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Yamareco

記録ID: 2771134
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

上信国境(十石峠〜大上峠〜余地峠/古谷ダムからの8の字周回)

2020年11月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
08:23
距離
27.6km
登り
1,751m
下り
1,757m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:54
休憩
0:30
合計
8:24
6:27
75
古谷ダム
7:42
7:47
38
8:25
8:25
73
9:38
9:38
33
10:11
10:25
32
P1330
10:57
10:57
58
11:55
11:55
17
12:12
12:12
45
12:57
13:08
70
余地峠
14:18
14:18
33
14:51
古谷ダム
天候 晴れ!
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
古谷ダムの駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
●ルート全般
十石峠〜余地峠まで正規登山道ではありません。
また、林道余地線および林道大上線も車両通行止めです。
雪と霜と落葉で余地峠までチェーンアイゼンを使用。

●古谷ダム〜十石峠
およそ6.6km/高低差350mの車道歩き。
現在国道299号は2019年の台風19号災害古谷ダムより先は通行止め。

●十石峠〜大上峠
十石峠から先しばらくは目印と踏み跡がありますが、
送電鉄塔の立っているピークの手前付近からマーキング&踏み跡も薄くなります。
地図にない林道も出てきます。
時折り現れる石の県境標柱(苔むしているものもたくさん)と、
根本から伐採された木株がある程度の目印となりますが、
複雑な形状した尾根が続くため、コンパスを駆使して
進行方向を慎重に見極める必要がありました。
特に各ピークからの下り出しは要注意でした。

●大上峠〜広小屋山〜余地峠
大上峠(1110m)から広小屋山(1484.6)までは、高低差およそ370mの急登。
山頂直下は急斜面で落葉の地面にかじりつきながら登りました。
広小屋山まではペンキが頻繁についています。
ここから先は、前区間と同様に県境標柱と木株がある程度の目印となりますが、
比較的な素直な尾根筋をしていため悩むところはありませんでした。

●余地峠〜古谷ダム
林道余地線〜林道大上線のおよそ8kmの林道歩き。
どちらも車両は通行止めで林道崩壊が進んでいます。
特に余地線はヤバ過ぎの崩落箇所が1箇所あります。
かろうじて木にかじりつきながら通過しましたが、
足を滑らすと40〜50mは落ちてしまいます。ロープなどがあった方がいいでしょう。
林道大上線も完全崩落しているところが4〜5箇所あるため、通過には注意が必要。
 
古谷ダムよりスタート
古谷ダムよりスタート
国道299号は古谷ダムの先から通行止め
国道299号は古谷ダムの先から通行止め
およ〜十石峠までまだ5kmもあるのか〜。結局古谷ダムから十石峠まで6.6kmほどでした
およ〜十石峠までまだ5kmもあるのか〜。結局古谷ダムから十石峠まで6.6kmほどでした
いちおね
ようやく十石峠に到着
ようやく十石峠に到着
十石峠展望台に登ってみます
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十石峠展望台に登ってみます
展望台より。正面に赤城連山
4
展望台より。正面に赤城連山
展望台より。妙義山
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展望台より。妙義山
展望台より。赤久縄山と御荷鉾山でしょうか。手前は烏帽子岳
展望台より。赤久縄山と御荷鉾山でしょうか。手前は烏帽子岳
展望台より。両神山と右は奥秩父
展望台より。両神山と右は奥秩父
長野県側の展望台より群馬県側を望みます
長野県側の展望台より群馬県側を望みます
ついさっきまで-4度でしたが写真を撮ろうとしたら-3度に変わりました。日が昇り暖かくなってきました
ついさっきまで-4度でしたが写真を撮ろうとしたら-3度に変わりました。日が昇り暖かくなってきました
さて、登山道に入ります。足元は雪なんだか濃い霜なんだか
さて、登山道に入ります。足元は雪なんだか濃い霜なんだか
P1406の先のピークで早速道を失いかけます
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P1406の先のピークで早速道を失いかけます
1350付近の広い鞍部で地図にはない林道が現れます。分水嶺に沿ってたため誘惑に駆られて1446.3はスルー
1350付近の広い鞍部で地図にはない林道が現れます。分水嶺に沿ってたため誘惑に駆られて1446.3はスルー
この段差から再び山の中に入ります
この段差から再び山の中に入ります
大仁田越より赤久縄山〜御荷鉾山〜二子山
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大仁田越より赤久縄山〜御荷鉾山〜二子山
ここから先は尾根が広がり、コンパスで進行方向を確認する頻度が激増
ここから先は尾根が広がり、コンパスで進行方向を確認する頻度が激増
時折り現れる石の県境標柱は頼りになります
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時折り現れる石の県境標柱は頼りになります
足元は雪と落葉で滑りまくり。チェーンスパイクをつけるとチョー歩きやすくて感動。ヘンな意地なのか、立ち止まるがイヤなのか自分でもよくわかりませんが、いつも「なんでもっと早く付けなかったんだろう?」って思っちゃうんだよね。学習能力なし
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足元は雪と落葉で滑りまくり。チェーンスパイクをつけるとチョー歩きやすくて感動。ヘンな意地なのか、立ち止まるがイヤなのか自分でもよくわかりませんが、いつも「なんでもっと早く付けなかったんだろう?」って思っちゃうんだよね。学習能力なし
南面は雪が溶け始めました
南面は雪が溶け始めました
P1340より。赤城山かな
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P1340より。赤城山かな
地形図を見ると三段の滝から点線がついているからでしょうか1312からは人工物がありました
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地形図を見ると三段の滝から点線がついているからでしょうか1312からは人工物がありました
P1330で朝ごはん休憩
P1330で朝ごはん休憩
よく見ると山頂にこんなものがついてました
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よく見ると山頂にこんなものがついてました
ここから大上峠まではうっすら踏み跡と時折マーキングがありました
ここから大上峠まではうっすら踏み跡と時折マーキングがありました
雪を纏った浅間山が見えました
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雪を纏った浅間山が見えました
大上峠に向かって下ります。人の足跡かと思ったら鹿でした
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大上峠に向かって下ります。人の足跡かと思ったら鹿でした
大上峠までは急降下。滑り止めがないとツライ下り
大上峠までは急降下。滑り止めがないとツライ下り
急降下を終えると気持ちの良い平坦地
急降下を終えると気持ちの良い平坦地
前方に舗装路が見えてきました
前方に舗装路が見えてきました
ここが大上峠。帰り再度通る予定
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ここが大上峠。帰り再度通る予定
大上峠から先は赤ペンキがたくさん
大上峠から先は赤ペンキがたくさん
大上峠から400m弱の急斜面の登り返し
大上峠から400m弱の急斜面の登り返し
特に稜線直下は激急登。四つん這いになって登ります
特に稜線直下は激急登。四つん這いになって登ります
広小屋山(1484.6)に到着。今回唯一の名のある山頂でした
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広小屋山(1484.6)に到着。今回唯一の名のある山頂でした
広小屋山から矢沢峠に下るといきなり笹原が広がります
広小屋山から矢沢峠に下るといきなり笹原が広がります
気持ちの良い場所でした
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気持ちの良い場所でした
そして突然なんでこんなところに?という場所に矢沢峠の標識
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そして突然なんでこんなところに?という場所に矢沢峠の標識
P1410から余地峠に向かう途中で荒船山が見えました。左から艫岩〜経塚山〜毛無岩。中腹に立岩。右端は四ッ又山でしょうか。
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P1410から余地峠に向かう途中で荒船山が見えました。左から艫岩〜経塚山〜毛無岩。中腹に立岩。右端は四ッ又山でしょうか。
山頂台地付近。艫岩の左は兜岩山。左は八風山方面
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山頂台地付近。艫岩の左は兜岩山。左は八風山方面
赤久縄山と手前は大岩と碧岩
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赤久縄山と手前は大岩と碧岩
この辺りも気持ちの良い笹原
この辺りも気持ちの良い笹原
1400の小ピーク。あとは余地峠まで下るのみ
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1400の小ピーク。あとは余地峠まで下るのみ
尾根が細いところはうっすら踏み跡がありました
尾根が細いところはうっすら踏み跡がありました
余地峠までは尾根が広がります
余地峠までは尾根が広がります
おーピッタリ余地峠に出ました
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おーピッタリ余地峠に出ました
これで余地峠から十石峠までが繋がりました
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これで余地峠から十石峠までが繋がりました
2週前にも見た石碑を眺めながらおひるごはん
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2週前にも見た石碑を眺めながらおひるごはん
さて、余地峠からは林道余地線と林道大上線で古谷ダムまで戻りますが、林道の崩壊具合がちょっと心配です
さて、余地峠からは林道余地線と林道大上線で古谷ダムまで戻りますが、林道の崩壊具合がちょっと心配です
立岩が見えました
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立岩が見えました
いきなりちょー危険な林道崩落。斜面を高巻ましたが落葉で滑るのなんの。数少ない木を手がかりに綱渡り
いきなりちょー危険な林道崩落。斜面を高巻ましたが落葉で滑るのなんの。数少ない木を手がかりに綱渡り
無事通過してほっ。振り返ったところ
無事通過してほっ。振り返ったところ
南牧村自然公園キャンプ場で林道大上線と合流
南牧村自然公園キャンプ場で林道大上線と合流
ここは通らないことを強くお薦めします
ここは通らないことを強くお薦めします
林道大上線を進みます
林道大上線を進みます
ひまつぶし
林道大上線も崩落しているところがたくさん
林道大上線も崩落しているところがたくさん
碧岩と大岩
大上峠に到着
大上峠から国道299号へ向かいますがこちらの区間の方が被害は大きめ
大上峠から国道299号へ向かいますがこちらの区間の方が被害は大きめ
午前中歩いていた分水嶺を見上げます
午前中歩いていた分水嶺を見上げます
こんなところは序の口で…
こんなところは序の口で…
完全に陥没してしまっているところが数カ所ありました
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完全に陥没してしまっているところが数カ所ありました
古谷ダムの管理棟が見えて安心していると…
古谷ダムの管理棟が見えて安心していると…
最後の最後、国道299号に出る直前に最もひどい崩落箇所。ここは下に降りて登り返しました
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最後の最後、国道299号に出る直前に最もひどい崩落箇所。ここは下に降りて登り返しました
国道299号に出ました
国道299号に出ました
あとはダムまで僅かに車道歩き
あとはダムまで僅かに車道歩き
林道大上線と奥は歩いた稜線
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林道大上線と奥は歩いた稜線
古谷ダムまで戻りました。お疲れ様でした!
古谷ダムまで戻りました。お疲れ様でした!
【おまけ】
誰もいないダムの堰堤
【おまけ】
誰もいないダムの堰堤
ダム堰堤より。結局出会ったのは鹿5〜6頭のみ
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ダム堰堤より。結局出会ったのは鹿5〜6頭のみ

感想

今週komemameはお疲れのためお休みで、久々の単独です。
先週末からの雨は高山では雪になっただろうから、
積もったエリアに行くことをも視野に入れてました。
しかし、komemameから雪山抜け駆けNGとのお達しがあり、
上信国境の中央分水嶺の地味ぃ〜な区間を繋ぐことに。

前半の十国峠〜大上峠までは尾根が複雑な形状していて注意しなきゃなぁ〜、
なんて思いながら現地に行くと雪がうっすら積もっていて初っ端から道を間違い。
ここからは、久しぶりに首からコンパスをぶら下げ、
片手に地形図というスタイルで。

後半(大上峠〜余地峠)は、それまでと比べて尾根筋は素直なものの
落ち葉&雪が積もったキツ目のアップダウンで気が抜けません。

そして、一番ヤバかったのが最後の林道余地線。
極悪の崩落箇所が1箇所あり、通過は生きた心地がしませんでしたね。
 
 

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