ダイヤモンドダスト舞う 石丸峠、牛ノ寝通り
- GPS
- 06:59
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,646m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
中央線 4:31荻窪駅-5:13高尾駅5:14-5:51大月駅5:54-6:23塩山駅 甲州市市民バス 6:40塩山駅南口バス乗り場2-7:05大菩薩峠登山口 復路 バス 小菅の湯BS15:38-15:55金風呂BS15:58-16:38奥多摩駅BS |
コース状況/ 危険箇所等 |
大菩薩峠登山口〜上日川峠 上日川峠手前で凍結路となる 上日川峠〜小屋平 雪道 とことどころ凍結路 3ヶ所ほど川を渡る 小屋平〜石丸峠 雪道、凍結路 部分的に雪のないところがある ぬかるみなし 石丸峠〜榧ノ尾山 上部は雪道、部分的に凍結 その後凍結部分と土道のパッチワーク状 下部は土道 榧ノ尾山〜大ダワ 問題なし 一部落ち葉で登山道不明瞭 大ダワ〜モロクボ平〜小菅の湯 一部注意を要するトラバースあり |
写真
感想
移動性高気圧の下で、好展望を期待して、石丸峠と天狗棚山(昨年ここを通過した時に気に入った場所)と牛ノ寝通り歩きを加えたプラニングです。
当初、塩山駅7:35発のバスに乗るつもりでしたが、調べてみると大菩薩の湯行き6:40発のバスがあることが分かりこちらで行くことにしました。
6:23に塩山駅に到着しバス乗り場へ直行。誰もいません。
まだ日の出前でしたが、快晴で北岳の頭も白く見え展望が期待できそうでした。
定刻の6:40になってもバスが来ず、少々気をもみましたが、少し遅れてバスが到着。
乗客は私だけでした。料金は定額300円のようですが、下車時の後払いでした。
7:05頃に大菩薩峠登山口BSに到着。少し歩いた先にあるトイレを使って出発。背後にある南アルプスの写真を撮りながら上日川峠まで登ります。
道は、特に問題ありませんでしたが、一ヶ所登山道が崩壊し車道へ迂回する部分があります。登るにつれ、徐々にパッチワーク上のアイスバーンが出てきました。上日川峠までアイゼンなしで登りましたが、最後20mくらいの行程は、道幅全体が完全に凍結しており登山道脇の笹につかまりながらやっとのことで登りました。
上日川峠に着いたとき、ちょうどロッジ長兵衛の小屋番の方?が来るまで到着され、ここから先はアイゼンをつけた方がよいとアドバイス頂きました。
上日川峠でトイレを使用し、ロッジ長兵衛のベンチで、スパッツとチェーンスパイクを装着し、石丸峠へ向けて出発。
ここで準備をしているときに、トレランの方が一人、福ちゃん荘の方へ登って行かれました。
小屋平までほぼ水平移動ですが、細かなアップダウンや川を渡る部分がありました。
小屋平で車道を渡ってからは、急登でした。凍結した部分が多いですが、アイゼンをしているので楽々クリア。
上を見ると小金沢山に雲がかかり始めているのと、後ろの南アルプスが雲に隠れ始めており、少し残念な雰囲気になり始めています。
石丸峠に至るかなり手前から笹原が広がるのかな、と期待していましたが、実際に開けたのはもうすぐ石丸峠という地点でした。
残念ながらその時には、西側は雲が多く南アルプスも八ヶ岳も見えませんでした。
それでも天狗棚山まで登ってみました。ここは、ぐるっと開けており気持ちのよいところです。
残念ながら南側にも雲があり富士山も見えません。でも、奥多摩方面やこれから下る牛ノ寝通りはよく見えていました。
風もそんなになく、寒くないので立ったまま休憩。パンを一つたべてゆっくりしました。
この辺りから氷の粒が風に舞いキラキラ光るダイヤモンドダストが見られました。
ゆっくりした後、靴ひもを締めて牛ノ寝通りへ向けて出発。
トレースがあるか不安でしたが、歩かれているようでしっかりしたトレースがありました。おまけにマウンテンバイクのトレースまでありました。
下り始めは、締まった雪道で気持ち良く下れました。地図で見ると一気に下るようですが、それほど急でもない九十九折れになっておりよい道です。
長峰との分岐の道標で左に折れ、どんどん下ります。しばらく行くとところどころアイスバーンになり、だんだん土道も現れるようになりました。
ここまで上日川峠であった登山者の他は、誰にも会いませんでしたが、ここで登ってくる方に会いました。
道を譲ろうとしたのですが、立ち止まり、落とした手袋を見なかったかと聞かれました。
見なかったと答えると、あきらめるとのことでそこで引き返されました。足の速い方であっというまに見えなくなってしまいました。
(あとで、ヤマレコでyaimatsuさんであることが分かりました。手袋も見つかったそうです)
さらにしばらく下った先で、完全に凍結もなくなったところでチェーンスパイクを外しました。
西側に比べて東側は雪がなくなる標高が高そうです。
あとは、広葉樹主体の気持ちのよい尾根道が続きます。日差しもあり暖かいです。
ただ、榧ノ尾山から先、ほぼ水平に延々と歩くのは少し長いと感じました。大ダワまで、登山地図には2ヶ所ほどポイントがありますが、
気が付かないまま一気に大ダワまで到着。
大ダワは北側が少し開けており、雲取や飛龍が見えます。
ここで午後1時。当初の予定では、小菅BSへ下る予定でしたが、15:45のバスまでかなり時間があまりそうなので小菅の湯に寄ることにしました。一応着替えとタオルもザックに入れてあります。
モロクボ平までの道は、尾根を少し外したトラバースになっていて、崩壊地がいくつかありました。
整備されているのですが、下を見るとかなりの高度感があり慎重に進みました。
モロクボ平から、無限に続くような九十九折れを下りようやく里に到着。そこに小菅の湯があるかと期待していたのですが、そこからしばらく歩いてようやく小菅の湯に到着し本日のゴール。
今回の装備は、雪が深いかもと冬靴で歩きましたが、トレランシューズでもOKな感じの状況でした。ピッケルも用意しましたが当然のこと出番なし。
ウエアは、出だしは、フリースの上にハードシェルを着ていましたが、登りの途中で脱ぎ跡は出番なし。
風呂上りに用意したダウンジャケットを失念し、一番寒く感じたのは、奥多摩駅ホームで電車を待つときでした。
展望は、少し残念でしたが、ダイヤモンドダストも見られたし、牛ノ寝通りも堪能でき満足です。
コメント
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はじめましてYatsuJuninさん
大菩薩山稜に行くのならどのルートかなと考えていたのですがこのルートはよいですね
私もどちらかと言うと起終点の違う縦走が好きなので大いに参考になりました。
日差しもあり楽しい縦走が出来たのでは?
ダイヤモンドダストを見れたとはうらやましい限りです
牛ノ寝のルートは、ほとんどが自然林で気持ちのよい道です。
紅葉から新緑までの時期がよいと思われます。
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