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Yamareco

記録ID: 296018
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ハイキング
中国山地西部

秋吉台 - 妙見原から新緑の周回路

2013年05月09日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:00
距離
15.1km
登り
518m
下り
521m

コースタイム

【09:40】駐車場発
【09:42】秋吉台カルスト展望台【09:45】
【09:53】ながじゃくり
【10:02】妙見原
【11:13】柳ノ水?(淀んだ池の上方を通過)
【11:17】出来水ウバーレでルートロスト【12:22】
【13:13】香合(標高199.0m)
【13:24】中国自然歩道経路合流点
【13:41】地獄台説明板前
【13:51】良悟松跡
【14:14】長者ヶ森【14:16】
【14:17】県道242号下カルバートボックスを潜り県道の東側へ
【14:28】馬ころび(付近)
【14:39】県道242号横断し県道の西側へ
【14:46】若竹山そばの公衆トイレ【14:48】
【14:50】若竹山【14:52】
【14:59】秋吉台カルスト展望台【15:03】
【15:05】駐車場着


天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
秋吉台カルスト展望台、美祢市立秋吉台科学博物館そばに未舗装の駐車場あり
少し離れた県道242号沿いにも舗装駐車場あり
コース状況/
危険箇所等
◆2月中旬の山焼き〜5月中旬までは、比較的踏み跡も判別しやすいですが、5月中旬以降は幅の広くしっかりとした自然歩道以外、草の繁茂により判別不可能に近いと思われます。

◆まだ発見されていない洞窟の入口が足元でいつ口を開けるか判りません、踏み跡が判らなくなる季節は足元の見えない所に踏み入るのは止めた方が良いでしょう。

◆ドリーネの底には規模は異なるものの、竪穴・斜穴が発展した洞窟が存在しており、その多くは堆積物などで塞がれて洞口が見えないため、非常に危険とのこと。特に危険が認められる場所はフェンスで立ち入りを禁止されていますが、未知の危険個所がないとは言い切れませんので、フェンスの有無や規模の大小を問わず、ドリーネには立ち入らない方が良いのかもしれません。

◆出来水ウバーレ〜香合への道は判り難いです。
踏み跡が薄いというのではなく、どの道が香合へ続く道なのか、判別し難いという意味です。
私はこの辺りで地図上の道と自分の位置(歩いた道)が一致しないように思え、
何度か道を戻り直したりして、1時間ほどのタイムロスになりました。
結果として、道は間違ってはいなかったのですが、幾重にも出現する分岐と合流地点、
無数のドリーネと、どれも似たような丘の存在が読図をとても難しいものにしました。
もっと読図の勉強をしないといけないなぁと反省しきりです。

◆この日、気温は28度近くまで上昇しました。
秋吉台には日陰がほとんど無いので、日焼け止め、熱中症予防などには十分注意してください。

◆山焼きから3ヶ月経っても、燃えたススキなどの炭で、靴やズボンは真っ黒けになります(笑
秋吉台カルスト展望台からの眺め
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秋吉台カルスト展望台からの眺め
タカサゴソウ(白)かな?
黄色いのはニガナだと思います
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タカサゴソウ(白)かな?
黄色いのはニガナだと思います
オキナグサの綿毛
オキナグサの綿毛
カレンフェルト
ランっぽい葉と花...
ホソバノキソチドリ?
誰か知ってますか?

その後、ハシナガヤマサギソウと判明しました!
秋吉台には近似種のヤマサギソウも混在してるようです
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ランっぽい葉と花...
ホソバノキソチドリ?
誰か知ってますか?

その後、ハシナガヤマサギソウと判明しました!
秋吉台には近似種のヤマサギソウも混在してるようです
ぽっかりと口を開ける
中を覗くと結構深かった
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ぽっかりと口を開ける
中を覗くと結構深かった
秋吉台はカタツムリにとって楽園
殻を作る石灰質が豊富なので
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秋吉台はカタツムリにとって楽園
殻を作る石灰質が豊富なので
ナルコユリ?
アマドコロ?
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ナルコユリ?
アマドコロ?
『香合』ウバーレ(ドリーネ?)
隠れ水の場所は判りませんでした
『香合』ウバーレ(ドリーネ?)
隠れ水の場所は判りませんでした
まるで海外のトレイルみたい
ニュージーランドとか
行ったことないけど(笑
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まるで海外のトレイルみたい
ニュージーランドとか
行ったことないけど(笑
地獄台の説明板
ジオラマモードで遊ぶ
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ジオラマモードで遊ぶ
ジオラマモードで(略
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ジオラマモードで(略
良悟松の切株
松くい虫の被害により、切り倒されたとか
良悟松の切株
松くい虫の被害により、切り倒されたとか
長者ヶ森が見えてきました
気温は28度前後、頭が痛くなります
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長者ヶ森が見えてきました
気温は28度前後、頭が痛くなります
県道242号
カレンフェルト
ジオラマモードで(略
まさにジオラマ!
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ジオラマモードで(略
まさにジオラマ!
若竹山
現在の天皇陛下の命名だとか
若竹山
現在の天皇陛下の命名だとか
ようやく出発地の展望台が見えてきました
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ようやく出発地の展望台が見えてきました
キンランが咲いていましたが、場所の特定回避のため、この場所についてのルート&記録は省いてます
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キンランが咲いていましたが、場所の特定回避のため、この場所についてのルート&記録は省いてます

感想

5月5日付けの[haru-chan]さんの山行記録を見て、新緑の秋吉台もいいなぁ!と思い昨夜計画を立てることに。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-293477.html

ここ数日、空は抜けるような青空だったのに今日は霞んでいるような白っぽい空。
あぁ、3月の山行は青空だったのになぁ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-276037.html

で、秋吉台カルスト展望台を目指す。
自宅から25分ほど。
この展望台には初めて登った。
いかにも秋吉台というような景色が広がっている。
お土産屋のおばちゃん以外、まだ人はほとんど居ない。

まずは『妙見原』を目指し『ながじゃくり』へと坂を下る。
ながじゃくりを抜け、坂を上ると妙見原の看板があった。
そのまま道なりに進めば『若竹山』へと向かう。
若竹山は最後でも良いと思っていたので、妙見原から一本西側の小道へとショートカット。
ここは軽トラが走れるような広い道。
数分歩くと、これまた若竹山へと続く道が分岐している。
先程の道と若竹山で繋がるわけだ。

この分岐は真っすぐ200mほど進むと左へ細い道が延びている場所があった。
地図と照らし合わせ『出来水』方面への道であることを確認し進む。
ここは遠回りになるのだけど、先ほどのショートカット地点から最短距離で向かう道は面白みが無さそうだったので、あえてこっちの遠回りを選んだ。

さて、この先で最短距離ルートと合流する。
判りやすいX型の交差点となっている。
ここを右折(北西方向)すれば、出来水ウバーレまで1.5kmほどとなる。
左手に『鬼穴』と呼ばれる大きなドリーネを見つつ『鬼穴谷』を進む。
1kmほどすると、右手に『船が窪』と呼ばれる細長いドリーネが見える。
その先に小道の右下方に『柳ノ水』という湧水池が見えるが、水面には緑の藻が浮かび、気泡が浮かぶ澱んだ水溜りと言う印象だった。

更に進めばすぐに出来水ウバーレがすぐ下に見えてくる。
ここに、直進と右下方へと降りる分岐がある。
この右への道が『香合』『隠れ水』方面への道と判断し、坂を下る。
ウバーレを抜け、地図で示された“右へと曲がる分岐”と思われる場所を進むが、どうも踏み跡が薄く、周囲の丘や山の位置関係が間違っているように見える。
何度も確認し、或いは他の可能性を考えてみるが、どれも確実視するには至らず、出来水ウバーレを行ったり来たりしていた。
『柳ノ水』辺りまで戻って他の踏み跡を伝って行くも、先ほどの道へと合流する。
最終的には、谷に沿って北上することとした。
仮に谷が一本ずれていたとしても、北上すれば自然歩道に出ることは確実だったから。
で、薄い踏み跡を伝って行くと、左上方に道のようなラインが見えた。
谷底から徐々に高度を上げて、その道へと合流すると先程の「答え」が見えた気がした。
“右へと曲がる分岐”を右に曲がらず、そのまま左上方へと進めば、この道へと繋がっていたもよう。
目の前にあるのに地図に無い道、地図にあっても実際にはない道、濃い踏み跡、薄い踏み跡etc
秋吉台に潜む怖さかもしれない(大袈裟?

さて、道を取り戻して『香合』へと入った。
この香合は標高199.0mで、秋吉台の中でもかなりの低地らしい。
今まで谷を歩いてきたが、それより更に低く落ち込んでいる。
ウグイスの鳴き声が心地よく響いていた。

視線を上げると『地獄台』が壁(坂?)となって目の前にあった。
地獄台の頂上は標高409m、差し引き210mである。
そういえば、ここに『隠れ水』という湧水地があると書かれていたのだが、特に調べることもしなかったので謎のままである。
で、低地にいるのであれば、その後は登りが待っているのは当然。
比較的判りやすい道を急登し、しばらくすると中国自然歩道経路へと合流。
肩の荷が下りた感じがした。

自然歩道を東(右)へと歩くと、正面に『地獄台』、右手下方に『香合』が見える。
道は広く、軽トラが走れる幅があり、不安要素は何もない。
あるとすれば、今日の気温と直射日光による熱中症くらいか。
頭は少しズキズキする。
日焼けも心配だ。

などと、考えながら歩くと20分ほどで『良悟松』を通過。
残念ながら、松の木は松くい虫にやられて、いつの頃か知らないが切り倒されたらしい。
今は、山焼きで黒く焦げた切り株だけが、その面影を残すのみとなっている。

更に20分歩くと『長者ヶ森』に到着。
既に暑さでへとへとだったため、長居もせずに県道242号の下を潜って、県道の東側へと出る。
そして、農道と思しき道を歩き、そのまま『馬ころび』のドリーネ耕作地の横を通り、細い踏み跡を辿って再び県道242号へと出た。
県道と並行する若竹山へと続く道に入り、若竹山に登る。
登るといっても、丘ほどの高さもないか。

出発地の展望台へと戻ったのは15時。
修学旅行の小学生が大勢いて、いかにも観光地らしい光景だった。
また、来年も歩いてみよう。

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コメント

お疲れさまでした。
おはようございます♪

行かれた日は生憎の曇り空で残念でしたね
あのざっくり地図で周回されたのでしょうか…?
(さすがですね!)
期間限定の登山道は山焼き後から5月辺りまで。とありましたが、4月くらいまでがいいかもしれませんね。
来年は私もチャレンジします!

…観光協会から地図パンプ入手しておかなくては
2013/5/11 8:07
おはようございます
haru-chanさん

おはようございます
当日はharu-chanさんに教えて頂いた地図の他、ウォっちず(国土地理院)でプリントアウトした地図、それにあの後色々調べて見付けた山口県発行?のPDFファイルを参考に歩きました。
それでも出来水ウバーレでは、どれがどの道(踏み跡)なのか判断に迷うことになり、1時間もロスしてしまいました。
気温も高く、曇りとはいえ陽射しが強く、軽い熱中症になってたと思います
遭難とまではいかないにしても、他に誰もいない秋吉台にポツンと独り佇んでいると、大きな不安に襲われるものですね
あ、観光協会には疲労のせいか寄るのを忘れてしまって、マップの入手には失敗しました

ちなみに、画像にある緑色のランっぽい植物は「ハシナガヤマサギソウ」と「ヤマサギソウ」だったことが判明しました
けっこうたくさん咲いていましたよね〜。
来年も楽しみです


参考ですが、以下が山口県発行のPDFファイル『秋吉台エコツアーマップ』です。
ルートはざっくりですが、ドリーネやウバーレなどの個別名称などが詳しく書かれているので、詳細な地形図と組み合わせて使えばかなり役に立つと思いますよ
http://eco.pref.yamaguchi.jp/nature/ecotour/pdfs/et_akisyoshidai.pdf
2013/5/11 10:37
プロフィール画像
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