蒜山 三座縦走（上蒜山から）

2020年09月22日(火) [日帰り]

• GPS: 07:21
• 距離: 22.9km
• 登り: 1,341m
• 下り: 1,347m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:23
• 休憩: 1:07
• 合計: 7:30

7:45 スタート地点
8:01 8:01 上蒜山登山口
8:55 8:55 下福田山
9:04 9:05 槍ヶ峰（八合目）
9:21 9:23 上蒜山
9:30 9:37 上蒜山三角点峰
9:40 9:44 上蒜山
10:35 10:59 中蒜山
11:07 11:09 中蒜山９合目
11:33 11:34 フングリ乢
12:25 12:38 下蒜山
13:12 13:14 雲居平
13:48 13:59 下蒜山登山口
15:15 ゴール地点

下蒜山登山口駐車場から上蒜山登山口駐車場までの11kmを、1キロ7分ぐらいのペースでゆっくりと走っています。最初の2kmは降り、その後はだらだらとしてのぼりが続きます。歩くと2〜3時間ぐらいはかかるでしょう。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●上蒜山登山口駐車場
無料であり100台ぐらいは停められそうな広さ、朝の段階で30台ぐらいが止まっていたが、戻ってくると10台ぐらいに減っていた。

●下蒜山登山口駐車場
ここには駐車していないが、下山してきたときには少し空いているぐらいだった。
自動販売機とトイレがあった

●上蒜山登山口駐車場と下蒜山登山口駐車場の間の移動
上蒜山登山口駐車場から2kmの「湯船口」バス停と下蒜山登山口駐車場から3kmの「道目木」の間にはバスがあるが、2時間に1本程度である。駐車場間は11kmあるので、タクシーを利用している人を見かけた。タクシーは待機していはないので、予約が必要だろう。下蒜山登山口駐車場から2kmは車道を歩くが、蒜山高原線に入ると歩行者・自転車専用道路があるので、安心して歩くことができる。蒜山高原線は、下蒜山側からは基本的に登り基調である。

コース状況／危険箇所等

よく整備されていて、案内表示も適切であるので安心して歩くことができる。上蒜山と下蒜山の登山道には合目の表示もあり、標高もわかるようになっていた。

分岐が中蒜山から下山するルート以外にはないので、迷うことはない。

上蒜山三角点への案内表示はないが、三角点までの笹はきれいに刈られていて問題なく通行することができた。

その他周辺情報

登山道には水場とトイレがなかった。中蒜山山頂には避難小屋があった。

写真

9/20 7:48

舗装された車道から、登山道に向かう分岐した道へ

9/20 7:51

(kumakumo)ママコナ(飯子菜)

9/20 7:52

(kumakumo)ハギ(萩)？

9/20 8:03

ウシの間を通り抜ける

9/20 8:04

うしが通れないように石積みされているところを通って登山道に

9/20 8:04

(kumakumo)
ジャージー牛

9/20 8:07

登山道入り口から振り返ってみたところ

9/20 8:07

登山道入り口。急登だが木段があり通行しやすい

9/20 8:14

木段はこのような感じでとても立派です

9/20 8:21

蒜山インターから車で横を通ってきた観覧車が見えました

9/20 8:22

(kumakumo)ヒルゼン高原センター ジョイフルパークの赤い観覧車が見える

9/20 8:25

(kumakumo)ワレモコウ(吾亦紅)
※sayup18 撮影

9/20 8:26

(kumakumo)牛たちも小さく見える

9/20 8:31

これから向かう方向にきれいに登山道が見えます

9/20 8:33

(kumakumo)若い栗

9/20 8:34

(kumakumo)ホクチアザミ(火口薊)
※sayup18 撮影

9/20 8:37

大山が見えた！！
神のおはす山という感じで神々しい

9/20 8:43

振り返ってみると大分登ってきたようだ。標高900m辺りです

9/20 8:43

(kumakumo)アキチョウジ(秋丁字)

9/20 8:56

下福田山あたりから山頂方向。この辺りで標高が1000mを越えたようです

9/20 9:04

大山から船上山までの稜線が美しい

9/20 9:04

鳩ヶ峰（八合目）から山頂までは緩やかな感じ。標高も1100mに達しました

9/20 9:04

(kumakumo)八合目(槍ヶ峯)から望む大山

9/20 9:05

中蒜山と後ろに下蒜山でしょうか

9/20 9:21

(kumakumo)上蒜山山頂から日本海側の眺め

9/20 9:21

(kumakumo)上蒜山山頂1202m

9/20 9:27

三角点に向かう道はこのように笹が刈られていて、問題なく通行できました

9/20 9:30

三角点です

9/20 9:31

三角点周辺です。それほど広くはありませんので、休憩には不向きでしょうか

9/20 9:40

上蒜山の山頂です。1202mで本日の最高地点です

9/20 9:43

山頂を少し降ったところから登ってきた所を振り返り

9/20 9:56

急な降りですが、鎖やロープがあります

9/20 10:01

(kumakumo)カリンカ＝ガマズミ
※sayup18 撮影

9/20 10:02

(kumakumo)ガマズミ=神ツ実

9/20 10:14

(kumakumo)中蒜山に向かう途中。日本海側に風力発電の風車がよく見える

9/20 10:14

中蒜山とその手前のユートピアです

9/20 10:16

ユートピアに到着しました

9/20 10:17

(kumakumo)イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
※sayup18 撮影

9/20 10:17

(kumakumo)いまから向かう中蒜山

9/20 10:17

ユートピア越しに中蒜山

9/20 10:18

(kumakumo)行く道

9/20 10:22

ユートピア越しに上蒜山

9/20 10:30

(kumakumo)来た道

9/20 10:30

(kumakumo)南東

9/20 10:30

(kumakumo)東

9/20 10:30

(kumakumo)北東

9/20 10:35

中蒜山山頂への分岐です

9/20 10:35

中蒜山山頂の避難小屋です

9/20 10:37

中蒜山の山頂です

9/20 10:54

(kumakumo)北東

9/20 10:55

(kumakumo)南東

9/20 10:55

(kumakumo)来た道

9/20 10:55

(kumakumo)波頭のような山々

9/20 11:01

これから向かう下蒜山ですが、長い稜線が美しい

9/20 11:08

中蒜山から蒜山高原に降りていく木段です

9/20 11:33

フングリ乢まで降りてきました。標高815mでここから下蒜山へ登り返しです。フングリとはふぐりのなまったとのことです

9/20 11:37

この辺りから展望が開けています

9/20 11:40

巨人ヶ平というところでしょうか

9/20 11:40

中蒜山を振り返ってみました

9/20 11:45

(kumakumo)名も知らぬ小さな花
※sayup18 撮影

9/20 11:45

(kumakumo)イヌタデ(犬蓼)
※sayup18 撮影

9/20 11:46

(kumakumo)イヌタデ(犬蓼)

9/20 11:56

中蒜山の後ろに上蒜山が

9/20 11:56

下蒜山の山頂が近付いてきました

9/20 11:59

(kumakumo)ナデシコ(撫子)
※sayup18 撮影

9/20 12:08

大山とその周辺の山々が一望できました

9/20 12:13

いよいよ下蒜山の山頂が目の前に

9/20 12:18

(kumakumo)名も知らぬ小さな花
※sayup18 撮影

9/20 12:18

少しだけ降って登り返します

9/20 12:22

中蒜山から上蒜山、そして大山まできれいに並んでいます

9/20 12:25

山頂から大山の方向。大山に少し雲がかかってきて神秘的

9/20 12:25

(kumakumo)振り向けば雲の彼方に消えゆく大山

9/20 12:25

大山周辺にズームアップしてみました

9/20 12:26

(kumakumo)右向け右

9/20 12:26

(kumakumo)十五夜を待つススキ

9/20 12:41

最初は急な降り

9/20 12:46

下蒜山山頂を振り返ってみました

9/20 12:48

なだらかなところが少しあるが、この先から急な降りです

9/20 12:52

急な降りにはロープが設置されていましたくも

9/20 12:58

雲居平です。つづら折れで降りていく道もハッキリとわかります

9/20 13:04

雲居平に降りてきて振り返ってみました

9/20 13:09

(kumakumo)来た道

9/20 13:09

(kumakumo)行く道

9/20 13:12

雲居平の表示から振り返りです

9/20 13:17

9/20 13:17

(kumakumo)ヤマハッカ(山薄荷)？
※sayup18 撮影

9/20 13:32

(kumakumo)急な下りは続く。もうすぐゴール

9/20 13:40

降りてきました。ここから下蒜山山頂までは1時間40分の表示がされていました

9/20 13:45

最後は広々とした道を進みます

9/20 13:48

登山道の入り口です

9/20 13:48

蒜山と全案内の表示がありました

9/20 14:13

下蒜山登山口駐車場から2km降ったところから下蒜山を。ここから蒜山高原線沿いの歩行者・自転車専用道路を進みます

9/20 14:38

(kumakumo)上蒜山側の駐車場までは蒜山高原自転車道を歩く

9/20 14:38

(kumakumo)奥から、上蒜山、中蒜山、下蒜山

9/20 14:49

下蒜山でしょうか

9/20 15:01

(kumakumo)自転車道の宇田休憩所。右下は蒜山の妖怪スイトンのトーテムポール

9/20 15:05

上蒜山と後方に中蒜山

9/21 8:35

グレートトラバースで田中陽希さんが、中蒜山山頂で食べていたパンを下山後に道の駅でゲット

撮影機器：

LUMIX DMC-FH5 パナソニック

FinePix JX300 富士フイルム

装備

個人装備

Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

初めのての関西以外での登山です。
普段は京都周辺の山行を繰り返しており、テレビなどで見る開けた稜線を歩きたいという目的で蒜山にしました。想像以上に開けた稜線歩きを堪能できました。分岐がほとんどなく、道迷いの心配がないのは安心ですが、少し物足りない感じもしました。その分、周りの景色に目をやる余裕ができましたが。

せっかく遠征しているので三座縦走をしましたが、登山口間が11km離れているのがネックですね。ちょうどこの日は、コロナで中止になった丹後ウルトラマラソンの開催されていたはずの日でしたので、相棒のkumakumoを残して駐車場間をランしました。1年前の今頃は80km地点ぐらいだったかなと思って走ってました。月日の流れの早さとその間のコロナによる状況の激変に思いを馳せると切ない気分にもなりました。

kumakumo

暑さ寒さも彼岸までというが、蒜山高原の早朝は、彼岸入り
からもう寒い。熱中症対策バッチリの半袖に急遽フード付きの
長袖を着込み、念のため上着をもう一枚リュックに詰め込んで
登山口へ向かった。草木は朝露で湿っている。

ジャージー牛の群れを横断し、開放的な牧場を抜けたら登山口。
そこからいきなりほの暗い山道が。延々続く木の階段は、そこ
そこの段差で、瞬く間に麓の建物や牛が小さくなった。
ほどよい晴天。ここまで来れば上着はもう要らない。高度が
どんどん上がっても、はるか下に見渡す家並みや道路は、
スモッグで霞むことなくはっきり見える。
また、上蒜山に向かう途中、山並みの向こうに聳える大山の
貫禄は群を抜いていた。

中蒜山はほぼ360度の眺望が展開し、鳥取方面の彼方に
風力発電の風車が並ぶ。その向こうは海だろう。重なる
山並みがまた大海の波を思わせ、風にそよぐクマザサが
効果音を添えている。
行く道は芝生の間を上って行くようにも見えるが、実は笹藪に
挟まれた平坦な道だった。来た道を振り返り振り返りフングリ
乢を抜ける。
下蒜山からの下りはくさり場が多いが、どちらかいえば上りの
ためのくさり。勾配の激しい斜面や滑りやすそうな箇所で適宜
利用した。ただし、ポールが度々つかえるので注意が必要だ。

それぞれの頂上は、思いのほか多くの人で賑わっていた。
歩きやすく整備され迷い込む恐れの少ない山道。遙かな眺望や
稜線を追いながら行く楽しさ。
虫に追われつ枝を払い、倒木を乗り越えながらひたすら山頂を
目指していた、これまでの山登りのイメージは大きく塗り替え
られた。京都の山が修行の山なら、こちらは行楽の山。
沿道には小さな花々のグループが入れ替わり立ち替わり登場し、
つがいで飛び交うキアゲハをおもしろがりながら、呑気に
歩く道々。名を知らない花も、度々見かけるうちに親しくなる。
季節の移ろいとともに、未知の魅力がまだまだ引き出される
のであろう、まさに名山。