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Yamareco

記録ID: 376265
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

表妙義縦走(白雲山〜金洞山)

2013年11月28日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:34
距離
9.2km
登り
1,200m
下り
1,201m

コースタイム

07:17 登山者駐車場出発
08:30 奥の院
08:49 見晴
09:11 大のぞき
09:37 天狗岩
09:52 タルワキ沢のコル
10:07 相馬岳
11:20 堀切
12:00 鷹戻し
13:16 中之岳
13:42 西岳分岐
14:12 第四石門
15:39 道の駅妙義
15:50 登山者駐車場着
天候 晴れ一時強風
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
○駐車場
 登山者用駐車場
 「道の駅みょうぎ」と階段でつながっています。
 
コース状況/
危険箇所等
○道の状況
 全山ほとんど危険箇所です
 ※落葉にも要注意です!
  (この時期落葉が多く、滑るので注意が必要です。)
○登山ポスト
 妙義神社境内にあります
駐車場を出発します!
平日なので私だけです。
今日は「道の駅みょうぎ」に駐車しても問題なさそうです。
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駐車場を出発します!
平日なので私だけです。
今日は「道の駅みょうぎ」に駐車しても問題なさそうです。
白雲山が見えます。
迫力の岩山です。
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白雲山が見えます。
迫力の岩山です。
妙義神社の参道の先に白雲山が聳えています。
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妙義神社の参道の先に白雲山が聳えています。
参道の紅葉
とても綺麗です!
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参道の紅葉
とても綺麗です!
登山ポストが境内にあります。
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登山ポストが境内にあります。
鎖が出てきますがこのあたりの鎖は問題ありません
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鎖が出てきますがこのあたりの鎖は問題ありません
この鎖の上で左へ行くと「大の字」に出ます。
今日は体力を温存したいので無視します。
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この鎖の上で左へ行くと「大の字」に出ます。
今日は体力を温存したいので無視します。
「辻」の分岐です。
右に登ります。
左へ下れば中間道に合流します。
「辻」の分岐です。
右に登ります。
左へ下れば中間道に合流します。
奥の院の鎖場
写真ではずいぶん簡単そうですがもっと傾斜があったような気がします。
私は白雲山側では一番きつく感じました。
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奥の院の鎖場
写真ではずいぶん簡単そうですがもっと傾斜があったような気がします。
私は白雲山側では一番きつく感じました。
奥の院の鎖場最上部
左へトラバースします。
登り切った所から振り返ってパチリ!
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奥の院の鎖場最上部
左へトラバースします。
登り切った所から振り返ってパチリ!
その次の鎖
これも右側は切れ落ちてます。
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その次の鎖
これも右側は切れ落ちてます。
鎖場を登った所
展望が開けます。金鶏山の鋭峰が見えますね。入山禁止だそうです。
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鎖場を登った所
展望が開けます。金鶏山の鋭峰が見えますね。入山禁止だそうです。
こんな鎖もあります。
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こんな鎖もあります。
見晴に着きました
景色が素晴らしいですね!
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見晴に着きました
景色が素晴らしいですね!
見晴からの展望
見晴からの展望
榛名山でしょうか?
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見晴からの展望
榛名山でしょうか?
マユミかな?

ビビり岩を登った所からの景色
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ビビり岩を登った所からの景色
岩の間隙から金鶏山が見えます。
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岩の間隙から金鶏山が見えます。
鎖場
登って下ります。
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鎖場
登って下ります。
大のぞきに着きました。
浅間山がキレイですね!
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大のぞきに着きました。
浅間山がキレイですね!
大のぞきから隣の天狗岩の雄姿
すごい岩です。
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大のぞきから隣の天狗岩の雄姿
すごい岩です。
大のぞきから長い下りの鎖場があります。
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大のぞきから長い下りの鎖場があります。
写真に写っているほど急ではありません。
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写真に写っているほど急ではありません。
タルワキ沢のコル
ここから左に下ると中間道に合流します。
相馬岳へは15分程度です。
タルワキ沢のコル
ここから左に下ると中間道に合流します。
相馬岳へは15分程度です。
この内容の注意喚起の表示板がこの後多く出てきます。
その都度悩みました。
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この内容の注意喚起の表示板がこの後多く出てきます。
その都度悩みました。
相馬岳山頂からの裏妙義と浅間山
浅間山に雲がかかっているのが残念です!
相馬岳山頂からの裏妙義と浅間山
浅間山に雲がかかっているのが残念です!
これから向かう金洞山、白雲山よりはるかに険しいので気が引き締まります。
遠くに荒船山も見えます。
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これから向かう金洞山、白雲山よりはるかに険しいので気が引き締まります。
遠くに荒船山も見えます。
相馬岳の下り
写真では解りにくいですが急斜面です
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相馬岳の下り
写真では解りにくいですが急斜面です
こんな鎖場もあります
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こんな鎖場もあります
バラ尾根を昇り降りしてこんな岩穴をくぐり抜けました。
振り返ると相馬岳?
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バラ尾根を昇り降りしてこんな岩穴をくぐり抜けました。
振り返ると相馬岳?
バラ尾根を通過して堀切に着きました。
ここからも中間道へ下りることができます。
ここに到着して腕に疲労があるようならこれから先は行くべきではないと思います。
鷹戻しの登りやその後の下りで腕がまいってしまいます。
バラ尾根を通過して堀切に着きました。
ここからも中間道へ下りることができます。
ここに到着して腕に疲労があるようならこれから先は行くべきではないと思います。
鷹戻しの登りやその後の下りで腕がまいってしまいます。
また鎖場です。
この鎖場をトラバースします。
お椀の内壁のような鎖場と紹介されているものです。
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この鎖場をトラバースします。
お椀の内壁のような鎖場と紹介されているものです。
鷹戻しに近づいてきます。
鷹戻しに近づいてきます。
この短い鎖場を登ると少し先にいよいよ核心部の鷹戻しになります。
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この短い鎖場を登ると少し先にいよいよ核心部の鷹戻しになります。
これです!
有名なハシゴですが縦棒が腐食して穴が開いているのを見て恐怖心をあおられた。
ここから下を見るとスッパリ切れ落ちています。
腐ったハシゴが折れないことを祈りながら一歩一歩慎重に登りました。
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これです!
有名なハシゴですが縦棒が腐食して穴が開いているのを見て恐怖心をあおられた。
ここから下を見るとスッパリ切れ落ちています。
腐ったハシゴが折れないことを祈りながら一歩一歩慎重に登りました。
ハシゴを登りきった所です。
少し休んで息を整えました。
景色は最高です。
浅間山がよく見えますがそれどころではなく鎖に集中します。
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ハシゴを登りきった所です。
少し休んで息を整えました。
景色は最高です。
浅間山がよく見えますがそれどころではなく鎖に集中します。
鎖場は続きます。
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鎖場は続きます。
まだまだ鎖場は続きます。
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まだまだ鎖場は続きます。
鎖が見づらいですが右の岩を登って白い注意版のところからこちらへトラバースしてきます。
あの白い板には「スリップ注意、クサリを放すな‼」と書かれています。
放しません!手を離したら死んでしまいます!
左には先程歩いた相馬岳が見えます。
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鎖が見づらいですが右の岩を登って白い注意版のところからこちらへトラバースしてきます。
あの白い板には「スリップ注意、クサリを放すな‼」と書かれています。
放しません!手を離したら死んでしまいます!
左には先程歩いた相馬岳が見えます。
ここで鎖が終わります。
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ここで鎖が終わります。
のどかな落葉の登山道に見えますがとんでもありません!
落葉の積もった急斜面は滑りやすいのです。
今回の伏兵はこの落葉でした。一歩一歩滑らないように慎重に歩きます。
それと稜線上の強風もこわかったです。
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のどかな落葉の登山道に見えますがとんでもありません!
落葉の積もった急斜面は滑りやすいのです。
今回の伏兵はこの落葉でした。一歩一歩滑らないように慎重に歩きます。
それと稜線上の強風もこわかったです。
下りの鎖場
傾斜がきついです。岩の先から切れ落ちています。
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下りの鎖場
傾斜がきついです。岩の先から切れ落ちています。
下から見たところです。
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下から見たところです。
さらに下の鎖場
ここから第四石門へ下ることができます。
ここまで来たらもうエスケープルートは選択しません。
ここは下りずに右の稜線上を歩きます。
ここから第四石門へ下ることができます。
ここまで来たらもうエスケープルートは選択しません。
ここは下りずに右の稜線上を歩きます。
浅間山
きれいですね!
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浅間山
きれいですね!
鼻曲山と浅間隠山
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鼻曲山と浅間隠山
手前に裏妙義、奥に浅間山、鼻曲山、浅間隠山
絶景ですね!
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手前に裏妙義、奥に浅間山、鼻曲山、浅間隠山
絶景ですね!
遥か下に車道と駐車場が見えます。
高度感がすごいです。
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遥か下に車道と駐車場が見えます。
高度感がすごいです。
鎖の先に相馬岳
下りの鎖場
狭い稜線上の鎖場
強風に煽られて体がふらつき怖い思いをしました。
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狭い稜線上の鎖場
強風に煽られて体がふらつき怖い思いをしました。
こんな狭い所にも鎖場があります。
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こんな狭い所にも鎖場があります。
稜線上の鎖場
中之岳の祠のようです。
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中之岳の祠のようです。
また下りの鎖場が始まりました。
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また下りの鎖場が始まりました。
これは下から見上げたところです。
これは下から見上げたところです。
西岳分岐に着きました。
厳しい稜線歩きがやっと終わり、ホッとしました。
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西岳分岐に着きました。
厳しい稜線歩きがやっと終わり、ホッとしました。
西岳分岐のすぐ下にある鎖場を下から写したものです。
稜線上の鎖場に比べれば何でもありませんがここで思いきりよろけてしまいました。
安心して緊張が緩みました。
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西岳分岐のすぐ下にある鎖場を下から写したものです。
稜線上の鎖場に比べれば何でもありませんがここで思いきりよろけてしまいました。
安心して緊張が緩みました。
紫式部?
紫色がとてもキレイに見えたので一枚撮りました。
風が強いので焦点が定まらずピンボケですが、今までの厳しい山行から解放されてこの色に癒されました。
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紫式部?
紫色がとてもキレイに見えたので一枚撮りました。
風が強いので焦点が定まらずピンボケですが、今までの厳しい山行から解放されてこの色に癒されました。
第四石門と大砲岩
よく見る風景です。
自然が創造した芸術?
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第四石門と大砲岩
よく見る風景です。
自然が創造した芸術?
中間道にはこんなところもあります。
背の高い人は頭が岩にぶつかりますね。
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中間道にはこんなところもあります。
背の高い人は頭が岩にぶつかりますね。
車道へ出ると妙義山が聳えています。
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車道へ出ると妙義山が聳えています。
なんとか無事に帰って来ることができました。
よかった!
車の運転も気をつけて帰ります。
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なんとか無事に帰って来ることができました。
よかった!
車の運転も気をつけて帰ります。

感想

以前から行きたかった山、表妙義に行って来ました。

昨年行った両神山くらいかなと思って、あまり意識せず軽く考えて決めましたが全くの見当違いだということが調べれば調べるほど解ってきます。
Wikipediaを見ると「その通過の難しさは北アルプスの大キレットや剱岳の比ではない」となっています。

「比ではない」・・・・!

ヤマレコの皆さんの記録を見ても厳しい内容が伝わってきます。
 
事故だけは絶対に避けなければならないのでどうするか考えてみました。
少しでも困難さ、危険を感じた時点で迷わず撤退することにして出かけました。

天候は晴れでまずまずの山日和となりました。
また、平日なので「道の駅みょうぎ」の駐車場も登山者駐車場もガラガラです。

準備をして歩きはじめると白雲山が目の前に聳えています。その岩稜の迫力のある山容には圧倒されてしまいます。

妙義神社の中を通り抜けて登山道をすすみ、鎖場をすぎると左に「大の字」がありますが体力を残すため登りません。
「見晴」までにはいくつか鎖場を登りますが「奥の院」の鎖が長く体力を使います。
ここで私と同年配のご夫婦に会い少しお話をしました。「堀切」まで行くそうで、鷹戻しのある金洞山にはいかないそうです。

縦走路で会った登山者はこの二人だけでした。厳しい山なので登る人が少ないようです。

相馬岳まではビビり岩や大のぞきに鎖場がありますが、それを過ぎてしまえば相馬岳までは比較的歩きやすい道です。

ここまで歩いて来て厳しいと思うところがあれば相馬岳手前のタルワキ沢のコルから中間道へ下りることもできます。

このあと、相馬岳を下りバラ尾根を歩きますが、私はこちらの方が今までよりもキツイと感じました。
伏兵は落葉です。落葉の積もった登山道は滑るので一歩一歩滑り落ちないように確認しながら歩かないといけないからです。
もしかしたら靴が安物だから?それとも歩き方が下手だから?

バラ尾根を過ぎると「堀切」に着きます。
ここからも中間道に下るルートがあります。
ここに到着して腕に疲労があったり、今までのルートに不安を感じるならこれから先は行くべきではないと思います。
この後の金洞山側には今までよりはるかに厳しい場所があるからです。
鷹戻しの登りやその後の下りで腕が破綻してしまいます。

私もここでしばらく悩みましたが、腕には余力がありそうなので行くことに決定です。

いくつかの鎖場を過ぎて核心部の「鷹戻し」に到着します。

あのハシゴが見えてきました。
右側はすっぱりと切れ落ちた崖です。
ハシゴを慎重に登り終わると長い鎖場が続いていますが、鎖場の途中で休むことができるので腕を休めながらゆっくり登ります。

最大の難所「鷹戻し」を過ぎても厳しい鎖場はまだ残っていますが「鷹戻し」ほどの高度感はないので精神的プレッシャーは少なく気持ちはだいぶ楽になりました。

しかし、稜線上の狭い尾根には強風が吹き荒れています。
狭い岩峰の鎖を登っていると鼻水が垂れてきて困りましたが、次の瞬間突風にあおられて左側の崖下に飛ばされていきました。
体も風にあおられてとても怖い思いをしましたが、鼻水と同じ運命はたどりたくないので鎖にしがみついてしまいました。
これが有名な上州のカラッ風なのでしょうか?
この山の意思としては山肌にしがみついている私を引きはがそうとしているのではないかとさえ思ってしまいました。

今の時期は岩や鎖場のほかに落葉や風のことも考慮に入れた方が良さそうです。
中之岳の鎖場を過ぎて西岳分岐に着いた時には心底ほっとしました。これで稜線歩きは終了です。あとは帰るだけです。

今回は何とか無事に帰って来ることができました。

しかし、力量不足は明らかなので次に登る時までには更に経験が必要なことを痛感した山歩きになりました。

今回の山行に当たってはヤマレコユーザーの方の記録を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。




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