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記録ID: 242348
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ハイキング
関東

宮路(地)山

2012年11月04日(日) [日帰り]
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OginoK その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:03
距離
22.4km
登り
1,124m
下り
1,099m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

JR猿橋駅8:17-8:36奈良子口-8:59林十王堂-9:09宝鏡寺9:09-11:54宮路山頂12:15-13:34大垈山頂-14:19セーメーバン-15:04桜沢峠-15:28林道-15:50遅能戸-16:58JR大月駅
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR猿橋駅、奈良子入口
コース状況/
危険箇所等
好天続きの後だったためか、道の悪いところはなかった。急な上り下りがあるが、危険というほどのことはない。しかし道がはっきりしているとはいえないところがある。とくに大垈山周辺は緩やかで広い山稜という地形的な要因もあって、道が不明瞭になるところがある。地形を見極めながら歩くことが必要である。道標は必要最低限といってよい。もと山仕事のために人々が通っていた道のようで、整備されたハイキング道ではない。もう仕事のために山に入る人はないといっていいから、見捨てられた道、廃れていく道のあじわいが感じられる。登山ポストはない。一日中、人には出遭わなかった。
快晴の日の朝、JR猿橋駅のバス停には多くの登山客が並んだ。
2012年11月04日 08:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 8:17
快晴の日の朝、JR猿橋駅のバス停には多くの登山客が並んだ。
道を間違えて、七保町林に寄り道をしてしまった。おかげで谷あいの村の美しさを見る機会に恵まれた。
2012年11月04日 09:05撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 9:05
道を間違えて、七保町林に寄り道をしてしまった。おかげで谷あいの村の美しさを見る機会に恵まれた。
林には十王堂の由来に関心をもつ人がまだいるのだろうか。そうだと嬉しいが。
2012年11月04日 08:59撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 8:59
林には十王堂の由来に関心をもつ人がまだいるのだろうか。そうだと嬉しいが。
宝鏡寺は仁王堂が修理中で、境内の通り抜けができない。後ろにあるのが薬師堂。
2012年11月04日 09:11撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 9:11
宝鏡寺は仁王堂が修理中で、境内の通り抜けができない。後ろにあるのが薬師堂。
左を回り込むと新しい車道ができていて、宮路山道はそこの石段を上っていく。
2012年11月04日 09:12撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 9:12
左を回り込むと新しい車道ができていて、宮路山道はそこの石段を上っていく。
すぐにスギの造林地。ご多分にもれずここも手入れがしてない。
2012年11月04日 09:16撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 9:16
すぐにスギの造林地。ご多分にもれずここも手入れがしてない。
造林地の中に竹が侵入している。これもご多分にもれずというべきか。
2012年11月04日 09:20撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 9:20
造林地の中に竹が侵入している。これもご多分にもれずというべきか。
宮路山道に洗濯機などが放棄してある。なんと、そこが車道の終点だった。
2012年11月04日 09:31撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 9:31
宮路山道に洗濯機などが放棄してある。なんと、そこが車道の終点だった。
古い建造物もそのまま。いのししでも飼っていたのだろうか。
2012年11月04日 09:38撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 9:38
古い建造物もそのまま。いのししでも飼っていたのだろうか。
モミの巨木が目に付いた。
2012年11月04日 10:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 10:00
モミの巨木が目に付いた。
宮路(地)山頂。宮地山と書かれているのを見かけるが、山頂には宮路(地)山と表示してあった。三角点標石は欠けていて、何等三角点かは不明。
2012年11月04日 12:00撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 12:00
宮路(地)山頂。宮地山と書かれているのを見かけるが、山頂には宮路(地)山と表示してあった。三角点標石は欠けていて、何等三角点かは不明。
広く明るい尾根が大垈山に続く。コナラ林、時々モミ、カヤが混じる。スギ、ヒノキの造林地も見かける。
2012年11月04日 12:17撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 12:17
広く明るい尾根が大垈山に続く。コナラ林、時々モミ、カヤが混じる。スギ、ヒノキの造林地も見かける。
尾根近くにはカラマツの造林地が。
2012年11月04日 12:25撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 12:25
尾根近くにはカラマツの造林地が。
送電線の鉄塔が立っているが、地形図には載っていない。
2012年11月04日 13:15撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 13:15
送電線の鉄塔が立っているが、地形図には載っていない。
大垈山頂近くのカラマツ林に鹿除けの網をかぶったヒノキの苗が植えてあった。
2012年11月04日 13:16撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 13:16
大垈山頂近くのカラマツ林に鹿除けの網をかぶったヒノキの苗が植えてあった。
鹿の食害に悩まされていることはわかるが、ちぐはぐなことをやっているという印象がぬぐえない。
2012年11月04日 13:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 13:21
鹿の食害に悩まされていることはわかるが、ちぐはぐなことをやっているという印象がぬぐえない。
この日の行程で唯一の富士山ビスタ。
2012年11月04日 13:36撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 13:36
この日の行程で唯一の富士山ビスタ。
大垈山は広い山頂の山である。もうひとつ奥にも高みがあったが、案内板にしたがってここを山頂としておくことにした。
2012年11月04日 13:37撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 13:37
大垈山は広い山頂の山である。もうひとつ奥にも高みがあったが、案内板にしたがってここを山頂としておくことにした。
広い山稜が窪地を囲うようになって、垈(ぬた)ができやすくなっている。
2012年11月04日 13:43撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 13:43
広い山稜が窪地を囲うようになって、垈(ぬた)ができやすくなっている。
セーメーバンは土地の言葉で「狭い場」、セーメー場のことだと、朝、JR猿橋駅で大月観光協会の人が教えてくれたのだが。
2012年11月04日 14:19撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 14:19
セーメーバンは土地の言葉で「狭い場」、セーメー場のことだと、朝、JR猿橋駅で大月観光協会の人が教えてくれたのだが。
確かにセーメー尾根もある。
2012年11月04日 14:34撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 14:34
確かにセーメー尾根もある。
桜沢峠で午後3時を過ぎていたので、林道に向かって下りることにした。
2012年11月04日 15:03撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 15:03
桜沢峠で午後3時を過ぎていたので、林道に向かって下りることにした。
西奥山の遅能戸バス停に着いたのが午後3時50分。バスは5時9分。大月駅まで歩いて4時58分にに着いた。
2012年11月04日 15:51撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
11/4 15:51
西奥山の遅能戸バス停に着いたのが午後3時50分。バスは5時9分。大月駅まで歩いて4時58分にに着いた。
撮影機器:

感想

宝鏡寺からすこし上ったところに古い洗濯機やなんかが捨ててあった。粗大ごみの不法投棄といわれるものだ。山から水を引くためのホースと思えるものもある。村人が協同で水を引く作業をしたときのものだったのだとすれば、不法投棄とはいえない。ここが村のごみの最終処分場だとしなければなるまい。それにしても簡単には消えて無くならないプラスティックや金属製品は困ったものだ。
ご多分にもれずスギやヒノキの造林地は手入れをしなくなって久しい。竹が造林地にも侵入している。せっかくのスギもこれでだめになる。人々はもう山に仕事のためには入らないのだろう。大垈山頂近くに「営林署」の事業と思われる若いヒノキの植栽地があった。カラマツ造林地の林床に鹿除けの網をかぶせたものだ。1メートル近い高さになっていたから、植えてから2,3年は経っているはずだ。鹿の食害に悩まされていることはわかるけれど、対応策としてはちぐはぐに思えてならない。何故、正面から鹿対策に取り組まないのか。
宮地山から大垈山、セーメーバンをつなぐ尾根は華やかなハイキング道ではない。山仕事の人が通っていたけれど、かれらはもう山には入らなくなった。道の用を終えた道のようだ。秋晴れのハイキング日和だったが、周辺の山々の展望もない、人っ子ひとり通らない静かでひそやかな道だった。人が来ようと来まいと、かわらぬたたずまい、営みを続けているのが岩や川、木や鹿だ。それらに直に触れることのできる美しい、味わい深い山だ。村の裏山には見るべきもの、知るべきもの、学ぶべきものがまだまだ残っていると感じさせた。

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