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Yamareco

記録ID: 3417762
全員に公開
沢登り
石鎚山

面河渓谷・中沢(撤退)

2021年07月31日(土) 〜 2021年08月01日(日)
 - 拍手
tckmd その他1人
GPS
32:00
距離
14.4km
登り
1,377m
下り
1,375m

コースタイム

1日目
山行
13:30
休憩
0:25
合計
13:55
6:20
40
7:00
7:00
50
7:50
7:50
165
金山谷出会い
10:35
10:35
55
11:30
11:45
240
15:45
15:45
205
中沢上部(撤退箇所)
19:10
19:20
55
愛大尾根
2日目
山行
2:25
休憩
0:00
合計
2:25
7:10
ゴール地点
【概要】
当初計画は、面河渓〜御来光の滝〜中沢〜南尖峰〜裏参道。しかし中沢から南尖峰手前で詰め上がり失敗、第二幕岩直下に出てしまい撤退することに。中沢を下降し、愛大尾根を登って愛大小屋に避難。夜明けをまって裏参道から面河駐車場に下山。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
なめ!
2018年06月03日 13:24撮影
6/3 13:24
なめ!
トロは泳いで突破!
トロは泳いで突破!
南尖峰が見える。ここで谷を左に渡ったが、間違いだった。
南尖峰が見える。ここで谷を左に渡ったが、間違いだった。
キレイなナメ!
はじめはゴーロから。
はじめはゴーロから。
笹薮をひたすら漕いで登る。
笹薮をひたすら漕いで登る。
お世話になった愛大小屋。キレイでした。
お世話になった愛大小屋。キレイでした。
ここは左の橋をわたったところの駐車場。10台くらい停めれそう。歩いていくと、橋の近くにも停めるところ&トイレがありました。
ここは左の橋をわたったところの駐車場。10台くらい停めれそう。歩いていくと、橋の近くにも停めるところ&トイレがありました。
ブッシュのキワを登ります。
ブッシュのキワを登ります。
キレイな水!そんなに冷たくなかった。
キレイな水!そんなに冷たくなかった。

装備

個人装備
雨具 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング 渓流シューズ トポ ルート図
共同装備
ツェルト ロープ

感想

■2021年7月31日
早朝4時前に高知駅前をレンタカーで出発。仁淀川町のローソンが最終コンビニでした。ちょうど2時間、6時に駐車場につき身支度を整える。面河渓にはいって左の橋を渡ったところに停めたけど、まっすぐ進んだところにも駐車場があった、そちらにはトイレも。
まずは裏参道へ続く登山口分岐まで歩く。そこからさらに橋を渡って進む。予定より早いところで入渓してしまうが、とりあえず巻けるところは巻いて、気持ちよさそうな水に入るのも我慢して先を急ぐ。なんといっても今日は12時間行動の予定である。11:30までに御来光の滝に到着することを目標とする。

しばらく歩くと、右手に巨大なナメ滝。写真で見たやつだー。上を見ると飛行機雲、どこに続くんだろう。

はじめの分岐は金山谷出会、【7:50】到着なのでいいペース。しかし左岸を巻くはずが、高巻きしすぎで完全に尾根に乗ってしまう。失敗。だってキレイで新しいピンクリボンがついていたから。しかたなく降りて、ほどほどの高さでトラバースしていく。さっそく体力・時間を消耗してしまった。

沢に復帰し、また登山道に乗ったりしながら先を急ぐ。堰堤も難なく巻く。新しいピンクリボンや、古い赤テープが随所に見られる。
番匠谷出会あたりで先行パーティに追いつく。年配の男女3人組。先に行かせてもらう。
長トロ(いうほど長くない)はちょっと泳げばすぐ突破できる。
犬吠谷出会に【10:45】。魚止め滝の巻道は、入り口がわからずちょい怖いところをよじ登った。トラバースも踏み跡のないままとりあえず進む。たぶんここが泊適地?というとこあたりから、しっかりした踏み跡に乗った。

体力・時間との勝負だが、なんだかんだいいかんじ。ぜえぜえ言いながら御来光の滝到着、【11:29】。タイムリミットぎりぎり。ここでちょっと休憩、さすがに疲れた。
なんといっても、同行者と再開したのが1年ぶりくらいと思っていたが、よく考えたら2年半ぶり。おたがいそんなに運動もしていなかったので、よくここまで歩けたなと思う。

御来光の滝直下からすぐ左手を登るとしっかりした巻道がある。とにかくキツイが気合で登ると、中沢へ降りる分岐に出る。
ほんとに?ほんとに中谷登るの?このまま愛大尾根いっちゃいません?と言ったものの、ゴリ押しされて中沢に行くことに。
中沢へ降りるみちはやや悪路。中沢出会【12:15】。ゴーロを歩くと、南沢分岐を示す黄色い標識、AUAC(愛大山岳部)のロゴ入り。あとはひたすら登るのみ。ハングしてる滝が出てきた、左岸の笹薮から巻く。その後も基本は笹薮を漕いでいく。
しかしときどき沢が分岐する。どこれ中沢で、どれが支流かわからない。ここまで来ると地形図でも判別できない。ほんとはGPSが必要だったんだと思う。というわけで、2回くらい、左に渡った。途中でザイルも出した。同行者は運悪くお茶ペットボトルを落とした。しかし左の沢は巻道となる尾根が、笹じゃなくて灌木。こいで進むのもしんどい。とにかく登る。

なんだか開けるぞ、と思って出たら、第二幕岩の直下の岩場。こりゃだめだ、幕岩に近づきすぎた。ほんとはもっと右の沢だったんだ。
正直これいじょう進むと、進退窮まるのではないか、レスキュー通報することになりかねない。相談した上で、撤退することに決めた。【15:45】
すこし岩場を上がっていた同行者のみ、アプザイレンで藪まで降りる。かなり急斜面を登ってきた、ここでミスると滑落しかねないので慎重におりていく。とりあえず腰を下ろせるところまで来てから、セルフをとっていったんザックを下ろす。家族と山仲間に連絡。「たぶん今日中には下山できない」と伝える。

2本ほど西の支沢に入っていたので、安全そうなところでトラバースして左岸に渡る。上を見ると稜線まで続く笹薮が見える。ほんとはここだったかあ、と思うも、今から登るのも危険と判断して見送る。また来るぞ。
笹薮は思ったより順調に下れる。といっても本沢との出会いに戻ってきたのが【18:20】くらい。やった、助かった! あとは尾根の分岐(御来光の滝/愛大小屋につながるところ)に乗ればいいや、と思っていたところ、なんとそこに続く道が見当たらない。さっき来たところなのになぜ! 下流には滝がある、こんなところは通ってないし、これより上流のはず。おかしい・・・。入り口を探すも見当たらない。仕方ないので、尾根にむかって適当なところから取り付く。ここまでの道のりに比べたら楽勝、と思って頑張る。登山道に出ると、どうやら本来の道よりかなら上流側を上っていたもよう。ここで【19:20】。ここでビバークするか、愛大小屋まで登るか。後者に決める。
ハーネスを外して、同行者は登山靴に履き替え、ヘッドライトをヘルメットに装着し、とにかく歩みを進める。あっというまに真っ暗に。しかも前半は岩場などもありけっこう険しい。後半はとにかく笹薮。いちおう踏み跡はあるが、笹がひろがっているので、足元が踏み跡になっているところを探りながら進む。お互い体力的にも限界に近い、同行者は頭もほとんど回っていないみたいで会話が成り立たない。小屋についたのが【20:15】。
まずは心配してくれている方たちに安全の連絡を入れる。あと水残量の確認。中沢を下降したときに汲んでおいたが、そもそも同行者はペットボトルを落としたので、容器自体が少ない。救いになったのは、「ごっくん馬路村サイダー」でした。

小屋はとてもキレイで、畳と毛布をお借りしました。とくに同行者は寒気を訴えていたので、小屋に入れて本当によかった。

■8月1日
4時起床、まだ真っ暗。ゆっくり準備したり、せめて掃除をしたりして、4:45すこし明るくなってきてから出発。石鎚山の右手から朝焼けが見える。
ぐんぐん下って、7時過ぎに駐車場到着。つっかれたああああ! 着替えて安全運転で、10時前には高知市内に帰着しました。

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無雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
面河登山口から二の森・西冠岳。天狗岳周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 石鎚山 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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