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Yamareco

記録ID: 277809
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

残雪期の赤石岳 小渋川ルート 

2013年03月15日(金) 〜 2013年03月17日(日)
 - 拍手
kzhashi その他1人
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
22:02
距離
30.6km
登り
3,509m
下り
3,573m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

3/15 釜沢6:30-湯折7:08-七釜橋7:36-高山ノ滝9:13-10:50広河原小屋11:27-2011m付近14:05-2308mTS16:45
3/16 TS5:45-2696m7:00-ダマシ平7:40-小赤石岳8:40-赤石岳9:10-非難小屋9:20
下山9:40−小赤石岳10:06-ダマシ平10:42-11:20TS12:20-広河原小屋14:00
3/17 広河原小屋6:55-高山ノ滝7:53-七釜橋8:57-湯折9:35-釜沢10:08
天候 3日間ともピーカンの晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車は、釜沢のゲートまで
コース状況/
危険箇所等
広河原小屋から登りは、夏道がはっきりしないが、尾根に乗ってしまえば夏道となる。
やせ尾根の凍結は、滑落注意。
ウェーダーを履いて、釜沢から出発
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
3/20 0:14
ウェーダーを履いて、釜沢から出発
湯折のゲート 偵察から雪が無くなってる
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
3/20 0:14
湯折のゲート 偵察から雪が無くなってる
七釜橋
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
3/20 0:14
七釜橋
2週間前よりだいぶ雪が減った。
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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2週間前よりだいぶ雪が減った。
渡渉開始
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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渡渉開始
高山ノ滝
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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高山ノ滝
前々日の雨で水量が多め!
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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前々日の雨で水量が多め!
なるべくデブリ、日陰を歩かないと踏み抜きまくり!
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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なるべくデブリ、日陰を歩かないと踏み抜きまくり!
広河原から荒川前岳(左側)
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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広河原から荒川前岳(左側)
右側に行くと
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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右側に行くと
広河原小屋
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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広河原小屋
ウェーダー、ネオプレーンの靴下をデポ
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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ウェーダー、ネオプレーンの靴下をデポ
船窪まで標高差800m
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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船窪まで標高差800m
尾根取り付きの夏道が良く分からないので、直登!アックスの草付の食いつきが気持ちいい!
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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尾根取り付きの夏道が良く分からないので、直登!アックスの草付の食いつきが気持ちいい!
尾根に乗ると夏道。所々凍っていて恐ろしい。
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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尾根に乗ると夏道。所々凍っていて恐ろしい。
徐々に積雪が多くなり。
2013年03月20日 00:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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徐々に積雪が多くなり。
出来る限り夏道を辿った方が沈まない。
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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出来る限り夏道を辿った方が沈まない。
荒川大崩落地
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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荒川大崩落地
唯一の展望地
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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唯一の展望地
2380mで幕営 広河原から5時間!
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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2380mで幕営 広河原から5時間!
1日目の夕日
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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1日目の夕日
2日目
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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2日目
2698m
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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2698m
荒川前岳
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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荒川前岳
2696mへの登り
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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2696mへの登り
雷鳥発見!
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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雷鳥発見!
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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シュカブラ
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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シュカブラ
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荒川前岳と悪沢岳
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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荒川前岳と悪沢岳
富士山
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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富士山
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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荒川小屋が見える
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荒川小屋が見える
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子赤石岳への登り 左側の雪屁に注意
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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子赤石岳への登り 左側の雪屁に注意
小赤石岳 3080m
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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小赤石岳 3080m
最後の登り
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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最後の登り
3時間半で登頂
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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3時間半で登頂
赤石岳 3120m
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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赤石岳 3120m
聖岳
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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聖岳
赤石非難小屋
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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赤石非難小屋
冬季小屋で休憩
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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冬季小屋で休憩
赤石神社
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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赤石神社
南ア北部 仙丈、塩見岳
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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南ア北部 仙丈、塩見岳
さて下山します。
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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さて下山します。
カリカリのクラスト
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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カリカリのクラスト
ダマシ平
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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ダマシ平
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2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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中ア
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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中ア
急な所は、バックステップ
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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急な所は、バックステップ
テントに到着。まだ午前中なので、撤収し下山。
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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テントに到着。まだ午前中なので、撤収し下山。
1時間40分で広河原小屋に着く。
今夜は、ここでお泊り。
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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1時間40分で広河原小屋に着く。
今夜は、ここでお泊り。
3日目 朝方なので、雪が締まって歩きやすいが、
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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3日目 朝方なので、雪が締まって歩きやすいが、
この盛り上がった筋に乗っていかないと踏み抜いてしまう。
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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この盛り上がった筋に乗っていかないと踏み抜いてしまう。
水量は、初日に比べれば減っていた。
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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水量は、初日に比べれば減っていた。
七釜橋 ここから1時間林道歩き
2013年03月20日 00:14撮影 by  Caplio GX100 , RICOH
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七釜橋 ここから1時間林道歩き

感想

3/15 釜沢に車を停め、ウェーダーを履いて準備する。偵察より幕営、冬靴の装備が加わったので、ザックの重量は約21キロ。
過去最高の重荷で林道を歩く。2週間前に比べれば雪もだいぶ融け、凍結箇所も無く楽々七釜橋まで歩けた。
ここから渡渉となるが、前々日の雨で水量がちょっと多め。河原の雪は、かなり融け締まっていて歩きやすいので、
渡渉しながら河原を歩いて行く。高山ノ滝手前が一番の難所で、ちょっと深い所を渡渉したらウェーダーの内腿に
穴明きを発見してしまった。どうりでうっすら水漏れ感があった訳だ。買ったばかりなのにと気を取られて、
さらに深い渡渉していたら水圧に負けて尻餅ついてしまった。
オーバージャケットをウェーダーの外に着ていたので、水の浸入は無くあまり濡れることは無く、助かった。
応急処置でウェーダーの穴あきをダクトテープで塞いで続行。3時間ほどで広河原小屋に到着。
ウェーダーとネオプレーンの靴下をデポし、冬靴履いて冬山仕様にチェンジ。靴の分2キロは、軽くなった。
小屋左手を赤布通りに進み、尾根の取り付きに掛かるが、夏道が良く分からない。
雪面は、カチカチに凍っているので、アイゼンを付ける。尾根に乗ってしまえば問題ないので、登り易いところを直登する。
プチバリエーション的な登りとなり、草付が良く刺さりサクサク登れ尾根に乗ると夏道だった。
部分的に凍っていてしっかりアイゼンを刺していかないとちょっと怖い。
徐々に積雪が増え氷が無くなり安心したら、今度は、踏み抜き地獄。うまく夏道らしき所を狙っていかないと、股下まで埋まる。
体力を消耗しながら5時間粘って16時半に、やっと2,380mの幕営地に到着。過去例に無いくらい疲れた。
クタクタになりつつ整地してテント設営、水作りし梅酒飲んで夕飯は、フリーズドライのカレー。19時ごろ就寝。

3/16 3時起床の5時出発予定が予想に反して意外と外が暗い。明るくなるのを待って、テントをデポし6時前に出発。
朝方の冷え込みのお陰で雪が締まっていて歩きやすい。夏道は、船窪から大聖寺平方向へトラバースしているが、
遠くなってしまうので、そのまま尾根を登る。2698mのピーク手前がちょっと急斜面。
登りきると雪稜を気持ちよく登れ、途中白い雷鳥を見れた。ダマシ平でワカンをデポし、稜線まで上がってしまえば赤石は、もうすぐ!
左側の雪屁と風が強いので注意しながら歩き、小赤石岳に着くと赤石岳は、目の前に。
一旦下って登り返し、3時間半で赤石岳登頂。当然誰もいないし、ノートレース。
雲が無く真っ青な晴天で展望抜群。聖岳、悪沢荒、塩見岳、仙丈が見え、南アの大きさが分かる。
富士山も近い。北アルプスの穂高、後立も見えるが花粉で霞んでいる。
風も強いので非難小屋にて休憩。なかなかいい冬季小屋で2階が開放されている。

名残惜しいが展望を満喫しながらサクサク下る。本来の予定は、荒川前岳も行く予定だったが、荒川小屋からのトラバースと
リッジの登りを見ると結構時間が掛かりそうなのと、昨日の登りの疲れがまだ残っていたので、当然パスし下山とした。
予定より大分早く下れ11時半前にテントに到着。この時間なら今日中に下山出来るか?
テント撤収し、下山開始。踏み抜きも少なくサクサク下ると、雪が無くなり凍った所がまた出てきた。
慎重にアイゼンを刺しながら下り、昨日無理くり登った斜面を過ぎるとそのまま尾根の夏道が続き、
トラバースしながら下っていたが、この付近が一番刺さりが悪く、怖かった。
下ってしまえば、広河原小屋までもうすぐと思っていたが、ここからがまた踏み抜き地獄。
いろいろと迂回しながら、やっとのことで14時に小屋に到着。ここから3時間もあれば下山できるが、
河原の踏み抜きを考えたらもう一泊し、締まった雪面を歩いたほうが賢明。
小屋内にテント張って早速宴会。有るだけの食料を食ったり飲んだりしながら過ごし早めの夕飯食べて6時過ぎに就寝。

3/17 4時過ぎに起き、撤収し7時前に出発。予想通り朝方の冷え込みで雪が締まり河原は、歩きやすい。
渡渉も初日に比べれば水量も減っていて、問題なし。楽に下って行けたが時に踏み抜いてしまう所があるので、
凍った筋を踏んでいかないと不意に股下まで埋まる。お陰で腿の筋を痛めてしまった。
2時間で渡渉も終わり、林道をだらだらと歩き10時過ぎに釜沢に到着。

3日間天気が良く、初日の落水でどうなることかと思ったが無事登頂でき、良い山行でした。

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訪問者数:3219人

コメント

素晴らしい
初めまして

私も同ルートを秋に歩きましたが、積雪期の山は素晴らしいですね。
天気も最高
2013/3/20 19:51
3日とも
ピーカンの天気で最高でした

冬山は、真っ青な空と綺麗な雪の景色が大好きです。
2013/3/21 22:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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