和名倉山 二瀬尾根↑↓

2021年05月14日(金) [日帰り]

• GPS: 08:58
• 距離: 18.7km
• 登り: 2,084m
• 下り: 2,087m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:05
• 休憩: 0:48
• 合計: 8:53

4:34 大洞川吊り橋
6:27 6:29 反射板
7:06 7:11 造林小屋跡
9:09 9:09 北ノタル
9:27 9:27 二瀬分岐
9:43 10:11 和名倉山
10:23 10:24 二瀬分岐
10:35 10:36 北ノタル
11:49 11:49 造林小屋跡
12:21 12:31 反射板
13:22 13:23 大洞川吊り橋
13:27 ゴール地点

天候

快晴のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

埼玉大学寮の南側約100メートルのところに、5〜6台駐車できるスペースがあり、そこから吊り橋へ降りる道があります。

コース状況／危険箇所等

登山ポストはありません。
◎道の状況（全体）
　二瀬ルートは破線の道ですが、全体を通して踏み跡明瞭、標識あり、赤テープ充実のため、道に迷うことはないと思います。二瀬分岐から山頂まで不安でしたが、踏み跡が明瞭のため、大丈夫でした。
●駐車場から反射板まで
　吊り橋までは問題なし。吊り橋から急登が始まります。特に橋から30分くらいは息をつく急登。景色も杉林でつまらないですが、尾根にとりつけば徐々に傾斜は緩くなり、広葉樹林帯にかわります。下りも出てきてひと息つけます。反射板に近づくに従ってまた急登になります。ここまでで体力を相当使いますので、そのつもりで挑んでください。
●反射板から造林小屋跡地まで
　等高線に沿ったかたちで平行移動する道で、最初は良い雰囲気です。徐々に道が狭くなるので要注意。また、崩落地を何回か通ります。大崩落地では石が浮いているため慎重に。倒木がたくさんあるため越えるのに難儀です。造林小屋跡地すぐ手前には、ほっとかれたメカがさび付いて異様な雰囲気を醸し出しています。
●造林小屋跡地から北のタルまで
　造林小屋跡地標識からすぐ沢を渡りますが、そこは地図に載っている水場です。
今回もおいしくいただきました。
沢からはまた急登が始まります。ここは少しザレているので滑りやすいです。
またここも、尾根にとりつけば（標識あるところ）少し傾斜は緩くなりますが、
アップダウンあり、徐々に傾斜はきつくなり、北のタル手前で尾根から外れます。ここで奥秩父特有の様相を呈してきます。（コケとか）
●北のタルから二瀬分岐まで
　突然景色が変わったようになり、コケのパラダイスになります。その中を登山道が1本通り、すばらしい景色です。二瀬分岐までは多少登りますが、急登はありません。分岐に近づくに従い、明るくなってきます。
●二瀬分岐から山頂
　ほぼ平行移動で山頂に着くといった印象（多少のアップダウンあり）山頂手前は樹林帯に突入し、登山道もくねくねしていますが、迷うことはないと思います。
樹林帯に入る前に富士山が見えるポイントがあります。昼食をとるなら山頂か、樹林帯に入る前に緩斜面の草地があり(千代蔵休ン場)そこが広くなっています。あと二瀬分岐付近にも広い所がありました。

その他周辺情報

道の駅大滝の大滝温泉遊湯館を利用。平日大人７００円。半露天風呂、サウナあり。

写真

5/14 4:28

入念なリサーチの結果、ここに駐車するのがベストと思い。早めに来ましたが平日のせいか誰もいない。

5/14 4:28

ここから直接吊り橋に降りられます。

5/14 4:30

埼玉大学寮を下から見たところ、ここで合流

5/14 4:34

すごい揺れます。でも頑丈な感じ

5/14 4:34

今日は天気申し分なし

5/14 4:38

暗い杉の植林地からスタート

5/14 4:47

急登。すぐに息が切れる

5/14 4:55

すぐにお目見え

5/14 5:42

尾根に上がっても急登

5/14 5:56

タチツボスミレ

5/14 6:05

この花調べ中

5/14 6:10

天気がいいから緑が映える

5/14 6:19

反射板から武甲山方面

5/14 6:20

左に霞んでる小持山・大持山　中央：熊倉山　右：酉谷山
手前：妙法ケ岳

5/14 6:20

反射板到着。早くも疲れた

5/14 6:27

ここは休憩場所としても使える

5/14 6:29

新緑ですね

5/14 6:29

反射板からは水平移動。素晴らしい道！

5/14 6:33

だんだん苔もむしてきた

5/14 6:34

ミヤマハコベ？サワハコベ

5/14 6:36

標識は所々にあり

5/14 6:41

ここはすごい

5/14 6:43

大崩落地。中に道ができていた。

5/14 6:55

あそこに登るみたい

5/14 7:03

少し歩くと、メカ発見

5/14 7:03

いろいろあり

5/14 7:03

古い

5/14 7:03

特にワイヤーは多い

5/14 7:05

これは最近誰かが立てたな

5/14 7:05

造林小屋跡　到着。反射板からここまでは快適なトレッキング

5/14 7:16

急登の再来、途中にバイケイソウとハシリドコロ

5/14 7:26

ワチガイソウ

5/14 7:27

酉谷山方面の展望。これを最後に展望はなし。

5/14 7:50

しかし森林が美しい

5/14 8:28

シャクナゲが出てきました。ここだけでした。

5/14 9:07

尾根から下り、少し広くなっている場所「北のタル」到着。
写真だけだとすぐ着くけど、ここまで長かった。しんどかった。

5/14 9:08

ここからは苔の天国

5/14 9:09

一面ですよ

5/14 9:11

そしてバイカオウレン登場。キレイ

5/14 9:11

奥秩父の苔

5/14 9:23

二瀬分岐までこんな感じ。ここだけ別世界でした。

5/14 9:25

やがて先が明るくなり

5/14 9:27

二瀬分岐到着。頂上はあと10分ちょっと

5/14 9:30

分かりづらいですが、富士山です。

5/14 9:32

山頂までの道。登ったり下ったり

5/14 9:37

またワイヤー出現

5/14 9:41

やがて樹林帯に入っていってこちょこちょ行けば

5/14 9:48

山頂！着いた

5/14 9:45

2等三角点「白石」

5/14 9:45

初めてのタッチ！

5/14 10:10

5/14 9:50

この奥秩父の幻想のなかで昼食。たまりません。

5/14 10:14

ダケカンバのほかにコメツガやカラマツもあり

5/14 10:15

二瀬分岐に帰ってきた。ここで気づいたが、ここでも展望はありません。

5/14 10:31

苔天国のバイカオウレン

5/14 11:36

キジムシロ　水場の近くに咲いていました

5/14 11:47

造林小屋跡付近に水場あり。標識もなければコップも置いていないけど、多分ここ。おいしくいただいた。

5/14 12:01

これ素晴らしいです。

5/14 12:25

てくてく下山し、ダムが見えました。

5/14 13:02

何のスミレか調べ中→フモトスミレでした

5/14 13:03

フデリンドウ咲いてました。

5/14 13:19

さらに下山。湖が眼前

5/14 13:20

帰ってきました。

5/14 13:20

吊り橋を渡ったら

5/14 13:23

帰りにはこれがあります。みんな載せているので私も（行きは見ないようにした！）

5/14 13:26

何気に駐車場までの登りがきつい

5/14 13:27

駐車場到着。車は私の一台だけ

5/14 13:50

帰りは道の駅大滝温泉でひとっ風呂

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

oiso7954

何年も前から行きたかった和名倉山。今年こそはと思い、梅雨入り前の貴重な晴れ間に誘惑され、ついに行きました！　山行のボリューム感、木々や苔などの美しさは思った通り、いや、思った以上でした。予想以上に遠く、登山開始から5時間かかってしまい少しキツかったですが、それ以上に山が美しい。そして静か。平日なのですれ違った方は二瀬コースで1名、山頂付近で1名、山頂で2名のパーティーのみです。
熊が出ることで有名ですので、熊鈴と念のため熊よけスプレーも持参しました！
和名倉山は山頂展望が望めませんが、二瀬コースならではの苔天国、ブナやクヌギから始まりシラビソやダケカンバの樹林、高山植物も多種類咲いており、まさに今が旬といった感じです。
特に北のタルから二瀬分岐までの苔・バイカオウレン花畑はもし、東仙波方面からの方は登山道でこのような所があるか分かりませんが、二瀬分岐から10分歩けば別世界ですので、少し足を伸ばしてこの天国を見るのも良いかなと思います。今日は下界は暑いですが、山頂はパーカーを着て昼食とるくらい寒かった（ちょうどいい寒さ）ですね。まだ防寒着必須です。