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Yamareco

記録ID: 286150
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

笈ヶ岳

2013年04月13日(土) 〜 2013年04月14日(日)
 - 拍手
all-green その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
38:27
距離
26.4km
上り
2,356m
下り
2,345m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4/13
5:40      一里野終末処理場前
6:00      尾根末端取付き
7:20-7:30   貯水池
10:00      山毛欅尾山
14:50      泊地 冬瓜山手前(日帰りルートとの分岐地点)

4/14
5:50      泊地
6:50-7:20    冬瓜山(ナイフリッジ通過)
8:35      シリタカ山
10:55-11:05  笈ヶ岳
12:20     冬瓜平へトラバース開始(シリタカ山への登り返し手前から)
14:00-14:25  泊地
17:40     野猿広場
18:30     中宮温泉ビジターセンター
19:25     通行止めゲート
20:00     一里野終末処理場前
天候 4/13(土):晴れ 微風
4/14(日):晴れ時々曇り 風やや強し
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車は中宮発電所に下りる道路に路駐(一里野終末処理場の前辺り)
コース状況/
危険箇所等
・とにかくアップダウンが多く、道のりも長いので体力が必要。
・尾根末端から取付いたが、一般的なルートとの合流点までヤブこぎが激しい。
・前日降雪があり、1日目後半、2日目は下山ルートに入るまで終始重雪のラッセル。(2日目は我々のみの貸し切り状態。)
・冬瓜山のナイフリッジももちろんトレースなく、スリルを楽しめた。(一応ロープ使用)
 この山行、このナイフリッジを通らないと来た意味がない!また、雪がなくても意味がない!!
・下山は日帰りルートであるジライ谷左岸尾根を使用。 登りは適当でも何とか登れると思うが、下りは枝尾根が多く迷う可能性がある。しかし要所要所に赤布がありちゃんと気にして見ていれば問題ない。 ただし、かなり急で疲れる。
・白山スーパー林道は冬季通行止めのため車(一里野)まで2時間くらいのアルバイトを要す。
車は一里野温泉スキー場近くの中宮発電所へ降りる道の途中に路駐。(一里野終末処理場の前辺り)
車は一里野温泉スキー場近くの中宮発電所へ降りる道の途中に路駐。(一里野終末処理場の前辺り)
橋を渡って対岸に。
尾根末端から登るので対岸の林道を左へ進む。
(一般的なルートは右に進む)
橋を渡って対岸に。
尾根末端から登るので対岸の林道を左へ進む。
(一般的なルートは右に進む)
登り始めてすぐに藪!
登り始めてすぐに藪!
そしてまたヤブ!!
そしてまたヤブ!!
途中、階段が現れた。(一般的にはこの階段を上ってくるのか?)
車をほぼ同時に出発した3人パーティーがいたが、階段にはトレースはなかった。
途中、階段が現れた。(一般的にはこの階段を上ってくるのか?)
車をほぼ同時に出発した3人パーティーがいたが、階段にはトレースはなかった。
階段から少し進むと発電所のパイプが現れる。
パイプの反対側にようやくトレース発見。
下からこのパイプ沿いに登ってこれるのか?
尾根末端からここまで1時間かかった。
階段から少し進むと発電所のパイプが現れる。
パイプの反対側にようやくトレース発見。
下からこのパイプ沿いに登ってこれるのか?
尾根末端からここまで1時間かかった。
パイプを辿ると貯水池に出る。
ここで靴擦れ対策をしながら休憩。
パイプを辿ると貯水池に出る。
ここで靴擦れ対策をしながら休憩。
山毛欅尾山を越えた辺りから見る笈ヶ岳。
超遠い。。。(ちょっと分かり難い写真だが、上部中央の猫耳左が頂上)
この時点では先行者や引き返してくるパーティーがいるのでトレースはある。
山毛欅尾山を越えた辺りから見る笈ヶ岳。
超遠い。。。(ちょっと分かり難い写真だが、上部中央の猫耳左が頂上)
この時点では先行者や引き返してくるパーティーがいるのでトレースはある。
手前の小ピークがジライ谷左岸尾根(日帰りルート)への分岐点、奥のピークが冬瓜山。
途中先行者に追い付きラッセルを交互に行う。
2013年04月16日 22:26撮影 by  uTough-8010 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/16 22:26
手前の小ピークがジライ谷左岸尾根(日帰りルート)への分岐点、奥のピークが冬瓜山。
途中先行者に追い付きラッセルを交互に行う。
日帰りルートとの分岐付近に幕営。
冬瓜平がテント適地だそうだが、結構下りるので面倒。
この辺は尾根周辺でも幕営可能地は多くある。
白山も綺麗に見える。
日帰りルートとの分岐付近に幕営。
冬瓜平がテント適地だそうだが、結構下りるので面倒。
この辺は尾根周辺でも幕営可能地は多くある。
白山も綺麗に見える。
テント近くから見た白山。
時刻は18時、少しオレンジ色に染まってきて綺麗!
テント近くから見た白山。
時刻は18時、少しオレンジ色に染まってきて綺麗!
2日目
冬瓜山への登り。
冬瓜山を越えるまで、テントからアイゼン装着。
ここを登ればナイフリッジ。(必要性を感じなかったが、この登りにはトラロープあり)
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2日目
冬瓜山への登り。
冬瓜山を越えるまで、テントからアイゼン装着。
ここを登ればナイフリッジ。(必要性を感じなかったが、この登りにはトラロープあり)
出ました!
トレースのない綺麗なナイフリッジ。
2
出ました!
トレースのない綺麗なナイフリッジ。
ナイフリッジ手前から見る笈ヶ岳。
だいぶ近づいてきた。
1
ナイフリッジ手前から見る笈ヶ岳。
だいぶ近づいてきた。
ナイフリッジは一応ロープを出す。
それなりに緊張するが、思ったほど凄くはなかった。(逆光とカメラアングル的にちょっと分かりづらいかな?)
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ナイフリッジは一応ロープを出す。
それなりに緊張するが、思ったほど凄くはなかった。(逆光とカメラアングル的にちょっと分かりづらいかな?)
2ndのナイフリッジ通過。
やっぱり写真だと緊張感は伝わらないなぁ。。。
2ndのナイフリッジ通過。
やっぱり写真だと緊張感は伝わらないなぁ。。。
冬瓜山を無事通過し、足元をアイゼンからワカンに変更。
そんなに沈まないのだが雪が重く、また団子になって異常に疲れる。

写真はシリタカ山頂上直下。
笈ヶ岳が大きくなってきた。
冬瓜山を無事通過し、足元をアイゼンからワカンに変更。
そんなに沈まないのだが雪が重く、また団子になって異常に疲れる。

写真はシリタカ山頂上直下。
笈ヶ岳が大きくなってきた。
何個もピークを越えちゃー下りて、そしてまた登る。 この繰り返し。
ラッセルとこの登り下りの繰り返しが体力を奪っていく。
北方稜線?までまだ結構登る。
何個もピークを越えちゃー下りて、そしてまた登る。 この繰り返し。
ラッセルとこの登り下りの繰り返しが体力を奪っていく。
北方稜線?までまだ結構登る。
JPへの登りの途中にカモシカ発見!
JPへの登りの途中にカモシカ発見!
北方稜線までもう少し。
ちなみにシリタカ山を下ったあとにロープはデポしてます! 
北方稜線までもう少し。
ちなみにシリタカ山を下ったあとにロープはデポしてます! 
急斜面ではこんな感じのラッセル。
急斜面ではこんな感じのラッセル。
笈ヶ岳手前の前衛峰への登り。
トレースを築くのは辛いが気持ち良い!
笈ヶ岳手前の前衛峰への登り。
トレースを築くのは辛いが気持ち良い!
あとちょっと。
でもまだこんなにラッセル。
あとちょっと。
でもまだこんなにラッセル。
右の私はヘトヘトです。
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右の私はヘトヘトです。
三角点?
山頂から大笠山方面。
いつかはぐるっと周ってみたい。と相方が言っていた。
山頂から大笠山方面。
いつかはぐるっと周ってみたい。と相方が言っていた。
山頂から登ってきたルートと白山。
写真は曇っているが、晴れたり曇ったりって感じ。
山頂から登ってきたルートと白山。
写真は曇っているが、晴れたり曇ったりって感じ。
写真は一気に進んで冬瓜平へのトラバースに入ってます。
上部からの雪崩に要注意。
所々デブリあり。
写真は一気に進んで冬瓜平へのトラバースに入ってます。
上部からの雪崩に要注意。
所々デブリあり。
トラバースといっても登ります。
しかもまだまだラッセル。
トラバースといっても登ります。
しかもまだまだラッセル。
ようやくテントに戻ってきた。
もうクタクタだが時間が14時、下山を急がなければ。
ようやくテントに戻ってきた。
もうクタクタだが時間が14時、下山を急がなければ。
30分でテントをたたみ下山開始。
写真はだいぶ下ってきたところ。
雪はなくなっている。
しかしトラロープや針金フィックスが多い急な尾根でますます体力を奪われる。
もう自分の脚ではない感じで踏ん張れない。
30分でテントをたたみ下山開始。
写真はだいぶ下ってきたところ。
雪はなくなっている。
しかしトラロープや針金フィックスが多い急な尾根でますます体力を奪われる。
もう自分の脚ではない感じで踏ん張れない。
疲れmaxだが、イワウチワがそこらじゅうに咲いていて少し元気が出る。
そのほかに、カタクリも多く咲いていた。
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疲れmaxだが、イワウチワがそこらじゅうに咲いていて少し元気が出る。
そのほかに、カタクリも多く咲いていた。
野猿広場まで下りてきました。
野猿広場まで下りてきました。
お次は徒渉です。
どこから渡るか少し迷ったが何とか靴を脱がずに渡れるところを発見。
お次は徒渉です。
どこから渡るか少し迷ったが何とか靴を脱がずに渡れるところを発見。
やっと中宮温泉ビジターセンターまで下りてきた。
これで暗くなっても大丈夫。
でもここから車まで2時間のアスファルト歩き。靴擦れしました。。。
車に着いたのは20時、やっぱり暗くなってしまった。
帰りはこっちから下りて正解かな。
ちなみに自宅は岐阜市のとなり、帰宅は日付けが変わっていました。
寝不足と筋肉痛で仕事が辛かった!!
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やっと中宮温泉ビジターセンターまで下りてきた。
これで暗くなっても大丈夫。
でもここから車まで2時間のアスファルト歩き。靴擦れしました。。。
車に着いたのは20時、やっぱり暗くなってしまった。
帰りはこっちから下りて正解かな。
ちなみに自宅は岐阜市のとなり、帰宅は日付けが変わっていました。
寝不足と筋肉痛で仕事が辛かった!!

感想

今回の山行は相方のリクエストにより実現した。
GWだと混んでるし、なにより雪が少なそうなのでこの日程にした。
前日に雪が降ったので思いがけずラッセルを楽しめた。(新雪20〜30cm?)
このためか、ほとんどのパーティーは山毛欅尾山辺りまで行って引き返していた。
最終的に我々二人と単独の女性だけが冬瓜山手前まで進んだ。
しかしその単独の女性もここまでで引き返すとのことで、2日目は我々だけの静かな、そして辛く楽しいラッセルを思う存分味わえた。

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