(高峰高原P)→黒斑山→外輪山→浅間山(前掛山)→草すべり→(高峰高原P)
- GPS
- 09:53
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,322m
コースタイム
↓
トミーの頭 0622 0631
↓
黒斑山 0646 0654
↓
蛇骨岳 0719 0727
↓
仙人岳 0740
↓
Jバンド 0812
↓
前掛山登山口 0839
↓
前掛山 1010 1107
↓
前掛山登山口 1213
↓
湯ノ平・草すべり分岐 1229
↓
トミーの頭 1334 1347
↓
表・中コース分岐 1353
↓
高峰高原ビジターセンタ―P 1435
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所無し |
写真
感想
登山靴を新調したので、履き慣らしのため適当な山を調べ、9時間ぐらいで往復できる浅間山へ行くことにする。
高峰高原へ行くバスの便のタイミングはあまり良くないので、小諸か高峰高原付近で一泊する必要があるようだが、お盆のせいか、ネットで見ても、佐久、小諸ICや高峰高原付近の宿は直前予約がクローズ状態が多く、電話でいちいち聞くのもメンドーなので、前からトライしようと思っていた車中泊に挑戦する。
土曜日の15時頃家を発つ。事前にネットで渋滞が無い事を確認していたにもかかわらず、いきなり、山手通り、目白通りの渋滞に捕まり、練馬インターまで1時間以上かかってしまう。日本道路交通情報センターは全くあてにならない。幸い、練馬インターからは、快調になる。
横川SAで炙りラーメン(特に美味いという程のものではない)を食べ、朝食のパンを買って、小諸ICで高速から出る。「あぐりの湯こもろ」を目指すが、なぜか見落としてしまい、通り過ぎてしまったので、風呂は諦め、そのまま高峰高原ビジターセンターを目指す。15台くらい停まっていた。標高が2000mぐらいあるので、夜も涼しく、寝袋を上にかけるとちょうど良いぐらいの感じだった。近くで小規模な花火大会があったようだ。
4時過ぎに目が覚めたので、パンを食べ、身支度を整え、出発する。登山道入り口は、高峰高原ホテルの向かい側にある。表コースと中コースの二通りのコース設定が可能だ。ガイドブックに眺めが良いと書いてあったので、表コースを選ぶ。火山岩がそこかしこに散らばる樹林の中を、なだらかに車坂山に登る。所々で、右手に展望が広がり、幽かに八ヶ岳が霞んで見える。小諸市街は雲海の下だ。所々に礫地があって視界が開ける。振り返ると篭の登山や水の登山が朝陽を受け、緑が映える。左手には四阿山も霞んで見えている。シェルターを通り過ぎ、しばらく行くと浅間山が見えて来る。赤ゾレノ頭という場所らしい。ここから、ひと登りでトミーの頭に着く。目の前に、浅間山の全貌が広がる。左手には、これから進む黒斑山をはじめ、蛇骨岳や仙人岳等の外輪山がぐるっと続き、浅間山、剣ヶ峰へと続いている。眼下には、湯ノ平の平原が広がり、帰りに登ってくる草すべりのジグザグが見えている。
トミーの頭から黒斑山はすぐだ。黒斑山から、蛇骨岳、仙人岳へと外輪山上を行く。蛇骨岳からは、木々もなくなり、見晴らしが良くなる。左手には、四阿山や嬬恋の田園。右手には、浅間山や剣ヶ峰。振り返ると、トミーの頭と黒斑山。剣ヶ峰とトミーの頭の間には、八ヶ岳も見える。
外輪山の端からは、由来は不明だが、なんか物々しい名前の「Jバンド」の急坂を150m程一気に下る。下った所が湯ノ平で、外輪山上から見た通りの、気持ちが良い緑の平原だ。所々に、浅間山の噴火で吹っ飛んできたと思われる巨岩が鎮座している。下って来たばかりの外輪山や浅間山を眺めながら、平原の中を前掛山登山口に向かう。やがて、ちょっとした樹林の中に入って、しばらく行くと、登山口に着く。ここから、前掛山を往復する。
登山道は、樹林帯をすぐに出て、太陽を遮るものが何も無い中、左手に外輪山を見ながら、浅間山に向かって山腹を斜めに真っ直ぐ登って行く。長くて結構きつい。ようやく登り切った所が、浅間山本峰と前掛山の分岐だ。本峰へは立ち入り禁止になっている。分岐から少し行くとシェルターが2つある。数トンある巨岩が飛んできたらとても耐えられるような作りには見えない。シェルターの向こうに、火口に沿った前掛山へのなだらかな稜線が続く。ダイナミックな景観だ。左手に浅間山本峰、右手に外輪山をみながら気持ち良く稜線を行き、前掛山に着き、昼食をとる。
目の前には、浅間山本峰がでーんと広がる。いつか立ち入り禁止が解けたら、登ってみたい山だ。火口も見て見たい。前掛山から、じっくり観察すると、湯ノ平から外輪山を登り返してトミーの頭に至る草すべりは、絶壁に無理やり張り付けられた道で、相当な急坂に見える。しかも300mぐらい一気に登らなければならない。「あれは、相当こたえそうだな」と思いつつ休憩する。
前掛山からは、来た道を戻る。前掛山登山口に戻り、草すべりに向かう。草すべりの分岐で、浅間山荘への道を分ける。最初は、なだらかに、割と背が高い草の中を行く。前面には、トミーの頭や黒斑山の岩壁が見える。ゆっくりと、急坂を登って行く。名前は知らないが、いろいろ花が咲いている。振り返ると、浅間山が聳えている。急登を終えると、トミーの頭の脇に出る。
トミーの頭で小休止し、高峰高原に下る。往路とは別の道の方が新鮮なので、中コースを下って、ビジターセンターに戻る。ビジターセンターで水を補給する。ソフトクリームでも食べたいと思ったが、行列をなしていたので諦めて、昨日行き損ねた「あぐりの湯こもろ」へ向かう。山の上に立つ立派な施設で、少し曇っていたが浅間山や黒斑山の眺めが良かった。露天風呂もある。ここで、お土産に、マンズワインの信濃路(辛口)を買う。
小諸ICから信越高速に乗る。途中渋滞しているとの情報があったので、横川SAで晩食の「山賊カレー」を食べる。ボリュームがあり、美味しかった。そうこうしているうちに、同じことを考えたのか、続々と人々がやって来て、空いていた食堂が、あっという間に満席になってしまった。水でも買って、車中でねっころがっていようと思ったが、水やお茶の自動販売機は、すべて売り切れ状態だった。車中で、しばらくねっころがったりしていたが、エンジンを切っていると暑いので、断念して、お土産に軽井沢タルトケーキを買って、出発する。実際には、SAの掲示板に出ていた程の大渋滞は無く、思ったよりはスムーズに帰宅できた。
新しい登山靴も、靴連れが起きることもなく、前の革靴よりもずっと軽くなったせいか、歩きやすい気がした。初めての車中泊も、涼しかったせいか、おもったよりもずっと快適だった。これからは、このスタイルも時々取り入れて行ってみよう。
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