平標山ー仙ノ倉山 尾根を走る滝雲に時間が止まった。
- GPS
- 06:52
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,316m
- 下り
- 1,316m
コースタイム
天候 | くもりのちはれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ついに、ついに、憧れの平標山と仙ノ倉山を歩いてきた。
7月、この山に向かおうと朝4時に自宅を出た。そして関越自動車道の赤城高原でリュックを忘れたことに気づく。
私は泣きながら登山を断念して自宅に戻ったのだ。
その次は10日前。
せっかくCCちゃんと休みが合ったのに天気がパッとしなくて見送る。
この山は天気が良い日に登った方がいいと思ってたけど、景色をみたいのなら絶対にそう。
CCちゃんはワクチン二回目接種の翌日、38度まで上がった熱は徐々に下がり、夕方には36度台になっため決行決定。
深夜23:15分に自宅を出て2:30に登山口駐車場に到着。
駐車料金は600円だけど、入場時は入れてはいけないと張り紙にある通りそのままゲートから入る。車は5台くらいかな。
3時スタートの予定だったが、私が睡魔に勝てず3:55分のスタートに。
登山口綺麗なトイレランニング1位(自分比)に感動しつつ、ライトをつけて真っ暗闇の中を歩き始めた。
真夜中ハイクが好き。
野生動物になった気分。
見えるものはない分、身体と対話しながら無言でひたすら登る非日常が手に入る。
登山道は勾配キツめの階段が多くて目覚めの身体には応えるけど、とにかく安全だから精神的にはリラックス。
レポに書いてある「鉄塔まで遠かったー」に激しく同意しながらひたすら登る。
4:52に鉄塔に到着。
日が短くなってるから周りはまだ真っ暗。
そして平標山だと思っていたのは松手山だったと知る(恥)
松手山までも階段が多くて歩きやすい。
少しずつ明るくなっていく様子を楽しみながら標高を上げていく。
松手山からはスコーンと視界が開ける。
ガスが出たと思ったら一瞬でガスが流れていく。
空がピンク色に染まる。
そしてはじめて見た尾根を走る美しい滝雲。
色づいた賑やかな山肌。
もうね、一瞬とも目が離せないよ。
歩いては振り返り、歩いては振り返る。
平標山からの全部見えのすごい眺望に驚き桃の木山椒の木。
平標に着いたらスイーツ食べるんだ〜と楽しみしていたが、食べる時間がもったいない。
正面に見えるのは仙ノ倉山。
五つ頭があるけど、仙ノ倉山は左から二番目だからね。
仙ノ倉山山頂前の下りに軽く絶望しながらも仙ノ倉山に到着。
谷川岳方面やみんな大好きエビス大黒の頭も見えてうっとり。
仙ノ倉山から平標山に戻る途中でいきなりよ。
魔法をかけたように一面真っ白に。
と、観客を凍らせておいて、今度は驚くほどの早技でガスを追っ払う。
越後三山付近では生き物のように尾根を走る滝雲。
そして今日イチの青空を見せてくれた。
どうやらここの山の神様は人をびっくりさせるのが好きらしい。
平標山に戻ったら平標の家経由で登山口へ。
歩きやすい階段は安心安全。
綺麗なトイレといい、歩きやすくて滑りにくい階段といい、ここの山は人に優しい。
最後の最後、駐車場の料金を支払った時の「おつかれさまでした。お気をつけて」と言ってくれたお姉さんの笑顔でトドメを刺された。
どうもありがとう。
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