白馬岳周遊(大雪渓〜柳又谷源頭〜白馬沢右俣)



- GPS
- 10:42
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,821m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
午後遅くなると雪崩の危険 |
写真
感想
山スキーシーズンも終盤、YOHさんからお誘いがあったので二つ返事でOKした。
いつものよーこちゃんも先に参加を表明していた。十石以来軍曹殿には大分
鍛えられている様である(爆)
柳又谷源頭は平日逃亡予定であったが天気悪そうなのでこちらと一緒にして
白馬沢右俣をつなげる計画。白馬沢右俣はルンゼ滑降の登竜門と言われていて
山スキーヤーなら一度は滑ってみたい所。前から気になっていたのだ。
猿倉6時集合。GWの頃は満車であったが一週間ずらせば山の条件は変わらず快適である。
地元民はGWには行かないのである(笑)
林道は数カ所雪が切れていたがスキーのまま通過。帰りは無理であった^^;
今年の大雪渓は石も少なくデブリも少なく綺麗だった。昨日新雪が積もったのもあるだろう。
今日はここは降りないが・・・
いつもながら小雪渓の下辺りでYOHさんと私は板を脱ぐがよーこちゃんは先行し、
上の中の島までそのまま行く。登りでのスキーさばきが格段に上手くなっておじさん
あっという間に抜かれた(笑)
ここで山岳写真家の長谷川氏とバッタリ^^ 後立山では年に何回か出会うのだ。
昨日今日と新雪降って写真的にも最高の条件であったそう。また写真展楽しみにしてます。
見上げる杓子岳の天狗菱や北側のカールは真っ白に化粧されていて美しい!
気温高い割には雪が綺麗なので時々食べながら行く(笑)
よーこちゃんは元気なので先に行ってもらう事にする。白馬山荘にお知り合いがいるとかで
挨拶してくるそう。柳又谷の入り口で待ち合わせする事にする。
稜線に出るとクリアな視界で遠くの山がよく見えている。
槍や立山剱、北方稜線がくっきり。この時期何度も来ているがこんなに綺麗に見えた
のは初めてかもしれない。
さてのんびりしすぎて時間も押しているので(13時)そろそろ行かないと。
YOHさんは柳又へはいかず山頂経由でとの事・・・
白馬沢右俣は金山沢滑れれば大丈夫ですよの言葉を信じてよーこちゃんと二人で
行く事にする^^;; よーこちゃんは今シーズンから山スキーを始めでもう白馬沢右俣ですか。
羨ましい。私は7年もかかりました^^;;
まずは柳又谷源頭へドロップ。ここは何度来てもいい。後から滑る白馬東面の荒々しさとは
好対照である。途中の台地で休憩し振り返るとまるで氷河の様だ。
よーこちゃんはこの地に思い入れがある様だ。10代の頃から白馬山荘でバイト経験も
あり思い出も多いと聞く。
さて今日は先がまだ長く登り返しもあるのであんまり降りないで早めにトラバースに
切り替える。ここから先は未知の領域だが先行者のトレースとGPSも参考になり効率よく
三国境に出ることが出来た。雪が切れている区間も僅か数mだけで板を脱ぐことなく行けた。
時間がない中でこれはラッキーだった。
三国境から少しだけ板を脱いで小蓮華方面の2719m手前まで行くと白馬沢右俣の広い
源頭が見えてきてここだと確信する。ちょうど先行者が3人滑って行くのが見えた。
YOHさんに連絡入れるともう金山沢出合に降りてると言う。早っ^^;;
さて我々も行きますか!
最初は広大な緩斜面だが徐々に急になっていく。右へ右へと行くとあの代掻き馬の目の前に
出るのである。ほとんど垂直の岩なので白くなる期間が短いのが納得出来る。
急に落ち込んでいるので休む所なさそうだったがインゼルがちょこんとあってそこで
一息ついて振り返る事が出来た。時間は15時を回っていたので雪は緩いんでいて
足元から落ちて行くが雪崩るまではいかずほっとする。
さあ、いよいよ斜度もきつくなり核心部に突入する。ノドの部分は思ったほど狭くはなく
余裕でターン出来る。一回穴にはまって転けて落ちかけたが雪が柔らかかったので止まる
ので良かった。
下部の広大な沢が見えてくると安全地帯だがデブリや石も多くなってくる^^;;
何度かガリっとやったが後で見たらソールは大したキズでもなくほっとした。
安全地帯で滑って来た斜面を振り返る。う〜んマンダム(爆)
ここに来る前に色々な記録を参考にさせてもらったが今日はデブリがあるにせよ
まずまずの条件だったと思える。
さて大雪渓出合までデブリの山を避けて行けばすぐである。
白馬沢に比べれば大雪渓はとても穏やかに見えたのであった。
猿倉に戻るとYOHさんがゆるやまさんと言う方と談笑していた。
はねとさんやYOHさんの所で度々お見かけしていたが鑓温泉方面に行っていたそうだ。
我々が白馬沢にドロップしたのが見えたそうな^^
振り返れば白馬岳が午後の日差しを受けて今日も優しく微笑んでいたのであった。
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