栗駒山天馬尾根〜天馬のたてがみは黄金彩
- GPS
- 04:28
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 801m
- 下り
- 813m
コースタイム
13:00しろがね草原-13:17秣岳-13:55車道-14:10泥炭地-14:38須川温泉
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復 須川温泉からJR一関駅(岩手県交通) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所:特になし 東栗駒コース裏掛け分岐より下には部分的に泥濘あり |
写真
感想
昨秋悪天を押して訪れた栗駒の紅葉は評判どおり素晴らしかった。今年も紅葉初めとして蔵王と迷ったが、今の時期いわかがみ平への季節運行バスがあり、これを利用すれば公共輸送機関利用でも念願の天馬尾根を歩けそうということで栗駒を訪れることに。
バスが狭い山道を登ってゆくと何台かの大型観光バスとすれ違う。いわかがみ平に着くと何組のツアー登山と思しき人々などで溢れかえっており、そのほとんどは中央コースに吸い込まれてゆく。須川温泉までの持ち時間は5時間足らずなので、時間的には中央コースが無難なのだが、躊躇なく東栗駒コースへ。
東栗駒コースはそれでも降りてくる人が多い。新湯沢を渡るあたりから紅葉が現れる。東栗駒に登っていくと栗駒本峰の紅葉が広がる。晴れてはいるが結構ガスも去来して遠方は白んで見えるのもあるが、紅葉そのものも若干早いか?それでも紅を愛でながらに東栗駒を越えてゆくと、しばらく水平の道となり裏掛けへの分岐(崩落で通行止め)あたりから湿原の草紅葉が美しい。快適な草原から階段状の登りになると人が詰まってくる。中央コースと合流すると人人人。バーゲンの順番待ち状態で一気にペースダウン。やっと辿り着いた栗駒山頂は列車到着後のホームの様な状態で、立ち止まらず通過し西へ下る。
頂上部北面の斜面は紅葉が盛り。進むのと待つのとイーブンペース?天狗平を過ぎやっと人心地ついた。若干登り返した展望岩頭は北面が切れ落ちている。時折ガスが薄くなると下に昭和湖や竜泉ヶ原が垣間見える。晴れていたらさぞ素晴らしいながめだろう。ここからしばらく樹林の中の下り。下るとまた晴れてくる。鞍部から登り返すと東斜面に湿原が現れてくる。振り返る栗駒は赤や黄を散りばめているが、小ピーク3つめを越えると尾根上一帯が湿原となり木道が敷かれたしろがね草原に着く、
ここで一服し、ランチとする。今はイワショウブのドライフラワーとリンドウが少しだけだが、花の時期はどうなんだろう。非常に気分のいいところだ。のんびりしたいところだが、雲行きが少々怪しくなってきた。
岩のピークを越え樹林を下るとまた大きな湿原に出て今度は西側の緩斜面一体に広がっている。イワショウブの赤い実が残っているものや少しだけ残ったオヤマリンドウ。秣岳への登りは湿原につけられた登山道が雨で削れては横に幾重にも広がっているのが痛々しい。秣岳からは須川湖が見下ろせる。
下りは苦手なので慎重に、途中雨が降り出し、熊らしき茂みの中の物音にびびりつつ下り車道に出たのが2時前。雨はすぐ上がり、ちょっと時間もあるので、泥炭地(シロタマノキ湿原)ハイクをチョイ足しすることに。車道からは片道約4分。名前の通り、泥炭地が湿原状になっており、地表はシロタマノキの白い実が覆っている。車道に戻り、車道を須川温泉へ。バスの時間に20分余を残して着いた。待ち時間を利用して表を流れる源泉で足湯気分。
栗駒メインコースの賑わいには驚きました。天馬尾根コースも結構人がいましたが、展望岩頭、しろがね草原と良い所があり、天気の良い日、じっくり時間を取って訪れたい場所ですね。ただ、秣岳南斜面の踏み跡の拡がり、自然を求めて山に来ながら、実は傷付けているのを改めて感じてしまいました。泥炭地(シロタマノキ湿原)は、派手ではないがちょっとお勧め。
odaxさんこんばんは。
栗駒山は僕も毎年紅葉を楽しみにしている山です
岩手と宮城はバスが通っているので、いいですね。
写真を拝見すると、今年も燃えるような赤が美しいです
今週末、間に合いますかね〜
お天気次第ではありますが、odaxさんの記録を拝見して歩いてみたくなりました
こんばんはtooleさん。
紅葉は、先週末時点では、山頂付近が見頃でしたが、東栗駒・中央コース中段以下や天馬尾根はもう少しの感じでした。今週末当り後者が盛りになるのでは?
今週末、小生は自宅 に戻るので山行きはたぶん小休止ですが、天気が良ければ栗駒に限らず錦秋に染まるレコ のアップ愉しみにしております。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する