ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 39505
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

蝶ケ岳、山頂には行けたが、、、

2009年05月19日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:09
距離
9.5km
登り
1,310m
下り
1,318m

コースタイム

三股駐車場6:00−6:10三股6:13−
6:32力水(最後の水場)6:35−
7:22まめうち平7:38−(この間30分ほど道失い)−
11:05蝶ケ岳、避雷針11:28−
11:32蝶ケ岳山頂11:40−(この間20分ほど道失い)−
14:25 まめうち平14:40−15:40三股駐車場

迷い時間もあり、参考には、なりません。
天候 晴、曇
過去天気図(気象庁) 2009年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
はっきり言って、大変な登山となりました。

原因は、腐った雪、
目印の少ない登山道、消えたトレース。
何度も迷い、しるしを見つけるとその度に
安心して、無理なところを進もうとするので、とても苦労しました。

ヤマレコでも蝶ケ岳の記録もありますが、
状況はだいぶ変化した気がしますし、
そもそも、私は、蝶ケ岳が初めて。
この時期は避けるべきだったでしょう。

三股駐車場から、三股登山口に進み、
力水を経て、まめうち平までは、夏道が出ていますから、
通常の注意をすればよいでしょう。

三股登山口から、力水までは北岳の大樺沢の
登山道を歩いている錯覚をします。
雪解の水量もすごいです。

時折、小沢沿いに道がついていたり、
一部、増水時には、使えないようだし。
お花も咲いていました。

まめうち平以降、いきなり樹林の雪となります。
この辺りの問題は、しるしが弱いこと。
下山時にも何度か迷ってしまいました。
トレースもあって、無いような感じ。
しばらく人が歩いてないようです。

それから、しばらくすると、
今度は腐った雪のトラバースの連続となります。
樹林帯であっても、そうでなくても
はっきり言って、怖かったです。
雪は腐り、12本以上のアイゼンとピッケルをお持ち下さい。
油断は禁物。
ピッケルないと後悔します。
私のように。

トラバースの道も時折、しるしを見失い、正直、道を失いました。
しるしを見つけるために無理なこともしました。
何度、撤退しようと思ったことでしょう。

とにかく、道標は少ないですし、目印が少ない。
慣れていないと、この時期、このルートは
危険な山と見ました。

トラバースの後は急登り。
やっと稜線。

稜線は雪が融けています。
蝶ケ岳ヒュッテを過ぎ、避雷針のところ、新しい山頂も行きました。
蝶槍は行かず。

下山時も慎重に足を運びます。
何度か、滑りました。
手を傷めました。

今回取ったルートが正しいのかどうかわかりません。
山頂であった、日帰り男女が別のルートのことを
言っていましたが、私はそのルートを下山時取りませんでした。
そのルートは一体なんでしょうか?

これ以上迷いたくなかったので、、、。

下山時も何度かしるしを見失いました。
そのたびに、無理なルーティングを余儀なくされました。

経験不足、知識不足、力量不足といえば、それまでか?


予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
豊科ICを出て、登山口の三股に向う途中で、常念岳など。
豊科ICを出て、登山口の三股に向う途中で、常念岳など。
雪解で水の流れの勢いがすごいです。
雪解で水の流れの勢いがすごいです。
三股までには、滝もありました。
三股までには、滝もありました。
その名前です。
三股駐車場から見える蝶ケ岳方面。
三股駐車場から見える蝶ケ岳方面。
三股駐車場。トイレもあります。
三股駐車場。トイレもあります。
三股駐車場。今日は、数台でした。数十台は駐車できるでしょう。
三股駐車場。今日は、数台でした。数十台は駐車できるでしょう。
またまた、蝶ケ岳方面。
またまた、蝶ケ岳方面。
三股駐車場は多くの車が止るから、、、気をつけましょう。
三股駐車場は多くの車が止るから、、、気をつけましょう。
三股駐車場から三股登山口までの道。
三股駐車場から三股登山口までの道。
沢の流れがすごいです。
沢の流れがすごいです。
三股登山口の水場。
三股登山口の水場。
三股登山口
三股登山口、トイレ?
三股登山口、トイレ?
三股登山口、指導標。これ以降、山頂まで、これほど立派なものが無いのです、、、。
三股登山口、指導標。これ以降、山頂まで、これほど立派なものが無いのです、、、。
最初のうちの登山道は、一部、増水の場合、迂回するようです。
最初のうちの登山道は、一部、増水の場合、迂回するようです。
迂回する場合の道が再び交わるところ。
迂回する場合の道が再び交わるところ。
こんな看板も。
最後の水場。力水。この辺りの登山道は、沢筋についています。靴ぬれますよ。
最後の水場。力水。この辺りの登山道は、沢筋についています。靴ぬれますよ。
目指す方面が見えます。
目指す方面が見えます。
これは常念岳?
これも常念岳?
まめうち平。
はとが出てきそうです。
ここまでは夏道でした。
まめうち平。
はとが出てきそうです。
ここまでは夏道でした。
まめうち平。
まめうち平を過ぎるといきなりの雪です。しかもトレース不明瞭。
まめうち平を過ぎるといきなりの雪です。しかもトレース不明瞭。
目印も不明瞭です。たまりません。
目印も不明瞭です。たまりません。
一杯雪がついています。
一杯雪がついています。
ほぼ中間点。
この辺りまでは、順調だったのですが、、、。
ほぼ中間点。
この辺りまでは、順調だったのですが、、、。
登っていきます。相変わらず、不明瞭なしるしです。
登っていきます。相変わらず、不明瞭なしるしです。
トラバース気味になってきました。
トラバースが連続します。
トラバース気味になってきました。
トラバースが連続します。
常念岳がみえました。
常念岳がみえました。
怖いトラバース。腐った雪が怖いです。
怖いトラバース。腐った雪が怖いです。
しるしに従うとトラバース上に木があったりして、邪魔です。
しるしに従うとトラバース上に木があったりして、邪魔です。
こんなところを滑落したら、止らないでしょう。
こんなところを滑落したら、止らないでしょう。
ただ事ではすみません、トラバースの失敗。
ただ事ではすみません、トラバースの失敗。
常念岳が見えています。
常念岳が見えています。
これでもかこれでもかとトラバース。
この頃、道迷いで、かなり疲労しました。
これでもかこれでもかとトラバース。
この頃、道迷いで、かなり疲労しました。
何とかめどがつき、稜線を目指すポールもあります。
何とかめどがつき、稜線を目指すポールもあります。
稜線が近づき、常念岳。
稜線が近づき、常念岳。
真っ白です。
常念岳も次第に大きく。
常念岳も次第に大きく。
やっと蝶ケ岳ヒュッテ。
やっと蝶ケ岳ヒュッテ。
御嶽や乗鞍岳方面ですかね。
御嶽や乗鞍岳方面ですかね。
御嶽や乗鞍岳、霞沢岳でしたか??
御嶽や乗鞍岳、霞沢岳でしたか??
焼岳が真ん中に。
焼岳が真ん中に。
穂高連峰。
槍ヶ岳方面
常念岳方面
槍ヶ岳。蝶槍と呼ばれているところに行く時間と元気がなくなっていました。
道迷いのせいです。
槍ヶ岳。蝶槍と呼ばれているところに行く時間と元気がなくなっていました。
道迷いのせいです。
鷲羽岳、黒岳方面。
今年は行きたいですが、、。
鷲羽岳、黒岳方面。
今年は行きたいですが、、。
道迷いもあって、疲れています。構図も良くありません。
道迷いもあって、疲れています。構図も良くありません。
蝶槍方面。
山頂にいた男女にとってもらいました。
山頂にいた男女にとってもらいました。
山頂の新しい標高が入った蝶ケ岳指導標。
避雷針のあるところか少し蝶ケ岳ヒュッテに戻ったところにありました。
山頂の新しい標高が入った蝶ケ岳指導標。
避雷針のあるところか少し蝶ケ岳ヒュッテに戻ったところにありました。
こんなトラバースの写真を見ると腐った雪の恐怖が蘇ります。
こんなトラバースの写真を見ると腐った雪の恐怖が蘇ります。
見納めでしょうか。常念岳。
見納めでしょうか。常念岳。
こんなしるしをもっとつけて欲しいです。
こんなしるしをもっとつけて欲しいです。
下山時も道迷いあり、無理して急坂を下ったりしました。
下山時も道迷いあり、無理して急坂を下ったりしました。
トレースがあってないような、そんな感じです。
トレースがあってないような、そんな感じです。
遠くから見たら、おサルに見えていました。
遠くから見たら、おサルに見えていました。
薄い目印とあってないようなトレース。
薄い目印とあってないようなトレース。
こんなところまで下りて来るとほっとします。
こんなところまで下りて来るとほっとします。
相変わらず激しい水の音。
相変わらず激しい水の音。

感想

今日の登山は、金峰山、甲武信岳、編笠山・西岳
なども候補に上げていましたが、蝶ケ岳にしました。

でもやはり、ちょっと この時期のしかも三股からの
蝶ケ岳は早すぎました。

と言いますか、雪山に行くときには、雪のないときに
登った山に限ると言う、私なりの原則も無視しておりました。

雪解けを待って、夏道をさくさく歩いてみたいです。

いまは、腐った雪、目印の少ない登山道、
消えたトレース、怖いトラバースなど、
私の感覚を麻痺させました。

迷っているのであれば、この山はあとにしましょう。
雪が消えて、人の踏み跡が良く
見えるようになってからでも良いでしょう。

何より、常念岳と合わせて、1泊2日で登ればよいでしょう。

稜線の景色は抜群ですから。

今回は、道も失い、無理な登り下りもしました。
余裕を失っていたのです。

途中で道を失ったときには、退却も考えましたが、
結局、その点は譲らず、山頂には、
立ちましたが、充実感はありません。

自分の装備不足、力量不足、経験不足が
もろに出たし、山頂にいた日帰りの男女2名は
違うルートを取っていたようだし、それって何?、
その冬山ルート。。。

よくわかりませんでした。

いずれにせよ、これから、雪もさらに腐り、さらに困難になるでしょう。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3608人

コメント

有難うございます。
スライドショーで見ると
画面一杯に見えるので
大きいほうが迫力があっていいですね。
2009/5/20 8:34
もう1つのルート
おそらく横尾からのルートではないでしょうか。
こちらは尾根伝いのルートなので、トラバース気味に登っていく三股からのルートよりも恐いところは少ない気がします。
2009/5/20 8:53
スライドショー
gozonjiさん

そのまま写真を吸い込ませました。
スライドショーって、全部を取り込むまで時間がかかりますね、、、。

先ほど見ようとしましたが、時間かかりそうで、
私はまだ見ていないです。
今度見てみます。

Y-chan
2009/5/20 9:12
三股からのルートだそうです。
yoshi629さん

それが違うようです。
その2人、三股から来たといっていました。
何でも沢沿いを下るのだとか、、、。
普通は雪崩等で使用しないと思っていたのですが、、、。

もう一人にも山頂付近で会っていました。
その人もそれらしき方面ではないと思われる
ところへ消えていきました、、、。

不思議です。
私は通常のルートを取り、時期的な悪さもあり、苦戦でした。

Y-chan
2009/5/20 9:16
珍しいですネ
富士のヒデです。
Y−chanさんが北アに出掛けるとは珍しいですネ。
私はこのルートは登っていませんが経験豊富なY−chanさんが苦労されたのですから大変なルートなんでしょうネ。
私は大昔ですが5月の連休に徳沢から大滝山経由で蝶ケ岳に登りましたがそれほど苦労した記憶が無いです。
この時期は上高地から入り徳沢、または横尾から登る人の方が多いと思います。
2009/5/20 9:22
時には、北アルプスです
富士のヒデさん
こんにちは。

私は、常に初心者に毛が生えたくらいと
自分を見つめ、無理はしないのですが、今回は
結果的に無理な行動が多かったですね。
持久力への過信があるかも知れません。

ルートは極めて見つけにくく、
おまけにしばらく人が歩いていなかったでしょう。
トラバースすれば、木の枝が邪魔していたり、、、。

横尾からが最も短く、
ルートもしっかりしているようですね。

今回のルートは一度夏道で歩いてみたいです。

さくさくと。
2009/5/20 10:00
ゲスト
樹林帯
樹林帯の雪道はあって無いようなものですから
無雪期ルートを知っていないと迷いますね
私も深南部で2月に下山時、ルートを見失いビバークしたことがあります。
2009/5/20 15:53
やはりそうですね
ziisan
このルート樹林帯だけでなく、トラバースもどこなのか、わかりませんでした。
今でも写真を見ると少し恐怖が湧いてきます。
今後、雪山は夏に登ってからにしたいと思っています。

私はビバークするまでには至りませんでしたが、
蝶槍などまで足を延ばさず、時間の余裕をみました。
下山時でも不明瞭が多くて、、、、。

Y-chan
2009/5/20 17:08
ルート
そうですか、沢沿いを下りましたか。
残雪期になって雪が締まってくれば、沢沿いや谷を下ることもありますね。シリセードやグリセードだとあっという間に下れますからね。ただ雪の状態を確認しないと危険ですが・・・
雪が残っている状態での樹林帯は厄介ですよね。私も6月平ヶ岳で困ったことがあります。マーカーだけを当てにせずに読図の技術を向上させることが重要だと思います。
2009/5/20 21:40
ルートファインディング
yoshi629さん
私が山頂であった男女、もう一人の男性も
おそらく、
沢沿いをそれこそ、
シリセードなどで下ったのでしょう。
おっしゃるとおり、読図の技術向上が大事かと。

それにしても今回は、雪山に対する私の無知を
さらけ出しました。

やはり、雪山のときは、なれたところに
行くのがベスト
かと、それに今回、山梨から長野中部までの、
往復300kmですが、私には、やはり負担でした。
初めての山に、車の負担、単独の負担、雪山、、
いくつも背負い込みすぎました。

Y-chan
2009/5/21 10:11
かっちょいい〜!
ご無沙汰してました・・・。


元気そうでなによりですね。


力いっぱい参考にさせていただきますわん。


もちろん私の場合は、夏山ですが・・・。
2009/5/26 21:40
oh, mal mal さん
こんばんは。

ご無沙汰でした、本当に。

冬のこの山行きは夏山には、あまり参考にはなりそうもありませんね。

夏でも目印の少なさは変わらないでしょうが、踏み跡がはっきりしているのでしょう。
私も夏、同じところを日帰りしたいです。

Y-chan
2009/5/26 22:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
蝶ヶ岳(三股往復)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
常念岳−蝶ヶ岳(三股登山口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら