大雪山系 北のラスボス 愛別岳

2021年09月04日(土) [日帰り]

• GPS: 11:34
• 距離: 14.8km
• 登り: 1,579m
• 下り: 1,580m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:30
• 休憩: 1:01
• 合計: 11:31

5:25 愛山渓温泉
5:45 5:48 三十三曲分岐
6:39 6:39 沼ノ平分岐
6:45 6:51 滝ノ上分岐
9:00 9:01 永山岳
9:20 9:20 国立峰
9:37 9:37 安足間岳
10:52 11:25 愛別岳
12:38 12:46 安足間岳
12:50 12:51 国立峰
13:07 13:07 永山岳
15:23 15:28 滝ノ上分岐
15:38 15:39 沼ノ平分岐
16:30 16:33 三十三曲分岐
16:56 愛山渓温泉

天候

愛山渓温泉登山口〜永山岳　晴れ
永山岳〜安足間岳〜愛別岳〜永山岳　曇り・ガス
永山岳〜愛山渓温泉登山口　雨・曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

旭川方向から国道39号〜旭川紋別自動車道愛別IC〜愛別上川国道39号〜道道223号（国道39号交差〜愛山渓登山口まで19kmの舗装道路）　

コース状況／危険箇所等

三十三曲分岐から滝ノ上分岐、滝ノ上分岐から300m程度はぬかるみが多い。登山道が洗堀されて、岩が浮き上がり歩きずらい箇所も多く、雨上がりのせいもありとても滑りやすかった。銀名水手前300mは岩の上にハイマツが茂り上り、下りを妨げる。愛別岳分岐から愛別岳山頂はザレ場や浮石で特に滑落や転落に十分な注意が必要。

その他周辺情報

登山口に愛山渓温泉
愛山渓倶楽部　日帰り入浴　大人７００円
https://www.aizankeionsen.rinyu.co.jp/pricelist

写真

9/4 4:53

準備にもたついて、また出発時間を40分オーバー。

9/4 5:21

入林届に記入。

9/4 5:41

沢にかかった橋を渡る。

9/4 5:43

緩い上りを進むと三十三曲分岐。イズミノ沢ルートは昨年同様、崩落のため通行できない。

9/4 6:04

曲がりくねった急登だから三十三曲なのかな。

9/4 6:37

緩やかな上りを1kmほど歩けば沼ノ平分岐。左の滝ノ上分岐へ進む。

9/4 6:44

沢まで50m下がり登り返す道。

9/4 6:49

イズミノ沢を渡渉。靴が水につかることはない。

9/4 7:29

このあたりからハイマツ帯に突入。下界は雲海の下。

9/4 8:02

天気が良くてありがたいと思った。（このときは）

9/4 8:18

銀名水で行動食を摂り再び登る。ペースの早い方達に抜かれていく。

9/4 8:18

奥のピークが永山岳。

9/4 8:45

永山岳が近づくと雲がかかり始める。

9/4 8:58

永山岳山頂到着。

9/4 8:59

今日、目的のピークハント「愛別岳」。やはり険しい。

9/4 8:59

安足間（あんたろま）岳を目指す。

9/4 9:05

愛別岳の山頂が良く見える。このまま天気がもってもらえればよいが。

9/4 9:29

平坦な安足間岳山頂だが北側は鋭く切り立った崖地。覗き込むとあまりの高さに足がすくむ。

9/4 9:45

愛別岳分岐。天候はあまり良くない。注意喚起の看板を見る。ここから登山道は無い。ルートは自分で判断しなければならない。

9/4 9:52

覚悟を決めて急なザレ場を下る。もし一人だけなら下りなかったかもしれない。他のパーティーが楽しそうに下って行くが・・・。

9/4 10:04

尖った稜線上には3か所ほど尖ったピークがある。体制崩して背中から転がれば、深い谷底に一直線。

9/4 10:04

愛別岳の山頂はガスがかかってよく見えない。

9/4 10:16

ガスの中から山頂が顔を出す。

9/4 10:18

比較的登りやすい稜線が急峻な上りになっていく。

9/4 10:23

ザレ場から浮いた岩の多いガレ場へ。とにかく不安定で落石も起こりやすい。ストックも使えず、両手、両足で斜面にしがみつくように登った。

9/4 10:42

何とか山頂へ。標柱は無い。三角点にタッチ。

9/4 11:22

山頂の雲は晴れない。先に登頂した方々は下山し、独りぼっち。ジェットボイルで湯を沸かし、レトルトのカレーで腹を満たす。早くここを立ち去りたい。

9/4 11:39

急峻な岩場の山頂を下りたが、上りよりもルートを見つけやすかった。

9/4 11:51

稜線へ駆け上がる雲。

9/4 11:56

ここからが最も危険な個所。

9/4 11:57

一つ目のピークを越えて東方向を見ると、層雲峡の柱状節理がはるか彼方に見えた。

9/4 12:03

振り返ると愛別岳山頂は雲の中。

9/4 12:05

愛別岳からの下山登り返し三つ目のピークの岩が見えた。あらかじめルートを見極めないと難しい上りを強いられるポイント。降りた時のルートがわからなくなり、別のルートで登ってしまった結果、転落の危険性が高まった。鎖もペイントマークも無いので本当に恐い。

9/4 12:29

楽しかったとコメントできない。恐かったとしか言えない。

9/4 12:39

愛別岳ピークハントのため、水を2リットルほどデポした。下山時に回収。

9/4 12:59

永山岳を目指すが、雲が多くなってきた。

9/4 13:23

雲が空を閉ざし、ポツリポツリと雨。そしてザーザーと雨足は強まった。黙々と下山を急いだ。

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 笛 計画書 ヘッドランプ モバイルバッテリー ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 スマートフォン 時計 タオル ストック カメラ 携帯トイレ クマよけ鈴 クマよけスプレー

感想

GICK

愛別岳。遠くから眺めても、急峻な地形であることがよくわかる山。快晴の日に挑みたかったけど、なかなか週末に晴れてくれない。先々週に比布岳から眺めた時は、快晴の良いコンデションだったが、登る体力が無いと判断して見送った。昨年も含めて２回の見送りもあり、雲がかかり視界は悪いが、登ることにした。

分岐からはザレ場、ガレ場、浮いた岩。稜線は尖って転落、滑落すれば深い谷底まで落ちて行きそう。しかも、愛別岳山頂まで稜線途中に３箇所のピーク、登山道としての管理が無いため、ペイントマークや鎖も張られていない。初級者の単独行では難易度が高い。登頂できた喜びより、無事帰ることができたという安堵感の方が大きかった。

ちなみに、少し高所恐怖症なので、足元がはっきり見える高所では、恐怖感が高まるけど、ガスなどで足元が見えなければそれほど恐怖感が無いと感じた。落ちてしまう場所を認識できるかどうかで、恐怖感の度合いは変わる様で・・・。