湯本から日光白根山を周回し菖蒲が浜テン泊
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,469m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2003年08月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
4時間で登山口(1480m)へ。急登も外山鞍部(2160m)までで前白根からこんもりした流紋岩の新四紀溶岩ドームが大きい。五色沼から南東斜面のザレ場と火口から北面の急峻な地形の対比が面白い。マルバダケブキ満開、うどん最高、湯は炭酸・硫酸Ca泉。静かな湖畔でテント泊。 |
感想
奥白根山と男体山 8月22〜23日(菖蒲が浜でテント泊)
●北千住5:15→湯元9:00〜奥白根山13:00~13:30〜湯元17:00 菖蒲が浜泊
●竜頭滝6:10〜神社7:20〜男体山11:00~50〜志津13:00〜林道14:30〜裏見滝入口18:30
燧ケ岳から眺めた日光連山がいい形だったし、尾瀬に味をしめて一泊2日の計画を練ったが山小屋が無いため1500gのテントを背負って歩くことになった。
湯元を9時に出て、木の根がらみの急坂を登り、外山鞍部に出たあとは前白根山までなだらかな尾根筋。ありゃぁ、キクイモかいなと思ったらマルバダケブキの大群落。おおっ、これは見事なお花畑だっ、と感動したのだが、あとで聞くとシラネアオイが鹿の食害で絶滅の危機にあり、そのあとにマルバダケブキなどの美味くない草が侵入したという経過もあるので、愚かにも感動してしまった自分が恥ずかしい。
奥白根山の第四紀溶岩ドーム自体は300mほどの高さだが南側のザレた斜面と北の岩場の対比が面白く、噴火口付近の構造も興味深い。曇りがちで遠望は効かず、適当に休んで弥陀池や五色沼で顔を洗いながら湯元に下る。500円で炭酸・硫酸Ca温泉に浸かり、食堂で食べたゆばうどんは生涯で最高の味だった。バスで下りた菖蒲が浜のテン場代は1000円と高めだが中禅寺湖の波音を聞きながら、独り静かに夕暮れを楽しんだ。
中学の修学旅行で新潟県から金精峠を越えて日光に入ったのは33年も前の話。その時に見学した竜頭の滝に立つと昔のことが思い出されてしばし感傷にふける。神社までの湖畔の道は明治時代の外国人の別荘地でなかなか静かな散策路。
男体山は神社の敷地なんだろうか、登拝料500円を払って登拝守護のお札をもらう。登山道は山道、車道、ガレ場と続き、時々振り返って中禅寺湖を眺める楽しみはあってもなかなか山頂がみえないつらい道だし寝不足もあってスピードも上がらない。その代わり、山頂からの展望は360度で、北に崩落したどでかい火口も見ごたえがあった。
志津小屋まで快調に下り、エアリアマップには引いてないが25000地図にある弥平ケ原経由で下山にかかるがここで道迷い。笹被りでどう探しても道が消えてしまい、沢筋に下りて3mほどの滝は高巻いて下りていくが、おっ明るくなったぞと期待したのに30mほどの滝の上。これは左岸を大きく笹薮を巻いてようやく野州原林道に飛び出す。しかしここからが長かった。傾斜のほとんどない砂利道を歩くこと3時間半、ようやく裏見の滝で顔を洗うことができた。あんな、一般車通行止めで傾斜も無くて距離だけ長くて役に立たない林道は、絶対に無駄な公共工事だと思う。
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