西穂高岳独標 風強く何も見えず

2013年02月10日(日) 〜 2013年02月11日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 5.9km
• 登り: 583m
• 下り: 594m

コースタイム

ロープウェイ西穂高駅11:34ー12:31西穂高岳山荘14:00−13:25独標13:40−16:00頃？西穂高岳山荘
西穂高岳山荘8:20−9:20ロープウェイ西穂高駅

天候

2日間とも　曇り＆雪　稜線からは強風

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き
京王バス：新宿西口発ー高山濃飛BC　高山にて前泊
乗り合いバス：高山濃飛BC-新穂高温泉ロープウェイ駅ー西穂高口駅
新穂高温泉ロープウェイ：新穂高温泉ロープウェイ駅ー西穂高口駅
帰り
新穂高温泉ロープウェイ：西穂高口駅ー新穂高温泉ロープウェイ駅
乗り合いバス：新穂高温泉ロープウェイ駅ー松本駅
あずさ：松本駅ー新宿駅

コース状況／危険箇所等

独標から丸山間の道ですが、尾根が広い事、目印の竹竿が刺さってない事、あっという間にトレースが消える事等あり、支尾根に入り込む可能性が有り注意が必要でした。独標の取り付きは、足さえ踏み外す事が無ければ、滑落しそうなところは有りませんでした。

写真

2/9 11:38

諏訪湖SA　御御渡りは終わっていました

2/9 22:12

ついつい立ち寄りたくなる交番　

2/10 10:40

行きのロープウェイは混雑

2/10 11:34

登山口

2/10 11:36

雪の回廊

2/10 12:31

小屋も込んでます

2/10 12:48

myカメラつぶれたため、取って頂きました。
ありがとうございました。

2/10 15:37

2/11 8:00

しっぽ

2/11 9:57

2/11 11:11

日帰り温泉　800円

2/11 10:56

ほうば焼き　うまし！

撮影機器：

EOS M CANON

μ850SW オリンパス

感想

mojaaki

初めての厳冬期北アルプス。しばらく仕事が忙しくて山に行けず、久しぶりの山行。計画を練り始めたのが1週間前、実際に準備を始めたのは2日前・・・さすがに遅すぎた。新穂高温泉の宿は全くとれない。何とか西穂に行けないものか。調べてみると、飛騨高山まで行って、前泊、そこから新穂高温泉まで路線バスという無駄の多い行程で何とか行ける事が分かった。飛騨高山の観光協会に電話し、宿を探す、新宿発、高山濃飛行きのバスを取る。全て当日にやった。仕事が終わって家に帰って15時。もちろん準備は終わってない。大至急で準備し、17時発の新宿発のバスに乗り込む。中央道は空いていた。諏訪湖インターで小休止。御御渡りはもう終わっていた。高山に着いたのが22:10。宿で一泊して、翌日9時前のバスに乗り込む。新穂高温泉に付いたのは10時過ぎ。なんだかんだ登り始めたのが11:30。さすがに出発が遅くなってしまった。天気曇り、西穂の稜線はガスがかかっていて見えない。コンディションは良いとは言えない。しかし、久しぶりの山行でテンションが上がる。スノーシューを履き、先に出発下であろう方々が付けたトレースをたどる。小屋に着き、西穂小屋名物のラーメンで腹ごしらえ、独標へと向かう。風は強く、ゴーグルは曇る。それでも視界は悪くない。写真を撮ろうにも、胸の前のサブザックと手袋につけた細引きが邪魔で身動きが取れない。丸山を越え、依然として尾根を歩く。独標の取り付きは、アイスミックスで、凍えた指先に力を入れて登る。独標から西穂方面を見る。もはや崖、まだ先へは進めない。下り始めると風が強くなり、視界が不良となる。先行している3人組が止まっている。風でトレースは消え、尾根がうっすら分かれている。気温は-25℃(後から聞いた話)、迷ったら死ぬなと初めて思った。地図とコンパスで方向を確認し、東側はあまり行かない様に気を使いながら、今度は自分が、先行する。間違った方向では無いと思いながら、確固たる自信は無かった。丸山まで行くと、竹竿が立っていた。ようやく安心。後はゆっくり下るだけ。あとはいつもの通り、小屋で夕食を食べ、一緒に迷いかけた、パパ3人と飲み、寝る。短距離＆短時間だったが、濃い山行だった。冬の北アルプスの怖さを知った。