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Yamareco

記録ID: 41928
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

塔ノ岳―丹沢山

2009年06月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:10
距離
17.6km
登り
1,606m
下り
1,588m

コースタイム

大倉バス停8:00→見晴茶屋8:35→9:05駒止茶屋9:10→堀山の家9:30→10:20花立山荘10:25→10:40金冷シ→11:00塔ノ岳11:15→11:40日高→11:50竜ヶ馬場→12:10丹沢山12:55→13:50塔ノ岳14:05→14:15金冷シ→14:25花立山荘14:30→14:45天神尾根分岐→14:55堀山の家15:00→15:15堀山の家→15:35見晴茶屋15:40→16:10大倉バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年06月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
大倉尾根は表尾根よりはましだが、夏の炎天下は本当なら遠慮したいコース。丹沢山へは一転してブナ林と木道が印象に残るコースとなるが、さすがにアップダウンは大きい。全般に鹿のフンが臭い。
花立山荘手前の裸尾根。暑い!
花立山荘手前の裸尾根。暑い!
塔ノ岳山頂
塔ノ岳より鍋割山方面
塔ノ岳より鍋割山方面
日高から竜ヶ馬場を望む
日高から竜ヶ馬場を望む
丹沢山山頂
造成地みたいな箒杉沢
造成地みたいな箒杉沢
竜ヶ馬場のピークには木道もある
竜ヶ馬場のピークには木道もある
竜ヶ馬場ピークから見た丹沢山頂
竜ヶ馬場ピークから見た丹沢山頂
竜ヶ馬場から大山を望む
竜ヶ馬場から大山を望む
同じく日高と塔ノ岳(右)
同じく日高と塔ノ岳(右)

感想

【独り言】
 裸尾根があると分かっているのに、昨年に続いて猛暑の塔ノ岳訪問となった。期待にそぐわず?暑く無風のバカ尾根をタオルの汗を絞り絞りあえぎ登った。恐らく増えすぎた鹿のフンによると思われる山頂一帯の動物園的臭いに辟易した。
 大倉に着くと、もはや真夏の昼間の熱気だった。登山者があふれ、神奈川県警がテーブルを出して登山カード記入を呼びかけている。記入して出発。既に喉が渇くので自販機でミネラルウオーターを買って飲み干した。たくさんの登山者と抜きつ抜かれつ登るのはあまり経験がないので落ち着かない。基本的には脚の速い部類なのだが、タオルの汗を絞る時に抜き返される。ヒル対策を施してきたが、今回も幸い遭遇しないまま危険地帯の標高を脱した。
 比較的緩い斜面が最初に様相を変えるのは標高600m余の見晴茶屋の裏。無風で暑い急坂はきつい。今回は背中のタオルをやめ、腰に丸めて巻くことにして背中を涼しくしたのだが、たちまち腰のタオルがびしょぬれになって保水力オーバーとなり、ズボンがじっとりぬれた。駒止茶屋でタオル絞りの大休止。朝合わせた高度計が50mほども狂っていることに首を傾げつつ、唯一の登り返しを伴う堀山の巻き道を通過。堀山の家でも汗を絞り、いよいよ角度を増した坂をあえぎ登る。恐らく暑さによる“オーバーヒート”で脚が思うように上がらず、本当に丹沢山まで行けるかが心配になってきた。加えて森がまばらになり、花立の手前では太陽に背中をあぶられながら階段をひた登ることになった。
 「氷」ののぼりが見えて花立山荘。日差しは強いが、汗を拭くと空気はさらっとして心地よい。目指す塔ノ岳をはじめ、東に大山から表尾根、西に鍋割山稜などが多少霞みつつもよく見える。樹林の日陰に入って金冷しを休まず通過し、再び炎天下の階段を上り始めると、ボロボロのトタン張りの旧日の出山荘が見えてようやく塔ノ岳に着いた。
 とにかく凄い人出であり、かつ暑い。山頂の写真を撮り、うろうろ場所を探して一休みした。丹沢山で正式な昼食にするとして、とりあえずお握り1個とクランチチョコ少々を食べる。15分休憩で暑さでバテた体に鞭打ち、丹沢山への主脈に脚を踏み入れた。道は一気に1400m付近まで下っている。大変だが仕方ない。崩壊しかかった鞍部を通り、日高へと登り返す。ガクンと人影が薄れ、小鳥がさえずるミズナラなどの森の道は歩きやすい。
 ここが丹沢山かと思ったピークは、実は竜ヶ馬場。山頂の南が草原となり、東の大山などの眺めが良い。木道を歩き、今度はさほど下がらないまま登り返すと太陽電池の発電設備が見えて、丹沢山頂上に到着した。日陰を探して昼食とする。それほど腹が減っていないのと、3.5リットル持参した水が心元無いことからカップ麺は作らず、お握りとチーズちくわだけの昼飯にした。
 13時前、鹿のフンが臭う山頂を後にする。日高の鞍部から仰ぐ塔ノ岳の高さに驚きつつも登り返し、2時前に尊仏山荘でビールを買う。脚力的に鍋割山回りをあきらめ、一休みした後、金冷シの分岐を元の大倉尾根へと辿った。うす曇りになってきたが、相変わらず暑い。天神尾根分岐で外人の若者らとすれ違い、学生のグループと抜きつ抜かれつして降りていく。行きに汗を搾られた胸突き八丁も、下りではさほどの勾配と感じない。
 女房からメールが入り、電波が悪くてやきもきしながら連絡を試みるも駄目。仕方なくスピードを上げ、4時には電波の届く林道にたどり着いた。携帯電話に気を取られながらバス停着。4時10分のバスが出たところで、次の18分発に乗るべく急いで着替えていたら、さっさとバスが行ってしまった。リュックを提げて近くまで駆け寄った男性が置いてきぼりを食い、「なんだ、あのバスは」と怒っている。相当程度が低い運転手と見た。

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