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Yamareco

記録ID: 334671
全員に公開
トレイルラン
塩見・赤石・聖

光岳(畑薙ダム発):12時間50分のトレイルラン

2013年08月17日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
35.2km
登り
3,108m
下り
3,097m

コースタイム

行動時間:12時間50分
3:53 畑薙ダム沼平ゲート出発 → 4:13 吊橋分岐 → 4:31 ヤレヤレ峠 → 4:59 ウソッコ沢小屋
→ 5:51 横窪沢小屋 → 7:15 茶臼小屋 → 7:49 茶臼岳 → 8:10 希望峰 → 8:43 易老岳
→ 10:00 光小屋 → 10:33 光岳 → 11:10 光小屋 → 11:21 イザルガ岳 → 12:17 易老岳
→ 13:12 希望峰 → 13:25 仁田岳 → 14:05 茶臼岳 → 14:18 茶臼小屋 → 15:08 横窪沢小屋
→ 15:40 ウソッコ沢小屋 → 16:12 ヤレヤレ峠 → 16:25 吊橋分岐 → 16:43 畑薙ダム沼平ゲート帰着
備考:延べ休憩2時間程度(立ち話休憩含)
天候 快晴(既に秋空で大気安定)
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 マイカーで畑薙ダムまで移動、駐車。
 (静岡市で合流しyamayoとさんの車で畑薙まで移動)
コース状況/
危険箇所等
積雪なし、危険箇所特になし。

標準登山コースタイム26時間(累積獲得標高3,485m)、総距離34.5km。
畑薙ダムから光岳の日帰りピストンはこれまでヤマレコで記録が見当たりませんでした。
条件が揃えば上河内岳の追加ピストンも可能です。

畑薙ダムからの出発の場合、自宅からの距離を踏まえて日帰り登山とした場合、
標準登山コースタイム26時間程度(±2時間)が上限精一杯の行動範囲となります。
(条件:自宅出発午前零時、静岡市から畑薙ダム所要2時間)
これ以上のコースタイムを日帰りでこなす場合、登山口からマウンテンバイクを使用するなどの
手立てが必要となります。場合によっては、相当の睡眠不足を余儀なくされます。

茶臼岳と光岳稜線には30名以上のハイカーあり。
この区間の登山道はいくぶん細めのシダが群生する土道に時折岩が混じる
標高2,100mから2,500mのアップダウンコース。

水場は横窪沢小屋・茶臼小屋まで十分確保されてます。
茶臼岳以降は、光小屋までは期待できませんが、光小屋直下の水場は水量豊富です(往復15分)。
山小屋のラーメン・飲み物も比較的良心的価格で補給可能です。

畑薙からの入山の場合、下山後は白樺荘での入浴がオススメ(入浴料¥600)。
数年前にリニューアルされましたが、ヌメヌメの温泉は健在でした。
TJARで優勝した井川出身の望月選手を取り上げたコーナーもあります。
本日はyamayoさんと一緒に畑薙ダムから光岳をピストンしてきました。この夏最後の暑い夏です。
2012年08月17日 04:14撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 4:14
本日はyamayoさんと一緒に畑薙ダムから光岳をピストンしてきました。この夏最後の暑い夏です。
畑薙ダム登山ゲート沼平を午前4時前に出発。
2012年08月17日 03:42撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 3:42
畑薙ダム登山ゲート沼平を午前4時前に出発。
登山口からまづ20分ほどジョギングし吊橋を渡ります。
2012年08月17日 04:15撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 4:15
登山口からまづ20分ほどジョギングし吊橋を渡ります。
暗い道中、ヤレヤレ峠を抜けウソッコ沢小屋に着く頃、空も明るくなりはじめました。
2012年08月17日 05:01撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 5:01
暗い道中、ヤレヤレ峠を抜けウソッコ沢小屋に着く頃、空も明るくなりはじめました。
ウソッコ沢以降、順当な上りをこなして横窪沢小屋に到着。ここではTJAR選手の寄せ書きを楽しみました。
2012年08月17日 05:54撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 5:54
ウソッコ沢以降、順当な上りをこなして横窪沢小屋に到着。ここではTJAR選手の寄せ書きを楽しみました。
これがご主人に見せていただいたTJAR選手の寄せ書き。トップ望月選手の余裕というか強さ、そして懐の深さが読み取れます。
2013年08月18日 17:06撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/18 17:06
これがご主人に見せていただいたTJAR選手の寄せ書き。トップ望月選手の余裕というか強さ、そして懐の深さが読み取れます。
今回初のストックを実践するyamayoさん、終盤に効果アリ。
2012年08月17日 07:07撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 7:07
今回初のストックを実践するyamayoさん、終盤に効果アリ。
お、見えてきました、茶臼小屋です。思いのほか美しい小屋にびっくり。展望・お花畑も立派でした。
2012年08月17日 07:15撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 7:15
お、見えてきました、茶臼小屋です。思いのほか美しい小屋にびっくり。展望・お花畑も立派でした。
茶臼小屋からの富士山の展望です。
2012年08月17日 07:21撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 7:21
茶臼小屋からの富士山の展望です。
さて、茶臼小屋での休憩を済ませ少し上の稜線に上がります。
2012年08月17日 07:32撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 7:32
さて、茶臼小屋での休憩を済ませ少し上の稜線に上がります。
後ろが茶臼岳山頂。稜線の開けた景色にテンションアップ!
2012年08月17日 07:39撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 7:39
後ろが茶臼岳山頂。稜線の開けた景色にテンションアップ!
茶臼岳への稜線からはボリューム満点の聖岳と上河内岳の景色が広がります。
2012年08月17日 07:42撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 7:42
茶臼岳への稜線からはボリューム満点の聖岳と上河内岳の景色が広がります。
稜線からは富士山もバッチリ!
2012年08月17日 07:49撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 7:49
稜線からは富士山もバッチリ!
茶臼岳山頂到着。右手前が上河内岳で山頂碑の後ろが聖岳。稜線の小山とは言え茶臼岳の300名山は過小評価?
2012年08月17日 07:51撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 7:51
茶臼岳山頂到着。右手前が上河内岳で山頂碑の後ろが聖岳。稜線の小山とは言え茶臼岳の300名山は過小評価?
茶臼岳から光岳の道標はとても控えめ。
2012年08月17日 07:54撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 7:54
茶臼岳から光岳の道標はとても控えめ。
茶臼小屋から光岳までは自然保護の為のどうした木道がところどころちらほら。。。
2012年08月17日 08:02撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 8:02
茶臼小屋から光岳までは自然保護の為のどうした木道がところどころちらほら。。。
稜線のトレイルは細めですが走りやすい場所が多いです。
2012年08月17日 08:19撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 8:19
稜線のトレイルは細めですが走りやすい場所が多いです。
希望峰を抜けて易老岳に到着。ここは易老渡からの最短ルートで光岳を目指すハイカーで賑わってました。
2012年08月17日 08:43撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 8:43
希望峰を抜けて易老岳に到着。ここは易老渡からの最短ルートで光岳を目指すハイカーで賑わってました。
更に進みます。思いのほかハイカーが多いのでびっくり。皆、山の玄人なのか落ち着いた足取りです。
2012年08月17日 09:03撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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更に進みます。思いのほかハイカーが多いのでびっくり。皆、山の玄人なのか落ち着いた足取りです。
光小屋への最後の上り返しのゴロ岩ルート。ここは休まず一気に極めます。
2012年08月17日 09:29撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 9:29
光小屋への最後の上り返しのゴロ岩ルート。ここは休まず一気に極めます。
yamayoさんもストックで追い込みます。
2012年08月17日 09:36撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 9:36
yamayoさんもストックで追い込みます。
やがて空が開けてきます。小屋もだいぶ近いです。
2012年08月17日 09:50撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 9:50
やがて空が開けてきます。小屋もだいぶ近いです。
見えてきました光小屋です。
2012年08月17日 09:55撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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見えてきました光小屋です。
光小屋手前からのイザルヶ岳と富士山の展望です。
2012年08月17日 09:59撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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光小屋手前からのイザルヶ岳と富士山の展望です。
光小屋到着。
2012年08月17日 10:01撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 10:01
光小屋到着。
小屋では400円のインスタントラーメンをいただきます。
2012年08月17日 10:09撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 10:09
小屋では400円のインスタントラーメンをいただきます。
少し休んで光岳山頂を散策。いつもの東海パルプ山頂碑よりもひと回りデカい。
2012年08月17日 10:33撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 10:33
少し休んで光岳山頂を散策。いつもの東海パルプ山頂碑よりもひと回りデカい。
例のお宝三角点ですね。
2012年08月17日 10:37撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 10:37
例のお宝三角点ですね。
更に足を伸ばして光岩を物色。
2012年08月17日 10:37撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 10:37
更に足を伸ばして光岩を物色。
光岩は高い方の岩稜であれば上がれます。
2012年08月17日 10:42撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 10:42
光岩は高い方の岩稜であれば上がれます。
さて、光岳山頂で記念撮影し小屋に戻ります。
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さて、光岳山頂で記念撮影し小屋に戻ります。
光小屋からの戻りが始まります(正面右手がイザルヶ岳)。
2012年08月17日 11:15撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 11:15
光小屋からの戻りが始まります(正面右手がイザルヶ岳)。
せっかくなので、イザルヶ岳に寄り道。展望舞台と言う感じでした。それにしてもだいぶ気温が上がってきました。
2012年08月17日 11:21撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 11:21
せっかくなので、イザルヶ岳に寄り道。展望舞台と言う感じでした。それにしてもだいぶ気温が上がってきました。
ゴロ岩の下りを抜け再び易老渡分岐に帰着。暑さも手伝って、思いのほか疲労しているようです。
2012年08月17日 12:17撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 12:17
ゴロ岩の下りを抜け再び易老渡分岐に帰着。暑さも手伝って、思いのほか疲労しているようです。
更に進み希望峰に到着。ちょっと頑張って仁田岳にも足を運びます。
2012年08月17日 13:12撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 13:12
更に進み希望峰に到着。ちょっと頑張って仁田岳にも足を運びます。
仁田岳への稜線はハイマツ地帯です。
2012年08月17日 13:19撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 13:19
仁田岳への稜線はハイマツ地帯です。
仁田岳山頂到着。
2012年08月17日 13:26撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 13:26
仁田岳山頂到着。
仁田岳山頂から光岳方面を望みます。
2012年08月17日 13:26撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 13:26
仁田岳山頂から光岳方面を望みます。
そして歩いてきた稜線を繋げてみます。
2012年08月17日 13:26撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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そして歩いてきた稜線を繋げてみます。
再び希望峰に戻ります。
2012年08月17日 13:41撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 13:41
再び希望峰に戻ります。
ヨシ、あと少し!ハイドレーションの水も残り僅か。頑張るゾ!
2012年08月17日 13:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 13:44
ヨシ、あと少し!ハイドレーションの水も残り僅か。頑張るゾ!
茶臼岳帰着。ここまで来れば茶臼小屋も目と鼻の先。
2012年08月17日 14:06撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 14:06
茶臼岳帰着。ここまで来れば茶臼小屋も目と鼻の先。
茶臼小屋に到着早々、水飲み場に直行!雪解け水並に冷えた水で喉を潤し、足を冷やしたり顔を洗ってひと休み。再び元気を取り戻します。
2012年08月17日 14:19撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 14:19
茶臼小屋に到着早々、水飲み場に直行!雪解け水並に冷えた水で喉を潤し、足を冷やしたり顔を洗ってひと休み。再び元気を取り戻します。
さて、最後の下りです。ここは一気に抜けます。たった30分で800m程度高度を下げます(この高度案内は非常に分かりやすいです)。
2012年08月17日 15:02撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 15:02
さて、最後の下りです。ここは一気に抜けます。たった30分で800m程度高度を下げます(この高度案内は非常に分かりやすいです)。
横窪沢小屋到着。あっという間です。
2012年08月17日 15:08撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 15:08
横窪沢小屋到着。あっという間です。
更に下ります。朝暗くて見えなかった吊橋はこんな感じでした。
2012年08月17日 15:38撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 15:38
更に下ります。朝暗くて見えなかった吊橋はこんな感じでした。
yamayoさん、暑さで滝つぼにダイブしたそう。
2012年08月17日 15:38撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 15:38
yamayoさん、暑さで滝つぼにダイブしたそう。
横窪沢小屋から一旦上り返し再び下るとウソッコ沢小屋です。
2012年08月17日 15:40撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 15:40
横窪沢小屋から一旦上り返し再び下るとウソッコ沢小屋です。
高度を下げて気温もだいぶ上がってきました。そして最後の上り返しとなるヤレヤレ峠に到着。
2012年08月17日 16:12撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 16:12
高度を下げて気温もだいぶ上がってきました。そして最後の上り返しとなるヤレヤレ峠に到着。
その後吊橋を抜けます。下を見るとかなりの高度感です。
2012年08月17日 16:24撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/17 16:24
その後吊橋を抜けます。下を見るとかなりの高度感です。
最後は二人で林道を走りクールダウン。
2012年08月17日 16:31撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 16:31
最後は二人で林道を走りクールダウン。
沼平の登山ゲート帰着。お疲れでした。
2012年08月17日 16:43撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 16:43
沼平の登山ゲート帰着。お疲れでした。
沼平ゲートでは下山届けを提出。その後、偶然kaikaireiさんとバッタリ遭遇。
2012年08月17日 16:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 16:44
沼平ゲートでは下山届けを提出。その後、偶然kaikaireiさんとバッタリ遭遇。
参考:今回のコース図(吊橋手前の登山地図より)
2012年08月17日 16:25撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/17 16:25
参考:今回のコース図(吊橋手前の登山地図より)
参考:気がつかないうちにリニューアルされていた白樺荘。お湯は相変わらずヌメヌメのツルツル。ここでしか味わえないゼイタクです。
2013年08月18日 17:28撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/18 17:28
参考:気がつかないうちにリニューアルされていた白樺荘。お湯は相変わらずヌメヌメのツルツル。ここでしか味わえないゼイタクです。
おまけ:稜線の水場近くで至る所に群生していたトリカブト。これを食べたら楽になれるかなぁ〜?
2013年08月18日 17:11撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
8/18 17:11
おまけ:稜線の水場近くで至る所に群生していたトリカブト。これを食べたら楽になれるかなぁ〜?
おまけ:白樺荘の地元井川出身の望月選手紹介コーナーです。
2013年08月18日 17:02撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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8/18 17:02
おまけ:白樺荘の地元井川出身の望月選手紹介コーナーです。

感想

本日は3年越しの計画を遂行。畑薙ダムから光岳を日帰りピストンしてきました。

この計画は、以前からヤマレコyamayoさんと話をしていたものの実施に至らず、たまたま計画をyamayoさんに持ちかけたところ、yamayoさんもチャレンジするという事で二人でチャレンジする話がトントン拍子で進みました。

自宅出発午前0時。静岡市街でyamayoさんと落ち合い、yamayoさんの車で畑薙ダムに向かいます。県道27号線を経由して口坂本温泉を経由して畑薙ダムに向かいました。

畑薙ダムは静岡県人にすら遠く、静岡市街から2時間掛かりました。(正直、光岳ピストンを実施できなかった最大の理由はこのアクセスの悪さにあったのです)

午前4時前に行動開始。まだ空も暗い中、登山ゲートの沼平を出発します。明かりも無い林道でしたが、その代わりに素晴らしい星空が二人を迎えてくれました。その天然のプラネタリウムは、以前甲斐駒日帰り登山の際に竹宇駒ケ岳神社で見た夜空よりも広々と頭上に広がってました。

今回のコースタイムは、登山マップで26時間を設定。コースタイム50%行動を念頭にペース配分を心がけました。コースは大きく4区間に分け、畑薙ダムから茶臼小屋までを4時間、茶臼小屋から光岳を3.5時間、光岳から茶臼小屋までの戻りを3時間とし、茶臼小屋から畑薙ダムへの下りを2.5時間で設定しました。

登山開始早々、ヤレヤレ峠周辺では早々上ったり下ったりが多かったものの、その後は順当なのぼりをこなし予定よりも少し早い3時間20分ほどで茶臼小屋到着。茶臼小屋へのルートは初めてトレースしましたが、茶臼小屋からの富士山の展望と周辺のお花畑は想像より素晴らしかったです。水場もきちんと確保されてました。想定外の景色は、その上部の茶臼岳山頂の景色も同様で、茶臼小屋から望む聖岳・上河内岳そして富士山の景色は、茶臼岳の日本300名山という位置付けからは考えられないくらい満足させてくれました。

さて、今回のコースで一番気になっていたのが茶臼岳から光岳までのアップダウンです。登山地図からは、大きなアップダウンが見られず、楽しく走らせてくれるものと考えてました。実際、コースタイムにしてもこの区間をいかに手際良く乗り切れるかが鍵でした。結論から言うと、確かにひどいアップダウンはありませんでした。ただし、小刻みなアップダウンが連続し、区間全体で2,100mから2,600mレベルを上下して進んでいきます。往路はまだ体力もあり下り基調で進んでいってくれましたが、復路は疲れも加わったせいか思いのほか苦戦しました。コースもメインは細めの土の登山道ですが、ゴロ岩の上り・下りが入る場所もあります。

光小屋手前のゴロ岩の急登を抜け光小屋に到着したのが午前10時。ここで400円のカップラーメンで食糧補給。茶臼小屋にしてもそうですが、このエリアの小屋は静岡県が運営しているのか飲み物にしてもとても良心的な価格で提供してくれます。カップラーメンを食べた後は、光岳山頂を物色し時間を掛けながらピストンしてきました。

ここから後半が始まります。前半は比較的余裕のあった足取りでしたが、この辺りから気温が上がり始めます。最初は余り気がつきませんでしたが、茶臼小屋から光岳の稜線のアップダウンが効き始めます。特に易老渡から茶臼岳への上り返しはなかなかのもので、その途中の仁田岳に立ち寄るにはちょっとしたガッツが必要だったくらいです。

光小屋では給水せずそのまま行動してきた為、茶臼小屋に到着した時には喉もカラカラでハイドレーションの水残量もほとんどありませんでした。

光岳では、自分は水場の冷え切った流水、yamayoさんはCCレモンで再チャージ。ようやく二人とも元気を取り戻します。

最後は2,500mから900mまで一気に高度を下げる激下り。ヤレヤレ峠周辺の上り返しは「ヤレヤレ」というだけあって確かに厄介でしたが、吊橋以降の最後の林道も元気良く走りぬけ13時間に及ぶ長旅が終わりを告げました。

yamayoさん、お疲れでした。楽しかったです。(後から写真でみたところ他のハイカーと比べて自分の格好はかなり浮いちゃってましたね)

おまけ:下山後びっくりした事が二つほど。最初は、登山口でヤマレコのkaikareiさんにバッタリ。ainuとyamayoさんに話しかけてきたkaikaireiさんでしたが、yamayoさんが「kaikaireiさんですか?」と質問したところドンビシャでした。
もうひとつは、登山口から井川の県道で楽しそうに話ながら歩くTJARの石田選手と阪田選手に偶然遭遇。次回のTJARに備えトレーニング中の様でした。あの二人はかなり仲良しみたいです。


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コメント

ainu、yamayoさんへ
南アルプスも南部にはまだまだ楽しめそうなところ
があるんですね〜それにしても二人とも早い

山梨から行ったら登山口までの運転でノックアウトですね。
2013/8/18 9:42
Patagonianさん、こんにちは。
畑薙の登山ゲートは静岡県人にとっても遠くアクセスも悪いです。
ゲートからはバスが出ているものの、宿泊者しか乗車させてくれないのが悩ましい問題です。
おかげで、畑薙から赤石方面を狙う場合、qwgさんの様にマウンテンバイク必須になります。
それでも登山口までの距離は相当残されており、道路状況も決して良いとは言えません。

畑薙ゲートから正攻法で日帰りトレランできるのは聖くらいまで、
そこから北のエリアについては相当頭をひねらなければ厳しいです。

椹島から赤石岳から聖岳を反時計回りに周回するコースがありますが、
完全な日帰り帰宅で仕上げるのは、なかなかです。。。
2013/8/18 13:31
patagonianさん。
こんにちは。
南アルプス南部。山はたくさんあります
ただ、ainuさんの計算されているように、日帰りにはやはり限度がありますね

ってか、登山口までが遠いッ
自分の住む場所と同じ、葵区なんですがね・・・。

きれいな山稜ですよ。
都合がつけば、是非出かけてみてください
2013/8/18 14:19
ありがとうございました!
ainuさん、昨日はありがとうございました
まさか僕に気付いてくれる方がいるとは思いませんでした。
それから僕の山行は結局、0時登山開始の千枚岳〜悪沢岳〜赤石岳で12時下山でした
今回は時間の関係で行けませんでしたが、千枚岳〜悪沢岳〜赤石岳〜聖岳まで行ける確信が持てました
ainuさんの逞しい足なら問題ないです 是非チャレンジしてください
2013/8/18 20:42
望月君
海外のレースに招待された時、女に勝てなかったそうで物凄く悔しかったらしく、気合いが入っているそうです。
間違いなく「三連覇」を目指すでしょう。 鉄人だね。
2013/8/20 6:25
いつかは光岳
長い距離をCT50%で走れると色々とコース取りが考えられていいですね。
しかも余裕で休憩してるし・・・。

秋になったら行きたいと思っていたので、とても参考になりました。ありがとうございます。
2013/8/20 15:35
boneさん、こんばんは。
プロフィール参照させていただいてびっくり、年が同じでした。

静岡のどちらですか?

まだまだ静岡には知らない鉄人が多いです。
2013/8/20 21:46
qwg01230さん、こんばんは。
武田の森以来お会いすることはないですが、まさかqwg01230さんが
畑薙ダム周辺まで物色されているとは知りませんでした。
(yamayoさんからいつぞやのqwg01230さんのレコの話を聞いてびっくり!
 マウンテンバイクを使っての計画はサスガです)

いつか、コラボさせていただく機会があるといいですね。
2013/8/20 21:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 塩見・赤石・聖 [日帰り]
茶臼岳(沼平より)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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