記録ID: 234083
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰
栗駒山の千年クロベに会いにver.2012
2012年10月14日(日) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:43
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,392m
- 下り
- 1,398m
コースタイム
06:50 湯浜温泉駐車場
07:35 古道の森コース分岐(古道の森コースへ)
08:15 小桧沢渡渉(千年クロベに寄り道)
08:30 千年クロベ
休憩
08:45 出発
08:55 古道の森コース復帰
09:35 変則十字路(大地森コースへ)
11:30 御室
休憩
12:05 出発
12:50 栗駒山山頂
13:00 須川分岐(湯浜コースへ)
13:25 虚空蔵十字路
14:50 古道の森コース分岐
15:30 湯浜温泉駐車場
※千年クロベから古道の森へ復帰するルートでGPSログが乱れています。
07:35 古道の森コース分岐(古道の森コースへ)
08:15 小桧沢渡渉(千年クロベに寄り道)
08:30 千年クロベ
休憩
08:45 出発
08:55 古道の森コース復帰
09:35 変則十字路(大地森コースへ)
11:30 御室
休憩
12:05 出発
12:50 栗駒山山頂
13:00 須川分岐(湯浜コースへ)
13:25 虚空蔵十字路
14:50 古道の森コース分岐
15:30 湯浜温泉駐車場
※千年クロベから古道の森へ復帰するルートでGPSログが乱れています。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
利用できる既存の公共の交通機関はない。自家用車を持っていないという方、もしくは遠方から来る方は、最寄り駅からレンタカー、またはタクシーを利用することになる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【湯浜温泉〜古道の森コース】 湯浜温泉三浦旅館が営業再開していた。 こちら→http://www12.ocn.ne.jp/~yubama/ 立派なブナを眺めながら深い森を歩く。コースは全体的に刈り払いされていて歩きやすい。沢の渡渉が多い。全体を通して標高差がなく、明るい森の中を歩くイメージ。 【千年クロベ】 古道の森コースで小桧沢を渡渉したら右側に注目する。ピンクリボンがあるので、踏み跡のある薮を入って行く。目の前に突然舗装路が現れるが、これが小桧沢2号橋。この橋を渡って再び小桧沢を渡渉する。ここから先は踏み跡があるものの、背丈以上のススキの藪漕ぎ。さらに進むと右側に大きなクロベが見えてくる。これを通り過ぎてさらに行くと左側の森の中に大きなクロベが見える。ピンクリボンがあるので、笹薮を漕いでそのクロベまで行くと、さらに森の奥に大きなクロベが見えてくる。これがお目当ての千年クロベ。昨年までこの巨樹には『千年クロベ』の木製の標識があったが、今回は無くなっていた。 森が深いので、野生動物に注意。今回は千年クロベに向かう途中、脇の薮からガサガサ音がしだした。おそらく人間ではないと思うが‥ 【大地森コース】 大地森1154.9mをトラバースしながら鬱蒼とした森を登って行く。昨年は薮が濃いめで苦労したイメージがあったが、今回はきれいに刈り払いされていてとても歩きやすい。虚空蔵山が見えてくると、周囲の木々の紅葉が深まる。御室直下は草原になっていて視界が拓けるが、ここから登山道が不明瞭になる。御室までは所々水が流れる岩場を登る。栗駒山の南斜面の紅葉がひときわ美しい。 【御室〜栗駒山】 御室は大きな岩から水が滴っている。小さな祠と個人の慰霊碑がある。ここから御室の岩を回り込むように稜線を目指す。御室から稜線に至るまでは人の気配がなく、美しい紅葉を独り占めできる。須川分岐にでると、一気に人が多くなる。山頂までは渋滞気味で、追い越しは難しい。 【栗駒山〜湯浜コース】 須川分岐以降、めっきり人が居なくなる。初めは視界の悪い道を下るが、虚空蔵山が正面に見えてくると、視界が拓けて紅葉が美しい。以降、木道を歩く。この木道だが、傾いていたり、折れていたり状態は余り良くない。乾いていると大丈夫だが、雨に濡れていると滑りやすいかもしれない。 木道を歩きながらぜひ振り向いてほしい。天気が良いと、青空に黄金色の草黄葉の絶景がみられる。またすぐ横に見える虚空蔵山の紅葉は錦絵みたいな美しさ。 虚空蔵山に別れを告げると、鬱蒼とした森のゆるい傾斜を下って行く。登山道の状態は終始泥濘が多く、滑りやすい。 |
写真
感想
山の紅葉が始まるこの時期になると栗駒山を歩きたくなる。
栗駒山と言えば、秋田や岩手の方であれば須川温泉から登るだろうし、宮城の方であればいわかがみ平から登るのが普通だ。でもどちらも人が多すぎて、一人一人と挨拶を交わすのに少しうんざりしてしまうのだ。
昨年歩いた湯浜温泉から古道の森を抜けて、大地森を登り、湯浜コースを下るトライアングルコース。この誰も歩かない静かなブナの森をまた歩いてみたくなった。それに千年クロベは元気だろうか。僕は彼にまた会いたかった。
昨年の記録はこちら→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-141128.html
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コメント
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色とりどりの紅葉、深い森の中の道、千年クロベ、そして獣の気配(これは勘弁です
なんて素敵な山行なんでしょう
それにしても24km・・・思う存分堪能できたのでは
紅葉遅いから、まだまだ楽しめるね、混雑終わったら行ってみたいな〜でも、24キロってどういうこと?日が暮れそう
tooleさん、冬に世界谷地方面から、虚空蔵山の脇通って栗駒スキーで登る人いるよ。虚空蔵山は強烈なアイスバーンみたいだが…
宮城県人ですが、イワカガミ平から登ったことありません
カーナビでも、我が家からイワカガミ平を指定すると、須川高原に案内されるんですが
それはさておき、素晴らしい紅葉歩きでしたね
こんなところも歩けるんですね…!
今年は迷うことなく歩けましたよ
昨年は千年クロベを探すのに手間取ってしまって、時間切れ。
栗駒山の山頂を踏むことが出来ませんでした
栗駒の森は何度来ても良いですよ。
僕の好きな場所なんです
紅葉はやはり遅いと感じました
麓の湯浜温泉からだと今週末も余裕で楽しめそうですよ〜
世界谷地方面から山スキーですか。
傾斜がそれほどでもないのでたぶんいけそうですね。
ただ僕の場合、冬は宮城側の登山口に車で到達するだけでも大変そうです
冬の栗駒は今冬の目標に入れてあるので、検討してみます。
雪多そうですね
そういう宮城県人さんもいらっしゃるわけですね
ま、たとえ話ということで聞き流してくださいな
そう言えば僕もまだイワカガミ平から歩いたことがありません
今冬にでもご一緒しますか?
私も宮城県人ですが、言われてみればイワカガミ平から登った事がありません。
思い返せば、殆どが須川コースだったかなぁ。
イワカガミ平は栗駒山頂までの最短ルートなので混み合いそう→止めておこう。
こんな理由で、いつも避けてしまいます
湯浜コース、一度歩いてみたいとは思ってましたが、
大地森と繋いでトライアングル周回とは・・・
その発想は無かったです
24Km、という数字に萎縮してしまいそうですが、これはぜひとも歩いてみたい良ルート。
いつか紅葉の時期にお邪魔させて頂きます
栗駒山の秋堪能させていただきました。
静謐な巨木の森逍遥、秋色独り占めの虚空蔵周辺、もはや栗駒のピークは付け足し?これをみると、栗駒山メインコースは大通りからショーウィンドウ越しにきれいなディスプレイを見ているのみで、店内に踏み込んでいないような気がしてきます。
いいなあ、レンタカー
このコースは24kmと考えないで歩くとあっという間ですよ〜
イベントが盛りだくさんですから、とにかく楽しいです
Luskeさんだと古道の森コースを歩くとそのまま沢登りに発展しそうな予感がします
ちょっと薮が濃いめでしたが、大地沢を遡行するとかなりショートカットになるかも知れません。
誰も歩かれないので、ここを歩く人はどういう感想を持つのか興味があります
仰るとおりで、このコースを歩くと人混みの稜線にわざわざ出て山頂を踏むことなんてどうでも良いと思うようになります
山頂行くよりもそれまでの過程が魅力的ですからね
でも長いコースで、避難小屋もないですから、お手軽な感じではないですね。
ただ、こういう楽しみ方もあるかもしれません。
ロックガーデンの御室で紅葉を眺めながらのんびり昼食をとっていたら、男の人と会いました。
まさか登って来たの
自分以外にも奇人って居るもんだな〜と話しかけると、須川温泉から登って山頂を踏んで降りて来たとのこと。
この人、賢いです
僕みたいに無駄な体力消耗していませんから
虚空蔵山の裾野をトラバースする古道の森コースは深い森が好きな方にはオススメですけどね。
これぞtooleさんらしい、本領発揮の山歩きですね
クマの置物、何個あったでしょうか。こんな平らで深い森、tooleさんのレコを拝見して楽しませていただくのみの世界です
こんばんは
栗駒は山登りを本格的に始める前から観光客みたいな格好で登っていた山なんですよ
だからちょっと思い入れがあるのです
たぶん僕がこれまで最も多く登っている山だと思います。
登頂の回数だと次は山梨の瑞牆山、3位に鳥海山、秋田駒、八ヶ岳辺りが入ってくるかもしれません。
クマの置物もそうですが、今回は千年クロベまでの藪漕ぎで、すぐ横の薮からガサガサ音が聴こえてきて少し恐い思いをしました
こんな山行ばかりしているといつか* ̄(エ) ̄)←この方とお会いするだろうと思うのですが、危機意識の無さをなんとかしなければなりませんね
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