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Yamareco

記録ID: 2938188
全員に公開
ハイキング
房総・三浦

早春の房州関東百名山3座早回りExtra:鋸山(日本寺と鋸山の勢力争いでハイキングルートが輻輳、しばし彷徨う羽目に…)

2021年02月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:02
距離
5.3km
登り
604m
下り
600m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:15
休憩
0:47
合計
3:02
13:28
13:30
17
13:47
13:47
3
百尺観音
13:50
14:02
4
展望台(鋸山ハイキングコース入口探し彷徨う…)
14:06
14:06
4
鋸山コース入口
14:10
14:18
4
14:22
14:23
28
車力道分岐
14:51
15:01
21
15:22
15:22
3
車力道分岐
15:25
15:30
15
15:45
15:47
6
地獄覗き入口
15:53
16:00
13
16:13
16:13
3
16:16
日本寺無料駐車場
天候 快晴(稜線上はしばしば爆風状態…)
過去天気図(気象庁) 2021年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
日本寺の無料駐車場を利用(東側ゲートより入山;拝観料大人700円)
コース状況/
危険箇所等
・日本寺境内は石段・歩道・案内標識等完備(但し「山頂」の標識は基本的に全て地獄覗き展望台を示すので要注意)
・入山時に受領の案内図には、鋸山頂上へのハイキングルートの表示はほぼ皆無…。ハイキングコース入口は地獄覗き・百尺観音から北管理ゲートを出て、浜金谷方面への下山路を急降下し先にあり、大変分かりにくいので要注意(ハイキングルート入口手前には一切案内標識等ナシ:日本寺の自己チューなコース管理・ガイド姿勢には大いに疑問あり…!)
その他周辺情報 保田の国道沿い複合施設「ばんや」(保田漁協直営)に炭酸人工泉の日帰り風呂・食堂・土産物屋あり(温泉は午後10時まで、大人600円/食堂は土日19時まで、18:30ラストオーダー、終了間際は売切れメニュー増えるので要注意…)
鋸岳への移動途次、峨々たる伊予ヶ岳を見上げてパチリ。
2021年02月20日 12:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
7
2/20 12:31
鋸岳への移動途次、峨々たる伊予ヶ岳を見上げてパチリ。
午後の仕上げハイクは、日本寺の無料駐車場からスタート。過去2回は20年以上前で記憶が定かでないのですが、浜金谷駅から、ロープウェイ利用でした…
2021年02月20日 13:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 13:13
午後の仕上げハイクは、日本寺の無料駐車場からスタート。過去2回は20年以上前で記憶が定かでないのですが、浜金谷駅から、ロープウェイ利用でした…
ここの山門で拝観料700円しっかり徴収されます。分かりやすく丁寧なコースガイドを頂きました!(しかし、鋸山山頂へのハイキングルート入口はどこだか不明…)
2021年02月20日 13:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 13:17
ここの山門で拝観料700円しっかり徴収されます。分かりやすく丁寧なコースガイドを頂きました!(しかし、鋸山山頂へのハイキングルート入口はどこだか不明…)
ここも梅が咲き始めで良い匂い。クールダウン兼ね、往路は参道をゆっくり回って登っていきます。
2021年02月20日 13:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 13:18
ここも梅が咲き始めで良い匂い。クールダウン兼ね、往路は参道をゆっくり回って登っていきます。
まずは早咲き桜満開の日本寺へ参拝。
2021年02月20日 13:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 13:20
まずは早咲き桜満開の日本寺へ参拝。
この階段の上の日本寺「通天窟」は残念ながら通行止め、入れません…。ここでやむなく折り返し…
2021年02月20日 13:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 13:22
この階段の上の日本寺「通天窟」は残念ながら通行止め、入れません…。ここでやむなく折り返し…
日本寺大仏。ここは完全に観光ポイントですね…。軽く参拝し、早々に出発。
2021年02月20日 13:28撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 13:28
日本寺大仏。ここは完全に観光ポイントですね…。軽く参拝し、早々に出発。
先ほどまで歩いてきた伊予ヶ岳方面を遠望。午後になっても風が強く、海に強烈な白浪…
2021年02月20日 13:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
2/20 13:33
先ほどまで歩いてきた伊予ヶ岳方面を遠望。午後になっても風が強く、海に強烈な白浪…
千五百羅漢の手前、護摩窟を通過。妙義山のお中道を彷彿とさせます。
2021年02月20日 13:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 13:36
千五百羅漢の手前、護摩窟を通過。妙義山のお中道を彷彿とさせます。
石切場の切り通し通過。硬い岩石のため、崩落の心配ナシ!
2021年02月20日 13:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 13:45
石切場の切り通し通過。硬い岩石のため、崩落の心配ナシ!
百尺観音を参拝。バーミヤンの石仏のようです…
2021年02月20日 13:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 13:46
百尺観音を参拝。バーミヤンの石仏のようです…
こちらにも絶景展望台あり。京浜方面がすぐ近くに見えます!
2021年02月20日 13:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 13:50
こちらにも絶景展望台あり。京浜方面がすぐ近くに見えます!
この標識がすごく分かりにくい…。一旦この先まで下り、ハイキングルートの入口が見つからないため、再び登り返したりしてしばし彷徨う羽目に…。日本寺管内の「山頂」は、基本的に全て地獄覗き展望台ピークを指すので要注意…〈と後から判明、後の祭り…〉
2021年02月20日 14:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:02
この標識がすごく分かりにくい…。一旦この先まで下り、ハイキングルートの入口が見つからないため、再び登り返したりしてしばし彷徨う羽目に…。日本寺管内の「山頂」は、基本的に全て地獄覗き展望台ピークを指すので要注意…〈と後から判明、後の祭り…〉
金谷港へ下るルートのすぐ下に、石切場〜山頂方面の分岐あり。日本寺の案内には全く載っておらず、迷惑千万です…。ここへ辿り着くまでで既に両脚筋肉が疲労困憊、足攣り寸前…〈涙〉
2021年02月20日 14:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:05
金谷港へ下るルートのすぐ下に、石切場〜山頂方面の分岐あり。日本寺の案内には全く載っておらず、迷惑千万です…。ここへ辿り着くまでで既に両脚筋肉が疲労困憊、足攣り寸前…〈涙〉
ようやく石切場下に到着。ヤマレコ地図上では短距離に見えますが、地獄覗きのピークを大きく回り込むように下らねばなりません…〈汗〉
2021年02月20日 14:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 14:08
ようやく石切場下に到着。ヤマレコ地図上では短距離に見えますが、地獄覗きのピークを大きく回り込むように下らねばなりません…〈汗〉
石切場下に到着。人工物とはいえ、スゴい迫力。人出もグッと減ったので、ここで少々休憩します。
2021年02月20日 14:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:12
石切場下に到着。人工物とはいえ、スゴい迫力。人出もグッと減ったので、ここで少々休憩します。
分かりにくいですが、この奥の右側に切り通しの下降路あり…。こういうポイントこそ案内板がほしい…
2021年02月20日 14:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:20
分かりにくいですが、この奥の右側に切り通しの下降路あり…。こういうポイントこそ案内板がほしい…
見事な切り通し跡。反対側の入口にも案内標識が欲しいところ…
2021年02月20日 14:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:21
見事な切り通し跡。反対側の入口にも案内標識が欲しいところ…
ここからは関東ふれあいの道、案内標識も充実してきました。(今更遅いのですが…)
2021年02月20日 14:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 14:22
ここからは関東ふれあいの道、案内標識も充実してきました。(今更遅いのですが…)
山頂直下の石段の急登。さすがに3座目&道迷いで筋肉疲労が蓄積、両腿が攣りそう…〈汗〉。急遽ハイレモン&ガッツギアで塩分・ミネラル補給、体勢立て直しを図ります。
2021年02月20日 14:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:33
山頂直下の石段の急登。さすがに3座目&道迷いで筋肉疲労が蓄積、両腿が攣りそう…〈汗〉。急遽ハイレモン&ガッツギアで塩分・ミネラル補給、体勢立て直しを図ります。
往路はこの手前の電波塔を迂回し、回り道させられましたが、柵の横を抜ければ電波塔ゾーンも通過できる模様…〈涙〉
2021年02月20日 14:48撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:48
往路はこの手前の電波塔を迂回し、回り道させられましたが、柵の横を抜ければ電波塔ゾーンも通過できる模様…〈涙〉
艱難辛苦の末、無人の鋸山山頂着!四半世紀前とはいえ、前回は地獄覗きの記憶しかないので、ひょっとすると初登頂かも…〈冷汗〉
2021年02月20日 14:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
2/20 14:52
艱難辛苦の末、無人の鋸山山頂着!四半世紀前とはいえ、前回は地獄覗きの記憶しかないので、ひょっとすると初登頂かも…〈冷汗〉
樹林に囲まれた山頂広場に三角点あり。北側、房州の山々の展望のみ開けてます…
2021年02月20日 14:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 14:53
樹林に囲まれた山頂広場に三角点あり。北側、房州の山々の展望のみ開けてます…
折角なので、山頂の解説板でも1枚。
2021年02月20日 14:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 14:54
折角なので、山頂の解説板でも1枚。
海に向かって真っ直ぐ下っていくような下降路です。まだ「地獄の登り返し」が待ってますが…〈冷汗…〉
2021年02月20日 15:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 15:15
海に向かって真っ直ぐ下っていくような下降路です。まだ「地獄の登り返し」が待ってますが…〈冷汗…〉
午後遅くになっても風がゴーゴー、海に打ち寄せる白浪…
2021年02月20日 15:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
7
2/20 15:17
午後遅くになっても風がゴーゴー、海に打ち寄せる白浪…
石切場は、上から見下ろしてもスゴい迫力…
2021年02月20日 15:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 15:19
石切場は、上から見下ろしてもスゴい迫力…
地獄覗き、下から仰ぎ見るとド迫力!あそこまで登り返せるのか…〈汗〉
2021年02月20日 15:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 15:26
地獄覗き、下から仰ぎ見るとド迫力!あそこまで登り返せるのか…〈汗〉
まさに、文字通りの「地獄の登り返し」…。日本寺を絡めず、浜金谷からの単純ピストンの方が楽かも…と今更後悔…。
2021年02月20日 15:38撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 15:38
まさに、文字通りの「地獄の登り返し」…。日本寺を絡めず、浜金谷からの単純ピストンの方が楽かも…と今更後悔…。
さて、いよいよ本日最後のアトラクション、地獄覗きへ。帰りは大仏ヘ「直滑降」コースです。
2021年02月20日 15:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 15:46
さて、いよいよ本日最後のアトラクション、地獄覗きへ。帰りは大仏ヘ「直滑降」コースです。
地獄覗きの手前のベンチより。自分で覗くより、人が覗いているのを見る方が怖いです…
2021年02月20日 15:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
2/20 15:52
地獄覗きの手前のベンチより。自分で覗くより、人が覗いているのを見る方が怖いです…
折角なので、覗いてるところを撮って頂きました。完全ミーハー観光客状態…〈汗〉
2021年02月20日 15:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
2/20 15:56
折角なので、覗いてるところを撮って頂きました。完全ミーハー観光客状態…〈汗〉
もう一つの展望台もスゴい景色。強風のためすまほが飛びそうで、早々に退散…。
2021年02月20日 15:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
2/20 15:58
もう一つの展望台もスゴい景色。強風のためすまほが飛びそうで、早々に退散…。
帰りはこちらの階段直滑降ルートを下ります!
2021年02月20日 15:59撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 15:59
帰りはこちらの階段直滑降ルートを下ります!
西国観音。御利益ありそうです…。
2021年02月20日 16:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
2/20 16:02
西国観音。御利益ありそうです…。
岩をくり抜いた石段のルートを下ります。
2021年02月20日 16:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 16:03
岩をくり抜いた石段のルートを下ります。
途中、道迷いもあって太腿が攣りそうになり、少々焦りましたが、何とか明るいうちに下山できました。良かったー…。
2021年02月20日 16:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 16:15
途中、道迷いもあって太腿が攣りそうになり、少々焦りましたが、何とか明るいうちに下山できました。良かったー…。
ばんやの湯(炭酸人工泉)で名山3座分の汗を流し、食堂で海鮮メニューを「黙食」して帰ります。今日は終日快晴ながら、夕方まで爆風は続きました。潮風が身に染みます…。
2021年02月20日 17:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 17:14
ばんやの湯(炭酸人工泉)で名山3座分の汗を流し、食堂で海鮮メニューを「黙食」して帰ります。今日は終日快晴ながら、夕方まで爆風は続きました。潮風が身に染みます…。
海鮮食堂「ばんや」は土・日18:30でラストオーダーです。
2021年02月20日 17:16撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
2/20 17:16
海鮮食堂「ばんや」は土・日18:30でラストオーダーです。
一応減量中ですが、1日名山3座の「荒行」で体重が2kg強減ったので、ガッツリ海鮮夕食!〈リバウンドが…(汗) 〉
2021年02月20日 17:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
2/20 17:26
一応減量中ですが、1日名山3座の「荒行」で体重が2kg強減ったので、ガッツリ海鮮夕食!〈リバウンドが…(汗) 〉
撮影機器:

感想

房州関東百・日帰り3座早回りの仕上げは、四半世紀以上前に2度ほど訪問した鋸山へ。当時は東京湾アクアライン(1997年開通)の開業前で、1度目(独身時代…)は確か川崎からフェリーで浜金谷へ、ロープウェイで山頂駅へ上がったミーハー観光ツアー。2度目は結婚後、千葉県内に住んでいた折、車で日本寺の駐車場へ乗り入れた朧気な記憶あり。いずれも地獄覗きの強烈な印象は残っているものの、鋸山山頂を踏んだ記憶・記録がほぼ皆無で、果たして「鋸山踏破済み」かどうかも自信ナシ…。ということで、今回は古い記憶の呼び起こし兼ね、日本寺からハイキングコースに入り、鋸山山頂を目指すことに。
 御殿山から下山後、道の駅鋸南で体勢を立て直し、保田地区の先から観光道路を上がり、日本寺東口管理ゲート前の無料駐車場へ。有料道路も駐車料金もスルーでき、ここまでは至極順調です。時刻はまだ午後1時を少し回ったところで、これなら余裕を持って山頂往復できそう…とこの時点ではルンルン気分。拝観料700円也を支払い、親切そうな窓口の女性に鋸山山頂へのハイキング道の入口を尋ねるも、少々怪訝な顔をされた上、「大仏の横に直登する道もありますが、まずは参道を大回りし、展望台などを辿りながら山頂を目指して下さい」と頼りない返答。渡された境内の案内地図にもハイキングルートの表示は一切なく、少々不安に駆られながら足を踏み出します。(後で分かったのは、日本寺のスタッフや境内の案内標識が「山頂」というのは基本的に全て地獄覗きの展望台ピークを指すようで、地味な鋸山山頂へのコースなど殆ど眼中になし…という状況でした…〈涙〉)
 ちょうど境内は梅の花や早咲きの桜が咲き乱れ、コース上にも香しい匂いが漂いますが、好天の土曜午後ということで観光客の数も多く、常時マスク着用のため、梅の香りもあまり味わえず少々残念。郷に入りては郷に従え、と石段を登り、観光スポット感満点の日本寺大仏、石窟の羅漢・観音群をそぞろ歩きにて巡っていきます。いい加減息も切れてきた頃、本山域のメインスポット、地獄覗き展望台の入口に差しかかりますが、外人さんと思しきカップルや家族連れはじめ、多くの観光客で大賑わいの状況に少々恐怖さえ感じ、地獄覗きはパスして石の切り通しを抜け、北口管理ゲートを出て浜金谷への下山路に入ります。ここで、ルートのあまりの急降下ぶりと、すぐ近くにあるはずの鋸山へのハイキングコース入口がなかなか現れないことに不安が募り、ひょっとして入口を見落としたかも、と一旦急な石段を登り返します。途中、分かりにくいジオパークの案内板を再度見返し、どう見ても下方に入口があるらしい、と再び下っていくと、やがて立派な案内標識の立つハイキング道分岐に到着。ここまでの道迷い&急斜面の無意味な往復で両脚太腿の筋肉と膝が悲鳴を上げ、石切場下の休憩ベンチで思わず大休止…。タブレットやゼリードリンク、チョコで塩分・ミネラル・養分を緊急補給、何とか気を取り直し、再び石段の急登に取りかかります。
 ここから先、山頂までの区間も地味なアップダウンや迂回路が続き、栄養補給とプチ休憩を繰り返しながら、痙攣気味の両脚を騙し騙しゆっくりと登っていきます。すっかり疲労困憊したところで、午後3時前にようやく久恋の鋸山山頂に到着。樹林に囲まれた超地味な山頂広場は殆ど小生の記憶から欠落しており、ひょっとして過去2回の訪問ではこの山頂を踏んでいないかも、と重大な疑念も持ち上がります…。ともかくも、無事本日3座目の名山山頂を踏めた充足感に浸りながら、ご褒美のフルーツゼリーを疲れた胃腸に流し込み、証拠写真数枚を撮った後、そそくさと下山にかかります。幸いこの時間、このエリアまで来ると、行き交うハイカーの数もかなり減り、マスク着脱の煩わしさからもほぼ解放されますが、地獄覗きへの登り返しは文字通り地獄の苦しみ…。再度、足攣りの波状攻撃に立ちすくみつつ、何とか気力を振り絞り、両手もフル動員してどうにか急登をクリア。ヘロヘロ状態で登り着いた地獄覗き展望台は、午後4時前というのに多数の軽装観光客で溢れ、ガッツリ登山者スタイルの当方は完全アウェー状態…。東京湾の絶景をバックに強風も吹きすさび、撮影スポットの順番待ちも気詰まりながら、一応の記念に展望台末端の手すりにしがみ付き、居合わせたカップルにスマホのシャッターを押して頂きます。これにて名山踏破と日本寺絶景スポットのミーハー観光は全て終了、後は石段の急坂をスキップするように早足で下り、午後4時20分前、無事明るいうちに登山口の駐車場へ帰り着きました。
 当初は、日本寺から山頂を往復することで全体の標高と距離を節約し、日本寺観光も楽しもうという目論見でしたが、日本寺と鋸山ハイキングコース(関東ふれあいの路)の不毛な勢力争い!?と案内標識の不備のとばっちりを受け、ルート迷いと余計なアップダウンで結局独立した山を2つ登らされたような仕儀となりました。これだったら、最初から日本寺は無視し、浜金谷駅あたりから単純に山頂往復した方がかえってラクで、山歩きを純粋に楽しめたのでは、と後悔されますが、後の祭り…。ともかくも、ヨレヨレ状態ながら何とか1日関東百3座踏破の目標を何とか達成し、それなりの充足感を噛み締めながら保田漁港のばんやへ向かいます。車を降りる際に不覚にも再び足が攣りそうになりながら、ご褒美の人工温泉入浴と海鮮丼のガッツリ夕食で、隣人と距離を取りつつしっかりリフレッシュします。売上げが減少してそうな土産物屋で自慢の海産物など手土産もいそいそと買い込み、途中、大坂なおみの全豪オープンテニスV2のニュースでテンションを上げつつ、渋滞もさほどでないアクアラインを走り抜けて、ばんやから約2時間で自宅へ帰り着きました(東京湾アクアラインによる房総との時間距離短縮の恩恵を実感!)。
 ツアー後の体重減は2kg強とまずまずの成果ながら、当日夜からの食欲のリバウンドと筋肉痛も半端なく、取りあえず今回のツアー決行で山歩きの虫の疼きも暫くは治まりそうです。願わくは、更に首都圏の感染が減少して現下の緊急事態宣言が早期に解除され、本格的な春の訪れとともに、群馬や栃木、山梨など小生お気に入りの名山達へのツアーが心おきなく挙行できることを願うばかりです!

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