発見! 奥多摩最大級のモミ 幕岩尾根南東支尾根巨樹調査

2013年11月03日(日) [日帰り]

• GPS: 09:03
• 距離: 15.1km
• 登り: 1,541m
• 下り: 1,556m

コースタイム

7:41倉沢橋-8:02鳴瀬橋-9:14大モミ9:36-10:32横篶山10:49-
11:17一杯水避難小屋12:12-12:32三ツドッケ12:45-13:44蕎麦粒山13:59-
14:41松岩ノ頭-15:04笙ノ岩山15:20-16:45倉沢橋

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

倉沢林道入口の路肩に駐車。
道幅が広くなってるんで3台位止められる。

コース状況／危険箇所等

・幕岩尾根南東支尾根
鳴瀬橋から直登した。植樹林では作林の山仕事道が網目に通っていて、1つ1つの踏み跡は薄い。また、打ち枝が散乱していてはっきりしない。

・神庭尾根
上部は踏み跡ほぼ無し。テープなどの目印も皆無。P925を過ぎると植林となり、それなりの踏み跡は有るが、出口まで誘導してくれる類のものではない。単純な尾根だが、下るとなると微妙な方向転換が有って分かり難い所も在る。最初は登りに使った方が良い。

写真

11/4 0:07

鳴瀬橋。対岸の踏み跡を登る。

11/4 0:09

少し登って振り返ったところ。藪で道が見えない!? まあ、実際に見るとここまで分かり難くはないけど。

11/4 0:12

この急登が600mも…気が遠くなる…

11/4 0:14

目的の木ではないがこれも大きい。…が、肝心の地上1.3mがくびれてて測定値は並だった。忘れてしまったが4m位だったかな？

11/4 0:15

根元に大きなウロ。これ熊の冬眠場所じゃないの？

11/4 0:18

目的の大モミに到着。

11/4 0:19

比較のためリュックを置いてみた。

11/4 0:23

479cm。残念、大台に乗らず。

11/4 0:24

上部が幹折れしていて高さはあまり無い。20〜30mか。

11/4 0:25

すぐ上の木もそこそこ大きい。

11/4 0:27

大モミから少し登ると左側が自然林になる。

11/4 0:28

踏み跡はこんな感じ。明らかに人の手によるもの。ご苦労様です。

11/4 0:30

この大岩が見えたら稜線は近い。

11/4 0:31

11/4 0:32

前回どう登ったっけ? と考えていたら踏み跡が有った。

11/4 0:34

幕岩尾根に乗ると紅いのも目立つ。

11/4 0:35

黄葉も良い。

11/4 0:36

似た様な写真ばっかりだけど、綺麗なんでついつい撮ってしまう。

11/4 0:38

横篶山に到着。

11/4 0:39

まったり過ごして疲れた脚を休める。

11/4 0:40

山信てなに？

11/4 0:42

おおっ! これは真紅と言って良い。

11/4 0:44

避難小屋周辺も秋色。

11/4 0:48

天目山より三ツドッケの方が良いと思うんだけどなー。天目山のオリジナルは中国でしょ？

11/4 0:49

これから向かう蕎麦粒山。山座同定ではいつもランドマークにしてる。

11/4 0:51

富士山も何とか見えた。右は鷹ノ巣山。

11/4 0:53

酉谷山もギリ見える。

11/4 0:55

出発時に時刻メモ替りに撮った写真だが、良い感じに川苔山と本仁田山が写ってたんで思わずUP。

11/4 0:59

都県境を下る。急坂なんだけど写真で見ると平地に見える不思議。

11/4 0:59

ここを下るとグミの滝。

11/4 1:01

あれっ、崩落地が綺麗に修復されてる。ご苦労様です。

11/4 1:02

崩落地から。

11/4 1:05

蕎麦粒山到着。人が居たんで狭い範囲を。

11/4 1:07

おお、標識が付いた。そうなんだよ、ここの分岐まっすぐ行きそうになる。

11/4 1:08

見事な対比。

11/4 1:09

落葉の瞬間。というのはウソ。蜘蛛の巣に引っかかってた。

11/4 1:11

見とれてしまうな。

11/4 1:12

塩地ノ頭は松林になってる。この風景も好き。

11/4 1:14

笙ノ岩山。静かだー。

11/4 1:16

これが神庭尾根分岐の目印。下向いちゃってたけど。

11/4 1:17

P925は唯一の登り返しになるんで現在地の特定に助かる。

11/4 1:18

薄暗くなって来ちゃった。

11/4 1:19

開けた所に出た。何とかまっ暗になる前に下りれそう。

11/4 1:20

害獣避けフェンスに沿って下る。この後ヤバい所を降りちゃったんで写真自粛。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

yasuhiro

まあ、タイトルの「発見」は釣りだが 最大級のモミだった事は事実。奥多摩町日原森林館の全国巨樹・巨木林巨樹データベース( http://www.kyoju.jp/prog/kj1010.asp?data=kyoju97 )によると、東京都最大のモミは「水垂れのモミ」で幹周502cm。今回調査したモミが479cmだったんで、現在2位の「名栗沢のネジリモミ（475cm）」を僅かに抑えて2位の座を新たに獲得した。

実際に発見したのは2011年の4月だった。倉沢集落跡から横篶山へ至る地形図の破線路を歩いた時の事で、幹の太さに衝撃を受けたのを憶えている。ヤマレコにもここを登った記録が幾つか有るんで、実際に目にした人も少なからず居るのでは？

その後、日原の巨樹と言えばここ、といえるサイトの管理人氏にメールし、「調査する」との返事を頂いた。しかし、2年以上の放置プレイでとうとう我慢出来なくなり、自分で調査に出掛けてしまった。今回は崩壊地や倒木の山が有る前回のルートはやめて、鳴瀬橋から直接尾根を登る事にした。

調査後は横篶山からシオジクボに下って棒杭尾根を登り返す、なんて無茶な事を考えていたが、幕岩尾根へ600mの大急登を終えると脚がパンパンでもう限界。アホな計画はすぐに棄て、三ツドッケへ向かった。避難小屋までの緩〜い登りさえヘロヘロになりながらの到着だった。

笙ノ岩山から神庭尾根で戻る。前述2011年の時と殆んど変わらないルートだ。最後は桜平バス停の出口に下るつもりだったが、分岐が分からず結局倉沢橋へ下ってしまった。あそこは危険なんで避けたかったのだが。