大峯山 弥山(悪天候のため八経ヶ岳まで行けず)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,603m
- 下り
- 1,610m
コースタイム
八尾14:41++14:43久宝寺14:45++14:51天王寺/大阪阿倍野橋15:20++(近鉄吉野線/急行吉野行)++16:31下市口17:17==(奈良交通バス)==18:11天川川合--天川川合の宿(素泊まり)
3月1日(土)
天川川合の宿6:45--白倉出合7:10--熊渡7:30--林道終点8:15--金引尾根道出合10:10--頂仙岳(トラバース)--高崎横手出合11:50--12:10狼平避難小屋13:20--14:50弥山小屋(半雪洞泊)
3月2日(日)
弥山小屋6:40 --狼平避難小屋7:20--高崎横手出合8:10--ナベの耳--金引尾根道出合9:15--P1518 9:45--天女ノ舞9:50--栃尾辻避難小屋10:10--12:50天川川合15:35==(奈良交通バス)==下市口+++
天候 | 3月1日(土) くもりのち雨のち雪 3月2日(日) 雨のちくもり |
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過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金引尾根道は川合道との合流点近くから雪が深くなりましたが、現時点ではワカンは装着しませんでした。高崎横手出合から狼平までは急に雪が深くなり、ワカンを着けた方が楽でしたが狼平まで少しで着くのでアイゼンのみで歩きました。狼平からは弥山に近づくにつれて雪が深くなります。狼平から弥山までは樹林帯の密度が上がると雪が深くなり、樹林密度が下がると圧雪となるのでアイゼン+ワカンのダブル装着で歩きました。 3月1日は夜の間に雪が雨に変わり、雪がやわらかくなったので栃尾辻までアイゼン+ワカンのダブル装着で下りました。ただ弥山小屋に泊まった先行者はMSRのスノーシュー(緑色だったから好日山荘コラボのライトニングアッセント)でものすごいスピードで下っていかれました。スノーシューの方が機動力があるようです。 積雪は狼平で膝下、深いところでチ●コまで、弥山は膝くらい、吹き溜まりは1m以上でした。 狼平避難小屋付近は宿泊者が仕掛けた地雷(ウ●コ)が散らばっています。 |
写真
装備
個人装備 |
ビーニー
ネックゲーター
-
ドライレイヤー上
ベースレイヤー上
ベースレイヤー下
ミッドシェル
アウターシェルJK
アウターシェルパンツ
パンツ
インナーソックス
アウターソックス
-
インナーブローブ(1st)
アウターグローブ(1st)
インシュレーションJK
-
トレッキングブーツ
スパッツ
トゥウォーマー
-
ネックゲーター(2nd)
インナーグローブ(2nd)
アウターグローブ(2nd)
インナーグローブ(3rd)
-
ベースレイヤー上(2nd)
ベースレイヤー下(2nd)
-
-
アウターソックス(2nd)
タオル
洗面用具
-
ザック
ザックカバー
-
テルモス500ml
ナルゲン1000ml
雪袋
ストーブ
ガスカートリッジ パワープラス230
パワーチャージャー
-
コッヘル小
炊事用グローブ
ブキ エバニュー チタンスプーン、箸
ゴミバッグ
ゴミ袋
ロールペーパー
ランタン
ヘッドランプ
予備電池
時計
コンパス
地形図
地図
-
計画書
筆記用具
-
健康保険証
身分証
サイフ
携帯電話
カメラ
予備電池
新聞紙
ファーストエイドキット 絆創膏、消毒薬、メンタム、滅菌ガーゼ、包帯、テーピングテープ、爪切り、毛抜き、ライター
ソーイングセット 針、糸、安全ピン、ハサミ
ピンチパック ヒートシート、ステンレスミラー、ポケトーチライター、防水マッチ、ロウソク、ナイフ、インスタントカイロ(靴用大、靴用小、張らない12時間)、スパッツ替えバンド2
-
持鈴
-
食糧
行動食
非常食
予備食
-
-
-
安全環カラビナ 2
エイト環
シットハーネス
ツインロープ 8.3mm×30m
フリクションロープ 60cm
ソウンスリング 120cm
ロープスリング 6mm×60cm
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ツエルト
-
ペグ
-
ロールマット リッジレスト
シュラフ MB.ダウンハガー#2
シュラフカバー
テントシューズ
ブーツバッグ
-
-
トレッキングポール
アイゼン モンベル
スノーショベル
ピッケル
ピッケルバンド
ワカン
タワシ
サングラス
ゴーグル
赤布 3
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感想
今年1月4日、八経敗退のリベンジとして計画を立案。熊渡からのコース、川合に前泊、食料計画の適正化など見直しを図りました。週末から気温が上がりだしたのでスノーショベルとワカンを持っていくか最後まで悩みましたが結局両方とも持っていきました。持っていって正解でした。
金引尾根コースは初めてでしたが、先行者のトレースというか足跡を忠実に踏んで歩いたため、金引尾根道出合までは楽に歩けました。
弥山に着いたときは八経は霧中に消えていたので八経へ行くのは断念。弥山冬期小屋に逃げ込みました。冬期小屋は真っ暗で私のヘッドランプでは手元を照らすのもままならない状況でした。窓が1つあったので窓の雪を除雪しましたが、それでも暗い。怖がりな私は外でツエルト泊をしようとしましたが、雪とも雨ともわからない不安定な天候。ふと見ると弥山小屋の入り口に吹き溜まりができていたので、ここに雪洞を掘ろうと思い立ちました。雪洞を途中まで掘りましたが、横穴を掘るのは技術的にも無理があり、ひとりで掘るのは難しい。そこで小屋入り口の隣にある物置小屋の入り口のひさしの下に竪穴式の雪洞を掘ることにしました。2時間かけて雪を掘り出し見事な雪洞が完成しました。食事後、風が強くなってきたので雪洞内にツエルトを張り眠りにつきました。
しかし夜中に雪が雨に変わり、ひさしから垂れる雨水が雪洞を溶かしたので、朝方は雪洞内にも風が吹き込むようになっていました。今年初めての雪の上での就寝となり、次回はもっと頑丈な雪洞を作るべく勉強しております。
さて、弥山は天河大弁才天社の奥の宮です。私はそれをすっかり忘れて雪洞から出て奥の宮の方を向いて用を足してしまいました。(要するにチ●コを奥の宮いる弁天さんに見せてしまったのです)しかも3回も。古来より山ノ神は女性であり、山で用を足すには山側を向けという俗信があります。谷側にチ●コを向けると山側からの落石に気づけないという説もありますが、谷側にチ●コを向けると山ノ神が喜ぶため山で遭難した場合はチン●を出すといいのです。しかし出しすぎると山ノ神に引き込まれてしまうため、逆に山から脱出できなくなります。私は弁天さんの目の前で巨大なチ●コを3回も見せてしまったのです。弁天さんは翌朝、八経ヶ岳を完全に霧に隠し、私の八経行きを阻止してきました。八経をあきらめ下山する私に対して雨を降らせてきます。(弁天さんは梵名サラスヴァティ、水の女神です。)さらには山を霧で満たし、天女ノ舞では私の心を魅了して立ち止まらせようとしてきました。弥山の弁天さんの勢力範囲は東は弁天ノ森、北は弥山川沿いから天女ノ舞・坪内の弁財天社です。今回で八経ヶ岳の近くまで6回も来ましたが、一度も八経ヶ岳には登っていません。
思えば大学時代に初めて弥山に来たときは男10人の中に女子1人というパーティで上りました。私はその女の子が好きでした。当時、リーダーの私は先頭を歩き、その女の子は最後尾を歩いていました。弥山から狼平に下山するとき、私は道を間違い奥の宮に行ってしまいました。最後尾にいた彼女は靴紐を締めなおしていてパーティから離れてしまい、私達が狼平に下山したものと思い狼平へ走っていったそうです。奥の宮で彼女がいないことに気づいた私はパーティを2つに分けて(テントを持っている者が2人いて、体力のある者を追いかけメンバーにして、体力のない者は狼平テント泊組み分けました。)もちろん私は先頭に立って追いかけました。狼平からしばらく行った地点で目の前に熊がいるのを見つけて私は茂みに隠れました。熊と思ったその獣は野生の鹿でした。しかも10数頭の群れです。鹿で足止めをくらった私は彼女には追いつけず、結局彼女は先に川合に降りてバスで帰ってしまいました。
弁天さんとは深い因縁を感じます。八経ヶ岳の方が標高が高く、オオヤマレンゲが咲くため嫉妬しているのでしょうか。オオヤマレンゲを鹿に食わせ絶滅の危機に追いやったのは弁天さんの嫉妬と思えなくもありません。
狼平の地雷、私も先週仕掛けました。
トウモロコシがまじっていたのが私のウン○です。
雪溶けとともに土に還り、肥沃な大地のもと、数年後にはトウモロコシの花が咲くでしょう。
まさにトウモロコシの輪廻転生ですね。
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