白久駅〜熊倉山〜酉谷山〜蕎麦粒山〜棒ノ嶺〜小沢峠〜大仁田山〜間野富士山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 41.4km
- 登り
- 3,152m
- 下り
- 3,291m
コースタイム
秩父鉄道白久駅7:46-9:13城山-9:19林道出会9:23-11:07日野コース出会-11:13熊倉山11:27-13:00大血川分岐13:09-13:45小黒-14:10酉谷山-14:20酉谷避難小屋(泊)
(2日目:奥多摩稜線ルート)
酉谷避難小屋6:06-7:43一杯水避難小屋-7:46一杯水-8:43蕎麦粒山8:53-9:26日向沢ノ峰9:28-9:44鉄塔下-11:10槇ノ尾山-11:27棒ノ嶺11:55-12:01権次入峠-12:13黒山-12:56長久保山-12:27小沢峠
(大仁田山・成木尾根ルート)
小沢峠13:42-14:28雲ノ峰-14:36久林峠-14:55安楽寺分岐-14:59大仁田山分岐-15:01大仁田山15:15-15:28細田-15:35いぼとりじぞう-15:47四十八曲・タブの木分岐-16:10変電所出会-16:23変電所正門-16:31タブの木分岐-16:54タブの大木(奥の院)-17:02(富士浅間神社)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
下山口:自家用車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【酉谷山へ取り付き】 ・熊倉山〜酉谷山間は、一部不鮮明とマップに表示されていたので目印を付けつつ進んだ。 ・小黒1650m手前の大血川への分岐地点には、東京大学の「山火注意」の看板と立木に手書きの黄色テープ「←大血川」とある。 【大仁田山・成木尾根】 ・小沢峠〜大仁田山間は、所々に看板表示はあるが「細田」を目指して進むと良い。細田の近くまで進むと「大仁田山」への看板が出てくる。 ・細田〜間野富士間は、原市場を目指して進むと良い。(「黒須バス停」を下りてはいけない。)また、「タブの木」との看板表示あればそれを頼りに進み、東電変電所に出たらフェンス沿いに進む。変電所正門からは変電所専用道路(幅員8m)を進み、「1.5km」表示を過ぎると間もなく右側に「タブの木」分岐点看板がある。なお、細田〜間野富士間にも看板表示は多数あるが、立木に目印を補完しておいた。 参考Hp http://yass.m78.com/climb/climbing/ohnitayama/ohnitayama.html http://yass.m78.com/climb/climbing/narikione/narikione.html |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
手袋
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
クマよけ鈴
食器
水筒
時計
日焼け止め
非常食
ジンギスカン鍋
|
---|---|
共同装備 |
テント
テントマット
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
ラジオ
カメラ
|
感想
この2014年5月連休は、テントでゆっくり泊まりたい気持ちとなり電車で行ける場所を探した。
手頃な雲取山は、昨年3回も登ったので回避することとして、今回は秩父鉄道側から奥多摩稜線へ未踏の破線ルートが楽しそうに見えた。
もう一度泊まりたい酉谷避難小屋なら歓迎だ。
おまけに奥多摩稜線なら良く登っている棒ノ嶺で終わりではつまないので、更に東へのマップにも載っていない成木尾根など超マイナールートも組み込んだみた。
5月連休は非難小屋でも満員の恐れがあるので、酉谷避難小屋が満員なら一杯水非難小屋へ、それでも念のためザックにテントを入れて出発。
飲み物、食べ物を適当に入れたのでザックは14kgの重さとなった。
■5月2日(晴れ)
登山口の秩父鉄道白久駅を降りて確認すると旧荒川村だった。
帰りに立ち寄れば美味い蕎麦が食べれると思うとルート設定は失敗だった(笑)
先ずは城山(熊倉城址)へ進む。
城山コース入り口で経過時間を確認するとコースタイムとほぼ同じ1時間40分。全く短縮されていない。この区間はハイキングコースと思っていたので少しショックであった。
小幡尾根に入るとイキナリ九十九折の急騰路となった。一気に高度を稼ぐがキツイところだ。先行していた3人組のパーティーを抜く。熊倉山手前でもう一人抜く。
熊倉山から酉谷山へ向かうのは自分だけのようだが、ここからは破線ルートで楽しみだ。
所々に立木に目印はあるが間隔も大きく、また、古い目印は見つけにくい状態だった。
マップには一部不鮮明ともあるので、赤い荷造りテープで目印を付けつつ進んだ。
大血川との分岐付近は、地形が尾根状ではあるが幅広なのでルートに戸惑う。確り目印を補完しながら進む。
大血川との分岐地点には黄色の「←大血川」の手書きテープがあるので見逃さないことだ。
小黒ピークの手前は一番ルートが解りにくい状態。急騰部を登ると目印があって安心した。
自分も迷いながら目印を補完したので、今後は多分迷うことは少ないだろう!
酉谷山までアト100mまでに近づくと僅かに残った残雪も重なりルートが解らなくなった。
稜線は見えるので無理やり直登して、稜線に上がった。酉谷山&奥多摩稜線到着。
14:20酉谷非難小屋に辿り着くとスペースはあった。3人目。
この小屋に再び来られて嬉しい。
もう安心。先ずは持ち込んだ缶ビールで乾杯。
暫くして今夜の小屋の住人(6人)が確定安定したところで、テラス?で何時ものジンギスカンを食す。最高のロケーションで食べるのは何度やっても美味い。最高だぜ!
6人の翌日予定は、雲取山へ向かう4名(女性3、男性1)、非雲取山方面(男性2)である。明日は連休後半初日なので雲取山荘の混み具合は想像を絶するなんて話、70度超濃縮コニャックと43度濃縮焼酎でぐっすり床に着く。
■5月3日(晴れ)
清々しい朝だ。外気温は8度。小屋内は寒くなかった。
6時に小屋を出発、一路一杯水へ向かう。右手に富士山を見ながら歩くのは気持ちよい。
途中すれ違ったのは一人の男性だけ。一杯水非難小屋は既に誰もいない。昨夜は彼一人だけだったかも知れない。
一杯水で水1リットルを補充し、蕎麦粒山方面へ向かう。静かな山道は気持ちよいが、時々今年の大雪で倒れたような樹木がトレイルを塞いでいた。
蕎麦粒山から日向沢ノ峰間の東京都側は、太い木々も切り倒されて確りした防火帯があった。
日向沢ノ峰山頂を経由し棒ノ嶺方面に下るルートを進む。
ここは急勾配で滑りやすいから気をつけていたがやはり一度こける。
棒ノ嶺までの間にトレイルランナー8名位とすれ違った。
今年は暫く中断されていた「U字連山トレイル大会」が開催されるので、試走に来ているのだろう。
棒ノ嶺に着くと辺りは一変した。
ナント人の多いこと。
山ガールも山オジサンも多いこと。200名以上か? びっくり!
連休を強く感じた。最近超込み合う高尾山はもっと凄まじいのだろうと想像してしまう。
途中でアルファ米にポットのお湯を注ぎ込んでおいた昼食(カレーピラフ)を食べて、賑やかな山頂を後にする。
権次入峠、黒山を経由し、小沢峠を目指す。所々にトレラン誘導看板が有った。
棒ノ嶺から小沢峠間は、数年前から「成木の森トレイルラン」のコースとなっている。
そう言えば、「U字連山トレイル大会」、「成木の森トレイルラン」どちらも2014.5.11(日)に大会開催される。
時間差はあるが2つのトレイル大会が同じ山頂を目指すのは珍しい。
登山者にとっては困ったことだが、この日だけは回避することをお勧めする。
黒山から小沢峠間は、トテモ走りやすい樹林帯コースだ。
自分も走りたい気分になるが、ザックが重くて走れるものでない。早足が精一杯。
■小沢峠からはいよいよ。大仁田山への未知のコースへ突入する。
慎重に立木の目印や看板を探しつつ進む。看板に地名あるがどこを指しているのかが解らない。
地理院のマップなどで何度も確認。
起伏も結構激しく脚に来る。杉林のやや暗いコースでもある。
成木尾根ハイキングコースともなっているようだが、余りお勧めできるコースではない。
暑さも重なり体力的にも厳しい状態になりつつあったが、目印も着けつつ大仁田山に到着。
ここからは、一度来たことあるルートなので安心だ。
と思ったら、山を降りなくても良いルートを外れて細田集落の舗装路に降りてしまった。
また、一部登り返して「いぼとりじぞう」の本来ルートに到着。原市場へ向かう。
途中、分岐看板「黒指バス停」あるが、真っ直ぐ原市場へ向かう。この当たりも走りやすいルートだ。
「タブの木」看板に沿って進むが、このコース看板有っても間隔が広いので、目印を付けて進む。やがて東電変電所に出会う。大きな変電所だ。
フェンスに沿って時計回りすると正門に着く。専用道路を下って分岐看板「タブの木」でまた樹林帯へ入って暫くすると、間野富士山の奥の院(タブの大木)に辿り着く。神社を降りると鳥居があった。
今回はここをフニッシュとした。
(ここから飯能まで国際航業バスもあるが1時間に1本以下です。要注意)
1日目:白久駅から酉谷非難小屋まで約12km
2日目:酉谷非難小屋からタブの大木まで約30km
軽量のトレランなら大した距離でないが、14kg背負っての距離としては最高部類に入る。
今回未開の里山ルートも確認できた。
機会あれば、雲取山から「タブの大木」までトレランで一気に走りたいと思う。
コメント
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pismo77さん、こんにちは!
熊倉は何度かお邪魔しましたが、
奥多摩方面へは長いので行ってませんでした。
酉谷の避難小屋も良さそうですね!
結局、飯能、青梅どちらに出られるのでしょうか。
ご教授頂ければ、と思います。
ちなみに「日久」ではなく「白久」ですね。
maatakouta さんへ
ご指摘ありがとうございました。修正しました。
奥多摩稜線の東端としては、高水山を経由する青梅駅があるのですが、今回は、飯能駅近くまで繋がることを確認できたのが嬉しかったです。
フニッシュとした浅間神社からは、飯能駅へ出るのが良いでしょう。(バスもあります。)
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