お墓参りハイク第二弾・さがみ野霊園から小倉山・津久井城山ー春の花散歩
- GPS
- 05:51
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 793m
- 下り
- 851m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
さがみ野霊園ー牛松山ーゴルフ場の道:昨秋は薮道だったが、整備されて広く歩きやすい道になっていた。途中の分岐は左右どちらも舗装道路に出られるようだ(左側は霊園沿いに進み、畑のほうに降りる)。最後の植林地の下りは注意すれば道路手前まで作業用の踏み跡がある。 菅原神社ー稜線:途中から舗装道路がダート道になり、山道のようになるが途中で沢を渡る踏み跡があり、これに入ると枝尾根まで踏み跡がある。枝尾根からはさらに道が広く明瞭になり、沢の右岸からの道と思える踏み跡を合流し、三増峠・小倉山の稜線と合流。道標はなく、標高290mピーク周辺ではややわかりにくい箇所もあるが、道自体は明瞭で問題はないはず。様々な旧道が交錯している。 林道ー小倉山ー歩道橋:林道に出て次の登り口までは250mくらいで踏み跡は明瞭なので道標はなくとも間違えることはないだろう。小倉山からの逆コースだと薮っぽいので少し入口がわかりにくいようだ。小倉山展望台方面は行かなかったので状況はわからない。小倉山は山名板も壊れて冴えないピークだが、静かな山歩きができる。ただし林業作業にも使われているらしく、人が少ない割には踏み固められており、低山でもあってスミレとツバキなど花の種類は少ない。下山路は巡視路分岐以外は何も問題はない。 歩道橋ー小倉橋手前ー城山登山口:相模縦貫道路の橋脚などの大工事で迂回しなければならない。串川と相模川にはさまれた狭い場所で地形的に少しわかりにくいため、分岐では地図などを良く観ること。また小倉橋手前から510号線に向かうとヘアピンカーブで遠回りなので、串川を渡ってすぐに尾崎坂の階段を上がれば510号線に出られる。河原橋・宮原・小倉橋の三つのバス停を過ぎると城山登山口がある。 城山登山口ー城山ー花の苑池(津久井湖観光センター):375mの低山ながら中世の山城の遺構なので、やせ尾根で両側断崖という道が続く(男坂)。遺構保存のため、道も遺構を損なわないようにつけられているようだ。山頂から一旦戻って各コースに下山するようになっている。女坂は緩やか。 |
写真
感想
春のお墓参りの後、昨秋に続いて周辺の低山を歩く。道標のほとんどないマイナーコースで歩く人は少ないのだが、林業作業道や巡視路と交錯しており、道はかなり踏み固められ、見られる花はスミレや椿などが主でシュンランなどは期待したが、まったく見られなかった。津久井湖の登山口のひとつの花の苑池の桜は満開だった。
見かけた花:関東タンポポ、マムシグサ、ヤマルリソウ、ムラサキサギゴケ、ヤブヘビイチゴ、シキミ、ミヤマシキミ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、カンスゲ、オオイヌノフグリ、河津桜、ソメイヨシノ、スミレ、タチツボスミレ、コスミレ(ナガバノスミレサイシン?)、アカネスミレ、ヒゴスミレ(エイザンスミレ?)など
さがみ野霊園で一時間ほどお墓の清掃と花と線香を上げてお墓参り。お墓のコケが取れず、苦労するが結局とれず。対策を考えねばーー。
その後、牛松山(三栗山)ハイキングコースに入る。前回は入口からいきなりクモの巣だらけだったが、今回はクモの巣はほとんどなく、歩きやすい。スミレ類が多く、楽しい散歩気分。マムシグサも多い。スミレ類の種類は多く、見分けるのは容易でない。最初の登りはタチツボスミレが大半と思われる。
牛松山に出ると、橋本方面の眺望が良い。すぐ西側に下ってゴルフ場と霊園の協会尾根を進む。昨年は薮が濃く、途中であきらめて引き返したが、その後、その道を最後まで歩いた記録がいくつか出たので、進んでみた。すると、驚いたことに、きれいに刈り払われて道がすっかりきれいで広くなっており、すんなり進めた。途中、タチツボスミレ以外に、アカネスミレらしき花もあり、またヤブヘビイチゴ、関東タンポポ、椿などを見る。小さなピークのアップダウンを過ぎると、道が左右に分かれ、左は霊園に沿って進み、畑のほうに出るらしい。右に進むとヤマレコの記録では道は植林地の中に入って踏み跡が消えたとあったが、注意深く踏み跡を見ると、薮っぽくはなっても、ゴルフ場への道の直前まで踏み跡はついていた。
ゴルフ場手前に降り立ち、周囲の様子を観察するが、これから進む稜線は近すぎて見えない。一旦65号線方面に戻る。途中、農家の畑の奥に旧道と思しき道の入口が見え、かなり明瞭な道が続いている。これは地形図にある旧道だろう。次回確かめてみたい。
勝負谷戸(庄兵衛谷戸)の説明板の角を曲がり、65号線に戻って5分くらい進むと菅原神社入口に出る。すぐ神社が現れ、石段を登ってみる。三増氏子中と書かれた幟があり、住民に大切にされている様子。神社裏から林道に戻る。林道は次第に荒れ模様になり、細く山道のようになる。林業作業が行われているらしく、落ちた枝や倒木が多い。少し薮っぽくなった道をさらに進むと、右に沢を渡る踏み跡がある。道は左に明瞭に続いているが、地図上の旧道は左岸に渡っているので、右から沢を渡ってみる。踏み跡は細いがさらに上に続いているので、進んでみる。道は細くとも明瞭だ。最後まで踏み跡を追うと枝尾根の上のさらに明瞭な踏み跡と合流。湖の道はもしかしたら、先に見た地形図の旧道とつながっているかもしれない。地図を確認して踏み跡を追って左に進み、やがて左から別の踏み跡が合流、おそらく、先に分かれた林道の続きではないか?−−その少し先で三増峠・小倉山稜線の道と合流した。
ここから先は踏み跡はより明瞭になるものの、道標はなく、マイナーコースであることに変わりはない。道は左右に蛇行し、尾根の分岐もあるが要所に赤テープなどがあり、迷うことはないだろう。所々、赤テープの箇所に踏み跡があり、ぐる浮上からの道の途中の旧道に通じていると思われる。また馬頭観音の先に別の踏み跡があり、ゴルフ場方向に向かっている。これは多分、ゴルフ場付近のどこかに通じるものと思われるが、いつか確かめてみたい。道はかなりしっかり刈払いがなされて、管理されているように見える。椿の多い道を進むとやがてゴルフ場が見えてくる。もう一本、ゴルフ場入口方面に向かう踏み跡がある。踏み跡分岐の多い尾根だ。290mピークを過ぎ、小さなアップダウンを繰り返して20分ほど進むと林道に出る。3分(250m)ほど進むと左に山道分岐。そこに入り、スミレとツバキの山道を進むと、小倉山・第一展望台という古い手書き道標が現れる(313mピーク)。展望台に行きかけたが、遠そうなのであきらめ、小倉山に向かう。
一旦くだり、登り返して再びくだり、二つ目のピークが小倉山だった。手書きの山名板は壊れて落ちており、もうひとつ、神奈川県造林公社の標柱に手書きで書き込まれている。記録で観たとおりのしょぼい山頂。ここでおにぎり弁当を半分食べ、先に進む。13時を過ぎてしまい、かなり空腹だが、城山にも登る予定なので先を急ぐ。
下り始めるとすぐ巡視路分岐、巡視路には向かわず左の踏み跡を下ると鉄塔が現れる。キャタピラー上溝6号(なぜキャタピラ?)だ。鉄塔のすぐ下でミヤマシキミの咲く広いダート道に出て、5分足らずで歩道橋に出た。相模川や小倉橋などが眼窩に見える。梅を収穫するのか紅梅畑があり、城山がそびえている。その先は相模縦貫道路の橋脚などの工事で迂回路になっている。相模川を渡る橋脚などの大工事のようで、広大な場所で多くの建設土木会社が工事を行っている。紅梅と城山を見ながら進むとムラサキサギゴケが咲いており、工事現場を抜けていくと、河原橋バス停を通過、さらに串川に架かる河原橋人道橋を渡ると、地図では小倉橋手前まで下って、城山方面にはヘアピンカーブを左折して登っている。前方を見るとその斜面を登る階段があり、入口に「尾崎坂」という道標、それが近道と考えてそこを登ると上で予定の道と合流。近道だったので安心する。
お地蔵さんの先で510号線に合流し、宮原バス停先で八幡宮の鳥居を見る。さらに進んむと土手にタンポポの群落があり、これも関東タンポポらしい。小倉原バス停の先に城山登山口があった。最初、左の舗装道を進んだが、コースは右の木道だったので、戻って入りなおす。入口ポストに地図が置いてあるので、一枚とって観ながら歩く。ホームページでカラーの地図を観たのだが、この方が白黒だが地図が大きく観やすい。
少し先で男坂・女坂分岐、男坂を進んでみる。少し登るとすぐ稜線に出て十兵衛山展望台分岐、展望台に出て橋本方面や歩いてきた小倉山方面を眺める。すぐ戻って城山方面に進む。マメザクラやシキミ、ミヤマシキミなどの花を撮影しながら進むと城山ダムなどが見える。そこから10分くらい鎖場を登ると女坂合流、その先で鷹射場、堀切の遺構を通過し、再び鎖場が現れるが、いずれも急ではあるが危険は少ないし、鎖なしでも歩けそうだが、すでにたくさん歩き、やや疲れているので時々鎖を利用しながら急斜面を登りきると宝ヶ池に出る。中世の山城は水を以下に確保するかが死活問題だった。このほか複数の井戸の遺構があるようだ。ここからは花の苑池に向かう道が分岐している。池の先に飯縄神社があり、その先で4差路の交差点、小網に向かう道、根小屋(パークセンター)への道と山頂の本城曲輪への道だ。
今回はすぐ山頂を目指す。太鼓曲輪、堀切などを経て10分足らずで本城曲輪、山頂に出る。山頂は説明板や石碑などの他は何もなく、中世城の行こうとして保全されているので、他の人工建造物などは山頂下のベンチ、トイレなど以外は造らないということだろう。この城山の規模はかなりのもので、八王子城跡に次ぐような規模ではないか?
ベンチで残りのおにぎりを食べて、カビの生え始めた干し柿を食べて補給し、3時40分過ぎ下山開始。各種のスミレを撮影しながらゆっくり下り、二度の分岐を経て花の苑池に向かった。花の苑池には4時15分過ぎに到着、桜は満開だ。桜を撮影しながらゆっくりバス停に向かい、時間を確認してから再び撮影しようとすると、すぐにバスが来てしまい、あわててバス停に戻る。今回は牛松山、小倉山などの様々なマイナーコースの探索に加え、様々な春の花を観察でき、春らしい趣のある低山歩きになってよかった。
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