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Yamareco

記録ID: 2822955
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
京都・北摂

京北・黒尾山

2020年12月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:11
距離
15.2km
登り
1,233m
下り
1,230m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:37
休憩
0:33
合計
6:10
7:19
17
貞任峠
7:36
7:36
59
下浮井BS
8:35
8:38
54
9:32
9:33
38
P468
10:11
10:31
54
11:25
11:26
27
持越峠
11:53
11:58
26
12:24
12:24
11
人尾峠
12:35
12:35
12
P520
12:47
12:50
22
13:12
13:12
17
コスモパーク
13:29
貞任峠
天候 曇り一時雪
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
京市右京区京北下宇津町の貞任峠に駐車
コース状況/
危険箇所等
踏み跡薄くルート取り注意必要
貞任峠の標識と祠
安倍貞任の頭が埋められたと伝わる
2020年12月26日 07:18撮影 by  ILCE-6500, SONY
2
12/26 7:18
貞任峠の標識と祠
安倍貞任の頭が埋められたと伝わる
貞任古道を下ると下宇津の街は低い雲が垂れ込めていた
2020年12月26日 07:31撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 7:31
貞任古道を下ると下宇津の街は低い雲が垂れ込めていた
道のない尾根を登り白岩山(540m)に到る
2020年12月26日 08:33撮影 by  ILCE-6500, SONY
2
12/26 8:33
道のない尾根を登り白岩山(540m)に到る
右の稜線から林道に飛び出す
2020年12月26日 08:55撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 8:55
右の稜線から林道に飛び出す
名も無い峠が越える
2020年12月26日 09:06撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 9:06
名も無い峠が越える
京北浅江町奥中の集落と(宇野)黒尾山(556m)
2020年12月26日 09:11撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
12/26 9:11
京北浅江町奥中の集落と(宇野)黒尾山(556m)
黒尾山(569m)
P468西麓送電鉄塔1本目より
2020年12月26日 09:24撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 9:24
黒尾山(569m)
P468西麓送電鉄塔1本目より
(宇野)黒尾山(556m)
2020年12月26日 09:24撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 9:24
(宇野)黒尾山(556m)
P468山頂
2020年12月26日 09:31撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 9:31
P468山頂
白岩山(540m)
P468西麓送電鉄塔2本目より
2020年12月26日 09:33撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 9:33
白岩山(540m)
P468西麓送電鉄塔2本目より
伐採された谷と天童山(775m)
2020年12月26日 09:36撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 9:36
伐採された谷と天童山(775m)
P468と白岩山(540m)
2020年12月26日 09:42撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 9:42
P468と白岩山(540m)
三頭山の後方に竜ヶ岳(921m)愛宕山(924m)、地蔵山(948m)
2020年12月26日 09:42撮影 by  ILCE-6500, SONY
2
12/26 9:42
三頭山の後方に竜ヶ岳(921m)愛宕山(924m)、地蔵山(948m)
(宇野)黒尾山山頂の3等三角点「宇野」(556m)
2020年12月26日 10:28撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 10:28
(宇野)黒尾山山頂の3等三角点「宇野」(556m)
ここでも名も無い峠が越える
2020年12月26日 10:51撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
12/26 10:51
ここでも名も無い峠が越える
白岩山(540m)
2020年12月26日 11:14撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 11:14
白岩山(540m)
P468
2020年12月26日 11:14撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 11:14
P468
持越峠
府道364号線が越える
2020年12月26日 11:23撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
12/26 11:23
持越峠
府道364号線が越える
白岩山(540m)
2020年12月26日 11:48撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 11:48
白岩山(540m)
黒尾山(569m)山頂
2020年12月26日 11:52撮影 by  ILCE-6500, SONY
2
12/26 11:52
黒尾山(569m)山頂
人尾峠
安倍貞任の腰と胴体が埋められている
2020年12月26日 12:22撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
12/26 12:22
人尾峠
安倍貞任の腰と胴体が埋められている
嶽山(553m)
山頂まで林道が繋がる
2020年12月26日 12:43撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 12:43
嶽山(553m)
山頂まで林道が繋がる
嶽山山頂の2等三角点「中世木村」(553m)
2020年12月26日 12:46撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 12:46
嶽山山頂の2等三角点「中世木村」(553m)
貞任峠南のP551
2020年12月26日 13:02撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 13:02
貞任峠南のP551
嶽山からの下山道
倒木と放置された間伐材で歩き難い
2020年12月26日 13:07撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 13:07
嶽山からの下山道
倒木と放置された間伐材で歩き難い
コスモパークへの取付道路に飛び出す
2020年12月26日 13:11撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 13:11
コスモパークへの取付道路に飛び出す
コスモパークのダートコースと嶽山(553m)、P520
2020年12月26日 13:21撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 13:21
コスモパークのダートコースと嶽山(553m)、P520
帰りに立ち寄った世木ダム
2020年12月26日 13:52撮影 by  ILCE-6500, SONY
12/26 13:52
帰りに立ち寄った世木ダム

感想

 夜明け前の週山街道を走り京北下宇津町に到った。集落内に駐車スペースは難しく貞任峠に上がることにした。殆ど車の走ることのない道で心配だったが、無事に峠に達した。峠の由来は、奥州で起こった前九年の役(永承7年(1051)~ 康平5年(1062))にあった。朝廷への貢租を怠った安倍頼時・貞任父子を源頼義・義家父子が清原武則の力を借りて討伐した。陰陽師の占いにより貞任の亡骸を東西南北に川のある土地に埋めることになり体を七分した。桂川上流の此の地は支流と合わせると東西南北に川があるとのことだったのか。亡骸を切った所を切畑(京北弓槻町)、頭を貞任峠(京北下宇津町)、肩と胴体を高谷(京北中地町)、足と手を足手山(京北中地町)、腰と胴体を人尾峠(京北下宇津町)に埋めた。これら人体に纏わる地名は安倍貞任に由来する。
 貞任古道と標識の掲げられる道を歩き急坂を下って当初歩き出し予定だった下宇津町に到った。車で通った貞任峠への道が分岐する処に“京北ふるさとバス”の下浮井(しもうけ)バス停があり1日5本ほど周山への便があるが土日は3本しかない。上浮井の集落から白岩山南尾根の先端は人家で、その切れ目に登り口を探し急斜面に取付いた。茨の繁茂した所を避け木に掴まりながら稜線に這い上がった。傾斜が落ち着き歩き易くなったが道はない。P452に到り一息付くと踏み跡らしきものが時々見られるようになった。小さなアップダウンが続き白岩山(540m)に到ると樹木の切れ目に僅かに展望があった。
 白岩山から北東方向に進むが尾根が複雑に派生しルートファインディングが難しい。此の山域には赤テープは殆どない。林道が交差し反対側の稜線に取付くと分岐箇所を通り過ぎてしまい引き返す羽目に陥った。朝江町と北宇津町を結ぶ古い峠が交差した。小ピークを越えるとすぐに車道が横切り、反対側のP468への取付きを探すと切通しでコンクリートの擁護壁を無理やり這い上った。上空を送電線が走り、何処からともなく巡視路が現れP468西麓の送電鉄塔に到った。二つの黒尾山(556m)、黒尾山(569m)、振り返ると白岩山が望めた。巡視路は山麓をそのまま進んでいるので藪を漕いでP468へと這い上った。存在感のある山で密かに期待していた山名はなく、何の表示も無く一寸残念だった。北側へは比較的明瞭な道があり2本目の送電鉄塔に到った。此処からは電線に邪魔されることもなく白岩山を望むことができた。
 標高400m程の鞍部から登り返して3本目の送電鉄塔に到った。切り開かれ北から東にかけての展望が得られたが、この角度から見る山は全く分からない。小さなピークが幾つも連なり必ずピークまで登り次に進んだ。530m程のピークで京都市と南丹市の境界尾根に達し、90°方向を変えて一つ目の黒尾山に到った。ややこしいので3等三角点名の「宇野」を冠して宇野黒尾山(556m)と呼ぶことにする。山頂標識は無く、山崎独歩会の三角点プレートだけが掲げられていた。
 西に進むと宇野黒尾山と同じ位の高さのピークが横たわり、付け根から南に派生する尾根を下るがそれらしい尾根が見つからない、此のピークの最高点まで行って引き返すが樹林でよく分からなかった。GPSを頼りに下降点を定め下りだすと先の方で尾根らしくなった。標高400m近くまで下るとまた名も無い峠が越えていた。峠の南で400m程のピークからはまた難関で稜線の東の方を源頭とする谷の対岸となる尾根に取付くがやはり下り口を見つけるのに苦労した。谷の源頭部付近で展望が開け白岩山や宇野黒尾山を望むことができた。
 小ピークを2つ越えると持越峠で府道364号線の舗装道路が越えていた。複雑な稜線をS字に進み二つ目の黒尾山(569m)に到った。小さなプレートが掲げられていたが展望は利かない。山頂直前箇所から白岩山を展望できるところがあった。小ピークを幾つも過ぎ最後はP490、下り切ると人尾峠(418m)で安倍貞任の腰と胴体を埋めたとされる峠だが何もなく荒れた古道が越えているだけだった。人尾峠からの登り返しは厳しくP520まで急登が続いた。
 西に進路を変え、嶽山(558m)を目指した。帰りは鞍部辺りから下山するがまたもやそれらしい尾根は見つからない。嶽山の登りに転じて暫く行くと林道が現れ山頂に近づくにつれしっかりした林道が現れ山頂まで達していた。嶽山(558m)の広い山頂には2等三角点「中世木村」がポツンとあるだけで山名を記したものはなかった。帰りは並行する林道を歩き下り口を探すが普通の稜線が続き、地形図の点線道はなくGPSで下り口を定めて急斜面を下った。途中で林道が交差しジグザグに下って行くので楽な林道を歩いた。この林道は山頂に達していた林道のようだ。
 尾根が収束し谷筋となると倒木や放置された間伐材が散乱し歩き難い。何かの基地だったのか広い河原となりゲートを越えるとコスモパークへの取付道路に達した。看板も無く分からないまま入って行ったが此処はダートトライアルのコースで今日は何も行われていなかったが大会でもあれば通ることはできないところだった。南東の端で貞任古道の道路に出て貞任峠へと戻って来た。

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