仙流荘~戸台~長衛小屋~甲斐駒ヶ岳
- GPS
- 30:43
- 距離
- 51.2km
- 登り
- 3,061m
- 下り
- 2,517m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 9:41
- 山行
- 14:40
- 休憩
- 3:27
- 合計
- 18:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
▼初日
28日の早朝、仙流荘の駐車場へ向けて出発。
30日までは天気が良いとのことで、北沢峠から仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳へのピストンをして、31日に下山する計画。
仙流荘を10時半に出発。最初はカートを使って戸台大橋までの車道をだらだらと歩く。
その後、カートをデポして河原に入っていく。
渡渉を繰り返すのは覚悟していたけれど、なかなか遠めにはルートを見定めるのが難しく、川の幅が狭いところを選んでも急流で引き返さざるを得ないところも多数。
思いのほか時間がかかってしまい、睡眠不足と慣れない河原歩きで疲れてしまい、ビバークすることに決める。
生々しい熊の糞があったので焚火をして暖をとり、夕食は高級ドライフーズのカツ丼(950円)を食べる。
▼2日目
朝、3時半過ぎに起きて準備。5時から暗闇のなか河原歩きを再開。6時半頃、河原歩きの終点近くで同行者がダウンしてしまいシュラフにくるまってしばし休憩。
1時間経っても回復まで時間がかかりそうだったので、長衛小屋で合流することを決めて、1人先を急ぐことに。
八丁坂でガサガサと動く野生動物が見えて、熊の気配を感じて怖くなったが、ラジオを付けて熊鈴を叩きながらひたすら登る。
11時前になんとか長衛小屋に到着。テント場はまったく雪がない。カップラーメンとココアを飲んでひと休みしていたが、同行者がまだ来る気配がないので五合目まで登ってみることにする。
年末最後の平日だったので所用で電波の届くところへ行きたかったのもあり、仙丈ヶ岳は諦めるもせっかく天気が良いので出発。
14時半、五合目の先まで行くも電波繋がらず、長衛小屋に戻ってくると同行者がテントを立てて寝ていた。
夕食はキムチビビンバと尾西のパスタ、セブンイレブンのユッケジャンスープ。今回の食料はお湯で戻せるものばかり。たらふく食べて19時過ぎには就寝。
▼3日目
朝、4時起床。身軽な装備に切り替える。
雪がないので、ワカンは置いていく。
2時間弱で仙水峠に到着、ここは電波がとても良く入るので仕事の連絡などをようやくここでする。
駒津峰を目指すが、雪がまったくない。近づいてくる甲斐駒ヶ岳にも雪がほとんど見当たらない。
ピッケルは要らないと判断して、ウエストポーチにアイゼンだけ引っ掛けて山頂へ。
駒津峰からがまた長く、僅かにある凍結箇所に苦労しながら13時過ぎになんとか登頂。晴れていて富士山も白峰三山も仙丈ヶ岳もバッチリ味わえる絶景でした。
下りも慎重に降りるのでスピードが上がらず、結局暗くなり始めて17時頃に長衛小屋に到着。
足の裏も痛いし、水も無くなってしまったので、食事をとりながら温まって休む。が、31日は大荒れとの予報も聞いていたのと、雨のなか河原歩きは避けたいと思い、今夜中の下山を決意。
これだけ雪が降ってないのであれば林道から下山も可能だろうと予測、19時過ぎに出発。
戸台まで4時間ちょっと、慎重にかつスピーディーに歩きながらなんとか下山。最後の最後で目前に落石があって怖かった。
深夜1時過ぎに仙流荘駐車場に到着、車に荷物を入れていると雨がパラパラと降ってくる。
▼追記
最終日の予報と今季の積雪の状況を踏まえたうえで我々は林道からの下山もありと事前に可能性として計画していたのだけれど、テント場で撤収してる我々を見て下山を決意する男女がいてとても不安になった。
知りうる情報は伝えられるが、それを実行したり判断できるかどうかは本人たち次第なので、短時間で安易にこちらの計画に乗っかられても困る。
あと、かなり夜になってから撤収するというので、その日に泊まる幕営料を小屋から返してもらってたらしい。
泊まってないからという言い分なんだろうけど、その日のチェックアウト時間はゆうに過ぎてるだろうに…。
状況的に我々よりだいぶ後に出発したと思われるので、雨が降れば林道や壁の氷が溶けたりして、雪崩や落石のリスクも増えるだら、ろうから、無事に下山できてれば良いけれど…とても後味が悪かった。
とはいえ、冬季にわざわざ北沢峠まで来るくらいの方たちなのだから、それくらいの準備は折り込み済みで、我々の心配などは全部思い過ごしであって欲しい。
コメント
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その節はありがとうございました。入山時より31日の悪天候を考慮していました。
河原ルートは予想以上に悪かったため、駒ヶ岳下山後に途中まででも引き返す計画も頭に入れていました。
しかし、仙水小屋の熊に荒されたような形跡や、河原ルート途中の幕営可能地にあった熊糞を見てきたため
その案はやめにしました。なので、林道歩きをはなから案に入れていなかった私たちにとって
とてもいい考えとなり真似をさせていただきました。
靴づれをしている足を労る為、1時間ごとに休憩を入れた余裕あるペース配分を取ったため 予想道理の長丁場となりましたが、無事 安全に下山することができ感謝しています。
ご心配までいただきありがとうございました。
また、不快にさせる点もありお恥ずかしい次第です。
(予約の際に1泊にする場合は申し出てもらえればという小屋の主人の言葉に何も考えず甘えてしまったことをとても反省しています。)
ありがとうございました。
追伸
下山の際 ゲートにて 地図の入ったモンベルの地図ケースを拾いました。
送らせていただきますので、支障がないならご住所をお知らせください。
無事に下山出来たのですね、よかったです。
安心しました😊
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