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Yamareco

記録ID: 2579963
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県鏡野町 真庭市境〜上杉山〜ブナの森〜富栄山〜新道〜作業道

2020年09月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:52
距離
8.1km
登り
473m
下り
482m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:03
休憩
0:47
合計
5:50
9:03
1
真庭市&鏡野町の境スペース
9:04
9:04
3
旭川源流の碑
9:07
9:07
54
旭川源流の碑(2回目)
10:01
10:06
46
上杉山北北西尾根展望地
10:52
10:54
48
11:42
12:07
6
ブナの森(含ヤブコギ)
12:13
12:13
34
富栄山登山道&新道分岐(切り拓き)
12:47
13:02
26
13:28
13:28
35
富栄山登山道&新道分岐(2回目)
14:03
14:03
50
作業道&新道分岐
14:53
真庭市&鏡野町の境スペース
展望や旬の動植物観察などを楽しむヤブコギつきコース
歩行距離8km、歩行時間5時間、歩行数16,000歩、消費カロリー2,590Kcal
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
真庭(まにわ)市と鏡野町の境付近に自動車を停めました。2台分のスペースがあります。アプローチは途中まで岡山県立森林公園方面に向かう道を進み、羽出川(森林公園方面)と羽出西谷川の分岐で羽出西谷川沿いを進みます。
コース状況/
危険箇所等
 根曲がり竹のヤブコギは次の2か所です。「旭川源流の碑」<写真02>から標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺り(上杉山<写真06>の北)まで、もう1か所はブナの森周辺(登山道と新道の分岐周辺)。後者のほうは、道なりに進みUターンするポイントで根曲がり竹のヤブに突入し、そのまま南東に進み続ければヤブコギを避けられます。
 これ以外は登山道や作業道です。作業道にはたまに水たまりやぬかるみ、切られた根曲がり竹の散乱地帯などがありますが、雨天や大雨後でなければ問題ないでしょう。登山道は歩きやすいです。

 「旭川源流の碑」<写真02>から標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺り(上杉山<写真06>の北)までは、根曲がり竹のヤブコギです。
 「旭川源流の碑」<写真02>からは、いきなりヤブに突入しそうでしたが、真庭市方面(西方面)も難しそうでしたので、結局、「旭川源流の碑」の奥(南)に突入しました。水たまりをまたぐとすぐに根曲がり竹(チシマザサ)のお出迎えで、木の枝や根曲がり竹を掴んで雨上がりで崩れやすい斜面をよじ登りました。
 標高900mからはマシになり、まばらな所を選んで手で少しよけるくらいですみました。しかし、標高950m辺りからは、根曲がり竹のヤブになり、右(西)に見える木のほうへとヤブコギしました。
 境界尾根の西側に出て標高960m辺りからはかき分けると踏み跡があり、標高1,050mでは急に周辺が開けて北北東方面の展望<写真03,04>が効きました。しばらくは根曲がり竹をかき分けながら踏み跡を辿れました。
 標高1,080mを過ぎ再び境界線上に戻った辺りから踏み跡はたまにある程度になり、標高1,100m辺りは根曲がり竹の密集地帯で、必死に盆栽岩<写真05>の木を目指し南下しました。
 盆栽岩<写真05>からはまたかき分けると踏み跡があり、標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺り(上杉山<写真06>の北)にはピンクテープと境界標柱があり、そこからは道でした。

 標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺りから上杉山<写真06>を経てブナの森(標高1,170m峰)までは、根曲がり竹が刈り取られた新道です。刈られた残骸が散乱しており、油断していると、足をとられて転倒しそうな箇所もありますが、気を付ければ大丈夫です。今回は雨上がりだったためか、一富士二ふじ三フジ⁉<写真13>の北に湿地がありました。道が広いので、ピンクテープを探さないとかえって迷うと思います。
 
 ブナの森(標高1,170m峰)周辺の分岐点は、一歩間違えると根曲がり竹のヤブコギになります。
 ブナの森から根曲がり竹が刈り取られた新道を歩き続けると、道はいつの間にかUターンして北に向かっていました。どうやら、新道はブナの森から北西と北東に延びており、登山道に出るには根曲がり竹のヤブを抜けなければならないようです。
 Uターンするポイントから少し西に戻り、大量の根曲がり竹が倒れた辺りからまたしても根曲がり竹のヤブに突入、斜めに倒れた根曲がり竹を必死にかき分けました。GPSを持った連れは北西に向かってしまい、とりあえず道まで戻りました。
 Uターンするポイントから少し東に進んで入り直し、今度はお行儀よく突っ立った根曲がり竹をかき分けて東に向かうと、数分で登山道に出合いました。しかも、すぐ南に道の入口らしき切り拓きがありました。
 復路は、この切り拓きから根曲がり竹のヤブに入ると、多少手でよけるくらいで、ものの3分で往路でヤブに突入する直前のUターンするポイントに出ました。つまり、Uターンせず根曲がり竹のヤブに突入し、そのまま南東に進み続ければよかったのでした。

 ブナの森(標高1,170m峰)から北東に延びる新道を進みスタート&ゴール地点までは、少し歩きにくい箇所もありますが、雨天や大雨後でなければ問題ないでしょう。
 ブナの森(標高1,170m峰)から作業道&新道分岐<写真32>までは、切られた根曲がり竹が足元に散乱した新道で、気を付ければ滑らずに下れます。最初はかぶさってくる根曲がり竹を押し上げなければなりませんが、すぐに歩きやすくなります。
 作業道は、道の真ん中に小さな杉やススキが茂っていることもありますが、かき分けずに歩けます。北西に下るにつれて小石がゴロゴロしたガレ場が増えてきますが、歩くのに支障はありません。この日は雨上がりで、前回よりもぬかるみや水たまり、ちょろちょろ流れが増えていました。雨天や大雨後は避けたほうがいいでしょう。
その他周辺情報  富栄山(ふえいざん)<写真19〜27>の西南西にある「のとろ原キャンプ場」の敷地内に「のとろ温泉 天空の湯」があります。同施設内のお食事処「のとろ館」で食事も可能です。
 なお、来年3月までの予定でシャワー補修工事が行われていますが、工事関係車両などに気を付けて利用可能だそうです。
01「麦のひげ」朝食パン
鏡野町に行く際はよくここで朝食を購入します。牛肉たっぷりカレーパン、かぼちゃのラウンドパンハーフ、ランチBOX(5種類のミックスサンド)を購入しました。全て焼き立て(出来立て)でおいしく、山行前の活力源となりました。
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01「麦のひげ」朝食パン
鏡野町に行く際はよくここで朝食を購入します。牛肉たっぷりカレーパン、かぼちゃのラウンドパンハーフ、ランチBOX(5種類のミックスサンド)を購入しました。全て焼き立て(出来立て)でおいしく、山行前の活力源となりました。
02旭川源流の碑
鏡野町と真庭(まにわ)市の境界に自動車を停め、境界近くのこのポイントを登山口にしました。水たまりをまたぐとすぐに根曲がり竹のお出迎えで、雨上がりで崩れやすい斜面をよじ登りました(-_-;)
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02旭川源流の碑
鏡野町と真庭(まにわ)市の境界に自動車を停め、境界近くのこのポイントを登山口にしました。水たまりをまたぐとすぐに根曲がり竹のお出迎えで、雨上がりで崩れやすい斜面をよじ登りました(-_-;)
03上杉山北北西尾根展望地
        より津黒山
根曲がり竹をかき分け、あったりなかったりの踏み跡を探しながら歩いていると、不意にここで周辺が開け、振り返ると津黒山(つぐろせん)が大きく見えました。出発点から北に山乗(やまのり)山、白髪(しらす)山、津黒山と稜線が続きますが、無積雪期は歩けないようです。
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03上杉山北北西尾根展望地
        より津黒山
根曲がり竹をかき分け、あったりなかったりの踏み跡を探しながら歩いていると、不意にここで周辺が開け、振り返ると津黒山(つぐろせん)が大きく見えました。出発点から北に山乗(やまのり)山、白髪(しらす)山、津黒山と稜線が続きますが、無積雪期は歩けないようです。
04上杉山北北西尾根展望地
        より山乗山
津黒山(つぐろせん)の東に延びる岡山&鳥取県境尾根とその手前に山乗(やまのり)山が見えました。動画も撮りました。
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04上杉山北北西尾根展望地
        より山乗山
津黒山(つぐろせん)の東に延びる岡山&鳥取県境尾根とその手前に山乗(やまのり)山が見えました。動画も撮りました。
05盆栽岩
標高1,100m辺りは根曲がり竹の密集地帯で、必死にこの木を目指し南下しました。大きな苔むした岩の上に木が生育しており、まるで自然の盆栽アートを見ているようでした。ここからまたかき分けやすくなり、なんとなく踏み跡も復活したようでした。
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05盆栽岩
標高1,100m辺りは根曲がり竹の密集地帯で、必死にこの木を目指し南下しました。大きな苔むした岩の上に木が生育しており、まるで自然の盆栽アートを見ているようでした。ここからまたかき分けやすくなり、なんとなく踏み跡も復活したようでした。
06上杉山頂上三角点「上杉」
復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺りにピンクテープと境界標柱があり、そこからは道でした。やっとヤブ地獄から逃れ、ほっとしました。展望は効かないものの、涼しい木陰道の真ん中に標高1,116.6mの頂上三角点「上杉」がありました。
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06上杉山頂上三角点「上杉」
復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺りにピンクテープと境界標柱があり、そこからは道でした。やっとヤブ地獄から逃れ、ほっとしました。展望は効かないものの、涼しい木陰道の真ん中に標高1,116.6mの頂上三角点「上杉」がありました。
07キノコ三兄弟
カサの直径3cm、4.5cm、7cmのキノコが微妙に重なっており、本当に仲の良い兄弟のように見えました(*^^*)
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07キノコ三兄弟
カサの直径3cm、4.5cm、7cmのキノコが微妙に重なっており、本当に仲の良い兄弟のように見えました(*^^*)
08腰掛けの木
連れが座ってみました。休憩するのにちょうどよい高さと形でした。
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08腰掛けの木
連れが座ってみました。休憩するのにちょうどよい高さと形でした。
09ツヤウチワタケ
その名の通り光沢があるウチワタケの仲間で、柄があるのが最大の特徴です。成長段階で色や形状にかなり違いがあり、一目で確信できる個体が少ないです。
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09ツヤウチワタケ
その名の通り光沢があるウチワタケの仲間で、柄があるのが最大の特徴です。成長段階で色や形状にかなり違いがあり、一目で確信できる個体が少ないです。
10ブナ科の大木
展望は効きませんが、周辺は少し開けており、この大木が目立っていました。足元に大量のミズナラのドングリ<写真12>が落ちていたので、ミズナラかもしれません。
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10ブナ科の大木
展望は効きませんが、周辺は少し開けており、この大木が目立っていました。足元に大量のミズナラのドングリ<写真12>が落ちていたので、ミズナラかもしれません。
11サルノコシカケの仲間
ブナ科の大木<写真10>の左側の枝に生えていたのでズームしてみました。カサの直径は20cmはありそうです。広葉樹に生えているので、コフキサルノコシカケあたりでしょうか。上のほうだったので、裏しか見えませんでした。
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11サルノコシカケの仲間
ブナ科の大木<写真10>の左側の枝に生えていたのでズームしてみました。カサの直径は20cmはありそうです。広葉樹に生えているので、コフキサルノコシカケあたりでしょうか。上のほうだったので、裏しか見えませんでした。
12ミズナラのドングリ&
 ミズナラメウロコタマフシ
コナラのドングリに似ていますが、帽子(殻斗)がおわん形で短い突起が数多くついているのが特徴です。松ぼっくりのような形をしたミズナラメウロコタマフシは、ミズナラメウロコタマバチによって、ミズナラの頂芽または枝先の側芽に形成される虫えい(虫こぶ)で、表面は鱗状片に覆われています。ドングリとセットで見たのは初めてです。
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12ミズナラのドングリ&
 ミズナラメウロコタマフシ
コナラのドングリに似ていますが、帽子(殻斗)がおわん形で短い突起が数多くついているのが特徴です。松ぼっくりのような形をしたミズナラメウロコタマフシは、ミズナラメウロコタマバチによって、ミズナラの頂芽または枝先の側芽に形成される虫えい(虫こぶ)で、表面は鱗状片に覆われています。ドングリとセットで見たのは初めてです。
13一富士二ふじ三フジ⁉
三角おむすび三兄弟のような岩でした(*^^*)
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13一富士二ふじ三フジ⁉
三角おむすび三兄弟のような岩でした(*^^*)
14登山道より富栄山
ブナの森(標高1,170m峰)で根曲がり竹をかき分けて登山道に出ると、背丈よりはるかに高い根曲がり竹が両サイドに広がっており、前方に富栄山(ふえいざん)が見えました。30年ほど前にこの道を切り拓いてくださった方々に感謝です。
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14登山道より富栄山
ブナの森(標高1,170m峰)で根曲がり竹をかき分けて登山道に出ると、背丈よりはるかに高い根曲がり竹が両サイドに広がっており、前方に富栄山(ふえいざん)が見えました。30年ほど前にこの道を切り拓いてくださった方々に感謝です。
15ヒロバネヒナバッタ
体長3cm程の小さなバッタで、ヒナバッタよりも全体的に黒味が強く、胸部を上から見ると白色の「く」の字状紋があります。
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15ヒロバネヒナバッタ
体長3cm程の小さなバッタで、ヒナバッタよりも全体的に黒味が強く、胸部を上から見ると白色の「く」の字状紋があります。
16コガネオオハリバエ
体長2cm程の体は太くずんぐりとしており、黄色い毛と針のような黒い剛毛が生えていて可愛いです。
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16コガネオオハリバエ
体長2cm程の体は太くずんぐりとしており、黄色い毛と針のような黒い剛毛が生えていて可愛いです。
17ヤマカガシ
岡山県では、このように黒っぽくお腹側は黄色い個体が多いようです。いつものことですが、人の気配を察知するとしばらくフリーズして気配を消そうとします。見えているよ(´・ω・`)動画を撮っていると、すぐに逃げてしまいました。
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17ヤマカガシ
岡山県では、このように黒っぽくお腹側は黄色い個体が多いようです。いつものことですが、人の気配を察知するとしばらくフリーズして気配を消そうとします。見えているよ(´・ω・`)動画を撮っていると、すぐに逃げてしまいました。
18クヌギタケの仲間
カサの直径は1〜1.5cmで、一見するとシメジのようでした。名前のとおり、夏から秋にかけて、クヌギやコナラなど、広葉樹の枯れ木に群生します。中心付近から縁部へ向けて、長い放射状の条線が出ています。よく似たキノコが多く、ややこしいです。動画も撮りました。
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18クヌギタケの仲間
カサの直径は1〜1.5cmで、一見するとシメジのようでした。名前のとおり、夏から秋にかけて、クヌギやコナラなど、広葉樹の枯れ木に群生します。中心付近から縁部へ向けて、長い放射状の条線が出ています。よく似たキノコが多く、ややこしいです。動画も撮りました。
19富栄山頂上三角点「白賀」
標高1,204.9mの頂上三角点です。「のとろ原キャンプ場」からアプローチする人が圧倒的に多いですが、南南東の白賀(しらか)渓谷からも大空山経由で登れます。
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19富栄山頂上三角点「白賀」
標高1,204.9mの頂上三角点です。「のとろ原キャンプ場」からアプローチする人が圧倒的に多いですが、南南東の白賀(しらか)渓谷からも大空山経由で登れます。
20富栄山展望台
この展望台から鏡野町や真庭市の山々の360度パノラマ展望が楽しめます。澄み切った空なら大山(だいせん)の雄姿も一望できます。下にヒメキンミズヒキが咲いていました。
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20富栄山展望台
この展望台から鏡野町や真庭市の山々の360度パノラマ展望が楽しめます。澄み切った空なら大山(だいせん)の雄姿も一望できます。下にヒメキンミズヒキが咲いていました。
21富栄山展望台より
 津黒山&ブナの森&若杉山
展望台から北方面を望むと、左奥に津黒山(つぐろせん)、中央手前に大きくブナの森(標高1,170m峰)、右奥に若杉山が見えました。
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21富栄山展望台より
 津黒山&ブナの森&若杉山
展望台から北方面を望むと、左奥に津黒山(つぐろせん)、中央手前に大きくブナの森(標高1,170m峰)、右奥に若杉山が見えました。
22富栄山展望台より若杉山
 &県境尾根&乗幸山登山道
北北東方面には、左奥に若杉山、その手前中央に岡山&鳥取県境尾根、中央一番手前に乗幸山(のりさちやま)へと続く登山道のあるなだらかな尾根が見えました。
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22富栄山展望台より若杉山
 &県境尾根&乗幸山登山道
北北東方面には、左奥に若杉山、その手前中央に岡山&鳥取県境尾根、中央一番手前に乗幸山(のりさちやま)へと続く登山道のあるなだらかな尾根が見えました。
23富栄山展望台より
      乗幸山&田代山
北東方面には、中央手前に歩いてきた富栄山登山道、その奥に平らな乗幸山(のりさちやま)、右最奥に岡山&鳥取県境の田代山が見えました。
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23富栄山展望台より
      乗幸山&田代山
北東方面には、中央手前に歩いてきた富栄山登山道、その奥に平らな乗幸山(のりさちやま)、右最奥に岡山&鳥取県境の田代山が見えました。
24富栄山展望台より
  三ヶ上&妹山&花知ヶ仙
     &不溜山&角ヶ仙
東北東方面には、中央奥に花知ヶ仙(はなちがせん)、その左に三ヶ上(さんがじょう)と妹山(いもやま)、花知ヶ仙の右に角ヶ仙(つのがせん)、その手前に前回訪問した不溜山(たまらずがせん)が見えました。
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24富栄山展望台より
  三ヶ上&妹山&花知ヶ仙
     &不溜山&角ヶ仙
東北東方面には、中央奥に花知ヶ仙(はなちがせん)、その左に三ヶ上(さんがじょう)と妹山(いもやま)、花知ヶ仙の右に角ヶ仙(つのがせん)、その手前に前回訪問した不溜山(たまらずがせん)が見えました。
25富栄山展望台より泉山
  &那岐山&滝山&広戸仙
東南東方面には、中央最奥に那岐山(なぎさん)&滝山&広戸仙(ひろどせん)、そのすぐ左手前に泉山(いずみがせん)が見えました。
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25富栄山展望台より泉山
  &那岐山&滝山&広戸仙
東南東方面には、中央最奥に那岐山(なぎさん)&滝山&広戸仙(ひろどせん)、そのすぐ左手前に泉山(いずみがせん)が見えました。
26富栄山展望台より
   扇山&天ガ山&大空山
南南東方面には、中央手前に大空山、少し左奥に天ガ山(あまがせん)、天ガ山から左に延びる尾根の手前左端に扇山が見えました。ブナの森<写真21>から大空山までを動画にも撮りました。
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26富栄山展望台より
   扇山&天ガ山&大空山
南南東方面には、中央手前に大空山、少し左奥に天ガ山(あまがせん)、天ガ山から左に延びる尾根の手前左端に扇山が見えました。ブナの森<写真21>から大空山までを動画にも撮りました。
27富栄山頂上より
  入道山&上蒜山&中蒜山
北西方面は木であまりよく見えないので、展望台から下りました。中央に見えるはずの大山(だいせん)は霞んでよくわかりませんが、左手前に入道山、右奥に上蒜山(ひるぜん)&中蒜山がうっすら見えました。
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27富栄山頂上より
  入道山&上蒜山&中蒜山
北西方面は木であまりよく見えないので、展望台から下りました。中央に見えるはずの大山(だいせん)は霞んでよくわかりませんが、左手前に入道山、右奥に上蒜山(ひるぜん)&中蒜山がうっすら見えました。
28ツエタケの仲間
直径3cm程のカサにはしわのようなものが見えています。大きさのわりには柄が細く、ひょろ長いので目立ちました。
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28ツエタケの仲間
直径3cm程のカサにはしわのようなものが見えています。大きさのわりには柄が細く、ひょろ長いので目立ちました。
29登山道よりブナの森
根曲がり竹の切り拓き道を引き返していると、前方にブナの森が見えました。上にたまたま写り込んだのはアキアカネでしょうか。往路では、ここから富栄山(ふえいざん)<写真19〜27>に向かって歩きながら動画を撮りました。
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29登山道よりブナの森
根曲がり竹の切り拓き道を引き返していると、前方にブナの森が見えました。上にたまたま写り込んだのはアキアカネでしょうか。往路では、ここから富栄山(ふえいざん)<写真19〜27>に向かって歩きながら動画を撮りました。
30古いキノコ密集
カサの直径6cm前後の変色し苔むしたようなキノコがびっしり生えていたので動画も撮りました。ブナの森から往路で見つけた根曲がり竹の切り拓きに入ると、今度は根曲がり竹を少しよけるくらいですぐに歩きやすい道に出ました。そこからは、前回歩いた道なので気分的にも楽でした。
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30古いキノコ密集
カサの直径6cm前後の変色し苔むしたようなキノコがびっしり生えていたので動画も撮りました。ブナの森から往路で見つけた根曲がり竹の切り拓きに入ると、今度は根曲がり竹を少しよけるくらいですぐに歩きやすい道に出ました。そこからは、前回歩いた道なので気分的にも楽でした。
31ツルシキミつぼみ
往路の根曲がり竹のヤブコギ中から何度も見かけました。開花は4月下旬以降でしょう。
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31ツルシキミつぼみ
往路の根曲がり竹のヤブコギ中から何度も見かけました。開花は4月下旬以降でしょう。
32作業道&新道分岐
切られた根曲がり竹が散乱した道をここまで歩き、右の少しこんもりした所から作業道に下りました。作業道から見上げる位置にピンクテープがあります。
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32作業道&新道分岐
切られた根曲がり竹が散乱した道をここまで歩き、右の少しこんもりした所から作業道に下りました。作業道から見上げる位置にピンクテープがあります。
33桜の倒木にカワラタケ
この少し手前で作業道の真ん中にできた小杉の並木の間を歩きながら動画を撮りました。この周辺はちょろちょろと水が流れており、桜の倒木にカワラタケが群生していたので動画も撮りました。
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33桜の倒木にカワラタケ
この少し手前で作業道の真ん中にできた小杉の並木の間を歩きながら動画を撮りました。この周辺はちょろちょろと水が流れており、桜の倒木にカワラタケが群生していたので動画も撮りました。
34サンインヒキオコシ
涼しげな水音に誘われてのぞいてみると、1株だけ咲いていました。花には模様がなくタカクマヒキオコシによく似ていますが、長さは1.5cm程と大きめでどちらかといえば日本海側に近い山地に生えていることから、サンインヒキオコシと判断しました。
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34サンインヒキオコシ
涼しげな水音に誘われてのぞいてみると、1株だけ咲いていました。花には模様がなくタカクマヒキオコシによく似ていますが、長さは1.5cm程と大きめでどちらかといえば日本海側に近い山地に生えていることから、サンインヒキオコシと判断しました。
35作業道より小滝
落差は2m程でとても細かったのですが、ズームしてみるとなかなか絵になりそうだったので動画も撮りました。
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35作業道より小滝
落差は2m程でとても細かったのですが、ズームしてみるとなかなか絵になりそうだったので動画も撮りました。
36苔むす石&連続小滝
このような小さな沢が作業道沿いに何度も見られました。根曲がり竹にシバかれまくり疲労困憊した身も心も癒してくれます(*^^*)
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36苔むす石&連続小滝
このような小さな沢が作業道沿いに何度も見られました。根曲がり竹にシバかれまくり疲労困憊した身も心も癒してくれます(*^^*)
37岩の間に生えた木
木が岩を割りながら生長したのでしょうか。下山を急ぎ、下を向いて歩いていたのですが、なぜかこの辺りまで来るとふと顔を上げて見つけてしまいました。どうも心惹かれるものがあるようです。
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37岩の間に生えた木
木が岩を割りながら生長したのでしょうか。下山を急ぎ、下を向いて歩いていたのですが、なぜかこの辺りまで来るとふと顔を上げて見つけてしまいました。どうも心惹かれるものがあるようです。
38ニホンジカの糞
前回同様、作業道のあちらこちらに落ちていました。直径1cm程の小さめの糞だったので、子鹿のものかもしれません。周辺ではシカの鳴き声がよく聞こえました。
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38ニホンジカの糞
前回同様、作業道のあちらこちらに落ちていました。直径1cm程の小さめの糞だったので、子鹿のものかもしれません。周辺ではシカの鳴き声がよく聞こえました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

 出発点としたのは真庭(まにわ)市と鏡野町の境です。実は先月の15日にもここを起点に不溜山(たまらずがせん)と乗幸山(のりさちやま)を訪問しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2506239.html
 今回は真庭市と鏡野町の境界尾根に取り付き、尾根上にある上杉山<標高1,116.6m峰>を経て、その尾根の終点であるブナの森に抜け、冨栄山(ふえいざん)を周回しました。

 境界尾根の取り付き点でのっけから悩みました(*_*;最初は「旭川源流の碑<写真02>」の周辺を検討したのですが、いきなりヤブに突入しそうだったので、真庭市方面(西方面)に少し進み、アプローチしやすそうなポイントを探しました。どこも難しそうでしたので、結局、「旭川源流の碑」の奥(南)に突入しました。案の定、水たまりをまたぐとすぐに根曲がり竹(チシマザサ)のお出迎えでした(-_-;)
 木の枝や根曲がり竹を掴んで雨上がりで崩れやすい斜面をよじ登ると、標高900mからはマシになり、まばらな所を選んで手で少しよけるくらいですみました。
 これはラッキーと喜んだのもつかの間、標高950m辺りからは、根曲がり竹のヤブに何度も行く手を阻まれました(+_+)かき分けると踏み跡がかすかに確認できるところが多かったのですが、たまにえげつないヤブになりました。
 根曲がり竹は弾力性が強く、かき分けるだけでも相当体力が奪われます。少しでも連れが楽に歩けるようにと先を歩き、あざや擦り傷だらけになりました。
 標高1,100mを過ぎ、復路で歩いた作業道方向(北東)へと支尾根が延びる辺りにピンクテープと境界標柱があり、そこからは道でした。気が付けば、最初の目的地である上杉山頂上<写真06>まで約2時間を要していました(*_*;

 上杉山頂上の北からは根曲がり竹が刈り取られた道でしたが、残骸がそのまま放置され、油断していると、足をとられて転倒しそうな箇所もありました。このルートでは多種多様なキノコが見られました。さらにブナの森に近づくと、ミズナラのどんぐり<写真12>もたくさん地面に転がっていました。
 ブナの森に着くとなぜか逆方向に道が延びていました。前回、下山で利用した新道に入ってしまったようです。道がUターンする地点でブナの森を南に抜ける道を探したのですが、それらしき道がなく、またしても根曲がり竹のヤブに突入しました(*_*;斜めに倒れた根曲がり竹を必死にかき分けましたが、連れが脱出できるか心配だったので、ひとまず道に戻りました。東に抜けられそうな所から入り直し、今度はお行儀よく突っ立った根曲がり竹をかき分けて東に向かうと、数分で登山道に出合いました。しかも、すぐ南に道の入口らしき切り拓きが(*_*;あの苦労は何だったのか(-_-;)

 乗幸山(のりさちやま)と富栄山(ふえいざん)を結ぶ稜線に出てくると、ここから富栄山までは歩きやすい道が続いていました。背丈よりはるかに高い根曲がり竹が綺麗にカットされており、上杉山とは異なり、刈り取られた残骸もほとんど残っていませんでした。
 富栄山の頂上は展望台も無人で、360度パノラマ展望を楽しめました。名峰大山(だいせん)は雲がかかってほとんど見えませんでしたが、鏡野町や真庭市の山々はよく見えました。

 富栄山より再びブナの森まで戻り、例の切り拓きから根曲がり竹のヤブに入ると、多少手でよけるくらいで、ものの3分で往路でヤブに突入する直前のUターンするポイントに出ました(*_*;もう少し西まで戻って入口を探していれば、往路もすんなりいけたようです(-_-;)
 そのまま往路で歩いた道の延長上の道を北東に向かって歩きました。この道は8月15日の乗幸山の下りルートに使い、勝手を知っていましたので、安心して作業道まで下ることができました。最初はかぶさってくる根曲がり竹を押し上げなければなりませんが、すぐに歩きやすくなります。できたばかりの新道なのか、切られた根曲がり竹が足元に散乱していますが、今回も気を付ければ滑らずに下れました。
 作業道は相変わらずワイルドでした。道の真ん中で生育しているたくさんの杉の子たちもすくすくと育ち、やがてこの道も杉林にしてしまうのでしょう(´・ω・`)作業道を歩いていると常に沢の音が聞こえ、時折、小滝にも癒されました。
 また、付近にはニホンジカがたくさん生息しており、今回は驚いて逃げていくドーンやガサガサという大きな音に加え、鳴きかわしているような声もよく聞こえました。糞もたくさん転がっており、特に子鹿の糞?<写真38>は小さく、糞でも、いや踏んでも気が付きませんでした(+_+)
 作業道の最後は大山(だいせん)を望んでフィニッシュの予定でしたが、さらにガスに被われて、結局、山影が見えただけで終わりました。

 大山の展望は残念でしたが、前回時間切れで断念した上杉山登頂を果たし、根曲がり竹にシバかれまくり疲労困憊した身も心も沢に癒され、痛みとともに訪れる妙な達成感に浸りながら山行を終えました。
 根曲がり竹さん、長時間触れ合ってくれてありがとう。しばらくええわ。



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