利尻山〜9合目で撤退の巻〜

2013年08月18日(日) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,275m
• 下り: 1,251m

コースタイム

5:15北麓野営場(鴛泊ルート登山口) - 6:51六合目 - 8:12八合目(長官山) - 8:25利尻岳山小屋(休憩) - 9:34九合目・撤退 - 11:28六合目 - 12:45北麓野営場

天候

曇りとガス。山麓は晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

利尻島の宿の送迎サービスを利用。鴛泊コースの登山口、北麓野営場への路線バスはありません。一番近いバス停は利尻島温泉ですが、時間によって行かないので注意が必要です。

コース状況／危険箇所等

鴛泊コース：
よく整備されていますので、道迷いの危険は少ないです。

写真

登山口は樹林帯です。風がゴーゴーと音を立てています。

六合目。稜線に出るとよろけるくらいの風です。

長官山。ここから利尻山の雄姿を拝めるそうなのですが…。

あは。真っ白。このころから撤退するべきか、いや、もったいないから先へ行くべきだなどの自問自答の繰り返しです。

利尻岳山小屋。とりあえず休んで様子を見ます。

宿のおにぎり弁当。この他かまぼこやらアンパンやらバナナやら。お腹が膨れると少し元気になった…気がします。

よろめきながらも九合目に到着。さあ、どうする？

「ここからが正念場！」正念ないな。うん、ない。てった〜い。

脇目も振らずに降りてくると、ふもとの町や海が見えてきました。風も少しおさまったような…。

六合目。こんなに緑のあるところだったんだ。行きはガスで真っ白の世界で気づきませんでした。

三合目、甘露泉水。透き通ったおいしいお水で癒されました。

山麓は悔しいくらいに晴れていました。でも、自分の技量からは危険だと思って撤退したのですから、しかたないです。

宿の人に勧められ、夕日が見える展望台へ。利尻山頂上は雲で全く見えません。今日はどの時間に登っても眺望なしだったのですね。

きれいな夕日で一日が終了できたなんて、幸せではないですか。

撮影機器：

MEDIAS WP N-06C NECカシオモバイルコミュニケーションズ

感想

seasun

この夏の北海道旅で楽しみにしていたもののうちの一つ、
利尻山登山です。
でも、天候には勝てませんね。
地団太を踏もうが、泣こうが喚こうが、
「ダメなものはダメ〜」と、
登山中の天候は回復いたしませんでした。

前日の大雨でデジカメも逝き、
ケイタイでしか撮影できなかったのでロクな写真も撮れず。
何のためにここまで来たのだろうと絶望的な気分にもなりましたが、
いろいろな人との出会いによって、
ぼっきりと折れていた心も回復いたしました。

詳しくはこの日記をどうぞ。
http://www.yamareco.com/modules/diary/44818-detail-56891

6合目からの急登はなかなかきついぞとか、
避難小屋は意外にきれいだけど敷物あった方がいいぞとか、
その避難小屋から9合目まではこれまたきついぞとか、
いろいろわかりました。
来年以降の下見だと思えばいいですね。

コメント

Konnichiha

来年は天気予報を見て
私は今年の７月に良いお天気に恵まれて利尻登頂に成功しました。これほど素晴らしい登山はないと思うくらい感激しました。でも、昨年６月末に登山を計画して、飛行機も旅館も全部手配していたのですが、台風がきて前日に断念しました。キャンセル料も帰ってこずでした。今年再計画して、成功したのです。また頑張って下さい。１昨年は大雪山の風雨の旭岳に登り、縦走を断念して下山した記憶もあります。北海道は天気が安定しないところと見受けました。

seasun

ぜひ挑戦したいです。
>Konnichihaさん

はじめまして。
利尻岳のレコを掘り起こしていただいて
ありがとうございます。
ここはぜひまた挑戦したい山のひとつです。

こちらは行く気満々でも自然が相手ですから、
なかなかその思いが通じないこともありますよね。
登頂できなくて残念だった分、
いろいろな人と出会えて思い出深い旅行になりましたよ。