蔵王最高峰 熊野岳 蔵王温泉から早朝登山11月
- GPS
- 05:15
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
https://turtleintheshell.wordpress.com/2020/11/22/zaosan/
山形に行ったすきま時間に蔵王山に登ってきた。
深夜2時に宿を抜けだして、蔵王温泉へドライブ。山形市内から蔵王温泉まで30分くらいで行けてアクセスよし。
深夜の蔵王温泉は真っ暗で登山口がわからない。GPSを頼りに中森ゲレンデの中腹からスタートした。
真っ暗な登山道。温泉街から立ち昇る湯気で靄がかかっていた。
なんどかスキーコースを横切りながら登っていく、基本的に登山道だ。踏み跡はくっきりついているのでほとんど迷わないが、なにせ真っ暗で初めてのコースなので、GPSを確認しながら登った。
森林限界を出る前にジャケットを着た。森林限界を抜けると風が冷たいが、山形市の夜景がよく見えた。
来てよかった。
時間調整しながら来たが、5時に熊野岳と地蔵山のコルまで来てしまった。まだ日の出まで時間がある。森林限界を越えてからは風が強く休むところがない。
コルからは仙台側の夜景が見えた。コル(鞍部)が風の通り道になっていて、一番風が強かった。
まだまだ日の出まで時間があるので、熊野岳に直登せず避難小屋経由で行ってみよう。
結果的に避難小屋経由で正解だった。三角形の2辺を通るようなコースになるので非効率的に見えるが、緩やかに登っているトラバースルートで登りやすかった。しかも避難小屋から熊野岳頂上はほとんど高低差なし。しかししかも避難小屋まで行けば、蔵王のお釜が見えるという特典付きだった。
避難小屋到着。東の空が赤くなってきた。一日でいちばん美しい時間が始まった。
これが避難小屋。コンクリート造りの頑丈な建物。万が一の噴火の際は避難所となるのだろう。
中で少し休ませてもらった。あくまでも避難小屋なので、合宿や予定宿泊は禁止されている。
さぁ、明るくなってきた。まだ太陽は水平線の下だが、空がきれいすぎて小屋の中に居ても立っても居られなくなってスタートした。
まだ暗いが蔵王のお釜も辛うじて見えた。
避難小屋から熊野岳へのヴィクトリーロード。ほとんど勾配のない天空の散歩、最高!
蔵王山神社。ここにも避難小屋があったが、扉は開かなかった。
奥社と日の出前の空。それはそれは美しかった。
熊野岳1840m登頂。
11月下旬の蔵王は、足元は霜柱でアイゼンがなくてはならないほどではなかった。道標にはエビのしっぽができ始めていた。
遠くには、月山と飯豊山か朝日岳か
だだっ広い蔵王最高峰 熊野岳の頂上のパノラマ
最後に太陽が顔を出して雲を赤く染めた。
すばらしい時間だった。もう思い残すことはない、地蔵山を通るコースで下山しよう。
熊野岳と地蔵山のコル。
棒が立ててあるので、積雪があってもコースがわかるようになっている。
地蔵山1736mで今日2度目の日の出を迎えた。
地蔵山すぐ下にロープウェイの頂上駅が見えた。
ロープウェイ地蔵山頂駅前の広場。すぐ向こうに見える三宝荒神山は、往復で20分だが時間がなくパス。
スキーコースを織り交ぜながら下っていく。
スキーコースの標識番号は96番。番号を辿っていくと下山できるシステムだが、とても長いコースだ。
なんか見覚えがあると思ったら、研究室のスキー合宿でこのスキー場に来たことがあったのだった。
ぜひまたスキーでも来たい
宿の朝食に間に合わせるために、下山は走った。登山道は、落ち葉でふかふかでとても気持ちの良い下山だった。
本日のコース。蔵王温泉スタート3:00 → 5:35避難小屋5:55 → 6:05熊野岳6:35 → 6:50地蔵山 → 8:10蔵王温泉ゴール。
5時間の充実した早朝登山だった。
帰りのドライブも素晴らしい。蔵王温泉への道はドライブでも来る価値がある。
鳥居越しに見える雪山は絵になる。
宿の朝食にも間に合って、100点満点の蔵王早朝登山だった。
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