危険の先は大絶景の頂 甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根

2014年04月28日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.9km
• 登り: 2,390m
• 下り: 2,395m

コースタイム

04:01　駐車場、出発
04:59　笹の平分岐
06:06　刀利天狗
06:25　五合目
06:59　七丈小屋
07:44　八合目
08:30　甲斐駒ヶ岳
09:20　休憩
09:52　七丈小屋
10:17　五合目
11:21　笹の平分岐
12:12　下山

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

尾白川渓谷　無料駐車場

コース状況／危険箇所等

日本三大急登で知られる黒戸尾根。

☆道の状況
笹の平まで夏道でした。
笹の平の先から残雪あり。
刃渡りは雪が解けてありません。
連続する梯子・鎖は残雪から出ていたので難なく登れました。
今回、七丈小屋までピッケル・アイゼンを装着せず歩けました。
小屋から八合目まで傾斜が増して、さらに腐り雪で難儀し登りました。
八合目の先から危険箇所があるので注意。
鉄剣より頂上まで急傾斜の雪面を歩くので滑落に注意。

登山ポストあり。
国道20号線に出れば道の駅はくしゅうあります。
道の駅に隣接してスーパーあり、国道沿いにコンビニあり。
下山後の温泉は「尾白の湯」あります。http://www.verga.jp/modules/tinyd1/

写真

風邪引いて体調不良のなか甲斐駒の黒戸尾根を登ってみます。

笹の平分岐まで夏道でした。

朝焼け。

修験道を物語る黒戸尾根。

日の出を迎えました。

1600m付近で残雪現る。

雪が解けた刃渡りを通過。

刃渡りから鳳凰山を眺望。

次第に梯子が現れますが雪がなく難なく登れる。

刀利天狗に到着しました。

黒戸山の巻き道を進みます。

五合目に到着すると甲斐駒頂上が見えました。

楽しい梯子が続きますが凍結箇所もあるので足元に注意。

これは橋です。

時には垂直の梯子と鎖が。

急登に耐えると七丈小屋に到着。
ここで一休みします。

アイゼンとピッケルを装備。

八合目まで腐れ雪の急登に耐えました。

結構な斜度でした。

待っとけよ〜!　甲斐駒ヶ岳。
八合目より。

やっと北岳が見えました。

一箇所この鎖だけは登り難い。

青空でテンションUP。

前回、難儀した危険箇所を無難に登ってしまった。

鉄剣と太陽。

荒々しい風格の甲斐駒。

山頂の祠が見えますが、なかなか辿り着けません。
滑落の危険が伴う。

もう射程距離だ。

やったぞぉ〜!　甲斐駒ヶ岳♪

一等三角点にタッチ。

白き女王の仙丈ヶ岳。

白き白根三山。

鳳凰山が見え、遠く薄っすら富士山。

貸切でした。

こちらは八ヶ岳。

鋸岳と遠くに北アルプスの大絶景。

この上なく贅沢なコーヒータイム。

下山してます。

足を踏み外すと滑落です。

滑落に注意しながら突破した。

八ヶ岳や奥秩父の山々を眺めながら

七丈小屋に降りてきました。

凍結箇所は注意しましょう。

五合目から振り返って見ると雲に覆われ始めた甲斐駒。

刃渡りを無事通過。

すっかり明るくなった樹林帯。

ミツバツツジが見頃となってました。

観光客で賑わう尾白川渓谷。

無事、下山しました〜。

感想

tomuzoo

GW前半
今日は天気が良いので甲斐駒の黒戸尾根へ挑戦しました。
夏期は何度も挑戦しましたが残雪期は二回目。

まだ暗い尾白川渓谷の駐車場には数台のマイカーが止まっており、4時に出発したときは2名ほど日帰り組みがいました。
暗いなか笹ノ平まで夏道を快調に歩いたが、その先より残雪上を歩き次第に鎖・梯子が連続し楽しくなる。
素晴らしいほどの青空で気分も上々。

五合目で甲斐駒ピークが見え、梯子・鎖場の急登に耐えて七丈小屋に到着。
ここでアイゼン・ピッケルを装備。

七丈小屋まで快調に来ましたが、八合目まで腐り雪の急登でペースダウンし疲れる。
前回、凍結で難儀した鉄剣直下の危険箇所では、雪が多く残っており難なく登れてしまった。
最後は雪面の急傾斜を滑落に注意しながら登り待望の甲斐駒ヶ岳の山頂に至る。

見渡す限り白く輝いた南アルプスの山々。
残雪期しか見れない大絶景に感動した一時でした。
休憩後、再び黒戸尾根を慎重に下り、お昼に無事下山することができました。
この日出会った登山者は、単独・テン泊あわせて10名ほど。
GWにしては静かな黒戸尾根コースでした。

あ〜残雪期の黒戸尾根日帰りは厳しくて本当疲れます。
でも楽しかったです。