甲斐駒ケ岳(さすが金字塔!)
- GPS
- 10:30
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,191m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
5:40仙水小屋
6:20仙水峠
8:10駒津峰
9:30甲斐駒ケ岳頂上
11:30摩利支天頂上
12:30駒津峰
13:30双児山
15:00長衛荘
15:30長衛小屋キャンプ場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は仙水峠コース、双児山コースともしっかり整備されています。 六方石からの直登コースは、岩稜が厳しく三点確保の登りが続きますのでストックは収納して両手を使える状態をおすすめします。又、頂上直下付近はコースが広がってきますのでピンクリボンの目印を見落とさないようにしてください。 危険な個所はありましたが高度感が楽しめました。ゆっくり行けば大丈夫だと思います。 直登コースの下山はおすすめできません。 摩利支天の迂回コースの往復が一般的です。 六方石で分岐しますので見落とさないように注意してください。 |
写真
感想
「日本アルプスで一番代表的なピラミッドは、と問われたら、私は真っ先にこの駒ヶ岳をあげよう」
「日本アルプスで一番綺麗な頂上は、と訊かれても、やはり私は甲斐駒をあげよう」
深田久弥氏の日本百名山のこの一文から私にとっては憧れの山でした。
十数年前から登山をはじめ、いつも北アルプスを目指して家内と共に中央自動車道を走らせ、甲府付近から左手にこの甲斐駒のピラミッドの先端を見ることが楽しみのひとつでした。中央自動車道の八ヶ岳SAにいつも車を停めゆっくり仰ぎ見ていました。
深田氏は著書の中で中央線の汽車に乗り、甲府盆地に入ったあたりから
「甲斐駒ケ岳の金字塔が、怪異な岩峰摩利支天を片翼にして、私たちの眼をおどろかすのもその時である。汽車旅行でこれほど私たちに肉薄してくる山もないだろう」
こんな想いを抱きつつ7月下旬から毎日天気予報とにらめっこ。ようやく高気圧が張り出しはじめた8月7日にザックとテントを車に積んで一路芦安に向けスタート。
芦安では、係員が「今朝と昨日の5:30始発は臨時便を出してバス11台づつ」と言っていました。さすが北岳や甲斐駒を有する南アルプスだ!と驚きました。
日本百名山の著書の中で深田氏は更に
「わが国に駒ヶ岳と名のつく山が多いが、その筆頭は甲斐駒であろう」
「甲斐駒ケ岳は名峰である。もし日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山を落とさないだろう」
私の記憶では著書「日本百名山」の中で深田氏がこれほど絶賛している山はそれほどないと思う。極端に言えば富士山以外にここまで賞賛している山はないと私個人としては断言してしまうかもしれない。
そんな憧れの山にようやく晴れ日に登頂できた喜びはひとしおです。
個人的な感想として、甲斐駒の山容を見るにもっとも良かった場所は駒津峰からも
そうですが、摩利支天の頂上から目の前に迫る甲斐駒と左側に切れ落ちた絶壁がとても印象的でした。
ゆっくり10時間かけてたっぷり味わいながら楽しみました。
これから行かれる方は短時間の登頂だけに終わらず、特に駒津峰から頂上直下の花崗岩を楽しみながら時間をかけて登られることをおすすめします。
さあ〜明日は仙丈ケ岳へ!
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