに、こんなベタつくソールで行けるのかと心配したが、ワックス塗った後の板を雪の上にスリスリすると、大丈夫。行けるぞ、これ。

コルから滑り出す。ザラメになるちょっと前の重めの雪。思ったよりも悪くない。
雪面から潜ることなく、スピード維持できる。

登り返しを嫌い、3ターンほどで一番高い場所を左に回り込み、振り子沢に入る。
下まで真っ白。ガンガン高度を落とす。ここ、最初に入った頃はけっこう急斜面に見えていたが、こんなになだらかだっけ、な印象。ガリガリのバーンじゃないからか。
といっても、下手に引っ掛けると派手に吹っ飛びそうなので、それなりに慎重にターンを決めていく。

下の方が、どこまで行けるのかなと心配したが、くろがね小屋の下まで降りれた。

小屋の下の登山道に出ると、Tシャツになりたいくらいの暑さ。スキーをザックにつけて登り返しが必要になるので、そこで薄手のウインドブレーカー脱いで準備してる時に、たぶんビーボフィット3が腕から落ちたことに気が付かなかったのだな。バンドも白いし。軽くて腕にしている感覚が無いので、落ちてもわからないってのは問題だ。

登山者のトレースの上を滑る分には、そこそこ平地でもスキーはいたままの方が絶対的に早く、雪面の照り返しが強くなる中、勢至平通過。お昼ぐらいの時間帯だけど、小屋目指して登っていく割と人数多めのパーティが多くて、連休前のこの日でこんなだと、連休は満員か?

インスタの「#安達太良山」見てると、ほんとうにくろがね小屋の同じようなカットの写真が多くて、温泉のあるこの山小屋の人気ぶりがうかがえる。小屋の建て替え計画が発表されて、「解体」の話がでたのが2年前か。悪く言うと、「閉店サギ」みたいなやつで、今年で最後といいつつ、実はまだはっきりと解体の日程は決定していないという。
私は職業が大工なので、新しい小屋の設計図とか、見てみたいな。

トレース外すと全く滑らないけれども、馬車道のほとんど平坦な部分でも、立っているだけで静かに降りていけるくらいには滑る。途中でスキー板の着け外し4回くらいはしたが、思ったよりも滑れて幸せな安達太良登山でした。




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