岡山県鏡野町 真庭市境〜上杉山〜ブナの森〜富栄山〜新道〜作業道
- GPS
- 05:52
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 473m
- 下り
- 482m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:50
歩行距離8km、歩行時間5時間、歩行数16,000歩、消費カロリー2,590Kcal
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
根曲がり竹のヤブコギは次の2か所です。「旭川源流の碑」<写真02>から標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺り(上杉山<写真06>の北)まで、もう1か所はブナの森周辺(登山道と新道の分岐周辺)。後者のほうは、道なりに進みUターンするポイントで根曲がり竹のヤブに突入し、そのまま南東に進み続ければヤブコギを避けられます。 これ以外は登山道や作業道です。作業道にはたまに水たまりやぬかるみ、切られた根曲がり竹の散乱地帯などがありますが、雨天や大雨後でなければ問題ないでしょう。登山道は歩きやすいです。 「旭川源流の碑」<写真02>から標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺り(上杉山<写真06>の北)までは、根曲がり竹のヤブコギです。 「旭川源流の碑」<写真02>からは、いきなりヤブに突入しそうでしたが、真庭市方面(西方面)も難しそうでしたので、結局、「旭川源流の碑」の奥(南)に突入しました。水たまりをまたぐとすぐに根曲がり竹(チシマザサ)のお出迎えで、木の枝や根曲がり竹を掴んで雨上がりで崩れやすい斜面をよじ登りました。 標高900mからはマシになり、まばらな所を選んで手で少しよけるくらいですみました。しかし、標高950m辺りからは、根曲がり竹のヤブになり、右(西)に見える木のほうへとヤブコギしました。 境界尾根の西側に出て標高960m辺りからはかき分けると踏み跡があり、標高1,050mでは急に周辺が開けて北北東方面の展望<写真03,04>が効きました。しばらくは根曲がり竹をかき分けながら踏み跡を辿れました。 標高1,080mを過ぎ再び境界線上に戻った辺りから踏み跡はたまにある程度になり、標高1,100m辺りは根曲がり竹の密集地帯で、必死に盆栽岩<写真05>の木を目指し南下しました。 盆栽岩<写真05>からはまたかき分けると踏み跡があり、標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺り(上杉山<写真06>の北)にはピンクテープと境界標柱があり、そこからは道でした。 標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺りから上杉山<写真06>を経てブナの森(標高1,170m峰)までは、根曲がり竹が刈り取られた新道です。刈られた残骸が散乱しており、油断していると、足をとられて転倒しそうな箇所もありますが、気を付ければ大丈夫です。今回は雨上がりだったためか、一富士二ふじ三フジ⁉<写真13>の北に湿地がありました。道が広いので、ピンクテープを探さないとかえって迷うと思います。 ブナの森(標高1,170m峰)周辺の分岐点は、一歩間違えると根曲がり竹のヤブコギになります。 ブナの森から根曲がり竹が刈り取られた新道を歩き続けると、道はいつの間にかUターンして北に向かっていました。どうやら、新道はブナの森から北西と北東に延びており、登山道に出るには根曲がり竹のヤブを抜けなければならないようです。 Uターンするポイントから少し西に戻り、大量の根曲がり竹が倒れた辺りからまたしても根曲がり竹のヤブに突入、斜めに倒れた根曲がり竹を必死にかき分けました。GPSを持った連れは北西に向かってしまい、とりあえず道まで戻りました。 Uターンするポイントから少し東に進んで入り直し、今度はお行儀よく突っ立った根曲がり竹をかき分けて東に向かうと、数分で登山道に出合いました。しかも、すぐ南に道の入口らしき切り拓きがありました。 復路は、この切り拓きから根曲がり竹のヤブに入ると、多少手でよけるくらいで、ものの3分で往路でヤブに突入する直前のUターンするポイントに出ました。つまり、Uターンせず根曲がり竹のヤブに突入し、そのまま南東に進み続ければよかったのでした。 ブナの森(標高1,170m峰)から北東に延びる新道を進みスタート&ゴール地点までは、少し歩きにくい箇所もありますが、雨天や大雨後でなければ問題ないでしょう。 ブナの森(標高1,170m峰)から作業道&新道分岐<写真32>までは、切られた根曲がり竹が足元に散乱した新道で、気を付ければ滑らずに下れます。最初はかぶさってくる根曲がり竹を押し上げなければなりませんが、すぐに歩きやすくなります。 作業道は、道の真ん中に小さな杉やススキが茂っていることもありますが、かき分けずに歩けます。北西に下るにつれて小石がゴロゴロしたガレ場が増えてきますが、歩くのに支障はありません。この日は雨上がりで、前回よりもぬかるみや水たまり、ちょろちょろ流れが増えていました。雨天や大雨後は避けたほうがいいでしょう。 |
その他周辺情報 | 富栄山(ふえいざん)<写真19〜27>の西南西にある「のとろ原キャンプ場」の敷地内に「のとろ温泉 天空の湯」があります。同施設内のお食事処「のとろ館」で食事も可能です。 なお、来年3月までの予定でシャワー補修工事が行われていますが、工事関係車両などに気を付けて利用可能だそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
出発点としたのは真庭(まにわ)市と鏡野町の境です。実は先月の15日にもここを起点に不溜山(たまらずがせん)と乗幸山(のりさちやま)を訪問しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2506239.html
今回は真庭市と鏡野町の境界尾根に取り付き、尾根上にある上杉山<標高1,116.6m峰>を経て、その尾根の終点であるブナの森に抜け、冨栄山(ふえいざん)を周回しました。
境界尾根の取り付き点でのっけから悩みました(*_*;最初は「旭川源流の碑<写真02>」の周辺を検討したのですが、いきなりヤブに突入しそうだったので、真庭市方面(西方面)に少し進み、アプローチしやすそうなポイントを探しました。どこも難しそうでしたので、結局、「旭川源流の碑」の奥(南)に突入しました。案の定、水たまりをまたぐとすぐに根曲がり竹(チシマザサ)のお出迎えでした(-_-;)
木の枝や根曲がり竹を掴んで雨上がりで崩れやすい斜面をよじ登ると、標高900mからはマシになり、まばらな所を選んで手で少しよけるくらいですみました。
これはラッキーと喜んだのもつかの間、標高950m辺りからは、根曲がり竹のヤブに何度も行く手を阻まれました(+_+)かき分けると踏み跡がかすかに確認できるところが多かったのですが、たまにえげつないヤブになりました。
根曲がり竹は弾力性が強く、かき分けるだけでも相当体力が奪われます。少しでも連れが楽に歩けるようにと先を歩き、あざや擦り傷だらけになりました。
標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺りにピンクテープと境界標柱があり、そこからは道でした。気が付けば、最初の目的地である上杉山頂上<写真06>まで約2時間を要していました(*_*;
上杉山頂上の北からは根曲がり竹が刈り取られた道でしたが、残骸がそのまま放置され、油断していると、足をとられて転倒しそうな箇所もありました。このルートでは多種多様なキノコが見られました。さらにブナの森に近づくと、ミズナラのどんぐり<写真12>もたくさん地面に転がっていました。
ブナの森に着くとなぜか逆方向に道が延びていました。前回、下山で利用した新道に入ってしまったようです。道がUターンする地点でブナの森を南に抜ける道を探したのですが、それらしき道がなく、またしても根曲がり竹のヤブに突入しました(*_*;斜めに倒れた根曲がり竹を必死にかき分けましたが、連れが脱出できるか心配だったので、ひとまず道に戻りました。東に抜けられそうな所から入り直し、今度はお行儀よく突っ立った根曲がり竹をかき分けて東に向かうと、数分で登山道に出合いました。しかも、すぐ南に道の入口らしき切り拓きが(*_*;あの苦労は何だったのか(-_-;)
乗幸山(のりさちやま)と富栄山(ふえいざん)を結ぶ稜線に出てくると、ここから富栄山までは歩きやすい道が続いていました。背丈よりはるかに高い根曲がり竹が綺麗にカットされており、上杉山とは異なり、刈り取られた残骸もほとんど残っていませんでした。
富栄山の頂上は展望台も無人で、360度パノラマ展望を楽しめました。名峰大山(だいせん)は雲がかかってほとんど見えませんでしたが、鏡野町や真庭市の山々はよく見えました。
富栄山より再びブナの森まで戻り、例の切り拓きから根曲がり竹のヤブに入ると、多少手でよけるくらいで、ものの3分で往路でヤブに突入する直前のUターンするポイントに出ました(*_*;もう少し西まで戻って入口を探していれば、往路もすんなりいけたようです(-_-;)
そのまま往路で歩いた道の延長上の道を北東に向かって歩きました。この道は8月15日の乗幸山の下りルートに使い、勝手を知っていましたので、安心して作業道まで下ることができました。最初はかぶさってくる根曲がり竹を押し上げなければなりませんが、すぐに歩きやすくなります。できたばかりの新道なのか、切られた根曲がり竹が足元に散乱していますが、今回も気を付ければ滑らずに下れました。
作業道は相変わらずワイルドでした。道の真ん中で生育しているたくさんの杉の子たちもすくすくと育ち、やがてこの道も杉林にしてしまうのでしょう(´・ω・`)作業道を歩いていると常に沢の音が聞こえ、時折、小滝にも癒されました。
また、付近にはニホンジカがたくさん生息しており、今回は驚いて逃げていくドーンやガサガサという大きな音に加え、鳴きかわしているような声もよく聞こえました。糞もたくさん転がっており、特に子鹿の糞?<写真38>は小さく、糞でも、いや踏んでも気が付きませんでした(+_+)
作業道の最後は大山(だいせん)を望んでフィニッシュの予定でしたが、さらにガスに被われて、結局、山影が見えただけで終わりました。
大山の展望は残念でしたが、前回時間切れで断念した上杉山登頂を果たし、根曲がり竹にシバかれまくり疲労困憊した身も心も沢に癒され、痛みとともに訪れる妙な達成感に浸りながら山行を終えました。
根曲がり竹さん、長時間触れ合ってくれてありがとう。しばらくええわ。
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