簗谷山 〜クマがいそうな山で見たものは何?
- GPS
- 01:00
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 526m
- 下り
- 526m
コースタイム
天候 | 晴れ、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・特に危険な箇所なし ・シロヤシオが咲き始めていました |
写真
感想
熊がいそうな山に行ってきました。登山口の標高が高く行程も短いので、のんびりと周回しました。空気が乾燥していて風が強かったので、それ程汗をかくことはありませんでした。
山頂などからは御嶽山が綺麗に見えていました。北アルプスも北ノ俣岳-黒部五郎岳-笠ヶ岳-槍ヶ岳-穂高岳-乗鞍岳の山並みが見えました。前衛の稜線越しに中央アルプスも少し見えていました。(山頂に設置されている案内板には、北アルプスと御嶽山の他、中央アルプスの木曽駒ヶ岳と恵那山、能郷白山、白山、三方崩山などの山名表記がありました。)樹間からの西側の白山方面には雲がかかっているようでした。山頂付近では、「ホホー、ホホー、ホホー」という鳥のさえずり(ツツドリ?)が聴こえていました。山頂で食事中に、ヤマガラが近くを移動して行きました。高木の上でさえずっていたオオルリの鳴き声を動画で録音することができました。
石灰岩の岩場のようなあちこちの場所で、ヤマシャクヤクが生育していました。子鹿の涙の滝の壁面にはイワタバコが生育しているのが確認できました。上部ではシロヤシオが咲き始めていました。下部ではマムシグサの仲間が多く見られました。花の内部が見える株のものがあって断面が撮影できました。秋に実が熟してトウモロコシのように赤く実が熟す部分の雌花があることが分かりました。雄花と雌花があるなど面白い花であることなどが分かり、次回からじっくり観察する楽しみができました。山頂の少し手前に岳美岩への分岐標識がありましたが、ササ藪が深くなっていたので立ち寄るのを止めましたが、恐らく御嶽山方面が見渡せる岩の展望台だと思われます。
熊がいそう(岐阜県レッドリスト絶滅危惧I類、人里近くの生育個体は盗掘などによりほぼ消滅してしまったようです。)の群落があり70個程の花が咲いていました。蕾は一つもなく満開か少し過ぎたかというような感じでした。2014年3月にいなべ市の藤原自然科学館に立ち寄った際、その歴史の展示がなされていました。1978年に約400株ほどあった藤原岳2合目付近の大群落が、1990年には半減し、1996年頃に絶滅してしまったようです。(藤原岳の動植物の展示のブースでは、熊がいそうや動植物が自然環境として模型展示されていました。 http://www.city.inabe.mie.jp/pages/3158_0.html )
クマがいそうな山に移動中に見た物は、ニホンアナグマだと思っていましたが、初めて見るハクビシンのようでした。
【熊がいそうの群落 Cypripedium japonicum 】
【オオルリのさえずり Blue and white Flycatcher singing 】
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する