越後駒ヶ岳 滝雲からもらったパワーで
- GPS
- 08:06
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,224m
コースタイム
天候 | 梅雨明けの晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
蛇足ですが銀山平の白銀の湯には500ml500円、350ml400円の缶ビールの自販機があり、ここで買えば枝折峠まで15分でぬるくならないうちに移動できて、枝折峠で冷たいビールを飲むことができます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通じてぬかるみが多くスパッツ(ゲイター)があった方が良いです。 危険箇所は、前駒から駒の小屋下までの岩綾斜面です。ストックは仕舞って慎重に行きましょう。 |
その他周辺情報 | 帰りは、15分かけてでも銀山平まで戻って奥只見シルバーラインを通った方が良いという意見もヤマレコにありましたが、暗く狭いシルバーラインは好きでないこともありそのまま352号線を下りました。そんなに長くないし取り立てて走りにくい道とは感じませんでした。 |
写真
感想
昨日の平ヶ岳の疲れが取れないものの、ピーカンが予想される中での登山となるので、消耗の少ない早朝にスタートすることにしました。幸先よく雲海が日の出とともにダイナミックに流れ落ちる滝雲を絶好のスポットで見ることができました。それを撮るためのカメラマンが登山道に三脚を並べます。もう少し登ればもっと良いところがあるのに、なんて登山者にしかできない優越感を味わいながら歩を進めます。明神峠まで登ったあとは大きく下り、そこから緩いアップダウンを繰り返しながら距離的にほぼ中間地点の小倉山まで再び大きく登るもののまあまあ歩きやすい道。最初のうちは昨日の平ヶ岳に比べれば高速道路みたいなんて不遜なことを感じもしました。でもそれは最初だけ。はるか遠くにモルゲンロートに赤く染まった越後駒ケ岳の姿を目にしたときには、あまりに遠く、あまりに大きくて愕然。裾野にとりつくまでがいかにも長い。小倉山からまたまた大きく下り漸く裾野にたどり着きます。ここまでの間に多数のぬかるみがあり、最初のうちは気になるものの、靴の中に入らなければ良いくらいのラフな気持ちに変わって来ます。
山頂直下の肩の小屋に向かっては、斜度がそこそこあるちょっとした岩稜があるので注意が必要です。とはいえ、ここで一気に標高を稼ぐことができ小屋までは割とあっという間にたどり着きます。岩場はそこが良いですね。ぬかるみは豊富な水の賜物。小屋では雪解け水がジャバジャバ出ていて冷たく美味しい水を補給することができます。これからの季節水の補給は大切だけど往復分を担ぐには辛いのでかなり助かります。この日の私は、登りよりも下山時の方がたくさん水を消費しました。枝折峠ルートだとほぼずーっと尾根伝いに進み日射を浴び続け、下山時も登り返しが多いためです。
小屋ではコロナ対策で記帳を求められます。ただ、名前と市町村のみなのでホントに発症したときに実効性があるかどうかは疑問です。前日に入った銀山平の白銀の湯では番地や電話番号まで求められました。小屋から山頂までは長いビクトリーロード。青い空と白い雪渓にコントラストと色彩を楽しみながら20分ほどで到着。山頂にはベンチもあってゆったりとした気分でおなかを満たすことができます。晴れてはいるものの急にガスったりしていて、目の前の八海山が見えたり見えなかったり。姿を現したときには、荒々しい山容に多くの人がシャッターを切っていました。八海山は人気者。
山頂でゆっくりして下山開始。小屋でしっかり水を補給します。これは大正解。帰着したときには飲み干していたので補給しなかったらと思うとぞっとします。小屋からの下山は岩稜を下るところから始まります。登るときは急に見えたけど下りの方が足の置き場が見えやすくてラク。下りのクライマックスはここではなく小倉山、道行山の分岐と明神峠への3つの登り返しとなります。それぞれは大したことないけど、暑さと繰り返すアップダウンに食傷気味に。対策としては、行きにしっかりと帰りには登ることを認識して地形を頭に入れてメンタルとフィジカルを備えておくことだと思います。明神峠を過ぎれば後はあっという間。気がついたらゴールでした。
越後駒ケ岳、山容が美しく眺望も素晴らしく大満足です。ぬかるみはご愛嬌ということで。
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