表妙義縦走(白雲山〜金洞山)
- GPS
- 08:34
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,200m
- 下り
- 1,201m
コースタイム
08:30 奥の院
08:49 見晴
09:11 大のぞき
09:37 天狗岩
09:52 タルワキ沢のコル
10:07 相馬岳
11:20 堀切
12:00 鷹戻し
13:16 中之岳
13:42 西岳分岐
14:12 第四石門
15:39 道の駅妙義
15:50 登山者駐車場着
天候 | 晴れ一時強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山者用駐車場 「道の駅みょうぎ」と階段でつながっています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○道の状況 全山ほとんど危険箇所です ※落葉にも要注意です! (この時期落葉が多く、滑るので注意が必要です。) ○登山ポスト 妙義神社境内にあります |
写真
感想
以前から行きたかった山、表妙義に行って来ました。
昨年行った両神山くらいかなと思って、あまり意識せず軽く考えて決めましたが全くの見当違いだということが調べれば調べるほど解ってきます。
Wikipediaを見ると「その通過の難しさは北アルプスの大キレットや剱岳の比ではない」となっています。
「比ではない」・・・・!
ヤマレコの皆さんの記録を見ても厳しい内容が伝わってきます。
事故だけは絶対に避けなければならないのでどうするか考えてみました。
少しでも困難さ、危険を感じた時点で迷わず撤退することにして出かけました。
天候は晴れでまずまずの山日和となりました。
また、平日なので「道の駅みょうぎ」の駐車場も登山者駐車場もガラガラです。
準備をして歩きはじめると白雲山が目の前に聳えています。その岩稜の迫力のある山容には圧倒されてしまいます。
妙義神社の中を通り抜けて登山道をすすみ、鎖場をすぎると左に「大の字」がありますが体力を残すため登りません。
「見晴」までにはいくつか鎖場を登りますが「奥の院」の鎖が長く体力を使います。
ここで私と同年配のご夫婦に会い少しお話をしました。「堀切」まで行くそうで、鷹戻しのある金洞山にはいかないそうです。
縦走路で会った登山者はこの二人だけでした。厳しい山なので登る人が少ないようです。
相馬岳まではビビり岩や大のぞきに鎖場がありますが、それを過ぎてしまえば相馬岳までは比較的歩きやすい道です。
ここまで歩いて来て厳しいと思うところがあれば相馬岳手前のタルワキ沢のコルから中間道へ下りることもできます。
このあと、相馬岳を下りバラ尾根を歩きますが、私はこちらの方が今までよりもキツイと感じました。
伏兵は落葉です。落葉の積もった登山道は滑るので一歩一歩滑り落ちないように確認しながら歩かないといけないからです。
もしかしたら靴が安物だから?それとも歩き方が下手だから?
バラ尾根を過ぎると「堀切」に着きます。
ここからも中間道に下るルートがあります。
ここに到着して腕に疲労があったり、今までのルートに不安を感じるならこれから先は行くべきではないと思います。
この後の金洞山側には今までよりはるかに厳しい場所があるからです。
鷹戻しの登りやその後の下りで腕が破綻してしまいます。
私もここでしばらく悩みましたが、腕には余力がありそうなので行くことに決定です。
いくつかの鎖場を過ぎて核心部の「鷹戻し」に到着します。
あのハシゴが見えてきました。
右側はすっぱりと切れ落ちた崖です。
ハシゴを慎重に登り終わると長い鎖場が続いていますが、鎖場の途中で休むことができるので腕を休めながらゆっくり登ります。
最大の難所「鷹戻し」を過ぎても厳しい鎖場はまだ残っていますが「鷹戻し」ほどの高度感はないので精神的プレッシャーは少なく気持ちはだいぶ楽になりました。
しかし、稜線上の狭い尾根には強風が吹き荒れています。
狭い岩峰の鎖を登っていると鼻水が垂れてきて困りましたが、次の瞬間突風にあおられて左側の崖下に飛ばされていきました。
体も風にあおられてとても怖い思いをしましたが、鼻水と同じ運命はたどりたくないので鎖にしがみついてしまいました。
これが有名な上州のカラッ風なのでしょうか?
この山の意思としては山肌にしがみついている私を引きはがそうとしているのではないかとさえ思ってしまいました。
今の時期は岩や鎖場のほかに落葉や風のことも考慮に入れた方が良さそうです。
中之岳の鎖場を過ぎて西岳分岐に着いた時には心底ほっとしました。これで稜線歩きは終了です。あとは帰るだけです。
今回は何とか無事に帰って来ることができました。
しかし、力量不足は明らかなので次に登る時までには更に経験が必要なことを痛感した山歩きになりました。
今回の山行に当たってはヤマレコユーザーの方の記録を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
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