前穂高岳(岳沢小屋から往復)
- GPS
- 13:54
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,617m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 11:52
- 山行
- 2:09
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:17
歩行距離、標高差(+、-)
1日目 7.7km, +1,785m, -1,091m
2日目 3.7km, +117m, -689m
(2日目は岳沢小屋からしばらくログ無しです)
天候 | 1日目:雨のち曇り時々晴れ、のち小雨ときどき強雨。 2日目:朝6時まで雨、のち曇り時々雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
復路はその逆。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山ルートで整備されていますが、気付き事項だけ列記します。 <上高地⇒紀美子平> ・岳沢小屋まで標高差600mだが、思った以上に登る感じ。 ・岳沢小屋から次第に急登になり、ハシゴや岩場が断続し、斜度がどんどんキツクなる。 ・カモシカの立場で一息ついたあと、岳沢パノラマまで急登続き。 ・その先も紀美子平まで岩場と鎖場が続くので慎重に。ただしここまでは急登は慎重に行く必要があるが、難所らしき場所は無い。 <紀美子平⇒前穂山頂> ・紀美子平からザレ気味の岩場が続く。 ・一か所、左が切れたトラバースでホールドの薄い登りあり。下りは滑り台のようなので注意が必要と思った。 ・山頂まで急登が続くが気になる箇所は上記1か所のみ。 下りは雨の急降下で滑るので慎重に。 |
その他周辺情報 | 沢渡駐車場近くの「梓湖畔の湯」で汗を流しました。 露天もあり単純温泉ですがカルキ臭も全く気にならず、いい感じと思いました。 それほど広くは無いですが、汗を流してさっぱりするには十分。 https://sawando.ne.jp/trip/237/ |
写真
感想
天気予報がパットとしませんでしたが、未踏の前穂に重太郎新道の往復で登ってきました。
前夜、沢渡Pまで乗り付けますが、嫌になるくらいの雨。
翌朝4時には止んでいたので5時始発のバスで上高地へ。
上高地から小雨に降られて岳沢小屋に到着。
楽勝かとおもいきや、車中泊2時間睡眠の体でのテン泊重装備は、ここまでも堪えます(泣)
小屋奥の分散したテン場の一番広いところに張らせてもらいました。
滋賀からの若者3名と同じエリアです。この3名は山頂まで何度も出会いました。
元は一泊後の日曜に登る予定でしたが、天気予報だと日曜はもっと雨っぽいので、土曜に登ることにしました。
テント設営し登り始めると、稜線に青空が広がっていい感じ。
斜面には各種お花が綺麗に咲いています。
その先で岩場やハシゴが断続的に出てきます。
その先の斜度が半端ない。
登っても登っても、まだまだその上があり楽しめます(泣)。
と、前方でザザっと岩の崩れる音が!(驚)
何かと思ったら外人男性が数m滑落し、あわやその下の断崖に落ちそうになっていました(怖〜)。勢いあまってスリップしたようです。Are you OK ?ときくと、Daijyoubu !と返ってきました(笑)
その先も急登が続きます。
カモシカの立場で一服。
と思いきや、まだまだ急登り。
というか斜度が上がってる気がします。
恐るべし、重太郎新道。
ここを後で下るのかと思うと気が滅入ります(笑)
あまりにも調子出ないので、今日はこの辺で一旦戻って、明日再トライしようかと一瞬弱気になりかけましたが、岳沢パノラマの絶景に癒され進むことにします。
岩場続きで一部ミスコースし、こんなところを行くはずが無いと少し戻ったらやはりミスコースでした。踏み跡明確だったので皆騙されるのでしょう、ふう〜。
鎖場を行くと、紀美子平の裏側にひょっこりと出ます。
皆さんここにデポして前穂往復されていますが、私は軽装なのでそのまま登ります。
雨足が強くなり、あと100mちょいで雷も3回連続。
少し身構えて様子見しますが、落ち着いたのでそのまま山頂へ。
途中、岩場で男性に大声で怒鳴られながら泣き顔で下ってくる女性とのペアとすれ違い。丁度、こちらもホールドに苦しむ場面だったので、大声でわめかれると注意力散漫になり仕方なかったです。
女性の安全確保のためなのでしょうが、あれだと余計に女性は萎えてしまうし、私のように周囲にもよくない気がしました。(よっぽど、オヤジに文句つけようかと思ったのですが(大声で!)、危険個所では自分の平静心を優先しました。)
山頂は360度真っ白な絶景(泣)。
奥の方が標高が少し高い気がしたので念のため行ってみます。
標識に戻るとさっきの若者3名。
彼らは晴れ男なのか、奥穂〜ジャンダルム〜西穂の稜線がチラリと見えました。
さて下ります。
先ほどのホールドの薄い下り斜面は右が切れ落ちている足場の悪い滑り台なので慎重に。
ここで滑ったら一巻の終わりです。
指をひっかける箇所が無いので、両手を広げて少しオーバーハングした大岩を抱きかかえながら下ります。
ほんとひやひやものでした。
ここにこそ鎖を付けて欲しいものだと思いましたが、皆さん難なくよく通過しているなと感心しました。
紀美子平から先ほどの鎖場ですが、先ほどの難度に比べたら何でも無いですが、雨で足も手も滑るので慎重に。
その先の急降下では、睡眠不足と疲労から持病の「めまい」が酷くなり、バランス悪いのでノロノロ歩きで慎重に下ります。
到着がやたら遅れましたが、何とかテン場に到着。
雨で濡れた服を全て着替え、夕食のパスタを食って、アルコールを煽って10時間爆睡しました。
朝4時に目を覚ますも雨が降っています。
6時過ぎにほぼ止んだので、周囲の方々もそうですが急いで撤収。
あとは下るだけなので気が楽です。
とルートの反対側にテント泊されている別の若者グループを発見。
声をかけるとやはり知り合いの娘さんでした。
春から入った山の会のメンバーも今回同行予定でしたが急用で来れなくなったのですが、娘さんが同日程で上られる予定との情報を得ていたからです。
ビンゴ!
記念撮影させてもらい、下山後メンバーに報告メールを送ると喜んでいました。
上高地までのんびり下山し、こんな早い時間に下山するのは久々だな、と思いつつ、
天気もイマイチなのでそのまま直帰する(他の山行かずに)ことにして温泉浸かって帰りました。
それにしても、恐るべし前穂。奥穂への釣り尾根は宿題が残りましたが、重太郎新道はしばらく歩きたく無いです。岩場の急登が続くので特に雨の日は滑りに注意したりと、標高差以上に体力・気力が必要なルートと思いました。
とはいえ、小雨の中前穂を歩き切ったことは、夏のイベントとして達成感だけは残りました。
ShuMaeさん、コメントありがとうございます。百名山達成後も相変わらずの神出鬼没(笑)で、いろんなお山に行かれているんですね?
でも今回はうちの相棒も行きたがっている前穂。
うちの相棒にかなり刺激を与えてしまったようですよ、(笑)
行きたい行きたい今年中とまた言い始めてしまいましたよ、まったく(笑)
それにしても雨の前穂に行かれるあたりさすがだと思います。これからも参考にさせていただきますが、あまり相棒には刺激与えないでください(笑)。
全方位外交ならぬ全方位山行がモットーなので(?)東西南北好きな山に行くことにしています
おっと、高いところが大好きな奥様に余計な刺激でしたか すみません
でも、前穂は確かにアスレチック感が涸沢からの奥穂や北穂より高い気がしたので、お好きな方はグッドかもしれませんね 大キレットや北穂〜涸沢岳間のような高度感は無いので天気さえ悪くなければkoyagi5566もグッド かもしれませんヨ
9月は連休があるので是非
今後とも余計な刺激でスミマセン、ながら、よろしくお願いします
写真見ただけでも恐ろしい!でも攻略したいですね。
岳沢小屋の写真、あれ、娘です!ビックリ!!!!
急なことでご一緒できませんでしたが、残念でしたね。
私も釣り尾根の宿題があるので、いずれリベンジしないとダメとは思っています・・・
が、重太郎新道は思った以上に急登でしたが、前穂下のホールド薄い箇所の雨の下りは、思い出しただけでも寿命が縮む思いです
あ、岳沢小屋の標識撮ったらやはりそうでしたか<娘さん。
最後にお話しができて上高地までの下山路や沢渡バスターミナルまで前後して少しお話させて頂きましたが、margauxさん譲りのバイタリティーを感じましたヨ 親子で登られるとは素晴らしいですね
最初の北アルのコースでした。
岳沢から登り奥穂を超えた時にはもうふらふら。
20歳台の若かりし頃ですが、このコースはもう歩きたく無いですね。
悪天候の中、ご苦労様でした。
ここは先輩が20代でも苦労されたルートなのですね
私も重太郎新道だけで釣り尾根は宿題なのですが、しばらく勘弁
って感じです。
来週のカムエク、晴れ男パワーで何とかしますので(? )よろしくお願いします
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